苦しくて切ないすべての人たちへ(新潮新書)

苦しくて切ないすべての人たちへ(新潮新書)

902円 (税込)

4pt

この世には、自分の力ではどうしようもないことがある。そのことに苦しみ切なく感じても、「生きているだけで大仕事」と思ってやり過ごせばいい――。「仕方なく、適当に」「万事を休息せよ」「死んだ後のことは放っておけ」など、心の重荷を軽くする後ろ向き人生訓。死者を求め辺境の霊場を訪れる人々、逸話だらけの修行時代、よい宗教とわるい宗教、親ガチャや苦の正体――恐山の禅僧が“生老病死”に本音で寄り添う。

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苦しくて切ないすべての人たちへ(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    南先生による坊さんらしくない仏教にまつわるエッセイ。
    表題は大層であるが、中身は肩の力を抜いて楽しみながら読める。
    著者は読みやすく時々ユーモアある語り口の中に聞く者の心に残り続けるであろう本質的な事柄を織り込むのが秀逸で、心揺さぶられる事が多かった。

    今までの著書の内容と重複するような内容でも新

    0
    2025年01月30日

    Posted by ブクログ

    エッセイをまとめたものなので読みやすく、そして内容は深い。一気読みしました。客観的な考えが綴られていて、苦しい思いをしてる人に必要以上に寄り添ったり、人生を鼓舞するような文章が一切なく良かったです。

    0
    2024年08月23日

    Posted by ブクログ

    著者のこれまでの本と同じ思想が、雑誌向けの柔らかい言葉遣いの中に貫かれており心地よい。これまでと同じ思想、と言うのはこの場合良い意味で、これまでの著作で語られた内容が変わっていない、と言うのは、確固たる信念と思想の根幹は変わることなく、語り口を少しずつ変えながら現れているだけ、という事を感じ取れるか

    0
    2024年08月08日

    Posted by ブクログ

    南直哉さんのファンや。これ何冊目やろ。彼の坊さんらしくないところや彼の哲学が好きや。
    そもそも僕らは生まれとうて生まれてきたんとちゃう。問答無用にこの世界に投げ出されて、一方的に体と名前を押し付けられて「自分」にさせられた。不本意なままあらかじめ人生が始まってしもうた。
    これは重荷に違いあれへん、生

    0
    2024年06月08日

    Posted by ブクログ

    恐山の住職代理を務めるお坊さんの本。
    失礼ながら、本書を読むまでまったく知らなかった。

    はじめ面白く、次第に考えさせられる内容。
    法話の採録かと思ったが、そうではない模様。
    雑誌か何かの連載をまとめた本であるそうだ。

    直哉(じきさい)師の実家はお寺ではなく、大学を出て、会社勤めの経験もあるとのこ

    0
    2025年07月27日

    匿名

    購入済み

    ここ数年仏教に関する本をいろいろ読んで南直哉さんに辿り着いた。私はいわゆる「ありがたい話」が苦手で、そんなもんお前に言われんでも分かっとるわと生意気なことを言いたくなってしまうのだが、南直哉さんの問題関心は自己の根拠の不在や実存の不安とでも言えるような哲学的なテーマで、納得感と安心感を持って読めるの

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    両親ともに教師の家庭で育ち、有名大学の学生時代は引きこもって、道元禅師の『正法眼蔵』とハイデガーの『存在と時間』を読みふけり、大学にいかない生活をいっとき送るも有名企業に就職。その後出家。若僧の頃には永平寺のダースベイダーと呼ばれ、2005年に恐山菩提寺院代、霊泉寺住職となった南直哉(みなみ・じきさ

    0
    2024年06月21日

    Posted by ブクログ

    興味をもっている場所の禅僧の話を読むことができて、よかったです。自分のことなのに自分でコントロールが難しいことと付き合っていくのは苦しいですが、踏ん張っていきたいです。

    そしていつか恐山に行ってみたいと思いま。

    0
    2024年06月19日

    Posted by ブクログ

    こうでないといけない、などと思う必要などないんだな、と感じた。
    くすっと笑ってしまうところも散りばめられていて、あっという間に読み終えました。

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

    本のタイトルと違和感ある感じ。 人が生きていて、悩んだり違和感がある事について、優しく説いてくれるかな? いろいろな方のお話を聞かれていて経験も豊富なので、万人に分かりやすく読みやすい本。
    一度はお会いし説法を直に聞いてみたいな。

    0
    2024年06月22日

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