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Posted by ブクログ
高校生の少年が悪魔に19世紀のヨーロッパに連れて行かれて文豪ゲーテとして生きることになってしまう話。そこでルドヴィカという音楽家の少女や現実の教科書にも書かれているような音楽家(ただし変人にアレンジされている)たちに会います。
こういう、異世界に行く話というのは元の世界での話が長いことがありますが、この本はほんの十数ページで19世紀に連れて行かれます。あくまで19世紀の世界での話が中心というかほぼすべてとなっています。
19世紀と言いつつ電話とか列車とかが出てきたり、前述した悪魔などの魔術的な存在が出てきたりと、なんでもありな世界を舞台としています。終わりの方ではちょっとだけバトル物っぽく戦ったりまでします。
主人公の葛藤やルドヴィカが会う困難を書きつつ、所々で変な人達とのやり取りが入ります。明るすぎず暗すぎずという全体的な雰囲気が良かったです。
Posted by ブクログ
杉井光の新作。
とはいえ、あとがきにも書かれているように、杉井光が音楽を題材にとった作品はこれで二作目である(自分の知っている限り。不勉強ですみません)。
話はかなり重厚なもの。あとがきで「時間を要した」と述べられている通り、19世紀の音楽や情勢について丁寧に、そして大胆なアレンジを加えた物語になっている。
ただし、その脚本の重厚さが災いしたのか、ライトノベルの体にする際に、話が大幅に切られている。
くどくどとその時代的な話をされるのもまたつまらないが、これはどう考えても、語られなかった部分が多いように思われる。
続編に期待……と言いたいところだが、杉井光は色んなレーベルで作品を掛け持ちしていて、またもや「続編に期待」……というのは、さすがにいかがなものかと思う。
どれか一つでも完結させ、他の作品の新たなステップにしてもらいたいもの。
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