杉井光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1が面白かっただけに2は微妙なんじゃないか?とも思った。実際2の最初はそこまで物語としては面白みがなく、殺導線の少女というアメジストの作品が出てくるのだが、そこから急に物語が面白く加速していった。
ミステリとは?と思ったところ読者がこんなことにはなるとは思わなかった!と驚愕することが大事。意外性が必要だとなった。
1話目の少女が先生を殺してしまった後の動きについてのめり込んでしまってバレるな!と心の中でひやひやしながら見てしまって自分ミステリ小説好きかもとなった。
後半に差し掛かると1,2,3話は順番が違う。という事実があり、ここに関して驚愕したところを踏まえるとミステリだ!と興奮してしまった。
こんな小説は逆立ちしてもう書けないので本当にすごいと思った。
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Posted by ブクログ
ネタバレ(再読する!!)
2もさらに面白かった。主人公の小説への向き合い方が、物語が進むにつれてどんどん深くなっていくのが印象的だった。
この作者さんの本は、今のところこのシリーズしか読んでいないけれど、最後にはすごく心温まる話になっていて、初めから物語に引き込まれるだけでなく、終盤にかけてさらにどんどん面白さが加速していくような構成がすごいと思った。
何か伝えたいことや、「これを書かなければ」という思いがあって書くからこそ、心に残る作品ができるのかもしれない。何にせよ、生半可な気持ちで小説を書くことはできないなと思った。私ももっとミステリー小説をたくさん読んでみる。
まずは乱歩賞の作品からかな。
そして、霧子さんが言っていた通り、面白い本ほど感想をうまく言葉にするのは難しいなと思った。「この言葉がめちゃくちゃ刺さった」というような場面があったわけではないけれど、登場人物たちの生き方や、何かに向き合う姿勢にすごく感動する場面が多かった。キャラクターがすごく好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ杉井光さんの新作が出たと聞いて、すぐに購入しました。
描写が上手いからこそ、殺人シーンは結構グロい。
でも、湊人がシェアハウスの住人に心を開いて行く姿や、千景が能力と目の前の人間に向き合う姿が鮮明に描かれていて本当に面白い作品だった。
ヒューマンドラマとしても、推理小説としても面白い。
というかとにかく、相馬が可哀想すぎる。
出版社で暴れてた時から、湊人の父親が何らかの形で相馬の作品を盗作してるんじゃないかと疑ってたぞ!でもまさか、その湊人の父が犯人とは思わなかった。そこから、父が犯人だと気づけるチャンスがあったのに、、、
湊人も、千景を信頼して、よく言ってくれたなあ。
あと、スヲミがなかなかミステリアスな家庭的イケメンキャラだったけど、人の存在を消す能力を持ってるとは思わなかった。人の心を読む能力とかかと、勘違いしてた。
両親を消した過去もあるとは。。
なにか理由があったんだろうなとは思うので、もっと過去ストーリーが読みたい。
シュロの、過去もかなり壮絶。
匂いに敏感すぎるって本当に辛そう。しかもそれで、母親の苦しみを知ったという…。かなり報われない過去だったけど、今はゲームもして、スヲミの美味しいご飯を食べられて安心して過ごせてそうで良かった。
シェアハウスの住人たちの、それぞれの能力も性格も、個性的で、キャラがたってて良かった。
杉井光さんの新作っていうことで目を引いたけど、表紙もめっちゃいい。シェアハウスの4人が描かれてたから、すぐにキャラクターを想像できて話に没入できた。
始まり方も、すごく引き込まれた。
まさかの、被害者視点……
未来の自分の行いのせいで殺されるんだから、何がどうなって殺意を向けられてるのか分からなすぎるよね……怖い。でも正直、父親の瑠璃子を守りたい気持ちにも共感できるから、少し味方をしてしまう……。
2巻早く読みたいです!!
何気に氷室さんも気になるなあ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ怪しい風習の残る閉鎖的な村⋯いい雰囲気ですね~。
まずこの手の展開では、全て何かトリックがあるものなのか、人知を超えた何かがアリな世界観なのかの見極めが必要。
今回は前者だろうと読み進めたのだが、終盤でさすがに後者じゃないと成立しないと思い始め、ならば犯人は⋯と当たりはついたが、中身が変わっていたとは。
当然2つの時系列が並行する展開では、同一人物と誤認させるのは定番の叙述トリックだが、語り手で誤認させるパターンを使っていたか⋯。
時折違和感を感じつつ、そこまで考えが至らず悔しい。
読み返すとキレイに伏線は張られていて感動。
Anotherのオマージュかな?というくらい寄せてきてる(美咲ちゃんも出てくるし⋯)。
こういう陰鬱というかドロドロした作品も書くのだなと著者のこれまでと違った一面を見た気がする。
元凶たる「ひつじ」に少し同情してしまう気持ちもあり、やり切れなさも残る。