佐藤青南のレビュー一覧

  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    面白かった。
    前半に散りばめられた伏線が少しずつ回収されていきました。
    3人の視点から繰り広げられて途中に飽きずに一気読みでした。
    登場人物が少なくわかりやすい内容です。

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    2024年01月21日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    入り口と出口の景色が
    まるで違います。

    つい引き込まれて一気
    読みでした。

    ふと、私は大丈夫?と
    心配に・・・

    興味なくても話を合わ
    せて「好きです!」と
    言ってしまったり、

    ぱっと嘘ついて誤魔化
    したり、

    そんなことあり過ぎて、

    なにが真実か自分でも
    わからなくなってるな
    と。

    自分の思い通りに物事
    を進めるために平気で
    嘘をつけるサイコパス。

    もしかしたら私は佑子
    なのかもしれない・・・

    本書は男性に、それも
    誠実を自負してる方に
    こそ読んでほしいです。

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    2024年01月20日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    荒唐無稽とは思いつつ、行動心理学を駆使し、取調室での被疑者のなだめ行動から事件を解決するという手法自体は斬新で面白い。それよりも楯岡絵麻シリーズ1作目ということもあり、事件の構図自体がなかなか良くできていて、そちらの方が評価できる。シリーズも10作ぐらいいってるのかな。順に読んでいこうと思っているが事件ネタが尽きないのか、そちらの方が心配になる。

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    2024年01月17日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    5話からなる連作短編で、取調室と打ち上げの居酒屋の場面だけで構成されるユニークな警察小説。
    主人公の館岡絵麻は被疑者の仕草や行動のパターンから相手の嘘を見抜き、完落ちさせる。
    彼女の相棒となり、記録係を務めるのが巨漢で28歳の西野圭介。
    このシリーズ、クセになりそう。

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    2024年01月06日
  • 残奏

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    ネタバレ

    女刑事が音楽大学出身で著名な薬丸昭治の娘
    この作品では別腹の妹を期せずして指導する
    のも物語に膨らみをもたらしている
    第三弾、事件捜査の途中で高校吹部を指導す
    る横道が面白かった・・・丁度、響け!ユー
    フォニアムの映画をTVで何本か見たばかりな
    ので尚更気持ちを甘酸っぱい高校生に重ねた
    事件もそんな過去の輝いた光があまりにも眩
    いばかりに強烈な闇を作ってしまったという
    おはなし(´・ω・`)

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    2024年01月05日
  • ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ちょいちょい過去の作品のストーリーを忘れていることに気づき、若干モヤったが、相変わらずテンポよく読める作品である。

    今回の中で、一番、共感したのは、「天才子役はミスキャスト」だな。
    なんとも後味の悪い結末かもしれないが、筒井じゃないが、自分も間違っていなかったと思うし、導き出せた絵麻はさすがだ。
    せつない結末だけど。。

    最後の章は、完全に次の作品に繋がっている。
    これは楽しみだ。

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    2023年12月19日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    セブンス・サインの題名はもしかしてシリーズ7作目という意味なのだろうか?それとも、隠された7つの行動があるのだろうか?

    危機に瀕した動物の行動の3つのF、硬直、逃避、戦闘、さらにもう一つ先にフェイス(信仰)が加わった。今回もウィンザー効果やカラーバス効果など、心理学的な事象が織り込まれていて楽しめた。

    後半で、エンマ様の元カレの塚本が再登場した場面から、何かが起こると期待が膨らむ。また絵麻が危険な目に遭うのだろうかと読み進めたが・・・。

    自己愛性パーソナリティ障害は身近にも存在する。程度の差はあれ、人の内面を蔑ろにして金や私利私欲に向かうのは人の常なのだろうか?もしそうであるなら、残念だ

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    2023年11月27日
  • ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    題名のストレンジ・シチュエーションって、直訳すれば変わった状況だろうか。心理学用語だと、愛着理論として有名だが・・・この題名が作品にどう関わるのか楽しもうと、本書を手に取った。

    予言の自己実現性はまた古い論文からの引用だと感じた。ピグマリオン効果もそのひとつだったと記憶している。作品は4章で章ごとに歪んだ愛が描かれている。最初の事件が、織り込まれているものの、短編に近いと感じる。

    綿貫の同期を思う気持ちもストレンジシチュエーションだ。最終章に向けて盛り上がってくる、ハズだ。絶対。きっと。たぶん・・・
    新橋の居酒屋でスッキリビールをあおるというより、哀愁を払拭するために飲みたい気分になった。

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    2023年11月13日
  • 残奏

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    面白かった〜。今のところシリーズ最高作かなと思う。
    事件のプロットはしっかりしているし、キャラの立ち方も良く、そこに音楽という個性を上手く絡め合わせた三位一体の作品だと思う。
    いじめる側はまず集団だから大して考えずノリでやってるんだろう。だからいじめてる意識なんてないんだよな。
    加藤みたいな教育者もどきは早々に退場していただきたい。
    クライマックスに見山高校の吹奏楽部を出してくるとはやられました!

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    2023年10月22日
  • 残奏

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    シリーズ3作目。

    人気ロックバンドのメンバーが殺され、捜査の一環で北海道に鳴海&音喜多が飛び、捜査を開始しました。鳴海の直感や嘘発見は変わらず、食に対する貪欲さなどとても楽しいです。

    事件の真相は悲しい展開です。被害者側に同情はできないですが、昨今のイジメや貧困など世相もからめて嫌な世の中だなぁと思います。

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    2023年10月11日
  • 人格者

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    シリーズ、第二弾。
    都内で殺人放火事件が発生した。
    犠牲者は、有名な男性バイオリニスト。
    警視庁捜査一課の音喜多と音楽隊志望の鳴海の名物コンビが、事件解明に乗り出す。

    関係者の聞き込みでも、被害者に恨まれる様な話は無く、『人格者』と称されていた。

    果たして、真実とは?
    彼は、なぜ殺されたのか?
    そして、真犯人の正体とは?

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    2023年10月10日
  • 残奏

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    ネタバレ

    人気ロックバンドのメンバーが殺害された。捜査一課の音喜多と音楽隊採用の変わり種刑事の鳴海は、被害者の故郷・北海道苫小牧へ飛ぶ…

    読めば読むほど苦しい展開で、いじめの加害者が成功者になってるのも、やるせなかったです。

    被害者の母校で異母妹に会った鳴海とのセッションだけは唯一の救いでした。

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    2023年10月04日
  • 行動心理捜査官・楯岡絵麻vsミステリー作家・佐藤青南

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    なんとなく書店で見かけたのが読むきっかけ。
    手にとって「このシリーズってTVドラマでやってたな」と出演の俳優を思い出し購入。
    青南作品は初めて。

    作者と同名のヒールと主人公との対決!
    「企画ものじゃん」という冷めた読み始め。

    最初は退屈に思えたが
    業界の裏話的なものを交え
    実際そのように思っている作家もいるんじゃないの?と想像させられ、
    いつの間にか物語は中盤から終盤へ。

    読んでる気持ちも物語の展開に乗せられ、
    最後のクライマックスへ。
    事件解決と思ったところで次回につながるようなにおわせ。
    企画に乗せられたのかもしれないが有意義であった。

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    2023年10月04日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    題名に拘る私としては、これまでの三作とも題名が強調されていないように感じる。
    本作は4つの物語ではあるが連作として描かれている。4つの章の題名にもしっくり来ないのが残念だ。

    インサイドフェイスという題名に対し、ひとつ目は「目は口よりもモノを言う」、大学の基礎心理学ノンバーバルコミュニケーションで学んだ記憶が蘇る。しかし、内容はこれまでと大差がない。

    「狂おしいほどeyeしてる」は、想像がついてしまった。絵麻がなだめ行動を見極めるのは顔だけでないので、余計にインサイドフェイスという表現がしっくり来ない。繋がりがあるともっと良かったのにと思う。

    「ペテン師のポリフォニー」は多少わかる気がする

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    2023年09月30日
  • 残奏

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    音喜多弦と鳴海桜子のシリーズ3作目。

    相変わらず桜子のキャラクターが楽しい。
    いつまでも読んどきたい。

    多様性の問題やヤングケアラーの問題が絡み読みごたえがあってページをめくるスピードが速くなります。
    それにしても無責任な大人たちに腹が立つ。自分もそうじゃないか確認しながら読みました。

    続編も早く出て欲しい。

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    2023年09月27日
  • 白バイガール

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    白バイガール題名を見た時には女子の白バイの話何かほんわかするゆるいお話かと想像しましたが読んでびっくりアクションアクションハードなアクション満載の展開でした。犯人を追っかけるカーチェイスならぬバイクチェイスは迫力満点でした。「赤ベコ」と言うバイクを追っかけるシーンでは赤ベコは牛なのでちょっと遅いかなあと思ってしまいました。魚場とは何か交通違反を待ち伏せする場所とわかって面白い表現をするんだな思いました。アクション満載の傑作青春警察ミステリーハラハラドキドキを体験して下さい。

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    2023年09月21日
  • お電話かわりました名探偵です

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    なかなかない設定です。
    現場に行かずに推理して解決すると言う、ちょっと都合が良すぎではあったが楽しく読めた。

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    2023年09月15日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    佐藤青南さんの作品は「犬を盗む」を読んで面白かったので、これが2冊目だ。そして楯岡絵麻のシリーズのはじめでもある。題名にも興味がそそられる。

    大脳辺縁系と大脳新皮質、そして人間の心理としての逃避行動で犯人の真実を見抜いていく。
    マイクロジェスチャーを見逃さない能力に長けている。取り調べ専門のようだ。なにせ自供率100%という凄さだ。
    後輩の西野と主人公の楯岡絵麻のやりとりもワンパターンだが、アクセントになっている。

    幼児誘拐犯から始まり、歯医者、占い師、女優、自称音大院生の結婚詐欺師たちの真実を暴いていくのは爽快さも感じる。
    女優の時は、最後に意外な結末が待っていた。これは予測できなかった

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    2023年09月13日
  • お電話かわりました名探偵です 復讐のジングル・ベル

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    110番通報での対応だけでたちどころに事件を解決する「万里眼」シリーズ3作目。前作に比べるとママ友に放火された「ママ友大戦争」とか飛び降り自殺を阻止する「常連自殺志願者の憂鬱」とかといった通報からの真相は捻りが効いていると思う。やんちゃ小学生、海斗君の恋の相手が万引きする話は話の方向はいいけど万里眼過ぎでは?そして最後「名探偵たちです」の「万里眼」への復讐の為に拉致監禁されたのがいぶきさん!「万里眼」不在でどう電話のやり取りだけで解決するのかと思っていたらある人物登場で成程、だったのにそんなに活躍が語られなくて残念。ミキさんと和田さんに発破かけられ、自身の気持ちをやっと認めた早乙女君。危機を越

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    2023年09月03日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    シリーズ3作目。
    変わらずエンマ様大活躍です。もはや自白だけではなく、自分で選択させてるようでも誘導していて恐るべし…!

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    2023年09月03日