佐藤青南のレビュー一覧
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ネタバレシリーズ3作目。ロックメンバー殺人を音喜多と鳴海が追う話。過去を遡るにつれ現れる真実、それを加害者が覚えていないことに憤る。鳴海が加害者に対して怒る様に大共感!
しかし私の中で大元凶である先生は一生許さぬ。人として先生としてそれはやったらあかんやろ。それは人を殺す行為と同義だと何故わからない。想像力がない奴がついたらあかん仕事やろ。
音喜多鳴海コンビの視野の広さや思いやりが身に染みる。子供達がトラウマになることを咄嗟に分かる音喜多がその場にいてくれて良かった。
大事なのは人を傷つけてしまったという結果で、その原因が自分の想像力の欠如にあると顧みて反省すること。傷ついた相手の方に責任があることに -
Posted by ブクログ
今回の題名は期待に応えてくれるだろうか?どうなんだろう。表情行動の中に人間が生得的に有するとされる、悲しみ(sadness)、怒り(anger)、嫌悪(disgust)、恐怖(fear)、興味(interest)、驚き(surprise)、幸福(happiness)、これらの頭文字を取ってSADFISH。これもノンバーバルコミュニケーション分野で出てくる。
いつものように4つの短編だが、関連する。特に2話で布石が打たれ、前作に続き楯岡絵麻がピンチに陥る。そして、筒井と綿貫ペアの言葉とは裏腹な行動が好感が持てる。この2人がワンパターン化を緩和してくれていると感じた。
今回も題名は、言葉遊びのレ -
Posted by ブクログ
ネタバレ音楽隊志望なのに天才肌の刑事をしている鳴海桜子シリーズなので音楽家関係の事件・・・長期シリーズになると日本の音楽家は全員犯罪に関わる事になるな(´・ω・`)
放火殺人事件被害者は某オケのコンマス
消えた愛用のヴァイオリン、またもコンビを組む音喜多は相貌失認(顔を認識できない)の鳴海のために「中折れ帽」を2年も被る優しいオッサン
立て続けに第二、第三の事件が起きるが、今回は鳴海の絶対音感等の超のつく才能は影を潜め、ただ鋭い刑事に見えた・・・鳴海桜子の友達も事件に関わったり、コントラバスの様に桜子のディープな過去をベース描きシリーズの深みを加えているので次回作以降にかけるものがあるのだろう(音楽