佐藤青南のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
セブンス・サインの題名はもしかしてシリーズ7作目という意味なのだろうか?それとも、隠された7つの行動があるのだろうか?
危機に瀕した動物の行動の3つのF、硬直、逃避、戦闘、さらにもう一つ先にフェイス(信仰)が加わった。今回もウィンザー効果やカラーバス効果など、心理学的な事象が織り込まれていて楽しめた。
後半で、エンマ様の元カレの塚本が再登場した場面から、何かが起こると期待が膨らむ。また絵麻が危険な目に遭うのだろうかと読み進めたが・・・。
自己愛性パーソナリティ障害は身近にも存在する。程度の差はあれ、人の内面を蔑ろにして金や私利私欲に向かうのは人の常なのだろうか?もしそうであるなら、残念だ -
Posted by ブクログ
題名のストレンジ・シチュエーションって、直訳すれば変わった状況だろうか。心理学用語だと、愛着理論として有名だが・・・この題名が作品にどう関わるのか楽しもうと、本書を手に取った。
予言の自己実現性はまた古い論文からの引用だと感じた。ピグマリオン効果もそのひとつだったと記憶している。作品は4章で章ごとに歪んだ愛が描かれている。最初の事件が、織り込まれているものの、短編に近いと感じる。
綿貫の同期を思う気持ちもストレンジシチュエーションだ。最終章に向けて盛り上がってくる、ハズだ。絶対。きっと。たぶん・・・
新橋の居酒屋でスッキリビールをあおるというより、哀愁を払拭するために飲みたい気分になった。