佐藤青南のレビュー一覧
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ネタバレ行動心理捜査官…ミステリー好きとしては、そそられるタイトル。
舞台はほぼ取調室。刑事・楯岡絵麻は、被疑者の言動を観察して、嘘をついた時の動きを特定、イエスがノーかだけで犯罪の内容を暴いて行く。「あなたには聞いてない。大脳辺縁系に聞いてる」は、なかなかないジャンルの決め台詞。
全ての事件がスムーズに解決までいくわけではないので、犯人が追い詰められていくワクワク感と、どうやって解決する?というドキドキ感が味わえる。
取調べでの相棒、西野は、身長185センチ、柔道有段者の強面刑事だけど、言いたい事は数あれど、絵麻には絶対逆らえないところが笑える。
絵麻自身の過去も提示されて、この先の話で進展して行くんだろうな。順番に読むつもりだけど、楽しみである。 -
Posted by ブクログ
以前同じ作者の別のシリーズ物を読んだ事がありますが、そちらとは全く異なる世界を描いており、すごいな…とまず感服してしまいました。
シリーズ物であるのは知らずに読みましたが、主人公の生い立ちなど最低限の説明はされているのでそんなに気にせず読む事が出来ました。
他者の様々なプライベートに、良い意味で遠慮なく踏み込んでズバッと言ってくれる主人公の姿勢が気持ち良く、読み進めるのに良い塩梅となっているように感じられました。
許されない行為をした加害者の事はしっかりと断罪しつつ、しかしその加害者に対する復讐の正当性は否定する所がただのスカッと物とは一線を画す箇所であると感じました。
クライマックスの解決シーンは疾走感があり、脳内に情景が浮かんできました。作中で演奏される楽曲を聴いてみたくなりました。
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ第7弾?
楯岡と西野のやりとりにニンマリしながらのスタート。久しぶりに手に取ったシリーズだったが、いつものキャラがいつもの感じで・・・てな序盤がシリーズものの安心感を醸し出し、一気に物語の世界観に呼び戻してくれた。
カルト宗教絡みのお話はいつ読んでも、信者たちの“本当にそんななの?”とツッコミを入れたくなるような極端な思想に引いてしまう。
しかし、これだけあちこちの媒体で同じような描かれ方をするのだから、きっと現実でもそうなのだろう。
たしかに・・・、それくらい“染められて”なければサリン事件だって起きないし、オウム無き後にまで“アレフが我が街に来るのを住民が反対”なんて話題がニュースに取り上げられることも無いだろうなと、妙な部分で納得させられた。
★4つ、8ポイント。
2024.04.24.古
※西野に春が来た♫
てっきり楯岡が好きなのかと思ってたし、楯岡側も“そう”なのかと思っていたが・・・。
しかし、警察組織って、カルト宗教教祖の実子との交際に圧力かかったりはしないのかしら?
その辺りの展開も含めて続刊に期待。
※実写化のキャストは栗山千明?
・・・う〜ん・・・ヴィジュアルイメージが違うんだよな・・・。
追記
2度目の登場となった“塚本”。
やっぱりヤな奴。
今後闇落ちしていき、シリーズのラスボスになる、とか?などと思っていたが、他の方のレビューによると、佐藤青南さんの別なシリーズの主要キャラ?な模様。全く存在を知らなかったそのシリーズにも興味が湧いてきた。 -
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題名のホワイダニットは推理小説で普通に使っている。語源はwhy did it? なのだが、私が気になったのは、なぜホワイとダニットの間に「・」が入っているのか?だ。英語にしても「・」はない。意図はないのはわかっているつもりだが、わたし気になります。
さて、題名通りなら「動機」を暴くのだろう。動機にのみ焦点を当てる事の佐藤青南さんの勇気や気概が見えるような気がするので、楽しみだ。
動機は行き着くところ、お金か異性絡みか恨みか復讐か知られたくないことがあるかくらいで、サイコパスなら快楽なのでわかりにくい。にも関わらず「動機」が題名だ。面白いに違いない。
竈門炭治郎のように闘気を消すくらい、動機を消せるとしたら面白いのだが、、、(闘気と動機って、、、恥)炭治郎ゴメン。
初っ端からYouTuberのカップルの事件の動機が謎だ。東野圭吾さんではないが、やはり「実に面白い」。
新人ホストの事件は、、、あれっ、私わかっちゃいました。
天才子役の母の事件は、複雑な思いが絡み合っている。殺害の動機だけでなく、別の動機も描かれていて、次第に「動機」の虜になっている。
強盗殺人事件は、あれ、あれっ、これもわかっちゃいました。
この4つの短編は、構成がよくできていて、動機に焦点を当てつつ、楯岡絵麻が解決していくプロセスは、やはり面白い。そして3話の最後に事件が追加される。
それ以上に興味深いことが起こっている。これが前作の「楯岡絵麻VS佐藤青南」の最後に描かれたことの回収なのだろうか?コーラと同じく、また続きが読みたくなる。キーマンは楠木ゆりか。2作続けての布石だ。
こうしたことからもシリーズは順に読んだ方が面白さが増すと思うのである。 -
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ネタバレ公洋、奈々、峰岸の三人の視点から書かれる三角関係の恋愛ミステリーかと思いきや、峰岸の化け物じみた情念がひたすら怖い、甘ったるいだけではない恋愛ミステリーだった。また、「事件が起きてから、実際にはどのようなことが起こったのか?」「峰岸の過去と今回の事件のミッシングリンクは何か?」ということが明らかになっていく展開に驚かされた。それにしても、公洋は職場で上司にパワハラを受けて挙げ句にクビになり(峰岸の謀略)、その後殺されるという気の毒では足りないくらい悲惨な最期だったが、想い人の奈々も好意を持っていた(利用することから始まったが)というのが唯一の救いだったと思った。そう考えると「タイトルは公洋だけでなく奈々の視点から見たものでもあったのか。」という発見もあった。
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楯岡絵麻シリーズ完結。
絵麻の敵である楠木ゆりかにより、絵麻の同僚への攻撃が始まる。
西野の婚約者の家への放火、筒井の娘や筒井自身への攻撃・・・
絵麻の周囲を追い詰めていくゆりかだが、外部への連絡手段がなかなか掴めない。
自分たちへの攻撃が止まない中も、通常の取り調べや事件解決後の乾杯も描かれ、このシリーズのラストの緊張感の中でも通常運転の場面もあり、読んでて、楽しい。
ただ婚約者の家が放火された割には西野の緊張感が全然ないのが、かなり気になった。
それでも、この4人の絆が深まったラストの事件は感慨深い。
作家さんのシリーズがどんどん終了してしまっていて、寂しい限りだが、新しいシリーズを楽しみにしたい。