杉井光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ私が好きな作家さんばっかり…!
個人的にかなーり豪華なアンソロジーだったので、とても楽しく読むことができた。
「かわうそをかぶる」「あなたに見合う神さまを」が特に好きだったかなぁ。
「かわうそをかぶる」 浅倉秋成
ゆゆはイサナだったってことだよね?
犯人を仕掛けたのはゆゆだったってことだよね?
きゅーきゅー言っててこわ。
「まぶしさと悪意」 大前粟生
悪口コメントのミームってすごい発想。
「霊感インテグレーション」 新名智
ややムズ。シンプルにシステム理解が追いつかないだけっていう。
デマに踊らされた人間が、嘘を信じて人を殺しちゃうの、現代でもありそうで怖いね。
「ヤリモク」 結城真一郎
殺害目的がやばい。
そして最後の1文もやばい。
真意がわかったときに、そういうことかーーーとなる。どんでん返し系。おもしろい。
「あなたに見合う神さまを」 佐原ひかり
一番好きだったお話。
権藤さん、とてもいいキャラ!!!大好きだ。
途中で出てきたるりちゃんと若尾の話とか、父親の話はなんなんだろうと思ったけど、人を支配したり幸福を妨げるという暴力を、いろいろな形でとってくる奴らだったんだろうか。
それに対して自分の好きなものを好きという、自分が信じるもの・拠り所にするものを自由に決める権藤さんはかっこよく映っただろうなぁ。
嘘がちらばる世界のなかで、対照的に真実が光る。
「タイムシートを吹かせ」 石田夏穂
やっちゃダメだけどレジェンドがうざすぎてもはや良いと思う。
最後のオチが気持ちよくて好き。
「君がため春の野に」 杉井光
『世界でいちばん透きとおった物語』のスピンオフ!
ほろりとする結末がステキ。 -
無料版購入済み
どうなんだろう?
ピアノって詳しくないんだけど、高校生レベルでもこんなすごい水準なんだろうか?
ヒロインはプロを目指していたレベルと言うからまだしも、主人公が出来すぎの気がする。
オーケストラの譜面をちょいちょいとアレンジとか、高校生レベルでできるもんなの?
あと、「女装」を公言してもバズるというのはありえないと思うんだけど。
この辺り、ちょっと「フィクションが過ぎる」気がする。
それによって、却ってリアリティが無くなるというか、安っぽく見えてしまうというか。
絵はかなりキレイなんだけど、1つだけ、口が斜めに上がっているのが非常に気になる。
ここだけは何とかして欲しい。 -
Posted by ブクログ
・シェアハウスに住む特殊能力持ちのイケメン男子たち(カバーイラストから勝手に想像)
・男子高校生の股間と頭部滅多撃ち連続殺人事件(なんだその残忍な事件、怖すぎる!)
・235ページという厚みのミステリーの割に、比較的丁寧な心理描写
以上から、まさに一気読みできるミステリー小説だった。
シェアハウスの住人たちの能力やバックボーンが徐々に明らかになっていくのだが、その小出しの仕方がなんとも焦ったい!
読者に、もっと彼らを知りたい!と思わせる巧妙なストーリー展開になっている。
そう。とにかく、彼らの人物像が魅力的すぎるのです。
そして、本作もまだ小出しの作品にすぎず、きっと続編(シリーズ化)により更に小出しされていくのだと思う。そうであって欲しい。
その小出しが実現されることを祈りたい。 -
Posted by ブクログ
目的のために全てを捧げる覚悟があるか・・・
未年のみ行われる祭り、「おひつじ様」を12歳を迎える少女6人が巫女として祭りを執り行う。
慣習に隠された本当の意味を知り、その村の習わしを壊すために12年後に再会を約束する。
読み終えた時のゾワゾワ感がなかなか拭えなかったです。
各章ごとに現在と12年前の話が交互に進めていくので、どのような経緯があり、祭りをどう壊すかなど、すっと物語に入れました。
やはり、読んでいるうちに違和感がある中、最後になるほどと納得しながら読めました。
村の慣わしなど昔の風習を知るのは本当にゾッとします。
ホラーは好きではないですが、全然読める内容です。 -
Posted by ブクログ
羊と巫女、タイトルを聞いただけで、おどろおどろしさが感じられるお話。12年に一度の未年に行われる初穂祭り。村に繁栄をもたらすひつじに祈りと貢物を捧げるお祭り。未年に生まれた今年12歳小学校6年生の女の子が巫女となり、ひつじをむかえる。なぜか、未年の学年に男の子はいない。ひつじの正体とは?貢物とは?ひつじを畏れる村の大人たちは何を隠しているのか?そして、恐ろしい事件が起こる。「ひつじに喰われた?」「ひつじの怒り?祟り?」12年前に巫女を務めた少女たちが再び集まり謎に迫る。リングばり、横溝正史ばりに、暗い因習に背筋は凍るが、途中でやめられない。どうなる?真相は?まんまとハマってしまう。結論、大満足とはいかないまでも、まぁ、合格点の結末だ。真相はひどく悲しく寂しい。