杉井光のレビュー一覧

  • 羊殺しの巫女たち

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    ネタバレ

    妖が出てくる類のファンタジーホラー。
    と言っても怖さと言うより、切なさが勝る、胸に迫るお話だった。

    12歳の6人の少女たちが巫女として参加する12年に一回行われる村の祭りのおぞましい正体に気づき、それをなんとか終わらせようとする12年前と現在のお話が並行して語られる。

    途中から”羊”の正体はなんとなく分かる、と言うか最初から明かされていると言えばいるのだけど、それでもラストに向けてどんどん胸がきゅうと高鳴っていくのがすごく良かった。

    驚いたのは、いつもの作者の語りとは全然異なっている事。
    いつも見せる作者特有の笑いの要素はほとんど感じられず、シリアスの雰囲気をずっと保っていた。
    けれど、

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    2025年11月25日
  • 羊殺しの巫女たち

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    呪われた村で起こるホラーミステリー
    少女達は呪われた村で力を合わせて戦う
    最後まで誰が味方なのか分からないまま、クライマックスまで突き進む
    非常にストーリーが練られた作品で、単なるホラーに止まらない面白さが詰まっていた
    衰退していく村で、大人達は神頼みしかせず、子供達を生贄にしていく
    物語はリアルでは無いのだが、大人の醜さと子供の純粋さを巧みに描いていてスッキリする作品だった

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    2025年10月22日
  • 楽園ノイズ

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    会話がめちゃ好き
    こんなテンポで話できたらいいのに
    頭いいんだよね
    じゃないと、こーはいかない
    音の表現の半端なさ!!

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    2025年10月10日
  • 羊殺しの巫女たち

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    ネタバレ

    1991年と2003年の未年。どこからどう見ても怪しい羊を信仰する祭を行う村を舞台に物語は進む。
    羊を殺すという約束を果たしに12年ぶりに故郷の村へ帰ってきた5人の少女と残って待っていた少女。彼女達が村で繰り広げる羊、そして村自体との戦いは、スリリングであり、夢中で先の展開を追っていた。
    別作品で申し訳ないが、少し似た要素があったので、中学生の頃に読んだAnotherを思い出した。いずれにせよ、非常に面白かった。

    0
    2025年09月20日
  • 羊殺しの巫女たち

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    最近は読書をサボっていたので久しぶりに何か読もうかと本屋を物色。
    装丁に惹かれて衝動買い。

    いや〜良かった!
    作品の雰囲気が自分好みだったのもあり満足いく内容でした!
    また良い出会いを求めて本屋を覗きます。

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    2025年09月15日
  • 楽園ノイズ7

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    ネタバレ

     表紙の女の子は誰だ、また新キャラ? とは思わなかった。
     そう何度も何度も引っかかるものか。さすがに僕にだって学習能力はある。
     肩・ヘソも露わな、デコルテラインの綺麗な子。でも、泳いだその眼と頬に浮かんだひとしずくの汗を、もう見逃すものか。

     冒頭、“死”について思いをめぐらす不穏なシーンから始まったが、あとはいつもどおりのイチャメチャとツッコミ。
     今作の主題はアルバム制作。そして、待望の水着回である。
     ああ。第1巻で描かれたあの夏から、せっかく打ちそろった美少女たちが水着姿を披露することもなく一瞬のうちに過ぎ去ってしまったあの夏からようやく1年が経つのか、と感慨深く思ってしまった。

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    2025年09月12日
  • 羊殺しの巫女たち

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    12年毎に山から降りて災禍と祝福をもたらすお羊様。残忍な描写と因習村あるあるの胸糞村人達
    そんな中でも輝きを放つ未年生まれの少女達を見ていると眩しすぎるぅぅぅー⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
    過去と現在を行き来するように物語が進み。徐々に明かされていく、村に伝わる儀式とお羊様の正体
    結末はそこまで驚きは無いにしても、読み終えた後に、もう一度、冒頭を読み返すとなんとも言えない気持ちになってくる。

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    2025年09月10日
  • 天嬢天華生徒会プリフェイズ

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    叙述かよ!

    学園生徒会ものでミステリ要素ありと言う作者お得意に設定に、これまたヘタレな主人公と言ういつものキャラだった。
    でもそれが魅力なんだよなあ^^
    ただ今回は珍しく女王様キャラがメインヒロインだなあと思っていたら、なるほどそういう事か。

    途中まで主人公の出自がはっきりしなくてどういう事だろうと思っていた。
    作者の主人公が詐欺まがいの行為で事態を打開するにはよくある展開なのだけど、今回は本物の詐欺師だったとは。
    その割にはあまり大きな活躍がないなと思っていたら最後にそうきましたか!
    うん、まあ、騙されましたあ。

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    2025年08月31日
  • 生徒会探偵キリカ1

    匿名

    購入済み

    学園ミステリー×バトル×変人ヒロインの掛け合わせがユニークな1巻。冷静沈着なキリカと巻き込まれ型の主人公のやり取りが面白く、謎解き要素もきちんと練られている。学園の裏側に潜む陰謀が気になる導入編。

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    2025年07月27日
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

     一作目は、作品を最後まで読んで、タイトルの意味がわかった時、衝撃で鳥肌がたった。
     今回は、逆にこれ以上どんな謎が隠されているんだろうかという期待と興味で手に取った。

     前回のような、紙媒体だからこそできたトリックではなく、内容そのものが、途中から見方を変えることで、違ったストーリーになってくるといったこれも違う意味で予想を裏切られ、面白く読めた。
     コンビのミステリィ作家のアイディアを担当する方の人物が、雑誌での連載中に亡くなってしまった。それがきっかけでその連載を読んだ新人作家、藤阪燈馬は、結末がどうしても気になる。内容からも、何かヒントになるようなものはないかと読み返すうちに、そのス

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    2026年01月05日
  • 天嬢天華生徒会プリフェイズ

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    王の図が高いのは、いざ頭を下げた時に大きな意味を持つから。
    凰華のこの言葉には納得。生徒会長の権限がデカすぎるけど、王は民の奴隷だという価値観はまた新鮮。それなら独裁は起こらないな。

    緋奈乃の価値900億円には驚き。兆の額が動いた事件を引き起こしたくらいだから、それでも安いくらいかも。

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    2025年07月02日
  • 楽園ノイズ7

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    ネタバレ

    久々の学園ノイズ。
    いやあ相変わらず楽しい。のっけからボケツッコミが炸裂してそうそう作者の物語はやっぱりこれだよねと思った笑 

    今回はアニメで言うところの水着回なのだけど、嬉し恥ずかしの展開になるかと思いきや、さすがに音楽バカの真琴では何をやっていても音楽の話になっていくんだなあ。

    今作を読んでて二つのことを強く思った。
    一つはこれってがっつり神曲プロデューサーのエピソードだなあという事。蒔田さん(の影)は前から出て来ていたけれど、ヒロイン海野リカコも登場し、彼の遺した音をめぐるミステリー仕立てになっている。
    作者のファンとしてはこういうの良いよね。
    もちろんキョウコさんやチアキはさよなら

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    2025年06月26日
  • 楽園ノイズ7

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    PNOのアルバム作りのお話。
    当然のように女装から始まり、夏合宿にレコーディングで、ヒロイン達との楽しい掛け合いが魅力の作品。

    今回は詩月がラッキースケベを発動させ、心情を吐露もしたし、頑張った♪
    真琴が「僕の人生、どんどん邪魔してほしい」が印象に残った。

    自分の人生もいろんな影響を受けて来た! そして これからも、
    この作品もその1つだ。

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    2025年06月22日
  • 神様の本

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    ネタバレ

    ビブリア古書堂の事件手帖が含まれていたので。

    「神×本」をテーマにしたアンソロジー。
    ビブリア古書堂は安定の面白さだったが、
    神様の御用人が含まれていたのは嬉しかった。
    下町の和菓子屋さんの話は刺さっても良かったと思うが、
    ちょっとちがった。

    個人的には聖書をテーマにしていた「ハレルヤ出版編集部」が面白かった。
    アダムとイヴの息子、カインとアベルの捧げもののうち、
    アベルの方しか受け取らなかったことを
    「肉好きだからな!」と神が一言で切って捨てたのとか。
    「俺は二次創作には寛大だから」と発言したり、
    全知全能なのに金に困っているとか。
    矛盾だらけの聖書について突っ込むのは野暮なことと思いつ

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    2025年06月21日
  • 神様の本

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    読んだことあるシリーズも未読のものも混合していたが総じて面白かった。特に日本史をやっていたのでビブリアシリーズの話は勉強したことも多く、特にささった。

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    2025年05月25日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    SNSにうっすら蔓延る嘘をテーマにしたアンソロ。お気に入りは、炎上したVtuberの浅倉秋成「かわうそをかぶる」と、本当にホラーが起こるアプリの新名智「霊感インテグレーション」。石田夏穂「タイムシートを吹かせ」はらしさが凄い。これ絶対将来的読み直したい。

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    2025年05月04日
  • 神様の本

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    最近、アンソロジーは読まないことにしていたのだけど、タイトルに惹かれて読んでみた。

    三上延さん以外は未読の作家さんばかり。

    三上延さんの作品は、予想通り素晴らしかった!
    不信心で愚かな者の祈りにも神様は耳を傾けてくださる。
    奇跡は、それを信じる者の身にしか起こらないのだろう。

    そして全く想定外だったのだけど、杉井光さんの作品がめちゃくちゃ面白かった!!
    全知全能の万物の創造主がちっとも全知全能じゃなくて、これじゃ設定が破綻してるだろっ!と、ツッコミどころ満載で面白過ぎて、完全に冒瀆かも?www

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    2025年04月23日
  • 神様の本

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    神様×本をテーマにしたアンソロジー
    中でも杉井光氏によるハレルヤ出版編集部は秀逸だった
    聖書を校正するというシチュエーションでコメディが綴られる

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    2025年04月15日
  • 神様の本

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     <ビブリア古書堂の事件手帖>シリーズの書下ろし短編を目当てに読んでみた。最近はアンソロジーを多く読んでいるが、本書は神様をテーマにしたアンソロジーである。表紙カバーは、前述のシリーズの主人公の栞子さん。

     <ビブリア古書堂の事件手帖)、<神様の御用人>、<下町和菓子 栗丸堂>と<深夜0時の司書見習い>の四つの人気シリーズから一編づづ、書下ろしが二編の計六編からなる。気に入ったのは、巻頭と巻末をかざる<ビブリア古書堂の事件手帖)と<神様の御用人>の二つです。

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    2025年03月23日
  • 楽園ノイズ

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    ギター、ベース、ピアノ、ドラムを扱ったバンドもの(?)のライトノベル。ラブコメ要素もあり、ハーレム的な展開もところどころに見受けられた。
    ただ、このラブコメ展開が個人的にはハマらなかった。主人公がヒロイン(のうちの1人)と出会って間もないのにやけに好かれていたり、主人公がその好意に鈍感だったりといったいかにもラノベっぽい展開が、個人的にはあんまりこの作品には合ってないように感じた。このテンプレ通りのような安易なラブコメ要素を取り入れるくらいなら、この作品ならではの音楽を通した人間関係を深掘りしていけばいいのにと思った。
    その他の点に関しては、終盤暗い展開はあるものの、全体的には読みやすく、かつ

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    2025年03月21日