杉井光のレビュー一覧

  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    物語の仕掛けとしては最初のほど驚きはなかったけど、全体のストーリーとしては2の方が先が気になって一気に読めて面白かった!

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    2025年12月26日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    前作同様、なにか凄まじい仕掛けがあるのかと思ったがそういう訳ではなかったのにも関わらず、クオリティが落ちないことに驚いた。

    作中の人物はそれぞれ特徴的で役が立っていて良かった。特に良かったのは、琴莉ちゃんのいかにも10代の女の子!って感じの表現だ。

    また、『ミステリとはこういうものだ、こんなに素晴らしいものなんだ』ということを伝えられている気がした。至る所から伝わってくるこのミステリ愛はすさまじく、杉井光先生は本当にミステリを愛しているのだなと感じた。

    ミステリが洗練されていて面白く、個人的には前作よりもスラスラ読めた。

    何も知らないまま、透明に生きる女の子。
    知ってしまった瞬間、絶望

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    2025年12月16日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    前作を読んで念の為、確認作業をした(o^^o)

    前作と違った感じの作品だったけど面白かった。
    ミステリーとミステリは違う件は正直、ちょいちょい刑事小説や学園ものの小説の中でしたかありえないファンタジーあったりするし、細かい理屈はわからないけど、どうでもよいやん!(笑)と思ってしまった。
    続編が出たら読みたい。
    杉井光さんの他の作品も読みたくなった。

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    2025年12月15日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    1もそうだけど本当に展開が読めなくて面白い。

    編集者の種明かしパートで終わったとしても、なるほどな、、で完結していたが、その話を受けて主人公が続きを書く理由が素敵でほっこりした。

    2時間以内で読み切れたし良い読書体験だった

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    2025年12月10日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    燈馬がずーっと書けなくて悩んでいる場面が続くばかり。これはさすがの作者も、この2をどう書いて1を凌ぐ作品にしようかと悩んでいるのだろうかと心配した。
    作中作の荒々しさに、どうしてこんなものを書いて2になるんだろうかと疑念もかすめたが、読み終えてみるとしっかり2だった。
    燈馬と霧子の心の通い合い、ストーリーを貫くヒューマニティー。読む私の心も透き通った気持ちにしてくれた。
    杉井さん、3も書いてもらえるだろうか?

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    2025年11月29日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    コンビ作家の片方が連載中に死去したために、未完となってしまった作品の続きを探る、お話(?)。

    未完の作に込められた意味と、そこから生まれた嘘。
    それを踏まえて収束していく作品と物語。
    小説in小説の形が楽しかったですな。

    前作『世界でいちばん透きとおった物語1』の登場人物がまた奮闘している。

    前作のような大掛かりな仕掛けはないけれど(自分が気づいていないだけで何かしらあったりするのかも?)、入れ子構造のきれいな着地がステキでしたな。


    深く考えるとよくわからなくなってきますな。
    作品内に未完の作品があって、作品とその作品内作品自体まるまるを作品としてこの本の作者が書いているという構造が

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    2025年11月22日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    2作目は1作目みたいな感じで何かあるのかなと思ったけどただ本当にミステリー苦手な私でも引き込ませて貰える内容だった、

    ミステリーで泣くこともあるんだなって笑

    嘘を守り抜くために何人もの人が協力して
    そしてその嘘がバレないように形作る
    作中にちゃんと大事なもの置いてあった。

    ミステリーもたまには悪くないなって
    思わせてくれる作品でした

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    2025年11月15日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    7つの短編集

    新進気鋭の作家たちによる現代のリアルを切り取る7つの物語。

    わかってるようでちゃんと理解していなかった
    「推し活」「VTuber」についての理解が深まりました

    どの作品も味わい深くオススメできるものばかりですが個人的には
    『あなたに見合う神さまを(佐原ひかり)』が一番心に刺さりました

    人を支配するもの、人の幸福を妨げるものはおしなべて暴力よ

    と語る権藤さんのカッコよさと、少しづつ勇気をもって言葉の暴力に立ち向かう主人公。。

    初めて著者・佐原ひかりさんを本作品で知りましたが他作品も追いかけてみます

    あと石田夏穂さん作品はほぼ全部読んでいますが短編向きなのかも、とも感じ

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    2025年11月10日
  • 神様の本

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    まぁまぁ面白かった。
    ビブリオ書店に続編が出ていたとは驚いた。
    最初のシリーズは全部読んだけど、今回の短編を読んで改めて思ったけど、そんなに好きなだけ文体じゃないので、続編は読まなくていいか笑

    近江泉美さんの話が良さそうなので読んでみよう。
    あとやっぱり、神様の御用人は良き!

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    2025年10月28日
  • 楽園ノイズ7

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    真琴はいずれPNOを抜けるつもりなのが何度か描写されている。

    ちょっとした出会いから始まったPNOだが、文化祭ライブ、本格的なライブ、アルバム作成と、どんどん影響力が大きくなっていく。

    このバンドと、凛子達メンバーはこれからどうなっていくのだろう。

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    2025年10月15日
  • 羊殺しの巫女たち

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    ネタバレ

    ずっと真っ暗な曇り空のような重苦しい雰囲気。明るいところがないのは、あまり気持ちが振り回されなくて良いかもしれない。最初本格推理小説と思って読み始めて、そうじゃなくてホラーで、でも犯人も確かにいて…これはすごくネタバレなのですが、





    綾辻先生のAnotherってことですよね?うーん、怖いのは怖いんだけど、あともう一つ何か欲しかった。とっても雰囲気があった小説なので、閉じた世界観は嫌いではないのだけれど。多分Anotherを知らなければ、興奮するほど楽しめたと思う。

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    2025年10月12日
  • この恋が壊れるまで夏が終わらない(新潮文庫nex)

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    予想外のある意味素晴らしい結末で、ものすごく満足感のある一冊だった。中盤からは怒涛のタイムリープ連続で、クライマックスへ近づきながらも謎が深まっていく展開が面白い。まさに青春ミステリ。

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    2025年09月29日
  • 楽園ノイズ7

    KPL

    購入済み

    物語は進んでいく

    面白くて続きが気になります!!

    現実の音楽家もこんな感じなのかな、と思いを巡らせることが出来るストーリーです。主人公は振り回されながらも我が道を進んでいっており、そのこだわりがこの作品の面白さなのかもしれません。様々な思惑がある中、主人公がどう歩みを進めていくのか、今後も気になります。

    #切ない #エモい #笑える

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    2025年08月16日
  • 神様のメモ帳9

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    やはり結末を知ると悲しくなってしまう…
    けれど知れて良かった!そんなオチでした。
    もっと皆の活躍が見たい!と思いつつも、
    これからも物語が続いていく様を妄想していける良い最終巻だったと思います!

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    2025年07月06日
  • 神様のメモ帳8

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    素晴らしいの一言。
    最初は4代目周りの軽い事件が起こり、中盤からはエンジェル・フィックスを巡る事件を解き明かし、、、その過程でそれぞれの「過去」に向き合うという構成が良かったです。
    今までの話で、それぞれの登場人物が己の「過去」に向き合ってきましたが、その集大成ともいえるお話で、オチがそこまで壮大な話でもないというのがこの作品らしいなと思いました。

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    2025年06月21日
  • 神様の本

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    ビブリアの新作を目当てに購入したものの、どれも楽しく読めて満足度の高いアンソロジーでした。
    シリーズ物のスピンオフ的なお話もありましたが、シリーズ未読でも読めましたし、逆にシリーズも読んでみたい!と強く思うようになりました。
    各々にとっての「神様の本」の違いが面白く。聖書という"みんなにとっての神様"をテーマにしたものから、"私にとっての神様"を描いたものや、シンプルに"神様"というワードのパワーで物語を引っ張っていくもの…同じテーマでも雰囲気が違っていて、それぞれが味わい深かったです。
    個人的には、杉井光さんが刺さりました。なるほど

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    2025年05月24日
  • 神様の本

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    ネタバレ

    神様に関する短編を集めた一冊。ビブリア古書堂シリーズの新作が読めると聞いて購入。未見のシリーズもあったが、読み進められた。最古の日本語訳聖書の在処を探す「ビブリア」、記憶喪失の男の謎を解く「栗丸堂」、パパ活する女子大生と太宰治を巡る「神様は待ちぼうけ」元作家が宮沢賢治の世界に入り込む「深夜0時の司書見習い」まさに神が原稿を書くように求められる「ハレルヤ出版編集部」源氏物語の巻名だけで本文が存在しない雲隠れを巡る神と人間、そして猫「神様の御用人」一番、描写が詳細で推理の行き届いていたのはやはり「ビブリア」だ。鎌倉の旧宅の様子や物の配置など描写が見事でイメージしやすい。切なさというかやりきれなさを

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    2025年05月06日
  • 神様の本

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    タイトルに一目惚れ
    めっちゃ良作だったー!いただきものの有名焼き菓子と紅茶みたいな本だった!!
    読みたい本が増えました!
    ビブリア古書堂は久々に読んだけど、時間は進んでも空気が変わらなくて暖かい和紅茶みたいだった
    栗丸堂はちゃんと本編読んでみたくなった!優しくて美味しい!
    紅玉先生はやっぱり、好き。冷えた手で心臓掴まれたみたいな面白さ。美しいんだけど怖い。
    司書見習いもシリーズ読みたい。言葉が鋭利で色がある感じ。多分好きだと思う
    ハレルヤは大爆笑した笑笑 電車でよんじゃダメ
    御用人はもう1回最初からシリーズ追い直したいな、やっぱり面白いしあたたかいし、切なくて明るい

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    2025年04月05日
  • 神様の本

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    ネタバレ

    神様にまつわるアンソロジー。
    全体的に豪華なアンソロジーで、大満足でした。

    お気に入りはビブリア〜と下町和菓子屋 栗丸堂。

    ビブリアは栞子と大輔が新婚の頃の時系列。
    短編ながら、読み応えあるキリストに纏わるストーリーでした。
    扉子は赤ちゃんながら、現在と変わらぬ本の虫の片鱗が垣間見えました。

    栗丸堂は、結婚後のエピソードで、まさか読めると思わなかったので嬉しかったです。
    今だに「栗田さん」呼びの葵がらしくて、それに耐えられない栗田とのやり取りが微笑ましかったです。しかし、なぜ「女豹」呼び希望なのか…
    続編希望です!

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    2025年03月27日
  • この恋が壊れるまで夏が終わらない(新潮文庫nex)

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    「世界でいちばん透きとおった物語」でブレイク中の杉井さんの作品。
    「世界で~」も読みやすいが、こちらは登場人物や掛け合いがよりライトノベル的な雰囲気。
    ネタバレになるので詳しく書けないが、展開の切り替えしや物語の色合いの変化が鮮やかなので、是非最後まで一気に通して読んで欲しい。

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    2025年03月08日