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真冬と出会った春。海への合宿とはじめてのライブを経験した夏。さまざまなイベントを経て真冬への想いに気がついた秋。――そして冬。真冬の誕生日とクリスマスの季節。ナオはその機会に自分の想いを言葉にしようとするが、神楽坂の思惑や千晶の想いに翻弄され、なかなか一歩が踏み出せない。一方で再度のライブに向けてフェケテリコは練習を開始する。そんな中、真冬の身に異変が起こり――。はたしてフェケテリコと四人の恋の行方は? おかしくて少しせつない、恋と革命と音楽が織りなす物語、完結編。
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Posted by ブクログ
言葉を魂の底まで届かせるには血を流すか、歌を流すか。響子の台詞はキザなところもあるけど、ところどころで共感できたり、納得ができたりする。 響子とユーリの会話は噛み合っていて笑った。 最後の、泥棒市場をキーワードに再会を果たすのはロマンティックだった。
普通に転がったなら、必ず何処かで致命的な結末を迎えるしかなかったはず。そんな物語に、音楽というこの世で最も強い力が、様々な魔法を起こします。それは時に甘美な奇跡を与え、また時に、悪夢のような悲劇をももたらすのです。 音楽というエッセンスがこの小説に与えている効果は絶大で、驚くほどに馬鹿で鈍感で純粋な...続きを読む主人公が、艱難を乗り越えて奇跡のようなハッピーエンドを手にするのも、要所要所でクリティカルな役割を果たす音楽の力の存在があるからこそ。そしてそれが杉井さんの圧倒的な描写で描かれた音楽だからこそ、不思議な説得力があるのだと思います。 終盤は興奮してまともに文章が頭に入ってこなくて、何度も読みなおさなくてはならなくて苦労してしまいました。とにかく最高です。 その最終和音の余韻の最後の一滴が尽きるまで、味わい尽くしたくなる素敵な本でした。
4巻で完結な事にショック。でもダラダラ続くよりいい。 最初にタイトル見た時の好きな感じが最後まで変わらなかった。クラシックもロックも知らなくても楽しめる。爽快な演奏シーン。フェケテリコってバンドの存在の危うさ、切なさ。爽快なストーリー。どこまでもラノベっぽくて大好き。神楽坂先輩のキャラも最高だけど、...続きを読むオヤジの哲朗がたまらない。
恋と歌と革命の物語も完結。 今までダメオヤジを体現してきたナオミの父親が最後の最後で、父親としての一面を見せます。 それまでのダメっぷりもあってインパクトが強く、おいしい場面を一人でかっさらった感もしますw ナオミのそれは人としてどうよ?と思う場面も多々ありましたが最後はキレイにまとまって良かっ...続きを読むた。
熱い。ホント熱い。 作中の季節は冬で雪とか降っているのにめちゃ熱い。上手く表現することはできないけれど、この作品で書かれていることは心に深く突き刺さるのだ。少年漫画のような熱さではなく彼らの置かれている状況が青春風景の中に居るからなのだ それにしても直巳の鈍感さは何なのだろうか。正直言って読...続きを読むんでいて全力で殴りたくなる程に鈍感である。ようやく相手の想いに気付いてからも全く動けず極度の優柔不断っぷりを披露している点にはもう賞賛さえ贈りたくなる。だからこそこの巻では皆の想いが溢れ出し直巳に心労を負わせることになるのだが。 直巳は徹底的にぶちのめされる。何度も傷付き涙を流し倒れてしまう。ある意味痛々しくさえもあるのだが(プレゼントの件含め)、因果応報というべきかそれとも巡り合わせというべきか悩む点ではある。クライマックスでは今までにないほどボロボロの状態のフェテケリコがステージに立つ様は読んでいながら「もうやめてくれ!」と言いたくなってしまうほど この作品を読んだ事で様々なジャンル、時代の音楽に触れてみたいと思うようになったのは大きなきっかけだったのかもしれない。
再度、ライブに向けて走り出そうとするフェケテリコだが、真冬の身に異変が!? 真冬の誕生日、ライブ、そして4人の恋の行方は!? 本編完結編。 哲郎め(笑) 神楽坂先輩も千晶も波乱を起こしたけど、それ以上に哲郎なんだよ! 恐らく、神楽坂先輩がシリアスモードになるから哲郎の存在が際立って、バランスが取れ...続きを読むて、彼なしでは成り立たなかった最終巻だったと思う。 シナリオが直球だから意外性がないけど、王道感があってよかったかな。 みんな器用そうで不器用、だけど、青春を感じられて、シリーズ通じて楽しませてもらいました。 あと、後日談が1冊あるようなのでそれも楽しませてもらいたい!
真冬との別れが迫り、フェケテリコは岐路に立ちます。そして…… 先輩の前バンドの事など、語られなかったことはありますが、それぞれの思いに決着がつき、シリーズの完結編として相応しい作品でした。親父かっこいい
前巻までに問題が噴出し続けて複雑化した主人公とヒロイン3人との関係が、本編最終巻である今巻において多少強引ではあるものの収束に向かっていた。 この作品、全てにおいて主人公である直己が鈍感なことが話の肝になる。ひとつでも気づけば話の展開は大きく変わるだろうし、そもそもこんなこじれたりはしない。対して...続きを読む、ヒロインたちは総じてそれぞれの強さと弱さを示す。それらの混ざり合いが話を膨らませる要素となっている。 題材もストーリーラインもキャラクターも魅力的だったが、あえて言うのであればそれらが完全には混ざりきれてない印象を持った。おそらく主人公には3人の女性を支えきれるだけのキャパがなかったのだろう。まあお話としては当然なのだが。 残るは短編集。補完的な意味合いを持ちつつも、キャラクターが活きているエピソードに期待したい。
最後のライブに真冬は故障で参加できず、 でもいないはずの真冬の音を聞いて満足しつつ終了。 最後は前日夜に翌日の朝練の約束をして千晶と別れるのに、 それをすっぽかしているかもわからない真冬に会いに行って終了。 一人待ってる千晶を想像するとすごい不憫だと感じてしまった。 そんなこんなで後日談へ。
過去最大級に主人公の鈍感さに腹が立った。 無神経すぎるだろう・・・ 最終的には想いが通じたから良かったのかもしれないが、結果的に主人公以外のキャラクターの印象が強くなる。 特に、クリスマスライブ当日の哲郎の言動は格好良かった。
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