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Posted by ブクログ 2020年04月04日
ゴールデンカムイでアイヌに対する興味が高まっていた中、田原町の本屋でアイヌ関係の本が10冊くらい並んでいる中でこの本を選んだ。
序盤から悲しいエンディングを匂わせる中でも、アイヌの躍動や三郎さんの札幌留学生活などワクワクするエピソードも散りばめられていて読んでいて楽しかった。
北海道で生まれ育っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月30日
明治維新後に北海道に入植した和人とアイヌの民の話。
文明と文明が出会うとき、多数派、科学文明の力の強い方が相手を押潰してしまう。これまで何度も繰り返されてきた。
語り部である由良の言葉にある「もっと深い恐れか憎しみか、何かとても暗くて嫌なものがあったような気がする。姿と言葉の異なる人に対する恐れと憎...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月06日
かつてそこはアイヌの地だった。
エスキモーやインディアンにも共通する自然に対する畏怖と感謝、共存の世界がそこにはあった。
その地に和人が住み、暮らすようになり次第にアイヌは追いやられ、和人は自然を蔑ろにしていく。
私利私欲の世界の始まりだ。
自然界の仕組みのごく僅かな事しか知らない人間はテクノロジ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月24日
明治維新直後、淡路島から北海道開拓を志し、静内に移り住んだ一族の歴史物語。
静内は今でも馬産地として有名であり、自分の生まれた町からもそれほど遠い場所ではない。おそらくは自分の祖先も、同じような道を歩んで来たのだろうと思うと、とても興味深く読む事ができた。
でも、もし自分が主人公の宗形兄弟の立場...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月11日
明治時代から200年経った今のこの世の中だったら、アイヌとシャモは、もっと良い意味で、違った運命を辿ることができているだろか。人は歴史から何かを学び、共に歩むという選択肢を選べているだろうか。ひとつの文化を滅ぼさずに済んでるだろうか。いつも、人は失ってから、その文化の大切さ、高貴さに気付く。
(20...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月18日
「熱源」を読んだという話をしたら、知人から「この本も読んで!」と勧められた。
アイヌの生活や精神、置かれた環境などを、淡路からの移民兄弟の目を通して語られた話。
熱源のように激流に飲み込まれるような激しい事件(戦争)が起こるわけではないけれど、開拓者たちが日々の生活を切り開いてゆく力強さと、それ...続きを読む
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