あらすじ
年末年始、四代目を悩ませていたのは頻発する雀荘荒らしだった。なぜか麻雀打ちとして駆り出された僕は、雀荘で奇妙な男と出逢う。雛村玄一郎―― なんと四代目の父親! 緊迫する親子勝負の裏で、雀荘荒らしをはじめ、無関係に見えたいくつもの事件が結びついていき、やがてよみがえるのは一年前のあの悪夢。 「あの事件をもう一度、完膚無きまでに終わらせるんだ」。 アリスが、テツ先輩と四代目が、そして彩夏までもが、赤い悪夢の残り滓に突き動かされて走り出す──。加速するニートティーン・ストーリー、第8弾!
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素晴らしいの一言。
最初は4代目周りの軽い事件が起こり、中盤からはエンジェル・フィックスを巡る事件を解き明かし、、、その過程でそれぞれの「過去」に向き合うという構成が良かったです。
今までの話で、それぞれの登場人物が己の「過去」に向き合ってきましたが、その集大成ともいえるお話で、オチがそこまで壮大な話でもないというのがこの作品らしいなと思いました。
Posted by ブクログ
四代目を悩ます雀荘荒らし。
それを追う内に結びつく、あのエンジェルの悪魔が再びニートたちの前に。
加速するニートティーンストーリーの第8弾。
なんだかんだでエンジェルが神メモの原点なんだなと実感した回でした。
エンジェルというフレーズが出てきたときに思わず鳥肌が立ちましたもん。
それでいて若干の後味の悪さの事件の解決。
こういのも作品の味なんだろうな。
Posted by ブクログ
今回は実質三部構成。一つ目は四代目のお父様との人情味あふれるハートフルな短編。二つ目は学校の後輩に依頼されるいつものノリな話。そして三つ目は、全ての始まりだった1巻の続きとも言える内容で、今回の本編。
それぞれ独立した話なのだけど根底で繋がっていて、短編そのものが伏線といった風情。
エンジェルフィックス事件が解決し、ある意味で、主人公ナルミの物語はこれで完結してまった。もやもやしっぱなしだった彩夏の問題もすっきり。
これが最終巻と言われても、まあまあ納得がいく。ネタ切れ感も否めないし、ニート探偵団の手口もマンネリ化してきた。けどまだアリスの過去とかやってないし、ファンの一人として9巻を待ち望みたい。
Posted by ブクログ
いつもと違って、短編が何個も繋がってる感じだなって思ったら、やっぱりそうでした(笑)
でも不思議とひとつの話に収束していって、今までとはまた違った面白さがあったかな
毎巻、笑わせられるし感動させられるし、このシリーズ好きだなって読むたびに思います。
1巻が出たとき、僕は中学生でした。エンジェル・フィックスの事件がやっと解決して、作者でもないくせになんだか感慨深い思いでいっぱいになりました(´∀`)
トシさんに幸あれ><
Posted by ブクログ
かなり前に読み終わったけど。
これは…まず、4代目の両親が登場。そして、マージャン対決。
これがまた面白かった!
ナルミ…。
しかし、ここからまさか、あの事件に繋がるとは思わなかった。
とりあえず彩夏がすごいかっこ良かったよ。あと、ナルミも。
ニート探偵団の絆は深いもんだと思った。
Posted by ブクログ
どこがおもしろいかうまく説明できないおもしろさ。
思い出深い街が舞台なのだが、それだけではないし
個性的な登場人物が多いが、それだけではないし…。
いつもの長編と違い、短編3本がうまく連鎖する構成で
そういった意味でも読み応えあり。
ちなみにアニメは1話だけみて、切った。
Posted by ブクログ
彩香にこんなに強い意志がありなんて思いませんでした
前半の四代目のお父さんの話はとっても面白かったのでどんな展開が待っているのかと思えば
まさかまさかの
エンジェルフィックス
いろいろな事件が絡み合いますが
最後のオチはなんとも心温まるもの
彩香が犯罪に関わっていなくて良かった…
Posted by ブクログ
このシリーズでは一番面白かった。
単に麻雀の話題が出てきたから、ということもあり得るが、それだけではないだろう。
軽めの文体、重苦しい出来事、ほとんどどうでもいいかもしれないことの描写の細かさ、ストーリーの構成は、きちんと「小説」のレベルだ。というか時々話が重すぎて「ぜんぜんライトじゃないよね、これ」と思う。
続き物だから、これまでの話(17巻)を読んでいないと、うまく受け取れない場面も多々あるだろうが、その点を差し置いても完成度は高いと思う。
エンターテイメントの部分と、小説のコアの部分。これからの物語作家はそのバランスを見つけないといけないのだろうと思う。
Posted by ブクログ
4代目の父親の話が軽く書かれたあと、エンジェル・フィックス事件(第1巻)の後日談が書かれた巻。本巻を通じて、綾夏の記憶が少しずつ取り戻されていく様子が描かれたことが、たぶん重要なのだと思う。次が最終巻。
Posted by ブクログ
今回は四代目のお話が最初にありました。
これは短編としてあったものを入れ込んだらしいけど、微妙にこの後に続く話に関係がありますね。
家族、友人、兄弟。そういう部分です。
今回の事件はそれほど複雑なものではなく、軽く読み返すだけで、犯人たちの周囲が見えてきます。
犯人が誰かのなのはさておき、どういう繋がりでなぜなくなったのかが、頭にうっすら浮かんでくると思います。
まぁわかりやすくいえば、登場人物に名前があるのは怪しいとだけ。
シュシュリという存在。
発見した方法は、テレビに映った菜園ということになるけど、推理も何もないね。
確かにあの公園の近くにある学校ではあるが。隠す方法として使われる、あやかの教わったって言葉はあった。
そのセリフで、ピンとくる人が何人いるだろうか。
シュシュリというのは花の色、散り方、それが天使というのに惹かれたという。
そんなもののために、あんな事件が起こったのかと悲しくも、儚くもありますが、
事件というのは大体そんなものだなと、近頃のニュースを見て思います。
探偵ものでよくあるのは、最初の事件を振り返るということ。
解決してるようで、解決してなかった鳴海たちの関係はこれでようやく前に進んだのと思います。
これでようやく本題であるアリスの個別の話に入って終わりというのは、物語としては形がきっちしてたかな?
と、個人的には思います(内容はわからないけど)
Posted by ブクログ
雀荘荒らし、女子高生暴行事件から繋がるあの事件。
エンジェルフィックス
鳴海の決断。ニートたちの想い。
1巻の鳴海とは違ったのかな。
前に進んでる感じがしたのでよかったと思う。
エンジェルフィックス事件が解決して
最後のシーンはなんか感動的だったな。
個人的に四代目の両親がよかったわ(笑)
Posted by ブクログ
四代目の両親登場.
なかなか食えないおっさんだったぜ.
そして連続女子高生暴行事件とか麻雀店のイカサマ事件から
再登場してきた麻薬「エンジェル・フィックス」.
この件はコレでやっと一段落ですかね.
高校サボってばっかりなのによく進級できましたね.
高校生としてはダメダメっぽいのに何だこの
裏世界のフィクサー的ポジションに.
・・・高校行く必要あるのか?
Posted by ブクログ
安定の面白さ。だけれど、ちょっと雑多な印象を受けるこの巻の構成は残念。それに今回は特にトリックの詰めや、登場人物の心理に違和感を覚える。・・・まぁそれでも僕はこのシリーズが好きなのだけれども。玉石混交のラノベ界において間違いなく玉に入る文章力。まだまだ続いてほしいな。
Posted by ブクログ
話は繋がってるけど2話に分かれてる。
あとがきだともっとショートショートっぽくする気だったみたい。
でもこれはこれで面白かったのであり!
前半のマージャンは面白かった。
私が予想した3代目の後継ぎは外れたけど・・・。
4代目じゃなかったら主人公だと思うよ~~~~!!!
大阪に連れて帰ろうとするんじゃないの~~~?!
・・・
東京の神社なんてわからないし。
ちょっとくやしい・・・。
後半はようやく、ようやく、ようやくけりがついた。
エンジェルフィクスなんて、もう忘れかけてたよ・・・・。
というか本気で忘れてたよ。
もう一度最初から読み返そうかと思うぐらいわすれてるよっ。
本気で検討中です。
どうやら3年に無事進級できたみたいだし、ちゃんと時間が進んでる。
ピアノソナタが4巻完結を考えると、そろそろ終わりに進んでるのかな。
まったり楽しんで読める作品だけに、終わって行くのは忍びないけど、完結もしてほしいし難しい~~~。
Posted by ブクログ
短編集のようでいてどこか繋がっているシリーズ8作目。 とある事件が重なり過去の傷を再び抉ります。
援助交際に麻薬、そして麻雀とナルミからはもう“高校生”を感じないな(笑)。
最後の「―今や我らを分かつものなし」に何かじーんと来るものがありました。 改めて彩夏もヒロインなんだなぁと思ったり。
Posted by ブクログ
四代目の両親の登場と、まさかのエンジェル・フィックス再登場。
相変わらず、いたたまれない結末。そして久々にうじうじ度の高い鳴海と、大人の態度を見せる周囲の対比。
思い込みの強さを許容できる度量が読者に求められる、つくづくそんな主人公だねぇ。
Posted by ブクログ
前半の四代目の親との話は電撃文庫マガジンに掲載されたもの。後半の事件は、最後四代目がどうして協力しくれたのかイマイチわからなかったです。あとは、ルビが…。どっちの読み方が正しいの?ってなったり、他の読みと混ざってたり。これは、重版かかったら直るのかな。
Posted by ブクログ
今回は、やや変則的な編成となっています。「あとがき」に書かれているように、既発表の短編「三代目襲名」と、新作の短編で構成されるはずが、後半はエンジェル・フィックスをめぐる第二の謎をあつかったストーリーとなっています。
四代目の両親である雛村玄一郎(ひなむら・げんいちろう)と理佳子(りかこ)を相手に、鳴海がマージャンで勝負する話は、この二人の関西弁キャラの強烈さがすべてをもっていってしまったという印象です。正直なところ、本編よりもこちらのほうが印象が強くのこっています。
Posted by ブクログ
彩夏の感鋭い!
まあ、隠されてるならバレバレなんだろうけどね・・
トシさんって良く生きてるな・・あれは危ないだろ・・あんなに薬やってたら・・。。。
Posted by ブクログ
待ってました、四代目!
シリーズの中で一番好きかも。単に四代目と麻雀が好きなだけだけど。
前章のハメ策が無理があるだろwと感じたのと、ルビ間違いが気になったので★3。