南直哉のレビュー一覧

  • 善の根拠

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    著者は曹洞宗の僧侶。
    しかし,僧侶としてではなく,「仏教の立場から」(仏教思想を道具として)善悪の根拠を明らかにしようと試みる。

    本書は,まず,「自己」とは何かを論じる。
    「自己」には,それ単独で存立する実体はない(「諸行無常」「諸法無我」「空」)。
    「自己」は,「他者」との関係(縁起)によって存在する。
    「自己」と「他者」との関係(縁起)が各々の存在に先立つ。
    「自己」は,「他者」によって自己の在り方が決定されてしまうという矛盾を抱えてしか存在できない。

    その上で,「自己」を受容する態度を「善」,拒絶する態度を「悪」と捉える。
    よって,善(悪)の根拠は,他者依存の「自己の在り方」を受容(

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    2015年05月09日
  • 人は死ぬから生きられる―脳科学者と禅僧の問答―

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    私には難しい本だった。そもそも「クオリア」という言葉の意味もよく分からなくて‥。Wikipediaによると、”
    心的生活のうち、内観によって知られうる現象的側面のこと、とりわけそれを構成する個々の質、感覚のこと”。やっぱり分からない。
    でも科学者と仏教者の対話という観点ではとても面白かったです。

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    2014年09月13日
  • 人は死ぬから生きられる―脳科学者と禅僧の問答―

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    茂木さんは,もう脳科学者の看板を下ろして,ちゃんとフリーライターとして自由にすればいいと思う.面白いけど,胡散臭く感じる.フリーライターがその人となりで南さんの思いをうまく引き出している.面白かった.

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    2015年02月13日
  • 復興の精神

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    震災について、様々な方が綴ったものを一冊にまとめた本。

    人生は答え。
    問いではない。


    今、変わらないで、
    いつ変わるのだろうか。

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    2014年02月17日
  • 恐山―死者のいる場所―

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    日本一の霊場といわれる恐山とは何なのか。禅僧の著者は恐山を「死者への想いを預かる場所」だと語る。つまり、生者が死者との距離を見いだす「場所」なのである。イタコによる口寄せなどキワモノ・イメージの先行する「死者のいる場所」像を一新する

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    2012年09月15日
  • 復興の精神

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    瀬戸内寂聴さんの無常ーどん底は続かないの中で、私たちはどんな不幸の中でも決して絶望してはならない。暗闇の空に希望の星を見出す力を人間は与えたれてこれまで生きてきた。被災者の皆様の御苦労と悲痛な体験を思うたび、いたたまれない。一年数ヶ月経ち、復興への思いやる気持ち、支援が薄くなっている状況に思われます。思いをこれからも被災地にもち続ける事が大切な一人一人の人生に繋がることだと思います。養老孟司さんの精神の復興需要の中では、生きていれば、さまざまな悪いことが起こる。悪いことがあると人は無理やりに色々なことを学べる。いいことというのは、その時点がピークで、そこから学ぶということはないと言っている。

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    2012年08月22日
  • 復興の精神

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    東日本大震災を受けて、課題と展望を養老孟司氏、茂木健一郎氏、橋本治氏など各界の著名人が各々の切り口で語っている。捉え方はそれぞれだが、共通しているのは、この未曾有の大震災を活かしていく必要がある、ということ。
    勉強になりました。

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    2012年08月16日
  • 恐山―死者のいる場所―

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    ラジオで紹介されていて面白そうだったので手に取った本。恐山に訪れる人々と日々接しているうちに、仏教の教えだけでは理解できないことを痛感。死者を弔うこととは何かという問いに対する答えは平凡ながら、体験を通した文脈で説明されると納得がいくものだった

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    2012年08月11日
  • 復興の精神

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    東日本大震災から1年4ヶ月が経った。震災直後は、関東に住む人間も、東北の痛みを分かち合い、譲り合って生きているように見えた。しかし、いまその風潮はなくなり、震災前と同じような風潮になっているのではないか。そんな疑問からこの本を読んだ。
    この本は震災から3ヶ月後に出版された。茂木健一郎、養老孟司など9人が、当時の気持ちと復興に必要な精神性を述べている。
    共通しているのは、私たち日本人が今までの概念を変えなければならないと主張している点だ。今まで、私たちは利便性を求め、経済を最優先し、進んできた。その結果が福島原発の事故につながっている。
    未曾有の大震災を粛々と受け止め、譲り合い、分かち合う日本人

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    2012年07月22日
  • 恐山―死者のいる場所―

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    日本一の霊場、口寄せするイタコ、死者との邂逅。そんな場所としての
    イメージしかない恐山。

    その恐山の菩提寺の住職代理が綴った書ということで軽い気持ちで
    手の取ったのだが、いやはや考えさせられる。

    死というものは死者の側にあるのではなく、生者の側に存在するって
    かなり哲学的なのだけれど、亡くなった人には死はもう訪れないんだ
    ものなぁ。

    恐山に足を運び、死者を悼む人たちとの会話は「弔う」とはどういう
    ことなのかを示唆してくれるし、死者とどう向き合うかのヒントをくれる。

    テレビの心霊番組などの影響もあるのだろうが、おどろおどろしい
    イメージがあった恐山も本書を読むと死者を追悼し、思いを馳せる

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    2017年08月17日
  • 復興の精神

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    養老孟司:もちろん一致団結は悪いコトではありません。しかしそれが言論統制になってはいけない 茂木健一郎:復興の精神は、日本人の変化への希望の中にこそ、見出されるのだ山内昌之:公欲のために私欲を捨てよう 瀬戸内寂聴:私たちはどんな不幸の中でも決して絶望してはならない。暗闇の空に希望の星を見出す力を人間は与えられてここまで生きてきた 

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    2012年06月16日
  • 復興の精神

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    著名な作家などがそれぞれの3・11をふりかえり、これからどうすればよいかそれぞれの視点から提言を述べる作品。
    この本で一番驚いたのは、病を患っていたため、この震災で不安や無力感を感じなかったといった著者がいたことだ。このことから、他人や未来への不安や自分の無力感はある程度自分に余裕がないと生じない感覚なのだと感じた。
    しかし、震災直後に起こった買いだめの現象から、今回日本人が感じた不安のベクトルは自分に向いていなかっただろうかと感じた。
    また、どん底はつづかないと励ましている著者がいるが、何もなくても、毎日が先の見えないどん底だと感じている人々である現代人に伝わる言葉なのだろうかと感じた。

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    2012年02月16日
  • 復興の精神

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    ぜんぶは読まなかったなー
    面白いとこと面白くないとこ
    っていうと語弊があるか
    好きなとことあまり好きじゃない感じのとこがあって
    そりゃそうだけどいろんな人が書いてるから
    なんだかんだ結局養老先生が一番おもしろかったなあ。

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    2012年02月12日
  • 復興の精神

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    もともと雑誌化状況にあった新書界の、311後の加速たるや…。本書は発行2011年6月。
    しかし絶対に全てが緩んでくるはずの半年過ぎにこそ、読んで兜の緒を締めようと、満を持しての(?)トライです。
    筆者9人がそれぞれに挙げた声であれば、その言葉をこそ復興の精神として留めたい!と胸に響いた一節もあれば、この人がこんなに底の浅いことでなんとする?と首をかしげる部分もありましたが。。。そんな感想をもてるのも、今だから、なのだということです。
    「復興の精神」というガッツなタイトルの中で、ひとつ橋本治氏による“病人の視点”は目からウロコでありました。

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    2011年10月26日
  • 復興の精神

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    この度の震災は、「日本人」を強く意識せざるを得ない機会だと感じた。善くも悪くも日本人の一人として背負っていくべきことがある。そう感じた。
    橋本治の箇所が個人的には印象に残る。

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    2011年10月11日
  • 復興の精神

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    【読書】結婚等のバタバタで落ち着いて本を読めなかったので、久々の読書。読んだのは震災からの復興について各界の著名人のメッセージ。くしくも自分の結婚式は震災からのちょうど3ヶ月。心からこの国の復興を願うとともに、自分も自分のできることを全力で頑張りたい。

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    2011年07月03日
  • 人は死ぬから生きられる―脳科学者と禅僧の問答―

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    結局、よく分からなかったです。しかし、分かりようがないと言えばないのです。なんで生きているとか、なんのために生きいるとか誰も知らないのたがら。

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    2011年06月23日
  • 人は死ぬから生きられる―脳科学者と禅僧の問答―

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    2009/07/26

    脳科学者、茂木健一郎氏と、
    恐山の禅僧、南直哉氏との対談集。

     ブッダが因果を説くのは、
     「あらかじめ因果によってものごとは決まっている」
     ということではなくて、
     人が努力して未来に希望を持ち、
     自分が自分として立っていくために
     絶対必要な考え方だからというわけです。
     (p.142)

    生きることに形而上学的な問題について、
    あえて「無記」という姿勢を貫いたブッダが、
    因果については熱を持って説くというのが
    生きることを「苦」と捉えた
    極めて現実主義的な思考の表れのように思う。

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    2009年10月04日