佐藤青南のレビュー一覧

  • お電話かわりました名探偵です 復讐のジングル・ベル

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    シリーズ第3弾。今回は告白に関する流れが主軸で、万里眼に対する逆恨みが横軸なのかな。色々明らかになり、二人の仲も接近し、なんとなくシリーズ終了の雰囲気もありますが、どうなんでしょう。

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    2022年12月29日
  • 行動心理捜査官・楯岡絵麻vsミステリー作家・佐藤青南

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    ネタバレ

    表題をみて期待値を高めていた。その期待通り、中々の緊迫感であり、絵麻の敗北と思わせての逆転はしっかり伏線回収にもなっており見事であった。
    前作の最後が気になる終わり方だったので今作でのどのように繋がってくるのかと思って読んでいたが、最後に脇役かと思っていた広瀬真沙代も巻き込んでの展開になっていきそうで続編がより楽しみになってきた。
    また、実際とは全く異なる人物像とはいえ自分の名前を作品に登場しているだけでもかなり楽しめる作品であった

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    2022年12月11日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    4編ともにストーリーが練られており、意外な真相が暴かれていくのでページを捲る手が止まらず一気読みであった。
    それぞれの短編が独立している中でしっかり縦軸のストーリーが進んでいく様子がこのシリーズの醍醐味であると再認識。最後に意外な人物の登場もあり、この後まだまだ波乱があることも示唆され興味が尽きない。
    西野と琴莉の関係も深まり、2人のことを絵麻が守りきれるかどうか続編も楽しみである。

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    2022年12月10日
  • 人格者

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    シリーズ第2弾。一気読みでした。

    前作より物語の開始時から2人の息が合っているので読みやすかったです。

    人格者のコンマスがなぜ殺害されたのかを追う展開ですが、全編通してクラシック業界の厳しさが伝わってきました。

    設定上2年も経過しているそうで、すぐに終わってしまったら悲しいなぁと思いますが、桜子の生い立ちが出てきたり少しずつ深掘りされてきているので、今後も楽しみです。

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    2022年12月04日
  • 人格者

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    シリーズ第2弾。

    警察音楽隊で採用されたが刑事として有能な女性刑事鳴海とバツイチ捜査一課刑事音喜多コンビが有名ヴァイオリニスト殺害事件を追うお話。

    クラシック音楽の世界の複雑な様子が鳴海の不安定な感情を通して伝わってきます。

    自然とこなしてしまう刑事としての素質を持つ鳴海に好感が持てるシリーズ。
    このまま音楽の縛りで続けられるか心配ではあるが次作も楽しみ。

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    2022年11月11日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    ネタバレ

    久し振りに結構驚いた。
    ただの愛憎劇かと思ったらミステリーだった。
    確かに若干怪しかったけど、ナナちゃんが峰岸への復讐の為に動いていたとは。
    公洋君、優し過ぎて本当に残念な男だ。
    瑞穂ちゃんと付き合っていれば良かったのに…。
    そして峰岸、怖すぎる。
    まぁ多かれ少なかれ、こういう人間はいるものだけど。
    ラストに向けてページを捲る手が止められなかった。

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    2022年10月24日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    中盤〜終盤にかけてのストーリーが衝撃的すぎてめちゃくちゃ面白かったです。

    やっぱり女性は恐ろしい...

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    2022年10月18日
  • 連弾

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    2作目を予約しようとしてしまい、慌てて1作目を予約しました。

    面白かったです。
    過去と現代が徐々にリンクしてきてどんどん引き込まれました。

    一風変わった警察音楽隊希望の鳴海と組むことになった音喜多刑事。捜査会議とか挟まれるわけではなく現代は2人で事件に迫っているので、冗長的にならず良かったです。

    少し「砂の器」を思い出す、そんな作品です。

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    2022年10月07日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    インタビュー形式で関係者が当時から現在近くまで、ある少女とその家族について語っていくのだけど、
    なるほどね~。
    わたしはてっきりこの少女が殺人の被害者なのかと思ってたよ。そう思って読み始めたけど、あれ?違うのか?ってなって真相はなかなかに闇が深い…
    児童虐待と不幸の連鎖は分かる気もするし分かりたくない気もする。
    児相の抱えるジレンマというか現場の苦労と消耗も何とかしないといけないよね…

    今日の国葬のニュース見ながら、元総理の不幸を悼む気持ちはあれど心底税金払いたくね~~~~!!って気持ちになってるので、こういうところに回せないもんかな。ふるさと納税みたく使い道指定できたらいいのに。

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    2022年09月27日
  • 連弾

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    面白かった!
    新しいシリーズになるのかなぁ?
    県警捜査一課の音喜多弦と所轄刑事課の音楽隊志望の鳴海桜子が事件を解決していく。
    桜子の天然と鋭い観察眼に唖然とする。

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    2022年09月21日
  • 人格者

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    前作『連弾』ではピアノ、今回はヴァイオリン。
    どっぷり音楽に浸ってそうな名前なのに全くそうでない音喜多弦と、天才的な音楽の才能を持つ鳴海桜子の刑事コンビがまた登場する。
    人が殺されるミステリーではあるが、この二人のやり取りがなんどもユーモラスなので、好き嫌いがここで分かれるだろうなと思う。
    ちなみにわたしはコメディタッチの物語が苦手で、すべてにおいてシリアスなものを好むから、こういう作風は敬遠する傾向がある。あくまでも敬遠。

    だけど、今回の『人格者』はとても面白かったと思う。
    前作は犯罪者の心情を中心に描いたものだったが、今回は刑事コンビや周りの人たちがメインになっている。『人格者』というタ

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    2022年09月13日
  • 人格者

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    ネタバレ

     都内で放火殺人事件が発生した。被害者は著名なヴァイオリニスト。捜査一課の音喜多と音楽隊志望の刑事鳴海と再びペアを組んで捜査を開始する。
     怨恨と睨んだ捜査をしていたが、関係者一同全員が口を揃えて被害者への敬愛を語る。犯人の糸口が見えぬまま、捜査は難航し…

     音喜多と鳴海ペアがまた読めて嬉しいです。
     親子みたいなペアですが、息はピッタリでした。
     そして、音楽しか知らない故に潰しがきかず、24で目が出なければもう諦めるしかないって厳しい世界だとは知りませんでした。一般人からしたら途方もない倍率のオーケストラメンバーなのも納得でした。

     犯人の動機とやるせない感情が何とも言えず、後味の悪さ

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    2022年09月09日
  • ストラングラー 死刑囚の告白

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    シリーズ2作目。
    拘置所内の死刑囚の明石と共に様々な事件を解決する簑島。
    この不思議な組み合わせの中、芽生える絆。
    何より明石の冤罪を晴らすべく行動に出て。知った終盤の衝撃な真実。
    という流れで進む物語。
    前作よりよりサスペンス。面白かったです。
    明石の頭脳と簑島達チームの行動力。
    団結していて微笑ましく見ていたら…。
    次の続編も楽しみにしています。

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    2022年09月09日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    県警通信司令室勤務の早乙女廉。「万里眼」と尊敬される先輩君野さん。早乙女のイケボに惹かれて可愛く迫るミキさん。通信司令室に入り浸り君野さんをデートに誘う和田さん。どう決着つけるのかと思ったら「万里眼」に絡めて解決。君野さんの博識ぶりには感心。いろんなこと知ってないと「万里眼」にはなれないよね。

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    2022年09月05日
  • 人格者

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    音楽隊志望で警察官になった鳴海桜子と、捜査一課刑事・音多喜とのコンビシリーズの2作目。
    都内で起きた放火殺人事件の被害者は、有名なオーケストラのコンサートマスターでもある有名な男性ヴァイオリニスト。
    現場から被害者が愛用していたヴァイオリンも無くなっていることから、所属していたオーケストラの関係者の聞き込みに当たる音喜多と鳴海。
    しかし、聞き込みをしている間に第二、第三の事件が起きてしまう。
    作者のこれまでの作品とは違い、かなり本格的な警察小説になっていると思う。
    トリックもフーダニットに徹しており、途中で真犯人が分かるけど、動機が分からないところが作者の術中にはまっている感じがした。
    作者の

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    2022年09月01日
  • お電話かわりました名探偵です

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    県警通信司令室の通信員、通報者との会話だけで事件の真相を見抜く伝説の通信員「万里眼」。早乙女廉は万里眼に憧れる後輩通信員。早乙女の鈍さには呆れる。

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    2022年09月01日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    読みやすかった!
    峰岸さん怖いなぁ、狂ってるなー。
    ナナちゃんとコーヨーくん、普通に結ばれて欲しかった。でも、峰岸さんきっかけでなければ出会うこともデートすることもなかった。皮肉ですね。。

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    2022年08月13日
  • 人格者

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    鳴海桜子シリーズの第2弾。前作は犯人は自明な倒叙ミステリーのようでしたが、今回は普通にフーダニットであり、人格者と謳われる被害者がなぜ殺されたのかを問う物語になっています。
    桜子の抱えているものの一端が描かれるので、このシリーズはまだ続きそうです。

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    2022年08月06日
  • オイディプスの檻 犯罪心理分析班

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    ヒロイン・八木小春と一緒に事件を追う土岐田があまりに個性的すぎて驚きました。どういう人なのかは読んてみてのお楽しみということで…。
    かなりショッキングな内容にもかかわらず、ユーモアもあるので読みやすいと思います。

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    2022年07月31日
  • 白バイガール 駅伝クライシス

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    話がこなれて、枠がしっかり固定された感じで安定感がありました。ストーリーも疾走感ありでサクッと読めました。
    初版には、一箇所、人が入れ替わる誤植があった。

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    2022年07月30日