佐藤青南のレビュー一覧

  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    インサイド・フェイス
    今回のテーマは、人には二面性がある。
    その二面性を楯岡が暴いて行くお話。
    人が過ちを犯しても、容疑者が精神的に病んでいた場合、法廷では罪に問われず、医療観察法病棟に送られる。
    それを逆手に取って、詐病という手段で医療観察法病棟に入るという手段で刑務所送りを免れる人々を、我らがエンマ様(楯岡絵麻)が行動心理学を駆使して暴いていく。
    今回は、楯岡をライバル視している刑事、筒井が楯岡と組んで事件を解決していく。
    後半には楯岡に最大の危機が訪れる。
    筒井が、その楯岡の危機を救うという設定に成っている。
    後半の話の流れでは、楯岡が嘘を暴いた犯人が自暴自棄に成り、楯岡を人質に取り逃走

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    2026年03月14日
  • 残奏

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    少し不思議ちゃんだけど類稀なる能力を持つ女性捜査員と数少ない男性理解者のコンビという設定はある種の定番ですが、それでも面白いのは著者の筆力のなせる技です。
    事件の背景がなかなかハッキリ見えてこない中で、音楽の使い方は相変わらず素晴らしい。

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    2026年03月13日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    連鎖する虐待は多くの人が知るべき社会の闇だと思う。途中まで騙されていたけど、最後はそんなに驚かなかった。こんなに酷い目に遭って自分を守るのに精一杯だった人間が、闇を抱えず健全に育つほうがおかしいと思う。誰も救われない物語。連鎖する虐待といったとても重く、現実で苦しんでいる人が多くいるテーマであるから、物語のどんでん返しのためにでなく、今度は亜紀の心の動きや人間性に焦点を当てた物語を読みたいと思った。

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    2026年03月07日
  • 不純正律(下)

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    今回はなかなか桜子にとって厳しい事件でしたね。桜子の弱点でもある相貌失認を犯人に利用されますし、さらに音についても桜子と同等の能力も持っている。犯人はなかなかの変態ですし、ハラハラする展開が続きます。特に下巻は読むのを止められないような展開続きでした。
    桜子は警察組織内ではなかなかの異端児ですが、この先はどうなっていくんでしょうか。

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    2026年03月01日
  • 不純正律(上)

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    純正律という言葉になじみのある人はあまりいないのではないでしょうか。純正律の対義語は平均律なんですが、ある意味純粋である人物の対義語として不純正律というタイトルにしてるのだと思います。
    感想は下巻で書きます。

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    2026年03月01日
  • 不純正律(下)

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    一流音大卒で、絶対音感を持ち、相貌失認(顔が見分けられない)刑事である鳴海桜子。
    そして、バディである音喜多弦刑事。

    ストーリーそのものはちょっと荒唐無稽なのだが、鳴海桜子が、変人なだけでなく、人を思いやる優しい女性であり、相棒の音喜多も、そういう桜子を大事に思っている。
    離婚した前の奥さんや娘も音喜多のことを心配し、桜子も音喜多の娘を可愛がるなど、本筋以外のところで心が暖かくなるところが多かった。

    ところで、相貌失認の人は、顔を見分けられないだけでなく、表情もわからないものなのだろうか?桜子がまさしくそうなのだが。

    いずれにしろ、このシリーズがまだ続くことを願っている。

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    2026年02月28日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    新興宗教の絡む殺人の話。
    こういうのを読むと、宗教というよりかは洗脳というものはとても怖いものだなと思う。
    それすら思い込みかもしれないけれど。
    逼迫したシーンでは、良くも悪くも抜けている西野がいてくれて読みやすい。
    言葉でC-MASのところも出てきてちょっとテンションあがった。

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    2026年02月28日
  • YOKOHAMA 119 要救助者1623名

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    横浜市消防局湊消防署の女性消防士・高柳 蘭。
    厳しい訓練や署内の雑務などに追われる毎日。

    ある日、蘭の空気呼吸器の空気が抜かれていた。更に、自宅に辞職を迫る脅迫状が届く。いったい、犯人は署内の誰かなのか?

    そんな折、横浜に寄港した大型豪華客船で火災が発生した。要救助者は何と1623名。全員を救助するため、業火に包まれる船上に出動命令が下される。

    果たして、蘭達は、無事要救助者を救うことが出来るのか。
    最後のはしご車からの救出シーンは、ハラハラドキドキの連続です。

    最後に、空気呼吸器や脅迫状の犯人が明らかとなる。あまりにも意外な人物で、複雑な心境ですね。

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    2026年02月28日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    独白形式なのに所長の表現力が詩的すぎるのは別として、面白かった。
    どのあたりがミステリなんだろう、きっとこうだろうああだろうと想像を膨らませながら読んだ。思ったのと違う角度から差し込まれ、最後そうだったのかと腹落ちする。現実にありえそうな所が本当に哀しいし怖い。

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    2026年02月28日
  • ヴィジュアル・クリフ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    行きと帰りの電車の中で読むのにちょうどよく、シリーズで読み進めている。
    今回はエンマ様の恩師の話がメイン。
    一時期こういう、いかにも怪しい健康グッズの販売の場所が確かに家の近所にもあったが、元気よく声を出したり、いつも賑わっていた気がした。
    何よりも、人の感情やら記憶やらを塗り替える方法というのは、自分に対しても使えるというのが驚きだった。
    自分の思い出も、ほんとにあったことなのかというのはもう怪しいなと思った。

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    2026年02月27日
  • 不純正律(上)

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    一流音大出身で、絶対音感があり、相貌失認(顔が認識できない)の刑事、鳴海桜子シリーズの第5弾。今回は上下巻での刊行となった。

    ところどころ荒唐無稽なところはあるが、鳴海桜子と相棒の音喜多弦の掛け合いも楽しく、続きが早く読みたくてたまらない。

    とりあえず下巻に進みます。

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    2026年02月24日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    ネタバレ

    後半になるにつれて、自分の手を汚さずに人を利用して意のままにする狡猾さが顕になってきていて面白かった。

    完全に結果論になるが、母親似の子供を持っているインタビュアーが忌み嫌っている杉本の血を持っているだけで妹を殺めた事実を持つ亜紀と結婚するべきではなかっただろう。

    負の連鎖は断ち切れない。

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    2026年02月23日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    分かりやすく読みやすいので、ついついシリーズを読み進めている。
    塚本の言動がなんだか全て気持ち悪かった。
    でもこういう人は実際にいて、当事者では意外と気づかないのもあって、あまり気づかれていないんだと思った。
    筒井さんとのやり取りが、相手は敵だと思ってるけど、どんどん信頼関係が深まっているようで好き。

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    2026年02月23日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ある事件をきっかけに、思いもよらない展開に向かうのをドキドキしながら読んだ。
    サイコパスな犯人というのはよく小説の中ではでてくるが、心理的な観点から読んでいくと、絶望するような心理の持ち主ということが深く印象に残った。
    最後のシーンは、なにか含んでそうで非常に気になる。

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    2026年02月21日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    シリーズ物だったと知らず、読む順番が前後してしまったが、より深く楽しめた。
    自分が自分の意思で決定してると思っている事項が、全て誘導されたものであったとしたら、こわいなと陳腐なことを思った。
    エンマ様というあだ名は失礼なのかと思ってたが、本人も意外と気に入ってそうだなと思う。

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    2026年02月21日
  • たとえば、君という裏切り

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    かなり評判が良いらしい、という情報のみで手に取った。
    それで正解!


    3話からなる短編集で、1話、2話も中途半端な終わり方、、、何これ?と不思議に思いながら読み進める、、、
    面白い!
    とにかく何も知らずに読むべし。 
     
    ただ、強いていうなら



    物語ではあるが、納得いかないなぁ。(自分勝手すぎて周りが迷惑)

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    2026年02月20日
  • ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    土岐田さんシリーズが面白かったので、それより人気?のエンマ様シリーズも。
    すごいパワフルな女性で、こういう警察物はすごい読み応えがあって楽しかった。
    嘘をつく時の癖というのも、色々あるんだなと感心した。
    自分もそんな癖あるのかな、と勉強していきたい。

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    2026年02月19日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    どんでん返しではないと思うが、展開のテンポがよくて一気に読み進められた。優しさはときに残酷な結果をもたらす

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    2026年02月18日
  • 連弾

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    ネタバレ

    なんとなく予想できる
    と思って読み進めていましたが
    どんな過去でどんな接点で
    と一つ一つがつながって行って
    なぜそんな顔にしたのか?
    という謎も含めて最後はスッキリしました。
    自分もピアノ講師をしているので
    弥生に感情移入し、亘の才能が羨ましいと思う気持ちわかるなぁ
    ベートーヴェンのエピソードなども散りばめられていて面白かったです

    音楽隊志望なのに刑事の鳴海のキャラクターも好きだったので、もう少し活躍して欲しかったなぁと思いました。
    二作目以降もっと活躍するといいなぁ

    シリーズ一作目
    読み応えもあり私は好きでした
    二作目も読んでみようと思います

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    2026年02月17日
  • 犯罪心理分析班・八木小春 アイアンウルフの箱

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    すごい凝ったトリックがある訳ではないのに、軽い感じではなく読めるのが不思議な小説。
    読みやすい。
    そしてそれぞれのキャラがたっているのと、土岐田の少し人と違う感覚というのが、前作はイライラする部分もあったが、慣れてきたのか別に気にならなくなった。
    チームとして愛着が出てきたというのは、とてもいい表現だなと思った。

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    2026年02月14日