杉井光のレビュー一覧

  • 楽園ノイズ7

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    PNOのアルバム作りのお話。
    当然のように女装から始まり、夏合宿にレコーディングで、ヒロイン達との楽しい掛け合いが魅力の作品。

    今回は詩月がラッキースケベを発動させ、心情を吐露もしたし、頑張った♪
    真琴が「僕の人生、どんどん邪魔してほしい」が印象に残った。

    自分の人生もいろんな影響を受けて来た! そして これからも、
    この作品もその1つだ。

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    2025年06月22日
  • 神様の本

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    ネタバレ

    ビブリア古書堂の事件手帖が含まれていたので。

    「神×本」をテーマにしたアンソロジー。
    ビブリア古書堂は安定の面白さだったが、
    神様の御用人が含まれていたのは嬉しかった。
    下町の和菓子屋さんの話は刺さっても良かったと思うが、
    ちょっとちがった。

    個人的には聖書をテーマにしていた「ハレルヤ出版編集部」が面白かった。
    アダムとイヴの息子、カインとアベルの捧げもののうち、
    アベルの方しか受け取らなかったことを
    「肉好きだからな!」と神が一言で切って捨てたのとか。
    「俺は二次創作には寛大だから」と発言したり、
    全知全能なのに金に困っているとか。
    矛盾だらけの聖書について突っ込むのは野暮なことと思いつ

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    2025年06月21日
  • 神様の本

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    読んだことあるシリーズも未読のものも混合していたが総じて面白かった。特に日本史をやっていたのでビブリアシリーズの話は勉強したことも多く、特にささった。

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    2025年05月25日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    SNSにうっすら蔓延る嘘をテーマにしたアンソロ。お気に入りは、炎上したVtuberの浅倉秋成「かわうそをかぶる」と、本当にホラーが起こるアプリの新名智「霊感インテグレーション」。石田夏穂「タイムシートを吹かせ」はらしさが凄い。これ絶対将来的読み直したい。

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    2025年05月04日
  • 神様の本

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    最近、アンソロジーは読まないことにしていたのだけど、タイトルに惹かれて読んでみた。

    三上延さん以外は未読の作家さんばかり。

    三上延さんの作品は、予想通り素晴らしかった!
    不信心で愚かな者の祈りにも神様は耳を傾けてくださる。
    奇跡は、それを信じる者の身にしか起こらないのだろう。

    そして全く想定外だったのだけど、杉井光さんの作品がめちゃくちゃ面白かった!!
    全知全能の万物の創造主がちっとも全知全能じゃなくて、これじゃ設定が破綻してるだろっ!と、ツッコミどころ満載で面白過ぎて、完全に冒瀆かも?www

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    2025年04月23日
  • 神様の本

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    神様×本をテーマにしたアンソロジー
    中でも杉井光氏によるハレルヤ出版編集部は秀逸だった
    聖書を校正するというシチュエーションでコメディが綴られる

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    2025年04月15日
  • 神様の本

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     <ビブリア古書堂の事件手帖>シリーズの書下ろし短編を目当てに読んでみた。最近はアンソロジーを多く読んでいるが、本書は神様をテーマにしたアンソロジーである。表紙カバーは、前述のシリーズの主人公の栞子さん。

     <ビブリア古書堂の事件手帖)、<神様の御用人>、<下町和菓子 栗丸堂>と<深夜0時の司書見習い>の四つの人気シリーズから一編づづ、書下ろしが二編の計六編からなる。気に入ったのは、巻頭と巻末をかざる<ビブリア古書堂の事件手帖)と<神様の御用人>の二つです。

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    2025年03月23日
  • 楽園ノイズ

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    ギター、ベース、ピアノ、ドラムを扱ったバンドもの(?)のライトノベル。ラブコメ要素もあり、ハーレム的な展開もところどころに見受けられた。
    ただ、このラブコメ展開が個人的にはハマらなかった。主人公がヒロイン(のうちの1人)と出会って間もないのにやけに好かれていたり、主人公がその好意に鈍感だったりといったいかにもラノベっぽい展開が、個人的にはあんまりこの作品には合ってないように感じた。このテンプレ通りのような安易なラブコメ要素を取り入れるくらいなら、この作品ならではの音楽を通した人間関係を深掘りしていけばいいのにと思った。
    その他の点に関しては、終盤暗い展開はあるものの、全体的には読みやすく、かつ

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    2025年03月21日
  • この恋が壊れるまで夏が終わらない(新潮文庫nex)

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    よくある時間が戻る設定かと思いながら読み進め、徐々に明らかになってくることなどもあり、結構後半一気に面白く読んだ。

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    2025年03月02日
  • 神様の本

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    栞子さん目当てでしたがどの作品も面白かった。
    杉井光さん、「透きとおった物語」とはまったく別テイストで驚いた♪

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    2025年02月07日
  • この恋が壊れるまで夏が終わらない(新潮文庫nex)

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    時間を巻き戻すことができるという現実味のない話でサスペンスが好きな人にはいいと思います!
    (表現がたまにリアルでグロいのでそこだけあまり想像しないようにしましたが、笑)

    時間を巻き戻す力を持っているけれど、副作用があるとか巻き戻せる時間が決まっているのが面白い。

    巻き戻せたとしても変えられないこと(変えるのが難しいこと)があるのは、結局はその現実を受け入れて、うまく向き合っていかなければならないということで、それは時間の巻き戻し関係なく私達が生きているこの現実にも言えることだなと感じました。

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    2024年11月13日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    今時のネット社会がテーマの短編集。

    七人の若手作家達が書いているのだけど、その中に若手ではないが^^自分の推し作家である杉井さんが入っていたのでそれを目当てに読み出したのだけど他の作家さんのお話も面白かった。

    題材的にはVtuber、tiktok、マッチングアプリ、押し活などいかにもなもので、内容的にはミステリあり青春ものありサスペンス調のお話ありとバラエティがあって、なかなか面白かった。

    個人的にはtiktok絡みの青春ものが読後感が良くて好き。

    杉井さんのお話は「世界でいちばん透き通った物語」の後日談なのだけど改めて霧子さんがホームズで燈真くんがワトソンなのだなと納得した。

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    2024年09月04日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    この現代に潜むゾクゾク感がたまらない!
    SNSはやっぱり恐くて、でもこんなに温かいものだったなんて、今まで知らなかったなぁ。

    特に好きな話は、
    自分の娘がパパ活?をしている可能性があり、それを止めるべく取る父の行動に鳥肌が止まらない、結城真一郎「ヤリモク」。
    YouTubeの配信に熱を注ぐ変人な同級生を裏で支える主人公。果たして彼女たちの行く末はー。佐原ひかり「あなたに見合う神様を」。
    PCを使えない上司の指導係になり、不満を募らせる女性。その女性はその腹いせにその上司の管理下にあるタイムカードの数字をいじり、自分の残業時間をいじるというゲームを行っていた。最後の彼女の言動にに思わず胸を打た

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    2024年08月19日
  • さよならピアノソナタ

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    先に『楽園ノイズ』を読んでいたので音楽の描写がとても上手い作家さんということは分かっていたけど、やっぱり本作も行間から音が聞こえてくるような表現が素晴らしい。
    先輩がいいキャラしてる。

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    2024年08月13日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    SNSが題材なだけあって「ありそう…」と怖さとふむふむが混同した読後感。

    笑ってよいのか怖がった方がよいのか…。
    さまざまな切り口のアンソロジーならではの楽しさもありました。

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    2024年06月17日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    画面の
    向こうに
    隠された

    秘密と嘘
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    仕事帰りの書店で見つけて購入しました。
    「世界でいちばん透きとおった物語」のスピンオフがあるということで。

    7作品中、6作品が平成生まれの作家さん。
    時代感じます。笑
    昭和生まれの私…おののきました。笑

    「かわうそをかぶる/朝倉秋成」
    人気VTuberへ楽曲を提供していた音楽クリエイターが殺された。
    犯人は、VTuberの熱心なファン。
    自分はあてがわれた役を演じてるだけなのか。

    「まぶしさと悪意/大前粟生」
    Tipshotというショート動画SN

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    2024年05月06日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ⚫︎感想
    エンタメの短編集。全体を通して面白かった。
    石田夏穂さんの作品全部読みたい!という動機で読んだため、最初に読んだのは石田さんの「タイムシートを吹かせ」。石田ワールド全開、しかもちょっといい話で終わっていて良かった。レジェンドはレジェンドたる歴史を持っていた。
    「かわうそをかぶる」浅倉秋成さん。「六人の嘘つきな大学生」以来。若者を描くのが上手いんだな〜と思ったし、今作は女の子のVtuberが主人公なので器用さを感じた。本音と建前と本当の自分ってどこ?…怖くて、でも、こんな世界もあるのかなぁと思える、漫画みたいに画像が浮かんでくる作品だった。
    「まぶしさと悪意」大前粟生さん。TikTok

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    2024年05月14日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    7人の作家のアンソロジー小説。
    VTuber、TikTok、位置情報を利用したアプリ、マッチングアプリ、YouTuber、Teams、故人のSNSアカウント・仮想通貨口座を題材にしており、令和の時代を感じる。

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    2024年04月15日
  • 神様のメモ帳4

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    ニート探偵団有能すぎやしませんか・・
    ナルミくんも只物じゃない感出してきたし
    一般人が仕事なり学校なり行ってる間に動ける以外
    ニートのメリットないような?

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    2024年03月27日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    浅倉秋成さん  かわうそをかぶる

    人気音楽クリエイターが殺された。その犯行動機は『VTuberを守るため』だった。主人公の女性に共感できる部分も沢山あり親近感が湧いた。 
    最後の展開に驚き、見返す面白さがあった。

    大前栗生さん  まぶしさと悪魔 
    動画がバズり、カリスマとなった女子高生の海荷は神と呼ばれ学校外からも人気があった。
    しかしそんな海荷がいきなり動画を撮るのをやめてしまった。やめた理由を問うために教師が動いた。動画の中のキャラづくりや誹謗中傷に疲れたためであった。しかしその原因を作った人が意外な人であった。

    新名智さん   霊感インテグレーション
    「幽霊からプッシュ通知が届く」

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    2024年03月23日