池澤夏樹のレビュー一覧

  • 星の王子さま

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    なるほどこういうことが言いたいんだなというところもあるし、全体的にみたら掴みどころのない本だなとも感じました。
    読む時期によっても感じ方が変わりそうだと思いました。

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    2024年11月06日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    こういう自然の中での体験を多くの子どもにしてほしい。自然の中で身につく能力が社会の中での適応能力になるんだろなと思う。
    今からでも遅くない。私ももっと自然の中に出ようと思う。

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    2024年11月01日
  • 星の王子さま

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    日々の生活に追われていると、固定観念など強くなり視野が狭くなりがちだけど、そんな時に読むと肩の力が抜けるようなトゲトゲした心が丸くなれるような小説。

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    2024年10月27日
  • 星の王子さま

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    いちばんたいせつなことは、目に見えない

    植田ショックにやられた
    わたくしには
    届きそうで届かない言葉
    王子さま、そんなわたくしでも笑える日が来ますか?

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    2024年09月03日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    ▼メモ(抜粋)
    ・P27:教養とは人の心がわかること。ただ人の心を一から十までわかろうとすると大変なことになります。わからない方があたりまえだと思う方が、人付き合いは楽ですよ。

    ・P102:哲学とは日常をきちんと考えることだ。

    ・P178:現代における最良の知恵は、「つくる」や「足す」ことよりも、「手放す」や「足るを知る」の方にこそあるのではないかと思います。

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    2024年08月26日
  • 日本語のために

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    大野晋、ハとガ、という、今の日本語の根。AI時代にも、途轍もなく役に立つモノだ。再考していこう。

    間投詞も、かなり、面白い。

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    2024年08月04日
  • 真昼のプリニウス

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    なんだか不思議な魅力を持っていてうまく表現できないのだが。端的に言えば学者の美人さんが色々と話したり何かやったりっていうだけなんだけど、、
    火山やら謎のビジネスやら南米の遺跡の写真やら占いやら、とまぁバラバラのネタなのに、そこを文学的にうまくまとめているというか。
    いやわかんね。けどけっこう好きだった。

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    2024年07月27日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    メッセージなストーリーだと感じた。肝心なものは目に見えない。関わり合うとそこには目に見えない何かが生まれると思えばそうよね。名前とかジャンル、数字ではなく。

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    2024年07月21日
  • 星の王子さま

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    やっぱりこの話好き。
    ワクワク感と淋しさが心に響く。

    最後に星の王子さまミュージアムに行けてよかったな。

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    2024年07月13日
  • 南の島のティオ

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    受け取る人が必ず訪ねてくるという不思議な絵ハガキを作る「絵ハガキ屋さん」、花火で「空いっぱいの大きな絵」を描いた黒い鞄の男などの個性的な人々とティオとの出会いを通して、つつましさのなかに精神的な豊かさに溢れた島の暮らしを爽やかに、かつ鮮やかに描き出す連作短篇集。
    「池澤夏樹 公式サイト」内容紹介より

    主人公ティオがもっているものは、地方のご年配の方がもっているもの、と重なっていると思った.
    理解できるけど、自分は持ち合わせていない、失われつつあるもの.

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    2024年06月22日
  • また会う日まで

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     海軍少将、天文学者、そして敬虔な聖公会のクリスチャンとして人生を全うした秋吉利雄という人の一生を描いた長大な伝記小説。兵学校を卒業し、海軍に入軍したが、その学究的な性格から東大に天文学の学びのため、留学し、海軍水路部に入り、天文学の知識を航海に生かす働きに従事する。1934年1月、ミクロネシアのローソップ島での皆既日食の観測を経験。若い日には妻チヨ、そして妹・トヨを産後に失うという悲劇、妹トヨが長男・武彦を孕み、その後・福永末次郎と結婚する場面は実に数奇な場面。作家・福永武彦の誕生秘話だ。後妻ヨ子(よね)との間に産まれた子どもたちがクリスチャンとして成長していく姿も麗しい。讃美歌を歌い、歌詞

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    2024年05月21日
  • また会う日まで

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    いやはや、長い。p. 723 片手で持つには重すぎ、持ち歩くにも辞書レベル以上。よく読んだ、という満足感が、内容よりも濃くの星の数に出そう…

    史実に基づき、池澤夏樹の大伯父、秋吉利雄の生涯を語る。軍人であり、科学者、クリスチャンの父より、聖公会の使徒。長崎の鎮西学院から海軍兵学校を経て、艦隊を体験した後、大日本帝国海軍の水路部に所属。東大の天文学を学び直し、天測暦を用いて潮汐表や海図の作成に励む。
    学徒の加来止男、Mとの親交。
    ハンモックナンバー16 (卒業時の成績順)

    キリスト教に救いを求めつつも戦時下に大切な妻、子ども、友人や多くの軍人を亡くす。

    聖路加病院の20代の日野原先生や、山

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    2024年05月18日
  • ぜんぶ本の話

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    いやいや、お二人を作りあげた愛しい本たち、あまりに私の好みと合致していて、読んでいる間は感動の連続だった。楽しかった!
    ちょっと昔の岩波少年文庫をイメージさせる本のカバーも嬉しい。
    池澤夏樹が福永武彦の息子だったというのは、初めて知った。そして、最後に紹介された母・原條あき子の作った練馬区立大泉第二中の校歌が素晴らしい!この学校で学ぶ生徒たちがうらやましい。

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    2024年03月26日
  • みっちんの声

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    石牟礼さんの著書も池澤夏樹さんの著書も読んだことはない。作家ということ以外はまったく違う2人の対話は呼吸や間を感じるゆったりとしたもので、とても心地よくそして興味深いものだった。ときおり登場する渡辺京二の存在感は強烈。
    『のさり』という熊本の方言は特に印象に残った。

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    2023年11月28日
  • 古事記ワールド案内図

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    2014年に現代語訳を刊行した著者による古事記解説。

    あまり細部には入り込まず(入るときは入る)、俯瞰的に全体像をつかみ易い。

    章立ても「創世記」「神々」「地政学」「天皇列伝」「女たち」「詩歌と歌謡」等(他に「入り口での戸惑い」「残った話題」)、適切でバランスの取れたもの。

    著者による訳本でなくても、町田康の口訳を併せて読むとわかり易い。

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    2023年11月20日
  • わたしのなつかしい一冊

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    なるほどねぇ。名を成した人に選ばれし本は、さすがのものばかり。同じ本を読んでも、与える影響は、異なるものと実感。改めて本の素晴らしさを思う。

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    2023年09月01日
  • ぜんぶ本の話

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    私も相当本を読んでいた幼年時代だったけれど、思っていた以上に海外作品に触れていなかったのかも あと同じ本を繰り返し読む子供だったからでもある というように自分の幼い頃の読書の記憶を辿りたくなる本である

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    2023年08月17日
  • また会う日まで

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    新聞連載にて読んだ。
    自分が全く関心のない分野だったのに、秋吉に寄り添った読書をしたのがとても意外だった。キリスト者でもあり軍人でもある秋吉。矛盾を抱えたまま生きる姿を描くのは難しいと思うのだが、作者の力量か。
    人間としての深みを描くのに成功している。
    また親友のMが魅力的。彼のような人物はいたに違いないと思うし、そういう人物が潰されていくのもまたこの時代だと思う。
    読書の幅を広げてくれた良書である。

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    2023年03月24日
  • 万葉集の詩性 令和時代の心を読む

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    ネットでHeveneseのラストトークを見ていて、本書に言及があったので購入。令和の語源である万葉集をほとんど知らなかったので、とても興味深く読んだ。8人の著者の、改元をきっかけに書かれた万葉集に関するエッセイ集。

    鈴木大拙は「日本人の霊性」の中で万葉集を「稚拙」だとか「幼稚だ」とか、あまり良い評価をしていなかった。しかしながら本書から万葉集の他の歌集との違いがわかり、納得した。
    曰く、万葉集には中近東的な雰囲気がある、とか、万葉集は文字ではなく大和言葉の響きを口にうたうための歌集である、とかなどと言うように書かれていた。また万葉集には代作という表現があるとの事。これについては日本人が原作を

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    2023年02月28日
  • 静かな大地

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    北海道の開拓とアイヌのことを
    少しでも知るために
    この本を読んで本当に良かった。

    池澤夏樹さんの語り口は
    アイヌの伝承を
    一層美しく引き立て
    哀しくも儚い物語を色どり
    心にすぅっと染み込んでくれた。

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    2023年01月23日