杉井光のレビュー一覧
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出てくるやつのほとんどが「働いたら負け」な人ばっかり(笑
重い展開、決して主要登場人物の全てに幸福な未来が約束されている訳ではない世界。
山ほど出てくる(そこまででもないか)ニートがニートであることの意味はよくわからないけれど、少なくとも主人公以外はニートである事其れ自体には後ろめたさとかは持っていない。
けれど、一方で、主人公も含めて、それぞれだけが抱えている、それぞれの痛みや信条みたいなものがある。ある種のマイノリティから見える世界観の中で、繊細さとか、仄かな優しさ、とかが見えていろいろ考えさせられた。
「たった一つの謎」たる、ラストシーンは素晴らしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ---
H24*01*15*San 読破
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アニメから入った人です←
読みたくて、
読みたくて、
やっと読めました!
アニメでは最終話でしたが、
原作では1巻なのですね。
アニメでは彩夏と鳴海が出会ってからいろいろあってからこの話だったので、
結構話が違う所が多いなー と思いました。
でも とっても読みやすい!!!!
なにが?って聞かれたらどうも答えようのないのですが、
文の感じとかが… 読みやすい。
内容は実際にあり得そうなのですが、
無いのかなーって感じの疑似感覚。
人がそれぞれを思う、その気持ちが言葉では書かれていないのですが、
背景にはあり感じを醸し出していま -
Posted by ブクログ
ネタバレ杉井光はいわゆる昨今の”ラノベ”よりもう少し前の時代の
少年少女小説に近い繊細さを持った作品を書くイメージが
あるのだけれど
今回はそういった魅力を残しつつもイマドキの
”ラノベ”の破天荒さというか何でもあり感といったゾーンに重心を
移しているように思う。
あとキャラ萌えw少々露骨だが、さすがにうまいw
つまるところ「神様のメモ帳」を学園ハーレム生徒会モノに
華麗に見事に絶妙に翻案してみました!という読後感。
後書きにもあるが「メモ帳」の彼が裏社会のフィクサーとして
めきめき頭角をあらわしていっているということは
同じポジションにあるひかげくんも将来有望である。
2巻が待ち遠しい! -
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Posted by ブクログ
杉井光のニートティーンストーリー第7段。久々の1巻まるごとの長編。とあるアイドルに父親を捜すように依頼を受けたのだがその父親はホームレスであった。そしてその父親は立ち退きをするように要請されながら立ち退くつもりがない。そのときホームレス狩りも話題になっていた……。
今作品でスポットが当たるのは少佐こと向井均。彼の素性が少しだけ明らかになる。ニートの仲間達は相変わらず熱い。素性も詳しくわからない人物は疑って当然であることを改めて実感。それでもニート共の団結力は強い。物語として良くできているし傷つきながらも成長していく物語であることは1巻から一貫している。タイトルにある「神様のメモ帳」というワー