あらすじ
冬の事件の後遺症で、記憶を失った彩夏が戻ってきた。 ぎこちない関係のまま、ナルミは彼女と園芸部の活動を再開するが、ある日生徒会長に呼びだされ、こう告げられる。 「園芸部は廃部にするから」。 廃部の理由である設立時の怪しげな経緯を調べるうち、四年前の不可解な生徒死亡事件が浮かび上がる。 その容疑者はテツ先輩だった。 口を噤み協力を拒むテツ先輩とニート探偵団を敵に回し、アリスとナルミは捜査を始める。 はたして事件の真相は、そして園芸部の存続は――?
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偉大なるニート"新渡戸稲造"
主人公である藤島鳴海は他のニート達のせいで凡クラ感が最初は否めなかったが、よくよく考察してみるとこの男結構優秀なのである。そんな気づきがちょっとおもろい。
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そこまでして誰かを守りたいニートって、すごいなと思いました。
たまたま温室の天窓が空いて、雪が落ちてきて黒板が倒れて、その場所を守るために、自ら外へ出て死ぬ。
温室で先生が補講をやっていることがバレたら、先生は退職せざるを得ない。
不良のために補講をしてくれた先生を、そんな形で辞職させるわけにはいかない。
死者が出たとしても、それは不良ならではの”いじめ”という罪をかぶって先生を守り抜く。
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彩夏復活…なのだが?という始まり。
園芸部とそれにまつわる先輩先生の話。
黒Tシャツのやつらじゃないけど、テツと鳴海の勝負はなかなか盛り上がった。
1巻との絡め方も好み。
てことで、だいぶ楽しく読めたし星5個〜
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青春ニート探偵小説の第3巻。今回は、第1巻の後始末をしつつ、今後の長編化を踏まえて各種設定の開示および整理が行われた。まあ、そういう位置づけ的な話は置いておくとして、ストーリー自体も気合が入っていて、とてもいい内容だった。
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H24*05*05*Sat 読破
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彩夏が戻ってきたー!
--あらすじ--
神様のメモ帳 3巻
彩夏が戻ってきた。
冬の事件の後遺症で、僕との過去をみんな忘れて――。
ぎこちない関係のまま、
僕らが昔通りの園芸部の活動を再開した矢先、
僕は生徒会会長に呼び出される。
「園芸部は廃部にするから」
廃部の理由である、設立時のうさんくさい経緯を調べていくうちに、
四年前の不可解な生徒死亡事件がが浮かび上がる。
その容疑者は、テツ先輩だった。
口を噤み協力を拒否するテツ先輩とニート探偵団を的に回しアリスと僕は捜査を始める。
はたして事件の真相は、
そして彩夏と僕の居場所である園芸部の存続は?
緊迫のニートディーン・ストーリー、
第3弾!
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やっぱり好きだなー
鳴海のヒラメキとかは読んでいて面白いし、
ちょくちょくある心情の描写が僕の好みだ。
書き方なのかな?
読むのがいつも以上に早かった(笑)
そして、
アリスは変わらずかわゆい( ´艸`)
最初はどの様に収集をつけるのか、
検討もつかなかったけど、
まぁるく収まる最後でよかった(*^o^*)
4巻も早く読みたいなー
以上、
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どうしてここまで不器用なのか、素直なのか捻くれてるのかよく分からないニートたちの綴る物語。
今回もナルミの不器用さとがむしゃらさと馬鹿さが非常に際立っており、アリス風に言えば愚昧の一言に尽きるのですが、周りに諭されたり、自分で気づいたりして、少しづつ大事なことを確かめてゆく様がとても良いです。
1巻と繋がる内容で、一晩泣き明かした後のような、切ないけど妙にさっぱりした読後感が素晴らしいです。
それにしても、序盤からナルミとアリスがいちゃいちゃしまくりでビックリしました。個人的には2巻ぐらいの距離感が良かったんですが、まあラノベとして正しいような気もします。
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テツさんにまつわるエピソード。
3人が自分を捨ててでも守りたかったのは小百合先生と温室の課外教室
胸が締め付けられるような気持ちにおそわれました
人って何でこんなに…
こんなに頑張れるのでしょう。
ナルミとテツ先輩のがち喧嘩
これも見物
そして飛び降りる前に彩夏と話しかけていた会話の続き。
一時はまた彩夏が居なくなりハラハラしましたが…
「………お帰り」
「………ただいま。」
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ラノベには珍しく、男率がやや高めの本シリーズで、貴重なヒロイン彩夏が復帰して益々層が厚くなったようです。
しかし、本作に限っては、やっぱナルミVSテツのガチンコ対決が最大の見せ場でしたね!
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1巻の時の物語に決着をつける話。色々と上手く伏線にしたな、と思う。しかし、本題についてはベタと言っては語弊があるけれど相当に早い段階で各自の動機には予想がつき、どのような決着に持っていくのかと言う興味の方に移った感じがある。
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かなり安定して面白い。なんといってもキャラ立てが秀逸で、ライトノベルとして十二分に成功していると思う。ストーリー的にも一巻のときの鮮やかさが蘇り、ヘタレはうざいものの(^_^;)、スムーズにページを繰れる。 リアリティとかは気にしないで、あくまでライトノベルとして良作
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3冊目.
目を覚ましたアヤカ.
しかし彼女は記憶を失っていた.
日常生活を送る分には不自由しないが
人間関係など,そういう記憶を数年分まるっと.
そんなわけでぎこちない助手君とアヤカ.
でも園芸中のアヤカは笑顔が見える.
そんなある日,生徒会からの呼び出しが.
園芸部,廃部になるから….
部員数5人以下の部活を廃部にすると息巻く生徒会長.
というわけで,助手君は園芸部を守れるのか.
えー,今回はアレだ,アヤカ復活の回ですね.
記憶喪失なアヤカ.
みんなとなんだかぎこちないアヤカ.
助手君に対して敬語を使ってくるアヤカ.
平坂組ともまた親密になっていくし,
彼は一体何処を目指しているのだろうか.
アリスかわいいよアリス.
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彩夏が戻ってきた。
いろんなものを失くしたまま。
今巻は園芸部の廃部を巡ってナルミとテツ先輩が対立し合う話。
1巻のエンジェル・フィックスの話も出てくる。
ナルミと彩夏の関係からニート探偵団での関係と、人間関係について深く書かれていると思う。
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彩夏が戻ってくる。しかし、記憶はなく以前のことは覚えていない・・ けれど、アリスにたいする態度は変わっていないしミンさんや他のメンバーとも良好であるのが嬉しい。これが一気に逆の態度を取るなんて設定になっていたら・・ 少しゾッとしますね。
何はともあれ、帰ってきて本当に良かった!
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話は1,2巻と比べると断然面白くなってきた。
今回アリスの登場シーンがだいぶ少ない気がしたが、ナルミが頑張る。超頑張る。
まぁ、二人の距離的には今回かなり近づいた気がするけど、彩夏いるしなぁ・・・
そう、2巻の最後で彩夏が帰ってきたんだったよね(うろ覚え)。
今回は1巻の話と密接に関わってくる。
なぜ園芸部は創設されたのか・・・今回も死者の言葉は周りの人を傷つける一方、人の温もりというものも感じる。
ニート集団はどうしようもないダメ人間の集まりなのに、個性的でぬくもりがあって、そしてすごい眩しい。
あぁ、私の人生って・・・(以下激しく脱線のため省略)
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今までで一番おもしろかったです。
他の話に比べてスケールは小さいけれど、主人公の生活と地続きな事件を扱っているから、
どんなふうに物語が着地するのか気になって、ラストまで一気に読んでいました。
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いや、良かった。アリスがツンデレでしたねー。もうホントに。
今回はがっつりついつい読んでしまった。
テツさんの過去に少し泣けた。
ナルミくんもちょっとずつだけど成長したきたなと、体を張って。あとは…お帰り、彩夏。ホント失ったものも多いけど、これから見つけるものもあるよね?っていう感じの最後で良かった。今回のはほんのり暖かくなる話でした。次も楽しみです。
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誰しも大切な場所がある。
それは自分の命をも捨ててまでも守る大切な場所。
周りに嘘をつき自らが罪をかばってまで守る大切な場所。
そんな場所があなたにもありますか?
今巻のテーマは居場所であると思われます。
今回の事件は過去におこったものでしたが、まさかの一巻への伏線がありました。まさかのでしたが・・・
今回のメインはニート探偵団のテツ先輩の物語になっております。なにげに仲間達のメインの話って今巻が初になりますので今まで読んでいて気になったところがいくつか判明しました。
今後の仲間達の話もかなり気になるところです。
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ある意味、1巻の後編にあたるかも。ここまで読んでようやく『神様のメモ帳』はじまりの物語が終わる。
今まででは一番好きかな。
壊れてしまったものを、不器用ながらも築き直していこうともがく人々。主人公はうじうじしてるけど、初めて主人公らしくなった巻。そしてテツさん回。
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シリーズ三作目にしてようやく納得の出来だった(うわ、偉そうだ・笑)
今巻はシリーズ第一作目で飛び降り自殺を図って病院で意識不明だった彩夏が、意識を取り戻して戻ってくるところから始まる。
このシリーズは作者の別シリーズ(『さよならピアノソナタ』)とは違って内容がかなり重いこともあって、あまり積極的に読みたいわけではなかった。
でも、第一作を読んだ時、彩夏のその後があるのならば、ぜひ見届けたいと思った。だから、この巻を読まずにはいられなかった。
読んでみて、よかったと思う。
失ったものも、痛みもあるけれど、それでも明日に向かってナルミたちが歩き出す感じが希望を持てて救われた。
それとともに、今回の事件。
テツ先輩が関係している過去の高校生死亡事件を巡る真相が、今までのような索漠とした話でなく、アリスの謎解きの場面でグッと来てしまった。
それも、今までになくよかった。
でも、ナルミは相変わらずへたれだな。
変なところで勇気を出すくせに、肝心なところでは勇気がない。
自分の気持ちを伝える勇気を持てない。
それがたぶん、一番大切なことなのに。
それでも、今回、少しだけ成長したのかな。
ラスト、ナルミとアリス、そして彩夏の未来に期待の持てる終わり方はこれで最終回でもいいかなと思わせるものがある。
ただ、ナルミを巡るアリスと彩夏の関係にちゃんと決着着けないと、たぶんこのお話は終われないよね(笑)
ということはまだまだお話は続くという事かな。
これなら、続きを読みたいと思った。
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今巻では事件の大きさでは過去2巻と比べると微々たるものですが、その分今まで仲間として過ごしてきた人物同士が敵対、もしくは協力しあわずに話が進行していました。
「たったひとつの冴えたやりかた」というキーワードに沿った話の展開は相変わらずで、主人公であるナルミはそのために四苦八苦しながらもなんとか道を模索していきます。
それは傍目から見れば愚行であったりもするのですが、その選択肢を選ぶことそのものに意味を持たせているように感じます。その点において今巻では、彩夏という存在が大きかったように思われます。
話の面白さはそこそこでも、要素として切り取ったときに魅力が垣間見えたりするので、そういった部分も含めトータルで楽しむことができるなと思います。
Posted by ブクログ
彩夏の意識が回復するものの、彼女の記憶はもどらず、鳴海は彼女とどのように向きあえばよいのか悩むことになります。
そんななか、生徒会長の羽矢野薫子(はやの・かおるこ)によって、部員が六人以下の部活は廃部になると告げます。彩夏とのつながりの場所でもある園芸部をうしなうことに戸惑いをおぼえる鳴海に、薫子の友人で生徒会の監査を務める香坂(こうさか)ゆかりから、薫子を止めてほしいと依頼を受けることになります。
じつは園芸部が使っている温室で、鳴海たちが入学する以前に、薫子の兄の羽矢野友彦(はやの・ともひこ)が死亡するという事件がありました。しかも、事件にはテツ先輩がかかわっていたと知らされた鳴海は、テツ先輩に事件の顛末を問いただしますが、彼は口を開こうとしません。鳴海は、テツ先輩に勝負をいどみ、真実を求めようとします。
今回は学園を舞台にしたミステリといった印象ですが、本シリーズの特徴なのか少々苦さを含んだ結末でした。
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買ってから一年以上も経っていたという事実は、
この際おいておきましょう。
まとめ買いして、そのまま埃がry
この巻はなんていうか、ほろ苦くて、切ない物語でした。仲間と、親友、そして居場所。
そういう大切な何かを思い出せてくれました。
今の私になってからこそ、この暖かさを見る気持ちがよくわかります。
『大切な場所、それも守りたい場所があるのか』と。
人の想いの交差っていう表現するならカッコイイんでしょうが、そういう想いが複雑に絡み合って、事件になって、わかりづらくなる。
でも、紐問いてみれば案外さっぱりした答えが出てくる。
『ミステリーだなぁ』って。
そういう意味じゃ事件そのものについては、パッとしない感じでしたね。
蓋を開けてみればという感じです。
とはいえ、真実なんて大抵こんなもんじゃないかなとも思いました。
知りたいってことが、必ずしも自分の知りたいことじゃない。
それが悪いか、良いのか。
ほんと蓋を開けなきゃわかりません。
誰かを信じる気持ちって、ほんと大変ですね。
ただまぁ一つあげるなら、テツとの闘いが本当に勝てるのかは難しいんじゃないかなぁと。
そこは主人公補正ということもあるんでしょうが……。
とてもじゃないですが、二週間でいくかなぁとちょっと疑問に思いました。
もちろん、すんなり勝てなてないので、これでいいのですが。
Posted by ブクログ
テツという、主人公鳴海にとって数少ない大切な仲間。彼を題材にしたことが面白い。彼の過去、鳴海の通う学校の過去、そして、記憶を失った彩夏との今後。仲間を助けたい一心で動き続ける鳴海。彼は間違いなく成長している。
ぐちゃぐちゃで、読んでいて、「これ収拾つくん…?」と不安になった。でもそれは、物語の行く末を信じている自分(読者)がいるから。いつの間にか、のめり込ませる。
最後まで読むと、『神様のメモ帳』という作品をまた少し、好きになれる気がした。そんな、第三章。
Posted by ブクログ
彩夏が目覚めたというのはアニメの後でも成り立つのですんなり読める。 ニート探偵団のテツと戦う羽目になるナルミであった、どうしようのない彼らでも日々を一生懸命生きている。 トリックがヒトコロスイッチ。
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彩夏が戻ってきた。冬の事件の後遺症で、僕との過去をみんな忘れて――。ぎこちない関係のまま、僕らが昔通りの園芸部の活動を再開した矢先、僕は生徒会長に呼び出される。「園芸部は廃部にするから」廃部の理由である、設立時のうさんくさい経緯を調べていくうちに、四年前の不可解な生徒死亡事件が浮かび上がる。その容疑者は、テツ先輩だった。口を噤み協力を拒否するテツ先輩とニート探偵団を敵に回しアリスと僕は捜査を始めるが・・・。
ふとしたことで自分との絆が消えてしまっていることを思い出してしまうナルミと、彼に関することで自分が何か忘れてしまっていることを薄々感じとる彩夏。二人のぎこちない関係にもやもや。お互い元々不器用だったからなぁ。大事なものは大事って素直に言わないとダメだなって自分に言い聞かせる巻でした、これに限らず。喧嘩したって仲直りしてさらに仲良くなることもあるでしょうって思う。諦めずに信じられる仲間っていいよね。それにしてもナルミとアリスがくっつくのかなと思ったけど、そうなると彩夏はどうなるんだ?謎。