佐藤青南のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初作家さん。面白かった。
都内の小さな公園で、死体が発見され、捜査一課の音喜多弦は、玉堤署刑事、鳴海桜子と捜査を開始した。
鳴海桜子は、絶対音感の持ち主で音楽隊志望のちょっと天然な刑事だが、見かけによらず、職質のスペリャリストと呼ばれていた。
被害者の遺留品にクラシックコンサートのチケットがあった。
国内でもトップレベルの演奏技術を持つといわれる東亜フィルハーモニーオーケストラ、その指揮をするのは、今や、人気絶頂の篁奏。二人は、彼の元を訪れる。
現在と過去が、交互に書かれて、最初は、あれあれ?状態だったが、物語が進むにつれ、過去バージョンで、事件の内容が解明されてくる。
それにしても -
Posted by ブクログ
シリーズ10作目。
久しぶりの通常のシリーズものに戻った印象。
現代の問題を取り入れた4作から成る。
1作目はカップルYouTuberの男性が配信中に殺害されると言う、最近いろいろ問題になっている生配信。
犯人はストーカーだった女性だと、すぐに判明するが、絵麻は納得出来ず、マイクロジェスチャーとなだめ行為から、被疑者の隠している事実を炙り出していく。
2作目はホスト殺し。
3作目は子役タレントの母親の転落事故。
そして、4作目に並行して描かれる絵麻と死刑囚の楠木ゆかりの対峙が描かれる。
久しぶりに取り調べ室が舞台となり、絵麻の心理捜査が全面に出ているし、事件解決後の高齢の飲み会も復活し、初期の -
Posted by ブクログ
荒唐無稽(^ ^; 楽しく読めたが、まぁ「マンガ」やな、これは(^ ^;
警察庁の中に、「プロファイリング」を専門に研究する独立部署ができて、でもそこにいるのは「とんでもないサイコパス」ばかりで、そこに捜査一課から出向を命じられた女刑事が苦労する...というのが大筋の話。前作があって、とにかく主人公はサイコパスたちに振り回される(^ ^;
何か他の本の感想にも書いた気がするが...「日本サイコパス協会(そんなんあるかどうか知らんが)」から怒られそうなくらい、サイコパスがとんでもねー人間に描かれていて(^ ^; サイコパスにもいろいろおるじゃろうに...(^ ^;
結局最後には、連続爆弾魔