佐藤青南のレビュー一覧

  • 連弾

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    身元不明の遺体から始まる殺人事件。
    容疑者が浮上してくるのもわりかし早い段階だったがそこから容疑者やその回り、被害者の身元などが現れてきて、読み進めやすかったかな。
    中村亘の狂気さが徐々に現れてきてゾッとする部分もあったが、中村亘の生きざまが切なく感じる。

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    2023年06月20日
  • 連弾

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    初作家さん。面白かった。

    都内の小さな公園で、死体が発見され、捜査一課の音喜多弦は、玉堤署刑事、鳴海桜子と捜査を開始した。

    鳴海桜子は、絶対音感の持ち主で音楽隊志望のちょっと天然な刑事だが、見かけによらず、職質のスペリャリストと呼ばれていた。

    被害者の遺留品にクラシックコンサートのチケットがあった。
    国内でもトップレベルの演奏技術を持つといわれる東亜フィルハーモニーオーケストラ、その指揮をするのは、今や、人気絶頂の篁奏。二人は、彼の元を訪れる。

    現在と過去が、交互に書かれて、最初は、あれあれ?状態だったが、物語が進むにつれ、過去バージョンで、事件の内容が解明されてくる。

    それにしても

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    2023年06月10日
  • ストラングラー 死刑囚の告白

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    シリーズ、第二弾。
    死刑囚にて、元刑事の明石 陽一郎。

    捜査一課の簑島 朗(みのしま あきら)は、14年前のストラングラーの犯罪を真似した犯罪を解決した。しかし、証拠捏造を行った伊武警部補が何者かに射殺される。果たして、容疑者は警察内部にいるのか?

    簑島は、困惑しながらも、明石とタッグを組み、冤罪証明のため、証拠集めに奔走する。
    しかし、明石の冤罪が明らかになりそうな時、新たな真実が明らかとなる。それは...

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    2023年05月28日
  • ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    相手の仕草で嘘を見破ることができる楯岡絵麻のシリーズ10作目。
    何か切ない話が多かった。絵麻と筒井の仲もかなり戦友感が強くなったような気がする。実際にそんな描写も最後の方に出てきたし。
    西野と琴莉の仲を引き裂こうとする不穏な空気が漂いつつ次作に続きます。

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    2023年05月27日
  • ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    タイトル通り、動機にフォーカスした1冊。
    犯人ははっきりしていて、自白していたりするのだけど、なぜ犯行を行ったかに謎があり、エンマ様の登場。
    あいかわらずかっこいい。
    そして、筒井との関係も信頼が増してきていて、いい感じ。
    西野も成長してきてるし。
    子役のあの子の話は切なかった。
    どうか、その後の彼女が強く生きてくれますように。
    あの事件の裏にあの人あり、か。まだ決着はついていないから、まだ続巻があるよね。今度はもうちょっと早めに読めると嬉しい。

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    2023年05月26日
  • ストラングラー 死刑囚の逆転

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    完結巻。とうとうストラングラーの正体が判明します。
    フーダニットのミステリーではないので誰が犯人かはあまり意味はないですが、そこに至る過程と明石や簑島の行動や言動の意味、そんなあたりを楽しむお話でした。特にこの最終巻はドラスティックに物語が動くので楽しかったです。

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    2023年05月24日
  • ストラングラー 死刑囚の逆転

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    佐藤青南『ストラングラー 死刑囚の逆転』ハルキ文庫。

    シリーズ第4弾にして、完結編。

    結局のところ、取って付けたようなストラングラーの正体には納得いかなかったし、14年もの間、残忍な犯行を続けられていたというのも信じ難い。

    捜査一課の刑事でありながら、法から逃れ続ける悪を自らの手で成敗しようとして殺人を犯した蓑島朗。冤罪を訴える死刑囚の明石陽一郎。明石の支援者、蓑島の同僚が追い続ける本物のストラングラーの正体は……

    本体価格740円
    ★★★★

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    2023年05月16日
  • ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    シリーズ10作目。
    久しぶりの通常のシリーズものに戻った印象。
    現代の問題を取り入れた4作から成る。
    1作目はカップルYouTuberの男性が配信中に殺害されると言う、最近いろいろ問題になっている生配信。
    犯人はストーカーだった女性だと、すぐに判明するが、絵麻は納得出来ず、マイクロジェスチャーとなだめ行為から、被疑者の隠している事実を炙り出していく。
    2作目はホスト殺し。
    3作目は子役タレントの母親の転落事故。
    そして、4作目に並行して描かれる絵麻と死刑囚の楠木ゆかりの対峙が描かれる。
    久しぶりに取り調べ室が舞台となり、絵麻の心理捜査が全面に出ているし、事件解決後の高齢の飲み会も復活し、初期の

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    2023年04月30日
  • 人格者

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    今回も面白かった。
    このシリーズ、すごく好きだなー。
    鳴海桜子さんと、音喜多弦さんの掛け合いがとてもリズム感が良い。

    このシリーズを読むと、日頃全くと言って良いほど聞かないはずのクラッシックが聴きたくなる。

    次回作にも期待!

    今回、最後の最後に判明したことは、許されないことである。
    そして、つい最近、それがリアルにニュースとして駆け巡ったことがあったなーと、思い出して、顔をしかめた。
    何を意味するのか?が気になった方は読んでください。
    胸糞悪いから。。(ああ、汚い言葉だなー。。。ごめんなさい)

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    2023年04月27日
  • 連弾

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    鳴海桜子シリーズ、めちゃくちゃ面白かった!

    ストーリー展開が、過去と現代を行き来するので、そのテンポに乗るまでは、違和感があったけれど、こういうものだ。と分かれば、スラスラ。

    鳴海桜子さんの症状には、全く気づかず、それが出てきた時は、「ええー!!でもらたしかに!!」ってなったけれど、それに気づいた音喜多さんもすごいと思う!
    だって、あれってなかなかわからないもん。
    そもそも、あれを知っている人も多くはないしね。
    (って、あれ。ってなんだよ。。の感想ですが。読んだ方はわかるはず)

    続編に期待。

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    2023年04月25日
  • お電話かわりました名探偵です 復讐のジングル・ベル

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    シリーズ3作目
    早乙女くん相変わらず引き当ててます。
    イブキとの関係も一歩前進して、少しずつ人間として大きくなってきたかな。

    万里眼の意外な事実も出てきたり、生意気な小学生や、自称曰く付きの同僚が登場したり、今回も賑やかい。

    おまけですが、和田さんの懐の深さにじ~んとしちゃいました。

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    2023年04月24日
  • ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    最近の世相を程よく取り込んでいる。ホストの話の犯人さえも封じ込めていた動機を自白させたのは恐怖さえ感じる。子役の話、側から見た子役人気の弊害、親がおかしくなって子供を不幸にする。筒井・綿貫コンビとうまく協力しあって事件を解決に導く。
    楠木が次回またからんでくるのか。

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    2023年04月17日
  • ストラングラー 死刑囚の悔恨

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    ネタバレ

    恋人を死刑囚・明石に殺されたと思っていたが、それは冤罪だった。その冤罪を立証すべく奔走していた箕島だったが、明石は別件で殺人を犯していた。信頼関係が崩され、どんどん精神のバランスが壊れて行く箕島。ストラングラーに射殺された伊武の幻影にも苛立ちつつも、もう一度明石と向き合うと決めて…

    今回が一番読んでて疲弊した回でした。
    子供の残忍さに、箕島の壊れて行く様。立証できないストラングラーの犯罪と、中々の鬱展開でした。
    ラスト、ついに壊れた箕島。次巻がどうなるか待ちたいと思います。

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    2023年04月05日
  • 人格者

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    桜子が音楽隊に配属されない理由が少し明かされてびっくり。これからその理由が詳しくなっていくのが楽しみだ。まだ続編がありそうで嬉しい

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    2023年03月22日
  • たとえば、君という裏切り

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    全ては、彼女が知っていた。

    幼少期に過酷な時代を過ごした少女があることをきっかけに、新しい人生へ。物語に生きる少女が小説家となり、当時新しい人生を作るきっかけをくれた人に対してのラブレターとして、書き続けていた。

    複雑な人間構成が終盤で明らかになる。
    鴨志田玲の作る小説に対する熱量がすごく、終盤にして、この人が主人公だ。と良い意味で裏切られ、面白かった。

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    2023年03月10日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    エンマ様をコケにする男なんぞ許せん。
    ざまあみろなラスト。
    ジェネレーションギャップネタ、
    ちょっと加藤実秋っぽくて好き。

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    2023年03月08日
  • 連弾

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    鳴海桜子がとても面白い。

    観察力がずば抜けていて、ちょっと抜けているのかと思うと、「全て計算なのか?」と思わせる桜子。今まであまり読んだことのないキャラクターが癖になる。

    音楽隊志望なのに刑事に配属される理由がよく分かる。でも誰が音楽隊への志望を握りつぶしているのか。続きを読みたくなる。

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    2023年03月08日
  • 犯罪心理分析班・八木小春 アイアンウルフの箱

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    荒唐無稽(^ ^; 楽しく読めたが、まぁ「マンガ」やな、これは(^ ^;

    警察庁の中に、「プロファイリング」を専門に研究する独立部署ができて、でもそこにいるのは「とんでもないサイコパス」ばかりで、そこに捜査一課から出向を命じられた女刑事が苦労する...というのが大筋の話。前作があって、とにかく主人公はサイコパスたちに振り回される(^ ^;

    何か他の本の感想にも書いた気がするが...「日本サイコパス協会(そんなんあるかどうか知らんが)」から怒られそうなくらい、サイコパスがとんでもねー人間に描かれていて(^ ^; サイコパスにもいろいろおるじゃろうに...(^ ^;

    結局最後には、連続爆弾魔

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    2023年03月07日
  • ヴィジュアル・クリフ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    エンマ様シリーズ初の長編もの。

    対決相手が恩師ということで、あまりエンマ様節が振るわなかったように思います。

    ちょっと設定に無理があったような?

    それでも、長編になっても相変わらずの
    ミステリーのシリアスな部分と、西野や筒井とのコメディなやり取りの部分の
    緩急があるので、最後までおもしろく読めました。

    でも、私は
    エンマ様シリーズは短編だからこそ面白い!!という気がしたかな。

    エンマ様大好きなんでどこまで読んだかわからないけど
    未読あれば続けて読みます~

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    2023年03月06日
  • ストラングラー 死刑囚の悔恨

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    ネタバレ

    ストラングラーの3冊目。2冊目で明石が人を殺していた事実が判明し、潔白証明チームが揺れている状況で3冊目が始まります。
    今作もまた怒涛の展開です。どうしようもなく裁ききれない罪と法の番人である刑事の葛藤。そんなところが描かれて、今作のラストに至ります。次どうすんでしょう?

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    2023年02月20日