佐藤青南のレビュー一覧

  • 人格者

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    今回も面白かった。
    このシリーズ、すごく好きだなー。
    鳴海桜子さんと、音喜多弦さんの掛け合いがとてもリズム感が良い。

    このシリーズを読むと、日頃全くと言って良いほど聞かないはずのクラッシックが聴きたくなる。

    次回作にも期待!

    今回、最後の最後に判明したことは、許されないことである。
    そして、つい最近、それがリアルにニュースとして駆け巡ったことがあったなーと、思い出して、顔をしかめた。
    何を意味するのか?が気になった方は読んでください。
    胸糞悪いから。。(ああ、汚い言葉だなー。。。ごめんなさい)

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    2023年04月27日
  • 連弾

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    鳴海桜子シリーズ、めちゃくちゃ面白かった!

    ストーリー展開が、過去と現代を行き来するので、そのテンポに乗るまでは、違和感があったけれど、こういうものだ。と分かれば、スラスラ。

    鳴海桜子さんの症状には、全く気づかず、それが出てきた時は、「ええー!!でもらたしかに!!」ってなったけれど、それに気づいた音喜多さんもすごいと思う!
    だって、あれってなかなかわからないもん。
    そもそも、あれを知っている人も多くはないしね。
    (って、あれ。ってなんだよ。。の感想ですが。読んだ方はわかるはず)

    続編に期待。

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    2023年04月25日
  • お電話かわりました名探偵です 復讐のジングル・ベル

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    シリーズ3作目
    早乙女くん相変わらず引き当ててます。
    イブキとの関係も一歩前進して、少しずつ人間として大きくなってきたかな。

    万里眼の意外な事実も出てきたり、生意気な小学生や、自称曰く付きの同僚が登場したり、今回も賑やかい。

    おまけですが、和田さんの懐の深さにじ~んとしちゃいました。

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    2023年04月24日
  • ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    最近の世相を程よく取り込んでいる。ホストの話の犯人さえも封じ込めていた動機を自白させたのは恐怖さえ感じる。子役の話、側から見た子役人気の弊害、親がおかしくなって子供を不幸にする。筒井・綿貫コンビとうまく協力しあって事件を解決に導く。
    楠木が次回またからんでくるのか。

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    2023年04月17日
  • ストラングラー 死刑囚の悔恨

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    ネタバレ

    恋人を死刑囚・明石に殺されたと思っていたが、それは冤罪だった。その冤罪を立証すべく奔走していた箕島だったが、明石は別件で殺人を犯していた。信頼関係が崩され、どんどん精神のバランスが壊れて行く箕島。ストラングラーに射殺された伊武の幻影にも苛立ちつつも、もう一度明石と向き合うと決めて…

    今回が一番読んでて疲弊した回でした。
    子供の残忍さに、箕島の壊れて行く様。立証できないストラングラーの犯罪と、中々の鬱展開でした。
    ラスト、ついに壊れた箕島。次巻がどうなるか待ちたいと思います。

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    2023年04月05日
  • 人格者

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    桜子が音楽隊に配属されない理由が少し明かされてびっくり。これからその理由が詳しくなっていくのが楽しみだ。まだ続編がありそうで嬉しい

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    2023年03月22日
  • たとえば、君という裏切り

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    全ては、彼女が知っていた。

    幼少期に過酷な時代を過ごした少女があることをきっかけに、新しい人生へ。物語に生きる少女が小説家となり、当時新しい人生を作るきっかけをくれた人に対してのラブレターとして、書き続けていた。

    複雑な人間構成が終盤で明らかになる。
    鴨志田玲の作る小説に対する熱量がすごく、終盤にして、この人が主人公だ。と良い意味で裏切られ、面白かった。

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    2023年03月10日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    エンマ様をコケにする男なんぞ許せん。
    ざまあみろなラスト。
    ジェネレーションギャップネタ、
    ちょっと加藤実秋っぽくて好き。

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    2023年03月08日
  • 連弾

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    鳴海桜子がとても面白い。

    観察力がずば抜けていて、ちょっと抜けているのかと思うと、「全て計算なのか?」と思わせる桜子。今まであまり読んだことのないキャラクターが癖になる。

    音楽隊志望なのに刑事に配属される理由がよく分かる。でも誰が音楽隊への志望を握りつぶしているのか。続きを読みたくなる。

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    2023年03月08日
  • 犯罪心理分析班・八木小春 アイアンウルフの箱

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    荒唐無稽(^ ^; 楽しく読めたが、まぁ「マンガ」やな、これは(^ ^;

    警察庁の中に、「プロファイリング」を専門に研究する独立部署ができて、でもそこにいるのは「とんでもないサイコパス」ばかりで、そこに捜査一課から出向を命じられた女刑事が苦労する...というのが大筋の話。前作があって、とにかく主人公はサイコパスたちに振り回される(^ ^;

    何か他の本の感想にも書いた気がするが...「日本サイコパス協会(そんなんあるかどうか知らんが)」から怒られそうなくらい、サイコパスがとんでもねー人間に描かれていて(^ ^; サイコパスにもいろいろおるじゃろうに...(^ ^;

    結局最後には、連続爆弾魔

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    2023年03月07日
  • ヴィジュアル・クリフ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    エンマ様シリーズ初の長編もの。

    対決相手が恩師ということで、あまりエンマ様節が振るわなかったように思います。

    ちょっと設定に無理があったような?

    それでも、長編になっても相変わらずの
    ミステリーのシリアスな部分と、西野や筒井とのコメディなやり取りの部分の
    緩急があるので、最後までおもしろく読めました。

    でも、私は
    エンマ様シリーズは短編だからこそ面白い!!という気がしたかな。

    エンマ様大好きなんでどこまで読んだかわからないけど
    未読あれば続けて読みます~

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    2023年03月06日
  • ストラングラー 死刑囚の悔恨

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    ネタバレ

    ストラングラーの3冊目。2冊目で明石が人を殺していた事実が判明し、潔白証明チームが揺れている状況で3冊目が始まります。
    今作もまた怒涛の展開です。どうしようもなく裁ききれない罪と法の番人である刑事の葛藤。そんなところが描かれて、今作のラストに至ります。次どうすんでしょう?

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    2023年02月20日
  • オイディプスの檻 犯罪心理分析班

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    サイコミステリとして、なかなか面白い展開と終盤の仕掛けはなかなかに効いていて好きです。
    ただ若干読みやすすぎじゃないとは感じましたが。

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    2023年02月18日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    文庫書下ろし作品。

    ライトな印象だがサクサク読めて面白かった。

    以前、就活の応募者を採用担当者がネット検索するという記事を読んだが、この物語はそれを更に極めている。

    主人公・潮崎真人は就活生のSNSアカウントを特定し、個人情報を企業に密告する探偵。
    本アカから裏アカウントを探し出し、対象者の裏の顔を暴く、なんともえげつない仕事だ。

    潮崎のせいでアナウンサー試験に不採用となった大学生・茉百合が乗り込み、二人でSNSを駆使しながら連続殺人犯を追っていく。

    SNSの恐怖に怯えていると終章とエピローグで二重の衝撃にやられる。

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    2023年02月18日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    面白かった。読みやすく、頁をめくる手が止まらない快作。
    些細な仕草から、相手の嘘を見破ることができる、女刑事・楯岡絵麻。取調室で、彼女と容疑者のやり取りが、場面の殆どでストーリーが進展していく。絵麻がどんどん、容疑者の嘘を暴いていく姿は痛快。暴いた嘘をどう使い、犯行の真相を暴き、証明していくのかが、見どころ。
    絵馬と後輩刑事・西野の関係性もGOOD!事件の後に必ず、行われる、打ち上げシーンは見ていて楽しい。
    心理学にも詳しくなれそうな作品

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    2023年02月15日
  • ストラングラー 死刑囚の推理

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    え、ここで終わるん!?(^ ^; と言うのが正直な読後感(^ ^;

    たまたまですが、この前に読んだ本も死刑囚がらみの話で...でも全然筋立てが違って、こちらは(悪い意味ではなく)マンガっぽい設定。収監中の死刑囚がロッキングチェア・ディテクティブとなって話が進むが... この終わりは無かろう(^ ^;

    終盤に至るまで、とても面白く読んだ。登場人物が(マンガっぽく)ステレオタイプながら、それが話の流れにはうまくハマっている。油断してると、結構びっくりな展開になったりして、ワクワクしながら読んでましたが...何せ話が完結せずに本が終わってしまった(^ ^; 特に「前編」とか「第一巻」「上」などと

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    2023年02月14日
  • 犯罪心理分析班・八木小春 アイアンウルフの箱

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    プロファイリングから犯人をあぶりだす警察側から書かれている小説の中で珍しい部類の小説

    C-Mas のキャラが確立されてて読みやすい
    宅配で爆発物が送られてくるのだが、爆発する時も描写がグロい感じではないのでとても軽い感じで読めるけど、次の展開も気になるので次々読んでいって結果的に一気読みしました
    ゆっくり読んでも一気読みしてもおもしろいかなと思います

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    2023年02月13日
  • オイディプスの檻 犯罪心理分析班

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    新人刑事とプロファイラーチームで一緒に事件を解決していく物語。長編小説。

    時々出てくる「僕」ってどういう立場でどういう人なのかよく分からなかったけど、読み進めるとまさかのまさかって感じでした

    終わりごろのスピード感がとてつもなく早い!
    面白かった!この本はシリーズの1作目なので次の作品「アイアンウルフの箱」も読んでみたいと思います

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    2023年01月30日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    ネタバレ

    佐藤青南という人は、面白いけどすっごく嫌な話を書く人、そんなイメージのある作家です。本作も何がどうなっているのやら先が読めず、真相がわかったときには中山七里のドンデン返し並に驚きました。

    就活生のSNSの裏アカを特定して企業に報告する探偵。彼のせいで内定を取り消された大学生。このふたりがコンビを組むようになるのがたまたまのことではなかったなんて。

    血も涙もないと思われた借金取りのオッサンのまさかの活躍に胸を熱くしていたのに、こんなエンディングはアンマリだ~(泣)。

    ところで「行けたら行く」はやっぱり断りの文句なんですかね。言葉通りの意味で使う人、好きかも。

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    2023年01月24日
  • お電話かわりました名探偵です 復讐のジングル・ベル

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    佐藤青南『お電話かわりました名探偵です 復讐のジングル・ベル』角川文庫。

    シリーズ第3弾。

    県警本部の通信指令室を舞台にした連作ミステリー。プロローグ、エピローグと5つのエピソードを収録。

    今回は通信司令室に相次ぐ無言電話に端を発する、君野いぶきに迫る危機が描かれるが、全体を通してライトな感じだった。

    5つのエピソードは軽めで、何度も繰り返される早乙女廉と君野いぶきとのすれ違いの恋愛描写に煩わしさを感じた。今回はミステリーよりも、むしろ恋愛描写の方がメインのようなので、致し方無いか。

    君野いぶきは、電話の情報だけで事件を解決する伝説の指令課員で、『万里眼』と呼ばれていた。

    通信司令

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    2023年01月07日