あらすじ
稀代の読書家父娘が「読書のよろこび」を語りつくす!
「本は人間と同じように生きものなんだから。人とつきあうように本とつきあうことができる」
はじめて読んだ本をおぼえていますか? ページをめくればあふれだす、しあわせな時間と家族の思い出。文学者の父と声優・作家の娘が語りあう児童文学、SF、ミステリーのたのしみと本とのつきあいかた。そしてあかされる家族三代の物語。「読むよろこび」に満ちた極上の読書ガイド!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本についての池澤親子の対談集。素敵な親娘関係だなと思った。
日本語でなったものは読むが、日本語で書かれたものは、あまり読まないという娘の嗜好が影響してか翻訳物の話が多め。
素晴らしい翻訳物は、原書よりもいいとのことで、ちょっと読んでみようかなと思った本も多数。出先で読んだので、ポストイットを忘れたのは痛恨の極み。
一部の翻訳者への苦言(特に某魔法ファンタジーのベストセラー)や、某ベストセラー作家(誰なんだ?)への悪口など、ダークな一面もポイントかな。
Posted by ブクログ
やっぱり本の好みが合う方たちの本談義は読んでて面白いー!!! ガッと一気に読んで、共感したところに付箋を数十本貼って、読みたい本が9冊新たに見つかった。
Posted by ブクログ
父と娘、祖父も入れれば三代で作家であり、今なお本の世界に魅了されている二人がただただ延々とこれまで読んできた本のことや作家になるまでの人生を語り合うという内容。
全編を通して特に海外文学の翻訳書への造詣が深い様子が描かれ、児童文学からSF、果てはミステリーまで数多くの本について語られている。
私はこの本を読んだことでほしいものリストに20冊以上の本が増えた。うーん商売上手。
これまでいくつか海外文学に手を付けたことはあるが、そのほとんどは途中で投げ出してしまい、苦手意識を持っていた。
しかし、よくよく考えてみれば子どものころに読んだことのある有名な絵本は海外のものが非常に多く、それには原作の翻訳書も必ず存在する。
まずはそこから始めてみればこの苦手意識を払拭できるかもしれない。そんな淡い期待を抱きながら私は今日もほしいものリストに本を放り込むのである。
でも身近に同じ趣味を持っている人がいて、ここまで深く語り合えるというのは非常に稀なことに思う。
羨ましいと言えば羨ましいが、それが実の家族だとちょっと照れくさいのでこんなふうに話すことなんてないだろう。
だけどやっぱり羨ましいなぁ。
Posted by ブクログ
池澤夏樹、池澤春菜親子の読書対談。
親子でこんなに深い読書の話ができるなんて素敵だなと思いながら読みました。
読んだことの無い本たくさんあり、いろいろ読みたくなる一冊。
何より、
マシアス・ギリの失脚はまた読み直したいと思いました。
Posted by ブクログ
池澤親子の対談本。海外文学中心に彼らの読書遍歴とともに多くの書籍が紹介される。世には多くの知らない本があるものだ。食わず嫌いせず分からないとこは読み飛ばしてひたすらに読むのが読書筋つける何よりの方法だなと改めてきづく。
Posted by ブクログ
ひたすらいろんなジャンルの本の感想や簡単なあらすじを会話している本
自分があまり読まないジャンルも出てくるのでなんとなーく面白そうだな読んでみようかなという気持ちになった
ただ淡々と話が進んでいくのでまあ対談形式の本ではあるのでしょうがないが特にここは面白いな、などは思わなかったので星3
読み返しはしないかなぁ…