あらすじ
高校の文化祭が押し迫る晩秋、ラーメンはなまるにやってきたのは、チャイナマフィアの後継者兄妹。なんとミンさんの親戚だという。ミン父・花田勝の引き起こした事件をきっかけに、なぜか持ち上がるミンさんの縁談。そこで立ち上がったのは、ヒロさんだった。 「おれからの依頼。この婚約、ぶっ壊してくれ」 ヒモのくせして、ついにミンさんに本気! 二転三転の結婚騒動を描いた 「電撃文庫MAGAZINE」 掲載作と、ヒロさんの師匠初登場の書き下ろし短編 『ジゴロ先生、最後の授業』 を収録した第6弾!
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ニート探偵小説の第6巻。ミステリ色が強く、このシリーズで一番面白かった。これまで謎だったミンさんのプライベートが一気に明らかに。ナルミの天然的な才能(天才?)が今回も如何なく発揮され、また、ジゴロニートのヒロさんがちょっとだけ男を上げた巻でもある。
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tai_key6@新ユーザー名考え中
もう面白さは揺らがない気がする。物語の中には、沈痛な副旋律がなおも健在で、一層楽しめた。萌えに頼らないストーリーあるいは描写重視のライトノベルは思うほど多くはなく、このシリーズとの出会いには感謝している。 この巻に関して言えば、ミステリの部分に今までのような切れ味がなかったように思う。それでも十分面白いのだけれど。
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個人的にはシリーズ中、一番よかったような気がする。典型的な乳要員だと思っていたミンさんに関わる事件を取扱い、最後の最後までナルミが大活躍だったのはおもしろかった。アリスがちゃんとできないことがあるバランスもそうだが、複雑すぎない仕掛けなのに全貌が最後まで見えない構成も気に入っている理由のひとつ。ストーリー的にはつながっているといってもよい短編もひとつ収録されている。
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長編一本、短編一本の組み合わせになります。
どちらも恋がテーマの話だと思われます。
長編ではミンさんの父親、花田勝がメインの話。
この話では深い愛情が感じられ、周りのキャラクター達の距離も前巻より近づいたんじゃないかと感じさせる話でした。
まさに男は女に生かされてるという感じが響きました。
短編では、アリスの大伯父の吾朗先生の話。
ヒモ道の講義はなぜか不思議と引きつけられ、読んでいて面白かったです。
今後の吾朗先生の出番に期待!!
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ミンさん、彩夏ファンとしては、大変楽しめる内容でした。
ところで、抵抗勢力というか敵対勢力のハードルが毎回高くなっているんですが、あまり行き過ぎると世界観壊れそうなので、ちょっと心配です。
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高校の文化祭が押し迫る晩秋、ラーメンはなまるにやってきたのは、チャイナマフィアの後継者兄妹。なんとミンさんの親戚だという。ミン父・花田勝の引き起こした事件をきっかけに、なぜか持ち上がるミンさんの縁談。それに憤然と立ち上がったのは、ヒロさんだった。
「おれからの依頼。この婚約、ぶっ壊してくれ」
ヒモのくせして、ついにミンさんに本気!
あらすじより
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ニート探偵とその助手および様々なニート達が活躍する物語。ところどころに散りばめられた笑いと一方でシリアスな展開とのバランスが絶妙。毎回ちょっぴり切なさが残るラストも気に入っている。
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ミンさんとヒロさんのもにゃもにゃとか新たに恋愛模様が加わってますます楽しくなった。最後のジゴロの話は、ナルミの台詞に一々悶えるアリスがかわいいな!
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ミンさん絡みの事件.
ミンさんの父親,花田勝さんが中国系マフィアと一悶着起こしてるらしくて
そのとばっちりがミンさんにも.
今回はちょっとあれだな.
本人が登場しないのにいろいろかき回す花田勝氏が邪魔臭いな.
で,本の最後に収録されてるヒロさんの師匠であるジゴロ先生の話.
コレで鳴海くんはジゴロテクニックを継承される.
ヒロさんが「たいせつなひとり」を決めてしまったので卒業したから.
鳴海くんは高校生で探偵助手でヤクザな集団の総長代理でジゴロで.
お前は一体何を目指しているんだ?
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NEET探偵たちの物語の第6弾。
今回はミンさんの血筋はとんでもないところと繋がっていて巻き起こる壮大な事件と短編:ジゴロ先生。
血生臭いのにほっこりするいい内容でした!
今回は全員がそれぞれの特徴がいかされ、それぞれがのびのびと活躍していましたね。
特にヒロさんの末恐ろしさを実感した回でした(笑)
それとアリスがいつにも増してデレています。
頑張ってものにしろよ、後継者のナルミ君(笑)
このシリーズってスゴク面白いんだけど、物語の構成が複雑なので日を跨いで読むとときどきあれこれ、どこの伏線と繋がってたっけ?となってしまうことがある。
まぁ、責任は自分自身にあるんですが(笑)
いいシリーズですね!
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中編一作と短編一作の二話構成である6巻ですが、いやー、良いね。
今回の中編についてはヒモのヒロさんが主役…と思いきや…でした。
ミンさんパパ素敵過ぎる。つかズルい。
いやもうこれはミンさんパパである花田勝の物語だろ。
しかしヒロさん、そーだったのか…。
ヒモ卒業するのかね?
そして、ミンさんはホントにこんな女性になりたいと思える人です。はい。
あと、短編であるジゴロ先生、最後の授業は軽めで、さらりと読めました。
いや、ナルミがジゴロに開花していくのだろーか。よくポンポンとそんなこと言えるなぁ~と思いつつ。
オチがなかなかジゴロ先生らしくて好きでした。
Posted by ブクログ
ジゴロの回。
女慣れの雰囲気・・何か知らないけど、やばそうに感じる・・。
ミンさん騒動は・・ヒロに一応・・腹立てるから気持ちはあるって
そりゃあそうですよね・・
別に何とも思っていなかったら
どうしようもないやつ、なんて思わないし・・。
Posted by ブクログ
ヒロさんの本気…
それを目の当たりにしたような話でした
ナルミと中国マフィアとの対決。
結果的にヒロさんのおかげで解決したミンさんの結婚騒動事件。
それと、ミンさんの父親。
なんて不器用な愛情表現なのだろうとしか思えませんでした
その人なりの
"それがたった一つのさえたやり方"
なのでしょうね
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ナルミはもう完全にまともな社会の歯車から外れてると思う。。
アリスのデレっぷりが半端なくなってきた。死ぬほど可愛い。
花田勝は実に漢だった。
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早い段階で人物たちの行動目的などは読めたものの、うまい変化球や人物たちの行動でドラマを楽しめるのもいつも通り。しかし、ついに相手は中華系マフィア。これ以上に怖い敵はもうそうそういないよな。主人公のナチュラルボーンたらしにして詐欺師っぷりもつきぬけている。一般人になれそうに無いくらい勇名を裏社会に広めているし。
Posted by ブクログ
今夏のTVアニメ放送に向け、ますます好調なこのシリーズ。
相変わらずの読みやすさでシリアスと笑いのバランスも絶妙。 それが杉井クオリティ。
アリスのデレっぷりがまた良いのです!
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ほぼ丸ごとヒロさんとミンさんの話の第6巻。
実際は花田勝の話と言っていいかもしれない。
相変わらず切ないラストだなぁ・・・。
その後の短編には単純に笑かしてもらい、バランス秀逸。
Posted by ブクログ
今回の主役はヒロさんとミンさん……と見せかけて、最初から最後まで、五巻で少しでてきた花田勝さんのお話。とりあえずミンさんの今後が気になります。同時収録されている短編は、ジゴロ先生の色んな意味で最低なキャラクターもさることながら、アリスのデレっぷりが可愛よすぎてヤバイ。
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ホームズが言った言葉「I miss my Watson.」ワトソンがいないと辛い、彼が質問したり、驚いたりしてくれないと、うまく自分の考えを語ることができない。今回の話を読んで、いいなと思った言葉です。
いつも何気なく語っていた話が、そばで聞いてくれていた人の的確な質問や反応のおかげで、スムーズに話が進んだり、自分だけでは気づけなかったことに気づいたりできていたことに気づく。そんな気づきはとても重要な体験だと思います。しかし、人間はそれが当たり前になっている時には気づかず、失った時にばかり気づく。
もっと早く気づければと思う。
そんなことを教えてくれた話でした。
内容は、ミンさんの過去に関わる話と、短編で、ヒロさんのジゴロの師匠の話。ミンさんの過去に関わる人物が続々登場して、嵐のように事件に巻き込まれて行く。展開も面白かった。ジゴロの師匠の話は、完全に短編な感じ。これも展開が面白かった。
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やはりあまり明るくない内容だったが、ところどころ笑いが散りばめられていてそんなに暗くならないところがこの作者の良いところ。安定しているといった感じ。
Posted by ブクログ
ラーメンはなまるの店主であるミンさんをたずねて、彼女のいとこにあたる黄紅雷(ファン・ホンレイ)と黄小鈴(ファン・シャオリン)が、つづけて訪ねてきます。二人は、ミンさんの父親の花田勝(はなだ・まさる)を追っていました。かつてミンさんの店をこっそり訪ねてきたこともある花田勝は放浪の傭兵で、チャイナ・マフィア「黄道盟」のボスの愛娘を殺して逃げたといいます。その婚約相手が紅雷で、ミンさんに婚約披露の代役を務めてほしいと申し込みます。それを知ったジゴロでニートのヒロさんは、ミンさんへの真剣な想いを打ち明け、この婚約披露を壊してほしいと依頼します。
巻末の「ジゴロ先生、最後の授業」は、ヒロさんの師匠でアリスの大叔父の紫苑寺吾郎(しおんじ・ごろう)が「はなまる」を訪れ、鳴海が彼ののこした謎を解く短編です。
ライトノベルの正しい読み方ではないと承知しているのですが、長編のほうはいろいろな粗が目についてしまいます。個人的にはキャラクターの魅力をえがくことに特化した短編のほうが好きです。
Posted by ブクログ
ミンさんの父親の失踪、そしてミンさん結婚騒動。
ヒモのはずのヒロさんの決意。
殺された2人のこととか、
わりと先の展開がわかった。
最後はやっぱりヒロさんにもっていかれたな(笑)
短編はあんまりいらなかったと思う。
Posted by ブクログ
今回の話は、わりと先が読めるものでしたね。
気付かない部分はありましたけど……。
都合のいい電話、そして行動。
二人が生きてることは前半というか、最初らへんでわかっていました。
問題は、パパンが死んでたということ。
それもいってみちゃえば、前半のなるみの言葉で答えが出ているのだと思います。
探偵らしいことはほとんどなかったかなぁ。結局はパパンの手のひらの上。
死ぬ間際でそこまで考えられるのかは不思議ですが、火事場のクソ力ということと、
生前から気にしていたということもあるのでしょうね。
ただマフィアに対向する行動がちょっと無謀過ぎる考えだったような。
まぁその結果は出ていますが……武力じゃない力で勝利する。
智力というのでしょうかね。
利害関係があるとはいえ、できるだろうという信頼も少なからずパパンは少年らを評価してたのかな。
短編の方もそうですね。アリスがいうように14こアクセサリーがあるなら、その一つも当然と。
ジゴロの成約みたいなのにもある通りなのでしょう。
最後のはがきについてのひとりごとが、いかにもそういう風に見えて良かったです。
後味が悪いのか、いいのかあれですが。
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ニート探偵団の溜まり場、ラーメンはなまるの店主・ミンさんに縁談が!?相手は香港マフィアの次期若頭。そこに待ったをかけたのは、探偵団の1人にして究極のヒモ・ヒロさんだった!
どうも文庫MAGAGINEで連載していたらしい。著者初の雑誌連載。長編にしては比較的ライトなのはその影響かな?
今回はミンさんとヒロさんがメインの回。
時間はついに少佐回だとの噂があるので今から期待大。
Posted by ブクログ
今回は今までの巻と違って、ニート探偵団があんまり活躍できてませんでしたね。もっと探偵団に活躍して欲しかったなぁ(笑)でも今回は相手が相手だけに無理ですよね。面白かったけど、他の巻とは違った展開でした。
Posted by ブクログ
結末が読めてしまったのが少し残念ではあったものの、話としてはブレなく書ききっていたように感じた。
今までの話と同様、メインとなる話があるなかで主人公であるナルミとアリスの関係がより深まっていく流れになっているが、今回は特に互いの意識の仕方が露骨になってきていて面白かった。
ただ、本筋のエピソードはこちらの想定を上回るものではなかったし、納得感という意味でも少し弱かった。筆者が巻末で述べているように、この話自体はひとつの軸でまとまっていたので、結末に対するコーティングがもう少しできていればより楽しめたなと思う。