杉井光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今巻では事件の大きさでは過去2巻と比べると微々たるものですが、その分今まで仲間として過ごしてきた人物同士が敵対、もしくは協力しあわずに話が進行していました。
「たったひとつの冴えたやりかた」というキーワードに沿った話の展開は相変わらずで、主人公であるナルミはそのために四苦八苦しながらもなんとか道を模索していきます。
それは傍目から見れば愚行であったりもするのですが、その選択肢を選ぶことそのものに意味を持たせているように感じます。その点において今巻では、彩夏という存在が大きかったように思われます。
話の面白さはそこそこでも、要素として切り取ったときに魅力が垣間見えたりするので、そういった部 -
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Posted by ブクログ
因習、巫女、触手、グロ、鬱…キーワードはこんな感じかしら。
『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』の杉井光のデビュー作。
さわやか路線の上記2作とはあまりに違う内容で、しかも打ち切りっつーか続刊の話を聞かないっつーかそんな感じのシリーズですが自分はこれが1番好きです。
なかなか感動できる展開もgood。
古き因習による悲劇、とでもいいましょうか、和風のそれ系の話が大好きな自分にしてみればかなーりクリティカルにツボに刺さったラノベだったのですが…いつか続刊を信じています。
ほら、ダブルブリッドの新刊が出るくらいだからこれだって…ね!
和風、因習、地域伝承、悲劇、あ