杉井光のレビュー一覧
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ネタバレ大好きな作家の一年ぶりのシリーズ第2巻。
面白かった。胸が震えた。泣きそうだった。良かったぁ。
あいかわらず真琴はへたれだけどそれでも何かを諦めたり出来なくて、どうにかしようとあがく。
それはまさしく作者の主人公だよなあ。
凛子を最後に後押しするのも、詩月のおじいさんを死の淵から呼び戻すのも、自分たちのバンドを輝かせるのも、彼の意志なのだ。
そして音楽がどんなときでも彼らを包んで繋いで、たとえ全てが消え去っても、いつまでも残り続けるのだろう。
それを僕も信じられる。
それにしても詩月のおじいさんがイケオジだよなあ。
そして死の淵を彷徨う彼に届けとばかりに腕を骨を奏でる真琴。
どんだけ音楽バ -
ネタバレ 購入済み
熱い!良い!
すごくよかったです。
ヒロイン達とのラブコメ要素もありつつ、村瀬君が鈍感すぎてそれ以上進まないので、とても良いバランスでしたw。何かの間違いかと思うくらい間違いが起こらないから、信じられないくらい信じられるという言葉がまさに表してますね。ただ、肝心なところで鋭いという。イベント前にハプニングが起こるんですが、これの結末も良かったです。ライブの一番良いタイミングでの演出は熱くなりましたね。私自身音楽は全くわからないですけど、雰囲気で楽しめましたし、ド青春音楽小説って感じで最高でした。あと女装最高w -
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考えてみれば有能すぎる
平坂錬次と雛村壮一郎というまたもや身内のゴタゴタ話。裏世界に関わりすぎてて寿命が日に日に縮んでるんじゃないの?てか平凡な1高校生が関わっていいレベル超えてるやろ。ヤバそうなヤツと認識しながらも関われる主人公の胆力にまさに脱帽。
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偉大なるニート"新渡戸稲造"
主人公である藤島鳴海は他のニート達のせいで凡クラ感が最初は否めなかったが、よくよく考察してみるとこの男結構優秀なのである。そんな気づきがちょっとおもろい。
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杉井光の作品に音楽が絡むことは多々あったが、ここまでド直球の青春バンドストーリーは「さよならピアノソナタ」以来だろうか。
あの作品から10年以上の年月が過ぎ、音楽を取り巻く環境も変わってしまったが、音楽とバンド、とりわけライヴが持つ眩しさに変わりはなく、それを描き切っている素晴らしい作品だったと思う。
かねてから思っていたが杉井光のすごいところは「クラシック/バンド/DTM」などの極端に差があるジャンルそれぞれの「プレイヤー/リスナー/クリエイター」各自の立場からの描写がひたすらリアリティを持って深く描かれているところにあると思う。作中のキャラ作りも上手く機能していると思うし、今作のギャグやか -
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音楽よく知らなくても
楽しめますよ~。クラシックやロックは主人公のバックグラウンドとして描かれてますが、知識なくても大丈夫です。
様々な場面で主人公を振り回すキレる?ヒロインの表情の描き方が、私は好きですね。同級生にとる態度の冷たさに、そして攻撃的?であろう奏でる音にみる、鋭いイメージの一方で、少女マンガを思わせるキレっぷり。かなりクセの強いキャラも、表情のおかげで、マンガってイイな、と思わせてくれる、、、ヤラれました。上手く言えてませんが。
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うわーめっちゃよかった。
これぞ僕の好きな杉井光だよ!
高校生の音楽と青春ということでもちろん「さよならピアノソナタ」を思い出したのだけど、最初のピアニストの凛子の話なんかもろ「ピアノソナタふたたび」だと思った。
そのまま彼女がヒロインになるのかなと思っていたら、次はドラマーの詩月でその次はヴォーカルの朱音と、一人だけじゃないんだ! と驚いてしまった(笑)
でも、みんなそれぞれに抱える悩みを主人公が次々に音楽の力で突き破っていく様は、どれもこれもグッとくる。
挙句の果てには音楽教師の美沙緒の想いさえ掬い上げるとは!
ラストの電光掲示板に写る奇跡の瞬間はほんと泣きそうになった。
杉井光らしい -
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久しぶりの杉井光。
久しぶりのキリカ。
いやあ、やっぱり好きだなあ。
ライトノベル的軽ミステリーなんだけど、事件の真相のなんとも言えない滑稽さと、切なさと、あったかさ。
やっぱり僕はこの作家の書くお話がどうしようもなく好きなのだ。
今どきの言い方ならば、押しの作家と言うことになるのだろう。
その想いがとても好き。
そして相変わらず、周りがボケばかりと言う愉しさも健在。
ボケに対する主人公のツッコミがまた最高。
まだまだ続編が期待できそうでよかった。
そしてスピンオフが小説ならぬ政治教本だと!?
うん、とりあえず読ませてもらって、ひかげの驚愕を追体験したい(^ ^) -
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シリーズ2作目。
続編が出るとは思ってなかったけど、いやあ、めちゃくちゃ面白かった。
なにが面白いって、主人公(たち)の廃課金スマホゲーマーのクズっぷりさが半端ない(笑)
とにかく一つ一つの会話に笑わせてもらった。
ヒロインと半ば同棲生活みたいなのにゲーム以外はとんと進む勇気がなくて、「俺達には会話はいらない。ゲームがあればいい」とか、かっこよく決め台詞言ってるけど、それ別にかっこよくないからね(笑)
でもね、そんな廃課金者のプライドというか矜持というか、熱く語る姿になぜかグッとくるんだよなあ。
グッとくる自分もどうかとは思うけど(爆)
物語的には新たな特殊能力(?)持ちのヒロイン登場でハ -
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うーん、実に作者らしいお話。
もし作者を知らずに読み始めたとしても絶対わかってしまったであろうぐらい作者の刻印が刻まれている。
音楽(特にクラシック)とミステリーはそれだけ何度もテーマにしてきたし、この音楽にかかわるミステリーは「さよならピアノソナタ」のアンコールを思い出させる。
そして追い込まれて追い込まれて最後にたどり着く結末のやり切れなさと少しの救いと透明な明るさは「神様のメモ帳」のそれにも重なる。
そういった意味で、作者の得意分野で思う存分描いたお話は、ある意味マンネリと言われようがそれでも面白い。
今回もヘタレだけど突っ込み属性のいつもの主人公と傍若無人なヒロインの関係はある種の安心 -
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うん、おもしろかった!
これぞラノベだよ(笑)
登場人物がスマホゲーに廃課金の主人公と、同じく課金しまくりのお嬢様のほとんど二人だけ。
しかも、やってることもゲームかそのウンチク語りだけなんだけど、でも面白いなあ。
この突き抜け方が愉しい。
作者の主人公にしては珍しく、それほどへたれでない。
かわりに、とことんゲーム脳の廃課金者なのだけど、その意地の張り方がすがすがしい(笑)
ラスト近く、ヒロインに対する啖呵も傍から聞いてると ゲームバカ丸出しだけど、胸にぐっと来てしまった(笑)
ラストのボス戦の盛り上がりもいい!
そしてお約束のきれいなオチ(笑)
いやあ、楽しかった。
続きが読みたいな -
Posted by ブクログ
いやあ、面白かった。
やっぱりいい。
久しぶりの杉井作品。
いつものちょっとへたれでツッコミ属性の主人公と女の子たちの話なんだけど、なんというか、このいつも通りさが実に安定の面白さだね。
それに今回は格闘ゲームの対戦と言うことでラストに向かってイイ具合に盛り上がっていって、うん、楽しかった。
ゲームセンターの常連たちがいい味出してて、主人公が最後の対戦に向かう場面の声援にが胸にグッと来てしまった。
いやあ、この熱さがとてもいい。
やっぱり好きだなあ。
元々マンガの原作を書いていることは知っていて、そのノベル版なのかと思ったら、後書きで別主人公のまったく独立した物語だと言うこと。
マンガの方 -
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Posted by ブクログ
うわー、なんと言うかすごい物語を読んでしまったなあ。
吸血鬼を題材にした話はあまたあるけれど、こんなに吸血鬼の悲哀を感じる話は初めてだ。
吸血鬼が伝染病の一種である世界で、それゆえに周りから忌避され、同族を葬ることを選択せざるを得なかったヒロイン倫子。
その苦しさが、悲惨さが、哀しさが、なんとも胸に迫って、息が詰まった。
もし、その病気が現実ならば、こんな世界になり得るんだろうなあと思わせるリアルさがあって、それがまたすごい。
そんな苦しい世界の中、唯一の希望は紅朗の存在。
そのバカだけどまっすぐな馬鹿さ加減がとてもいい。
最初、彼が本作の主人公だと思った。
いや、事実、前半のあるところ