杉井光のレビュー一覧

  • 火目の巫女

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    電撃小説大賞銀賞受賞作。実はこれが本命でした。ネットでの評判が真っ二つだったのでドキドキしながら買ったのですが、私にとっては“当たり”でしたね。まあ、元々時代小説とか日本の文化に興味があったことと、曲がりなりとも弓道部なので弓道の描写に関心したということも要因の一つです。鬱展開万歳です。こういうシリアスのドロドロとした作品は好きですよ。でも魅せるところはしっかりと魅せて綺麗な描写に圧倒されました。ただ、弓道を知らない人に安土とか矢場とか言ってもあまり分からないんじゃないかなあ、と思うのと、やはり渡殿とか分からない人もいるだろうから、その分一つマイナス。鬱展開が嫌いな人も止めた方が良いかも。最後

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    2009年10月04日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    『世界でいちばん透きとおった物語』の続編。
    とはいえ、さすがに前作のような仕掛けはない。
    そのため、全体的によくまとまった作品だと思うが、前作ほどの衝撃はない。

    なんというか、そこまで特筆すべきもののない、普通な作品だったように感じた。悪くはないのだけどね。
    あとこれ、タイトルはどうにかできなかっただろうか。『世界でいちばん透きとおった物語』の続編だけど、だからといって、前作のような仕掛けもなしにそのまんま『2』で出すってのは安直じゃないだろうか。
    少なくとも『2』を冠するのなら何かしら透きとおった要素は欲しかった。

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    2026年05月01日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    主人公の燈真は、物理的だけでなく人の能力も見透かしてしまうのかもしれない。そんな先のことまでを考えて仕掛けたのか、と。
    まさか、小説の中で小説を読むなんて人生で初めての経験でした。ただ、前作は仕掛けがあり驚かされることが多かった分、次作である今月作品は期待値が上がってしまったのもあるかもしれない。

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    2026年04月19日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    自分と母を捨てた実父の遺した原稿を仕上げ、新人ミステリ作家としてデビューした燈真のもとに、ミステリ文芸誌からの依頼がくる。内容は実父の時のように亡くなった小説家の未完小説を仕上げてくれないかとのこと。彼はコンビで活動していたふたりのうちのプロット担当であった…
    え、この人まさかオリジナルじゃなくて未完の傑作をリライトする専門の小説家にされようとしてるのでは…?と若干不安になった。しかも今回は縁もゆかりもない他人だし…(仕上げられた最終話は綺麗に伏線回収されていてスッキリまとまってたと思います)

    あとは菊谷さんの又姪の琴莉ちゃん。あんまり本を読まないようなギャルっぽい子ではあるけど、大叔父さん

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    2026年04月15日
  • 羊殺しの巫女たち

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    寂れた村で脈々と受け継がれている祭祀。それを止めようとする巫女だった女性たちの物語。

    過去と現在を振り返る形式で綴られていく形式でした。序盤から謎の存在である「おひつじ」の不穏な気配が感じられ、惹きつけられるんですが、中々核心に至らず長く感じてしまいました。
    読み終えて考えてみると、伏線はあちらこちらにありました。けど、二度読みする程は驚かなかったかな。なるほどねと、納得する事はできました。

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    2026年04月04日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    1作目よりはミステリー要素が強めでした。
    中の物語の謎は予想通りではあったけれど、思いやりや優しさを感じさせる物語でした。
    まだ続くのかなぁ?

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    2026年04月02日
  • 羊殺しの巫女たち

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    正体まで長い。年代の行き来がおっくうになってた。最終シーンのイメージもし難くて何がどうなってんのか頭に映像化できんかった。

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    2026年03月31日
  • 羊殺しの巫女たち

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    ネタバレ


    物語の中で「7人」であることを示す伏線が随所に散りばめられており、それに気づきながら読むのが面白かったです。特に、祥子が羊に入れ替わっているという展開が印象的でした。

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    2026年03月22日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    p193叙述トリックの中では常套手段のひとつといってよかった。出来事を起きた順番に画かず、しかし読者に文中の順番通りに起きたことだと錯覚させる。

    p226十八歳は少年法上の«少年»ではあるが、民法上の«成人»であり、改正少年によって«特定少年»と位置づけられて保護処遇が減らされる。十八歳未満との最大のちがいは、起訴後に実名報道が解禁される点である。

    p232もうひとつ勝手に故人の代弁をささてもられえれば、菊谷はこの最終回を大いに気に入ると思う。菊さん、あんたこういうトリック大好物だったよな。では、素敵な締めくくりを用意してくれた藤阪先生と、今まで支えてくれた読者の皆さまに無上の感謝を捧げ、

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    2026年03月20日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    皆様の感想通り、前作の仕掛けが斬新過ぎて警戒して読み進めました。
    前作の仕掛けはなかったですが、
    なるほどー、今回はそーゆー意味かー。と思いむした。
    気軽に読めました。

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    2026年03月19日
  • 神様のメモ帳

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    ネタバレ

    高校に馴染めない主人公藤島ナルミは同級生の篠崎彩夏に連れられて、彼女のバイト先に行く。そこでたむろしているニートたち、そしてNEET探偵を自称する少女アリスに出会う。
    1巻から主要キャラが自殺未遂で植物状態に陥ってしまう重い展開。薬物がメインテーマの事件だったけど、人間の報酬系回路の話は今回は楽に薬物で刺激してしまうという話だったけど、ちょっと深い話だなとは思った。

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    2026年03月08日
  • 羊殺しの巫女たち

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    ネタバレ

    早蕨部村で、未年にのみ行われる祭り。その巫女に任命された未年生まれの6人の少女たち(鶲沼(ヒタキヌマ)伊知華、祥子、千木良(チギラ)美咲、漆原健瑠(タケル)、黒沢梢恵、奈村夏帆)は、祭りの日、慣習に隠された本当の意味を知り、反抗を決意する。その後伊知華は村外に出る。
    それから12年後。6人は、生き残った羊がいるか確認し、いるならば決着をつけるために再び集まる。

    ホラー×ミステリ。
    過去は1人多く、今は1人少ないことがキーになる。
    6人とも強く優しい。なかでも伊知華の優秀さが際立っている。これも美しいシスターフッドものだ。

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    2026年03月07日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    コンビ作家の一人が亡くなった為に、途絶えてしまった連載にまつわる物語。

    作中作と現実世界を上手くリンクさせる、その演出が面白いと思います。

    謎の解明と共に、人を想う気持ちが表出するところも効果的で、作者の技量が感じられました。

    語り手である新人作家が、今後どのような物語を紡いでいくのか興味があるので、是非続編を発表して欲しいです。

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    2026年03月04日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    前作に引き続き、ひょっとして何か小説自体に仕掛けがあるのかなという期待もありつつ、読み進めたが今作は純粋なストーリーのみだった。相変わらず霧子さんの推理力が群を抜いていて驚かされると同時に主人公燈真の成長を感じました。

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    2026年03月01日
  • 羊殺しの巫女たち

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    早蕨部村で12年に1度行われる祭りと、その巫女に選ばれる未年生まれの少女たち。
    12年前にその役目を終えた少女たちが、再び祭りの日に集まることで起こる事件。そして「おひつじ様」とは何者なのか。

    因習の残る閉鎖的な村での少女たちの戦い、そして最後もなんだか切なかった…。

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    2026年02月24日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    前作「世界でいちばん透きとおった物語」の主人公、藤阪と深町のコンビが再び登場するわけだけど、深町霧子が相変わらず冴えまくってて気持ちがいい。

    この物語の核になる作中作の「殺導線の少女」の、時系列の入れ替えについてはちょっと気が付いたというか、入れ替えても成立するんじゃ?とは思いながら読んだけど、その理由は全くわからなかった。

    宇津木の菊谷に対する思いやりだとか、菊谷の琴莉に対する愛情の深さに感激した。

    とはいえ、やはり前作を読んだ時の衝撃に比べるとどうしても見劣りしてしまうなぁというところ。藤阪は誰かが書いたものを編集してさらによいものに仕上げる才能が凄まじいが、やはり0から1を作り出す

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    2026年02月19日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    1の驚きを知っているからこそ、本の構成に少し期待した部分はあった。違うと分かっていても、読みはじめに、文の構成を確認してしまった。
    今回の作品には作中作が出てくる。3話の中に違和感がたくさん散りばめていたが、ちゃんと騙されてしまった。読み返すと、気持ちがいいくらいに話の内容が変わってる。

    藤阪のような、いつも何かに巻き込まれる主人公が好き。作品の続編を考える理由を知った時に、藤阪の優しさがじーんっと伝わってきた。2の方がちゃんと物語に入り込めた気がする。

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    2026年02月17日
  • 神様の本

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    面白かった!
    ビブリア古書堂の短編ももちろん面白かったし、
    他のもハズレなし。
    特に聖書を校正する話がめちゃくちゃ自由で日本の発想って感じで走り抜けてて面白かった。
    宮沢賢治、聖書、源氏物語、読みたくなる神様も愛する本がたくさんでてきて読書欲がマシマシになるね。

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    2026年02月14日
  • 羊殺しの巫女たち

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    12年に一度行われる祭りを巡る村ミステリ。好きなジャンルなので楽しみにしていたけれど、「そっち」だったかぁw
    12歳と24歳の時間を行ったり来たりする構成で、何が起きたのかがなかなか明かされなくてちょっともどかしい。嫌な空気感だけは伝えてくるし。
    途中から何度も出てくる思わせぶりなセリフ回し。
    地の文が三人称だから違和感ありまくりで警戒していたけど、オチを見通すことはできなかったのが悔しい。

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    2026年01月26日
  • 羊殺しの巫女たち

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    結構面白かった。
    だけど盛り上がりに欠けたかな
    幼少期時代の話でそこを深掘りする必要ある?って思えた所とかあったし、50〜60ページくらい削れて他のこと入れられたんじゃないかと思ってしまった

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    2026年01月17日