杉井光のレビュー一覧

  • 楽園ノイズ4

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    ネタバレ

    今回はPNOのバンド活動からは少し離れてのエピソードで、ビジュアル系ユニットとアマオケのお話。
    相変わらず真琴の才能が恐ろしい、そして合奏とオーケストラに至るまでその魅力を存分に描き切ってくれる杉井先生の力に舌を巻く。
    華園先生の存在がどんどん大きくなっていくし、今後の展開も楽しみです。

    そういえば、今回は恒例のQRコードはなかった。なにか意味があるのかどうか。

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    2022年05月08日
  • 楽園ノイズ4

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    プロではないとはいえ、オーケストラを音楽祭に呼ぶことを決めたり、自分の曲を音楽祭の演奏に使ったり、真琴の周りを動かす力は凄い。バンドメンバーや伽耶のアプローチに気づいていないのも凄いが 笑

    ちなみに、読み終わってから、表紙の真琴の後ろに花園先生がいることに気づいた。花園先生の影響力の大きさが、巻を進むごとにじわじわとくる。

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    2022年05月05日
  • 楽園ノイズ3

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    ネタバレ

    伽耶はいいキャラだったしタクトとの曲も気になる次回作が楽しみ!
    蒔田シュンの実家を訪ねるシーンは叙述トリックを意識されてたのかなと思う、普通に騙された。
    イブのクアドラプルデートは笑ったしホント真琴ちゃん最高だな……。
    華園先生が手術に向かう、ある意味死への覚悟の中で送り出した、Adventすなわち「待誕祭」と、そこに重なるPNOのアンコール曲、、すごすぎます。

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    2022年05月05日
  • 楽園ノイズ4

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    一人称の独白でずっと進むスタイルといい、大仰な比喩の使い方といい、ずっと読んでると胸焼けするけどたまに読むととっても胸にしみる。

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    2022年04月07日
  • 楽園ノイズ4

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    ネタバレ

    いやあ、あいかわらず楽しいなあ。
    そしてやっぱりグッと来てしまった。

    今回は大きく二つのエピソード。
    でも両方とも結局音楽を続けるのに何が必要かと言う話だった気がする。
    黒川さんはそれをあっち側とこっち側の人間の差だと言うし、マコトは結局は本人次第だと言うけれど、オケのためにその熱を焚き付けようとする様は、実にマコトらしい。
    でも、目的を途中で忘れ去ってしまうのも音楽バカの面目躍如、ほんと彼らしいなあ。
    あと曲の真相を知った後に読み返すと、彼の言葉のひとつひとつが納得できて、なんとも味わいがある。

    クライマックスはもちろんラストのマコトの指揮のオケの演奏のところなのだけど、個人的にはその後

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    2022年03月29日
  • 楽園ノイズ3

    Aoi

    ネタバレ 購入済み

    仄暗い悲しさ

    久しぶりの杉井先生の作品です。
    個人的には「さよならピアノソナタ」以来でしょうか。
    1巻を書籍で持っていたのですが、引っ越しの際に処分して
    しまっていたようなので、電子書籍で大人買いをしました。
    杉井節ともいうべき、少しクラシックの作品や表現を多用する
    文章回しと、青春群像劇と思わせる中にも、仄かにかおる
    病や死の雰囲気を感じさせるのが、なんとも物悲しいなと
    思ってしまう、良いシリーズです。

    #切ない #泣ける #アツい

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    2022年03月22日
  • 神様のメモ帳9

    購入済み

    色褪せない面白さ

    アリスの秘密が解かれた最終巻。
    ニート探偵事務所の行く末
    そして、なるみが取った行動とは
    心がギューってなる展開に
    ラストは・・・

    #深い #切ない #泣ける

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    2022年01月26日
  • 楽園ノイズ3

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    ネタバレ

    どんどん作曲できる真琴は凄い。予約投稿が後の伏線になるとは。

    花園先生の描写は痛々しくて読むのがつらい。真琴の心に一番刺さっているのでは。

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    2021年11月17日
  • 楽園ノイズ3

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    ネタバレ

    やっぱり杉井光作品ではこのシリーズがベストだと思う。
    音楽を描写する詩的表現が巻を追うごとに研ぎ澄まされていっている。後書きでSF作品の詩的さに言及しているけど、その影響が大きいのかと合点した。
    あとは細かいことだけど前巻に引き続き叙述トリックが仕込まれてたのが個人的には好みだった。

    拓斗さんと作った曲の公開が無かったけどこれは次巻以降?

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    2021年10月21日
  • 楽園ノイズ3

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    女の子の魅力がいっぱい出てていい作品だと思った。
    やり取りの小気味よさやライブの描写の勢いも、たまに読見たくなる味。

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    2021年10月02日
  • 楽園ノイズ3

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    ああぁ、このラストはズルイ! いつまでも心がざわつくじゃないか!

    シリーズ3巻目。
    4人目かい! と突っ込まずにはいられなかったわけだけど、いやあ、実に作者らしい、愉しくて切なくて苦しくて心臓がキュウとするお話だった。
    その4人目の女の子だけど、境遇も抱えるものも、それに対する真琴のやり方も、もうね、何もかも杉井光だよなあと思ってしまった。うん、大好き。
    凛子の言うとおり、真琴が困っている女の子を拾ってくるのはもう仕方がない。
    そしていつも全ての鍵は音楽の、ライブの、中にあるのだ。

    少女達のボケの絶妙さや、クリスマスイブの超絶スケジュールに笑わせてもらっていたら、ラスト話の不穏な展開に胸が

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    2021年09月16日
  • 楽園ノイズ2

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    久々にこの人の作品を読んだけど、文体や語り口、物語の展開、言葉の選び方がやっぱり自分に合っているのを感じる。パターンはよく似ていたりするからずっとは飽きるけど離れるとやっぱり恋しくなるみたいな。
    例の部分は自分も完全に誤解していたしやられたと思った。
    要所要所でこちらの承認欲求満たしてくるのも、せこいけど上手いよなあ。

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    2021年06月09日
  • 楽園ノイズ2

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    いつもに増して杉井光の青春バンド物の良さが溢れている。鈍感主人公っぷりもここに極まる。
    今回は朱音がとてもいい描かれ方をしていてめっちゃ好きになってしまった。ぜひ続編を〜!

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    2021年05月24日
  • 楽園ノイズ2

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    ネタバレ

    大好きな作家の一年ぶりのシリーズ第2巻。
    面白かった。胸が震えた。泣きそうだった。良かったぁ。

    あいかわらず真琴はへたれだけどそれでも何かを諦めたり出来なくて、どうにかしようとあがく。
    それはまさしく作者の主人公だよなあ。
    凛子を最後に後押しするのも、詩月のおじいさんを死の淵から呼び戻すのも、自分たちのバンドを輝かせるのも、彼の意志なのだ。
    そして音楽がどんなときでも彼らを包んで繋いで、たとえ全てが消え去っても、いつまでも残り続けるのだろう。
    それを僕も信じられる。

    それにしても詩月のおじいさんがイケオジだよなあ。
    そして死の淵を彷徨う彼に届けとばかりに腕を骨を奏でる真琴。
    どんだけ音楽バ

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    2021年05月17日
  • 楽園ノイズ2

    ネタバレ 購入済み

    熱い!良い!

    すごくよかったです。
    ヒロイン達とのラブコメ要素もありつつ、村瀬君が鈍感すぎてそれ以上進まないので、とても良いバランスでしたw。何かの間違いかと思うくらい間違いが起こらないから、信じられないくらい信じられるという言葉がまさに表してますね。ただ、肝心なところで鋭いという。イベント前にハプニングが起こるんですが、これの結末も良かったです。ライブの一番良いタイミングでの演出は熱くなりましたね。私自身音楽は全くわからないですけど、雰囲気で楽しめましたし、ド青春音楽小説って感じで最高でした。あと女装最高w

    #泣ける #感動する #アツい

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    2021年05月10日
  • 神様のメモ帳4

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    考えてみれば有能すぎる

    平坂錬次と雛村壮一郎というまたもや身内のゴタゴタ話。裏世界に関わりすぎてて寿命が日に日に縮んでるんじゃないの?てか平凡な1高校生が関わっていいレベル超えてるやろ。ヤバそうなヤツと認識しながらも関われる主人公の胆力にまさに脱帽。

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    2021年03月18日
  • 神様のメモ帳3

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    偉大なるニート"新渡戸稲造"

    主人公である藤島鳴海は他のニート達のせいで凡クラ感が最初は否めなかったが、よくよく考察してみるとこの男結構優秀なのである。そんな気づきがちょっとおもろい。

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    2021年01月14日
  • 楽園ノイズ

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    杉井光の作品に音楽が絡むことは多々あったが、ここまでド直球の青春バンドストーリーは「さよならピアノソナタ」以来だろうか。
    あの作品から10年以上の年月が過ぎ、音楽を取り巻く環境も変わってしまったが、音楽とバンド、とりわけライヴが持つ眩しさに変わりはなく、それを描き切っている素晴らしい作品だったと思う。
    かねてから思っていたが杉井光のすごいところは「クラシック/バンド/DTM」などの極端に差があるジャンルそれぞれの「プレイヤー/リスナー/クリエイター」各自の立場からの描写がひたすらリアリティを持って深く描かれているところにあると思う。作中のキャラ作りも上手く機能していると思うし、今作のギャグやか

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    2021年01月03日
  • さよならピアノソナタ 1

    com

    無料版購入済み

    音楽よく知らなくても

    楽しめますよ~。クラシックやロックは主人公のバックグラウンドとして描かれてますが、知識なくても大丈夫です。
    様々な場面で主人公を振り回すキレる?ヒロインの表情の描き方が、私は好きですね。同級生にとる態度の冷たさに、そして攻撃的?であろう奏でる音にみる、鋭いイメージの一方で、少女マンガを思わせるキレっぷり。かなりクセの強いキャラも、表情のおかげで、マンガってイイな、と思わせてくれる、、、ヤラれました。上手く言えてませんが。


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    2020年12月10日
  • 蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ

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    音楽・推理の安心の杉井節といった感じで、面白さが素早くDNAに染み込んでくる。これこれ、やっぱこういうの一生読みたいわ。

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    2020年12月01日