あらすじ
ニート探偵アリスとその助手である僕は、深刻な事件の合間にもばかばかしくてつまらない、けれど忘れられない揉め事にいくつも巻き込まれている。今回はそんな僕らの事件簿からいくつかをご紹介しよう ── ミンさんを巡るストーカー事件「はなまるスープ顛末」、アリスご執心の酒屋を襲った営業妨害事件「探偵の愛した博士」、平坂組のバカどもを総勢で巻き込んだ誘拐事件「大バカ任侠入門編」に、特大100ページ書き下ろしのオールスター野球騒動「あの夏の21球」を収録。 泣き笑いの日常満載のニートティーンストーリー、初短編集!
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Posted by ブクログ
NEET探偵たちの物語の第5弾。
短編集4話で構成される今回。
普段ちょっと長いストーリーで文体が固めなので読むのに結構な体力を使うんだけど、1話が80ページ前後なので通常回よりサクサク読めた。
その分深みが若干足りない気もするけど、バランスを考えるとこれくらいでも十分と思える。
短編な分、話のオチがちょっと笑えるのもあるので個人的には短編構成の方が好み
Posted by ブクログ
今回一番よかった話、
あの夏の二十一球
アリスがまさかバッターボックスにたつなんて、またまた、振り逃げで二塁まで走るなんて
ありえないっちゃあり得ませんが
まぁ読んでいてさっぱりした気持ちになりました
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五巻め。
本筋(っぽいもの)から離れた短編集なのに、えらく面白かったですね。
コメディー要素多め。
相変わらずニートにヤクザにとロクでもないキャラたちが縦横無尽に駆け回っています。
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短編集
ドラッグや殺人事件のように重くない話。
「探偵の愛した博士」が個人的には好きだな。
「大バカ任侠入門編」は平坂組の対応に笑った。
どれもいい話だった。
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夏休みに起った小規模な事件たち.
というわけで,
・はなまるスープ顛末
・探偵の愛した博士
・大バカ任侠入門編
・あの夏の二十一球
の4本でござるよ.
しかしアレだよね.
鳴海くんは高校生ということなのに学校に行ってるイメージがないよね.
いつもはなまるラーメンでニートと居るか
アリスの事務所でアリスとイチャイチャしているか.
進級,出来るのか?
留年なのか?
Posted by ブクログ
今回は日常のちょっとした事件(←事件と呼んで良いのか?)を短編形式で描かれています。
どれもちょっとほっこりする終わり方でなかなか良いのが揃ってます。
とくに最後に収録されている、『あの夏の二十一球』はホンマにアニメ放映よりも良い話で、いろんな人がかっこよく見えました。あと、あとがきの作者さんのこの話を作ったきっかけも私は好きでした。
あとおすすめは『探偵の愛した博士』これもちょっとほっこり。オチにも笑わされました。
いつもの長編に比べたら物足りないかも知れないけど、ほっこりするならこの巻をおすすめします。
Posted by ブクログ
4編の短編集。雑誌に掲載されたものらしく、筆力的にも古いと感じる作品があった。まあそれでも各話、読みどころがあり、楽しめた気がする。特にアリスやナルミがいつもと少しだけ違う一面が見えた気がして短編ならではの内容だったと思う。
Posted by ブクログ
短編集になります。
今巻ではそこまでダークな話はなく、どちらかといえば軽め?の事件を解決していくという感じでした。
この巻のテーマは親子愛を感じさせる話が多かったように見受けられます。(一部例外もあり)
やはり親としてはいくつになっても子供が心配である。というのが各話で一貫されてて、私自身がまだまだ子供であるせいか、少しばかり心に響く内容でした。
Posted by ブクログ
シリーズ初の短編集。時系列も飛び飛びになっている。それに応じていつもの葛藤、スケールは小さなモノになっている。それでも物語から受ける雰囲気はいつも通り。早々に読者に犯人を察っせさせる。その上で変化球も用意して、意表を点きつつ物語の落着点を楽しませるのもいつも通り。最後の野球はオールスターキャストでよかった。野球のユニフォームはレースゲームのあれがモチーフですね。
Posted by ブクログ
シリーズ初の短編集。けれど雰囲気は長編と変わらず。読み始めた時は時間軸がバラバラということに気づかず違和感がありました。この本の中では「夏の二十一球」が特に面白かった。野球は全くやった事無いけど、それでも野球の楽しさが伝わってきます。
Posted by ブクログ
4.5
4つの短編から構成される短編集。
雑誌に掲載されたものなので、時間軸にばらつきはあるものの、
本編を読んでいる人ならすっと入っていけるはず。
いつもと違って、シリアス分よりもコメディ分のほうが多いかも。
しかし根っこにあるものは変わりません。
中でも「あの夏の二十一球」が好きです。
おすすめ。
Posted by ブクログ
初の短編集。
推理小説ではないけど、最初の2編はすぐに犯人が判ってしまうのが若干残念でした。
3話目は平坂組のバカっぷりがいっそ愛らしい(笑)。
4話目はああいうゲームをゲーセンに実際入れてほしいです。
Posted by ブクログ
短編が4つ。
最初の2つは犯人すぐにわかりますが、この小説のポイントは犯人探しではないので、問題なし。
3つ目はなんと言うべきか反応に困る。しかし、神様のメモ帳らしいラスト。
(ん?「らしい」ってなんだ?全部「らしい」ぞ。)
4つ目の短編はなんというか、ゲーセン入り浸ってた人間としては
「あー、俺なんで会社員なんかになっちゃったんだろ?ニートになりてぇ。」
とか思っちゃうわけですよ。あーもう俺のバカッ。
Posted by ブクログ
今巻は短編、相変わらず日常シーンは笑えます。
短編だけあって本編より明るめかな?
しかし何だかんだで先が読める展開かも。
でも面白いんで読んで間違いなしです。
Posted by ブクログ
今回は短編集です。
第一話「はなまるスープ顛末」は、ミンさんの家にストーカーが押し入り、その行方を追う話。第二話「探偵の愛した博士」は、小さな酒屋を経営している岡林友造(おかばやし・ともぞう)が、店の酒に異物を混入されるなどの被害を受け、アリスたちがその犯人をさがす話。第三話「大バカ任侠入門編」は、平坂組の事務所に、大家の娘の陣内(じんない)カオリを誘拐したという脅迫電話がかかってきて、鳴海が事件を解決にみちびく話。第四話「あの夏の二十一球」は、少佐たちの行きつけのゲームセンターがヤクザの「ネモさん」こと根本喜一(ねもと・きいち)強迫を受けており、鳴海たちが店の存続をかけて野球の勝負をする話。
いずれも、他巻の長編より軽いテイストに仕上げられており、ライトノベルらしいキャラクターの立ちまわりとマッチしているように感じました。個人的にはこのくらいのギャグ成分強めの内容のほうが好みです。
Posted by ブクログ
この巻は主人公 鳴海がありすと共に行動してきた過去を語る番外編的なものである。しかし内容は濃く、最終章のやくざと野球をする話は特に肩入れされている。それは作者が野球に対して、如何に強く思い入れがあるのかが垣間見える。今まで出てきたキャラクターたちが一致団結して一つのお店(ゲームセンター)のために必死になって戦う姿は、中途半端でなく本当に真剣に描かれていて、野球をよく知らない読者でも彼らの本気が伝わることは間違いない。
Posted by ブクログ
君は詐欺師に向いているんじゃという、アリスの台詞がどの巻でかありましたが、確かにそうなのかなぁと思います。
そういった意味で、アリスのいうナルミが『物語』を作れる人間という言葉は、当てはまるのかなと。
嘘が、真実となれば、それはもう嘘ではなく事実。詐欺ではなく、本当のことになるわけです。
はなまるスープ
ピーツが複雑に絡まり合うと、真実が見えづらくなる。
でも、一つ一つ紐解いていくと案外簡単な構造。
探偵の愛した博士
タイトルを最後になって理解できるオチ。というか、そんなに種類があるのかぁと。
思い込みが原因ってのはあると思いますが、疑うのはまず身内からってね。
大バカ任侠
アリスが唯一敗北感を味わう話なのかもしれない。
バカだからこそという大事なお話。
あの夏の第二十一球
このときのナルミって、一般人であって既に肉体的には一般人でない気がしますね。
自分では思っていないけど、経験積んでわりと普通の人以上の力を持っているような?
だからこそ、打てたという気がします。
でなければ、目だけ良くても打てはしない。
Posted by ブクログ
ニート探偵アリスとその助手である僕は、深刻な事件の合間にも、ばかばかしくてつまらない、けれど忘れられない揉め事にいくつも巻き込まれている。今回はそんな僕らの事件簿から、いくつかをご紹介しよう――ミンさんを巡るストーカー事件「はなまるスープ顛末」、アリスご執心の酒屋を襲った営業妨害事件「探偵の愛した博士」、平坂組のバカども総勢を巻き込んだ誘拐事件「大バカ任侠入門編」に、特大100ページ書き下ろしのオールスター野球騒動「あの夏の21球」を収録。
シリーズ初の短編集。どうかなと思ってましたが良かったです。短くてもちゃんと綺麗にまとまっていて、特に書き下ろしはリアルな野球の話がネットゲームの世界にカギがあって、アリスが珍しく体力的に頑張ってるのは面白かった。いつも大きな話の流れで一冊を形成してますが、こういう風に小さくてもニートたちが活躍できる短編もいいんじゃないかな。どんどんアリスとナルミのフラグがたってる気がするんだけど、アリスっていったい何者なんだろう・・・?表紙がとっても爽やかでかわいい。
Posted by ブクログ
ミンさんのラーメン屋を営む意味やその経緯。お父さんの秘密など、思ったよりスケールでかかったw 最後は、少し悲しい展開でしたがこれもまたやむなし・・
Posted by ブクログ
シリーズ初の短編集。
内容としては特段気をてらったものではなく、非常にスタンダードなエピソードの数々だったかなと。描写の粗さは多少感じるものの、総じて楽しく読ませてもらいました。
また、ナルミとアリスの変化を1冊で感じられるのもなかなかによかったかもしれません。長編ごとだとそのへんにはあまり意識がまわりませんから。
むしろこの先どうしていくのかが気になりますね。そろそろアリス自身のことなどが主になっていくのでしょうか。