南直哉のレビュー一覧

  • 「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本

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    前半はとても参考になりますが、後半は死者と向き合う話になるので本のタイトルと乖離している気がしました。

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    2025年12月08日
  • 苦しくて切ないすべての人たちへ(新潮新書)

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    こうでないといけない、などと思う必要などないんだな、と感じた。
    くすっと笑ってしまうところも散りばめられていて、あっという間に読み終えました。

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    2025年09月27日
  • 刺さる言葉 ──「恐山あれこれ日記」抄

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    霊場恐山の院代に着任した著者が解説したブログ「恐山あれこれ日記」のなかから、編集者が抜粋したものを一冊の本にまとめています。思想家の内田樹がこの方法で多くの本を刊行していますが、両者の考えはもちろんさまざまな点で異なっているものの、どこか思考のリズムに近いものがあるように感じられます。「ブログを書く」という型が、思考をかたちにしていくことに影響をおよぼすのでしょうか。

    内容は、「あれこれ日記」というタイトルが示すように多岐にわたっており、恐山にまつわる出来事を紹介したり、著者自身の日常の体験のなかから読者の興味を引くようなものを語ったりしているものもあります。他方で、『善の根拠』や『仏教入門

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    2025年03月30日
  • 仏教入門

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    著者自身の理解する仏教の根本的な発想が提出されている本です。

    著者は、「仏教の思想的問題の核心が言語、すなわち無明にある」と述べています。たとえば、十二縁起にかんする部派仏教の解釈は、言語機能によって生じる実体間の因果関係を説くものだと批判して、実存としてのわれわれの妄執のメカニズムを示したものとして解釈しなおす試みをおこなっています。

    言語によってもたらされる妄執に陥っている状態が「無明」であり、それを自覚することが「悟り」だと著者は主張します。そのさいに著者が注意をうながしているのは、「悟り」とはなんらかの神秘的な体験を指すのではないということです。

    たとえば本書中で著者は、坐禅のし

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    2025年03月28日
  • 善の根拠

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    著者自身の考える仏教の立場にもとづいて、倫理の根拠についての考察が展開されています。

    著者の議論の出発点となっているのは、「私」は自分ひとりで「私」であることはできず、他者から「私」であることを課されることではじめて「私」であることができるという、人間存在の実存的な条件です。そのうえで、他者によって課された「私」のありかたを引き受けることが「善」であり、それを拒絶することが「悪」であると著者は考えます。

    ただし著者は、他者によって課された「私」を引き受けるべきだと主張しているのではありません。他者によって「私」であることを課されるという事実それ自体は善悪にかんして無記であり、いわば「道徳の

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    2025年03月28日
  • 恐山―死者のいる場所―

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    法話調で、でも全然お坊さんぽくなくてめちゃくちゃ読みやすかった。知性は最終的には哲学・宗教に向かうのかもしれない。つまり人生が一番の難題だから。
    死そのものが何であるか…社会における死の扱い、弔い、死者の死を受け容れること…大切な友達のことを想いながら読みました。

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    2025年03月13日
  • 不要不急―苦境と向き合う仏教の智慧―(新潮新書)

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    各人にとっての不要不急を、もっと尊重し合える社会になったらいいな。人の心は見えないのだから。優しい世界を望む。

    資本主義社会の経済自体が我々の身体にとって不要不急で非本質的なものでなり立っていることからうまれるねじれ。
    身体的なものに向き合ってきたのが宗教という切り口はとても面白かった。
    私たちの本質的な部分と、経済構造自体がかけはなれているのだから、「不要不急」は軋轢が生じるのも必然。。

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    2025年03月13日
  • 「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本

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    全然ささらなかった。自分には表面的にしか感じなかった。
    見出しだけメモ
    ・生きるか死ぬか以外は大したことではない
    ・人生に意味などない、生きる意味は見つけなくてもいい
    ・人生はネガティヴで当たり前
    ・生きがいややりがいを作る必要はない、テーマを決めてそれに賭けて生きてみる

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    2025年03月02日
  • 新版 禅僧が教える心がラクになる生き方

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    僧侶ならではの考えで、そこまで悟りを開くのは難しい,と感じました。同感する部分と、これは、難しいかな、という部分と両方あります。
    瞑想の時間を持ちたい、そして
    いい縁を大事にして、来るべき日に備えたいです。

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    2024年11月04日
  • 恐山―死者のいる場所―

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    宗教というより、死とどう向き合うか、に重点が置かれている。
    南さんの考えをもう少し聞いてみたいというのと、曹洞宗の教えとは?というのに関心を持った。
    死とは生者のもの。

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    2024年10月07日
  • 苦しくて切ないすべての人たちへ(新潮新書)

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    本のタイトルと違和感ある感じ。 人が生きていて、悩んだり違和感がある事について、優しく説いてくれるかな? いろいろな方のお話を聞かれていて経験も豊富なので、万人に分かりやすく読みやすい本。
    一度はお会いし説法を直に聞いてみたいな。

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    2024年06月22日
  • 「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本

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    前向きは大事だけど、それに疲れる事もある。
    僕の場合、明るいネガティヴとか言って、冗談めかしてネガティヴな事を笑って言うけれど。

    禅僧の教え的な本は何冊か読んだ事があり、そういえばそういう考えだったなぁと振り返りも出来たかな。

    こうした考えに至るにはそれこそ修行が必要に思うわ。
    たまに、達観した考えになることがあるけど、それがこの教えに似ているような。
    人は誰しも、どこかにこんな考えも持っているのかもしれない。

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    2024年05月22日
  • 人は死ぬから生きられる―脳科学者と禅僧の問答―

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    ネタバレ


    生の最初から思い通りにはなっていない。思い通りにならないから辛いんです。ですが、人類は全て最初から思い通りに生まれた人はいない、と言うことをもっと自覚すべきでしょうね
    人間が考え方を変えるには、生き方を変えるしかない。人間は、頭で自分の考えを切り替える事は、ほぼできないんですね。生活を変えない限り絶対にダメだと思います。根本的には変わらない

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    2023年08月01日
  • 「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本

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    自己啓発本とはひと味違って、「そんなに頑張らなくてもいいよ」と言ってくれている。
    この手の本を手にする時は、本からのアドバイスを求めがちで、「なんとかしなくちゃ」って思いが強い。でも、そんなに焦るな、急ぐな、答えを求めるなと言われている気がして、悩み事から一歩引いて、考えられる時間を持てる。
    「前向きに生きる」ことが大切なわけじゃない、力を抜いて、ゆるゆる生きるのもいいんだと思った。

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    2023年06月22日
  • 「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本

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    「肩肘張らずに生きる」ことについて、変に否定することも強く勧めるわけでもなく、筆者の視点から淡々と「肯定」するようなスタンス。仏教の
    世界や考え方に興味が湧いたので、他の本も読んでみようかという気になった。内容とは関係ないが、この本のサイズが手で持ちにくく、読みづらい…

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    2023年04月23日
  • 自分をみつめる禅問答

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    「宗教とはなにか」あるいは「仏教とはなにか」という問いをめぐって、著者自身の考えが語られている本です。

    本書は対話形式になっていますが、もっぱら著者自身をモデルとしていると思われる僧侶が、相手の問いかけにこたえるかたちで議論が進められていきます。ただし「はじめに」で著者は、「質問者は、実は質問の形で回答を言い、回答者は実は回答によって質問している」と述べており、二人の対話を通して問いかけがしだいに掘り下げられていくようになっています。

    「自己とは何か」という問いこそが宗教の「根源的な問い」であり、仏教はこの問いに対してどのようなスタンスをとるのかということが、中心的なテーマといってよいので

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    2023年03月26日
  • 「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本

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    ・『生きる意味』は見つけなくてもいい
    ・『なりたい自分』になれなくたっていい
    ・自分自身で判断できるのは、人生の『些事』だけ
    ・生きるか死ぬか以外は大したことではない
    など、気持ちがらくになる言葉だから覚えておきたいなぁ…っていうのがいくつかありました。

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    2023年01月25日
  • 「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本

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    違った視点での考えに触れることができた。
    一部は心が軽くなるものもあった。
    心の状態に応じて「このページを見たら心が軽くなるかも」と留めておくと良いかも。
    一部理解はできたが「うーん…そこまではまだ思えない…」という内容もあった。

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    2023年01月03日
  • 「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本

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    ネタバレ

    生きがい探すな。周りのために生きろ。
    期待するな。当然と思うな。
    すべてが世事になる。力関係ができる。出ていくのが解決策。
    なかなか難しい。少なくとも私には。

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    2022年12月04日
  • 「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本

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    何かのサイトで紹介されていた。

    僧侶である著者が、生きるのがつらい人に、もっと楽に生きればよいと説く内容。

    一部共感できる内容もあったが、全体的にはピンとこなかった。
    ・自分の意志で生まれたのではなく、たまたまこの世に生まれただけなので、生きる意味など考えなくてよい。というのは、考えて辛くなるくらいなら考えない方がいいということか?
    ・こじれた人間関係は努力や愛情では解決しない。一歩離れてみる。
    ・嫉妬は「本来、自分が持つはずだったものを他人が持っている」という勘違い
    ・無理に友達を作ろうとしなくても、やるべきことをやっていれば人は集まってくる。

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    2022年06月21日