佐藤青南のレビュー一覧

  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    ネタバレ

    小説は、色んな人の見方・考え方を感じれるなと気付く作品。
    それゆえに、物事に真実はなく、誰がどう切り取ったかによるものなのだなと感じた。

    物語の軸は、1本の筋が通っておりわかりやすい。
    様々な人から語られるストーリーが、まるで自分がその人と対話しているような錯覚を覚える。

    最終章が「連鎖」とあるように、終わり方は少し闇を残す形となっている。

    最後のストーリーでは、
    最後の一文までは、幸せな家庭を築いていると感じられた。

    だが、
    ・友人を職場のおばさまを排除するための鉄砲玉にしたこと 
    ・小学校からの友人が同棲して幸せな生活を送っていたこと。その後、魔王を倒してもらうほどの恩人になったこと。ただ、そんな人と結婚をしなかったこと
    ・結婚後も、義父母の手を借りず、自分の手で子を育て上げようとすること
    など、亜紀にとっての理想の生活・家族を作り上げる為ならいかなる手段も問わないというような危うさを感じた。

    個人的には、亜紀が幸せになるために、手に取りうるチャンスをつかみ続けた人だからこそ、負の連鎖が繋がったとしても、自ら気付き、良い方向に変わっていってほしいと感じた。

    総じて、ページを進める手が止まらなくなるような
    素晴らしい小説でした。

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    2025年12月09日
  • 犬を盗む

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    意外な真実にびっくり!
    犬好きにはたまらないけど、ちょっと辛くなる場面もあります。
    シロがずっと幸せでありますように。

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    2025年12月04日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    ネタバレ

    ただただ切ない。これはハッピーエンドなのか?
    身勝手な大人のせいでふたりの子供が殺人鬼になってしまった。ふたりはくっつくと思ってたけど亜紀は別の人と結婚をした。小さい頃から亜紀のために頑張ってきて杉本を殺すことまでした彼が無念で切ない。そして前に奥さんに似てる子供と旦那さんと暮らしてる亜紀はほんとに幸せなのか?幸せとは家族とは、考えさせられる作品だった。

    ・アビューズとは虐待を意味する医学用語です。

    ・児童相談所には「四十八時間ルール」というものが存在します。虐待の通報ば受けたら、四十八時間以内に児童に接触するというきまりです。

    ・「助けるけんな、おじちゃんが、必ず助ける」

    ・児童福祉法第三十三条に定められた児童の一時保護は、児相の職権に基づくれっきとした行政処分です。子どもや保護者の同意のもとに行うとが原則ですが、子どもをそのまま放置することが子どもの福祉を害すると認められる場合には例外とされます。つまり保護者の同意は必要ないとです。私の独断で亜紀ちゃんを児相に連れ帰り、一時保護所に収容することは可能でした。

    ・ 立入調査とは、当時施行されたばかりの〈児童虐待の防止等に関する法律〉第九条に定められた児相の職権です。この権利を行使すれば保護者の同意を得ることなく家庭に立ち入り、強制的に子どもを一時保護することができます。

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    2025年12月05日
  • 犬を盗む

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    ドラマ相棒の良脚本回くらいの面白さは保証します。犬好きなら更に楽しめるかと。犬好きが思わずにやけてしまったり、うんうんと頷いてしまう要素が詰まっています。
    ただ、犬は辛い目に遭いませんとありながら、私は結構グサっとくるシーンがありました。

    0
    2025年11月18日
  • 残奏

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    ネタバレ

    人気ロックバンドのメンバーが、何者かに殺害された。警察は捜査本部を設置。捜査一課刑事の音喜多弦も、特別招集された音楽隊採用の変わり者刑事・鳴海桜子とともに捜査に加わる。北海道苫小牧へ飛び、被害者の母校の吹奏楽部を訪れたふたり。そこで彼らは、事件の背後に隠されていた驚愕の事実を知る……。慟哭のミステリ。文庫書き下ろし

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    2025年11月06日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    久しぶりの再読です。
    シリーズ完結まで見届けたので、シリーズ第一作の今巻は登場人物も少なくてなんだか新鮮でした。

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    2025年09月30日
  • 一億円の犬

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    ネタバレ

    『犬を盗む』がとても面白かったので、こちらも購入。
    えーどうなるの?どうなるの?が止まらず一気に読んだ。
    犬を盗むとはまた全然違った雰囲気の話で、最初は浅はかで見栄っ張りで嘘つきな主人公が、犬の純粋さに触れて改心する話。
    改心するまでの部分が面白い。
    遺体のでてきた部分は想像するとだいぶグロテスクだったけど、、。
    でも嘘に嘘をどんどん重ねて、よく次から次にこんなこと思いつくなーと(笑)

    最後は飼いますで終わりかと思ったらラストもちゃんと炎上の伏線回収があって、最後まで面白かった。

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    2025年09月30日
  • 一億円の犬

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    テンポよく読みやすくすごく面白かったです。
    最初は承認欲求に取り憑かれるとこんなにも、行動や考え方がエスカレートしていってしまうんだと引き気味に読んでいましたが、死体を見つけた辺りからドキドキハラハラしながらページを捲る手が止まりませんでした。
    最後は、犬好きな方や犬を飼っている方はホロリときてしまうのではないかと思います。
    オススメの一冊になりました、ありがとうございました。

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    2025年09月24日
  • 一億円の犬

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    ついた嘘を補強するためにさらに嘘を重ね、その嘘を守るためにまた別の嘘を用意する…という嘘つきのいたちごっこを繰り広げる主人公の梨沙。
    皮算用の未来のために保護犬を(とんでもない経緯で)引き受け、ここから人生一発逆転だと有頂天真っ只中だったが、やがて自分自身が他人の嘘の中で踊っていたことを知ってしまう。
    各々嘘つきだらけですが、良いこと悪いことついた嘘が本人に帰ってくるワケで、因果応報を軸に伏線回収含めて読み応えある作品でした。

    なお、ご安心ください。
    肝心のワンちゃんは不幸な目には遭いません。

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    2025年08月29日
  • ストラングラー 死刑囚の推理

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    現役刑事と死刑囚のコンビで事件を解決していくのが
    面白かった
    死刑囚の明石が元警察官って設定も面白いし、
    明石の推理力の凄さにあっぱれでした

    4巻の連続シリーズ物なので、1巻では全然解決しないけど、
    次回作が気になる終わり方だから、続編もかなり期待

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    2025年08月24日
  • ストラングラー 死刑囚の逆転

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    ネタバレ

    ストラングラー シリーズ第4弾。⁡⁡⁡⁡
    ⁡箕島がストラングラーなの?と思う部分があって、⁡
    ⁡箕島じゃない?と伏線張られていたけど、⁡
    ⁡⁡ストラングラーはまさかの警察官であり、5人組の複数犯だった。⁡⁡
    本当にどんでん返しでしたꉂꉂ
    ⁡
    ⁡エピローグは感動した
    ⁡箕島は刑務所へ、明石は自由になった。⁡
    ⁡最初とは逆転した立場になった2人。⁡
    ⁡
    シリーズ物だからこそ、面白さが不安定になるかな?と思ったけど⁡最後の最後まで面白かったꉂꉂ

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    2025年08月24日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    基本取調室で話が進むワンシチュエーションものだけど、犯人を心理戦で追い詰めていく過程が面白くてどんどんページが進む。
    シリーズ通して追いかけます!

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    2025年08月08日
  • 一億円の犬

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    最初から最後まで
    とても楽しく読むことが出来ました。
    嘘つきが何人か出てきます。

    マッチングアプリで出会ったら、二人ともガッカリするのです。
    とにかく、嘘つきが何人か出てきます。
    面白くて声を出して笑えます。

    何故かラストは泣けてしまいましたが・・・・
    美味しく頂きました。

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    2025年08月03日
  • 一億円の犬

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    最後涙出た。私、18年10ヶ月生きたワンワンが去年亡くなったしさ。

    嘘をついて虚勢を張ること、
    犬の存在についてとか
    書かれてます。

    コレもサスペンスなの?

    ちょっとストーリーが、無理矢理過ぎな部分もあるかなぁとは、思ったけど。小説ってこんな感じだよね。

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    2025年07月04日
  • 残奏

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    捜査一課の音喜多刑事と音楽隊採用の鳴海刑事の二人が音楽に纏わる事件で活躍するシリーズ3作目!人気ロックバンドのメンバーが殺害され被害者の故郷である北海道まで飛び事件の背後に隠された驚愕の事実が明らかに……最後の最後に意外な事実が!!

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    2025年07月02日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    面白かった!企業からの依頼で就活生のSNSアカウントを探して特定し個人情報を密告するネット専門の探偵が自身の調査のせいで就職試験に落ちたと言って押しかけてきた女子大生をアルバイトとして雇い殺人事件に巻き込まれ……最後は衝撃がスゴかったけど緊迫感とスピード感があって一気に読み終わりました!!

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    2025年06月08日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    一話目。人気者を殺ってみた
    ユーチューバーが死んだ。容疑者はヤクザの岩政。容疑を否認していたが、楯岡が取り調べを始めると、自供する。しかしまだ隠していることがあるようで…
    二話目。歪んだ轍
    強盗殺人容疑で捕まった鳥飼はかつて筒井が逮捕した男だった。きっと更生していると思っていた筒井は落ち込む。鳥飼は仲間をかばって共犯者の名前を言わない。仲間をかばっているのではなく、脅迫されているのでは?と疑う楯岡…
    三話目。トンビはなにを産む
    澤山は娘ともほぼ絶縁状態にある孤独な老人。そこへヘルパーとして通う河北。河北はバツイチで息子を手放していた。そこへ澤山が家の階段から落ち、危篤状態。河北は殴る蹴るの暴行を受けて死亡した…河北は澤山と養子縁組をし、死亡二日前に縁組みが解消されていた。絶縁したはずの娘が戻ってきていた…
    四話目。きっと運命の人
    無差別殺人を起こそうとして未然に取り押さえられた日比野。日比野はこのままいけば、実刑がつかずに外に出てくるだろう。そうすると日比野は西野の恋人、坂口を狙う、と記者の畑中から坂口自身が脅される…

    また連作短篇形式に戻ったようだ。しかしこの一冊には西野くんが恋人坂口さんにプロポーズを切り出し、坂口さんがどう答えるか、というストーリーが流れている。結局、答えはしっかりは出なかったが、西野くんの恋愛関係は上手くいっていると思われる。新たに出てきた総務課のシオリさん。どうこれから関わってくるのだろう。また最後に出てきたシリアルキラーのゆりか。楯岡が西野との絆を感じていることを察して、どのように行動していくのだろう。昔見た「コピーキャット」という映画を思い出した。

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    2025年05月27日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    今回も面白かった。全体的に流れるのは西野のキャバクラ狂い。しかも楯岡のマネをしながら女の子を侍らせるというたちの悪いやつ。
    1話目がミュージシャンの死亡の話。筒井と綿貫が薬物中毒で死亡という結論を出したのに、楯岡が殺人の可能性を考え始める。楯岡がこれはもう自殺か、と思ったときに筒井たちが見つけた物証が自殺じゃないことを示唆するという劇的な話。
    2話目、楯岡の行動がおかしくなってくる。元彼が関係してくるようだ。それとは別に事件が起こる。ご近所トラブルで死なせてしまったという話。加害者の成田は亡くなった妻の連れ子で脳性麻痺の娘を献身的に介護している。一方被害者はゴミの分別などでトラブルになっていて…。
    この事件は胸くそ悪いが、想像がついた。嫌な話だ。
    3話目、中学生の女の子が4人から暴行を受けた上で死亡。被害者はラインで加害者の一人の悪口を書いたという。スクリーンショットを見た、と誰かが言っていたと。しかし解析では被害者のスマホにそんなことを書かれた形跡はない。誰かが言っていた、と曖昧な話の中、スクリーンショットを見た、という1人の女の子。しかしスマホにはそんな形跡はない。一体どういうことなのか。しかも被害者の死亡は暴行ではなく、鈍器で頭部を殴られたこと。4人は誰も物で殴ってはない、と言う…
    これは、なんだかなあ、と思った。反省すればいいって訳ではないけれど、この4人、反省しなさそう。
    4話目、この本のバックグラウンドで進行していた感があった事件が表出。楯岡の元彼の公安部の塚本が楯岡に潜入捜査を依頼。塚本はサイコパスだった…
    塚本、酷い奴。そんなんだから、結局、裏切られるんだよ。ただこういう狂信的な組織って本当に関わりたくないなあと思うんだけれど、国を憂えているのは彼らにとって真実で、どのように折り合いをつけていくのがいいのだろう、と考えてしまう。

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    2025年05月20日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    今回も面白かった。先生の事件に蹴りが一応ついたことになってどんな事件が?と思ったが、刑法39条関係がメインテーマ。
    まずは後妻業っぽい被疑者の話。しかし楯岡が担当するのは妻ではなく、実行犯かと目されている妻の弟。何に嘘をついている?
    次は離婚した妻を刺した元夫の事件。元夫がかつて巻き込まれたと思われていた娘の殺人まで自供する。筒井による完落ちかと思いきや夫婦には目的があって…
    3つめは佐村河内さんを彷彿とさせる事件。詐病は可能か?という話から詐病を騙っているのは誰?という話。
    4つめはずっとバックグラウンドで進んでいた話が表に出てくる。この閉鎖病棟にはなにがある?

    最後、また犯人死んで終わりか?と覚悟していたので生きててほっとした。自分が事件に巻き込まれて相手が39条で罪に問えなかったら?それが詐病だったら?疑わしきは被告人の利益に、意志なき行為は罪に問えない、納得できるだろうか。

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    2025年05月19日
  • 一億円の犬

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    主人公が嘘をつくところから始まるサスペンスは、最後にバチが当たるから読み進めるのしんどいんだけれど、どんどん思ったのと違う方向に進んで一気読み。面白かった! 犬って飼うと愛着湧くものなのね……。

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    2025年04月30日