杉井光のレビュー一覧

  • 楽園ノイズ6

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    美沙緒が戻ってきて、伽耶も高校に入学、凛子達は真琴と同じクラス。バンドにはマネージャーも付いたし、拠点となる活動場所も確固たるものが手に入った
    真琴にとって何もかも順調と言える状況。…だからこそ彼がヘタってしまうというのは面白い話

    思えば真琴って逆境を好むと云うか、自分で状況を複雑怪奇且つ難題だらけの局面に持ち込むのが好きなような気がする。勿論本人としてはギリギリの状況を楽しんでいるなんて事はないのだろうけど、彼の本領が最も発揮される時がそういう局面である点を考えると、彼は安寧を手に入れてしまったが故に緩んでしまったのかも知れない

    窪井拓斗からの依頼曲、邦本からの依頼曲。どちらもプロとして

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    2023年05月20日
  • 楽園ノイズ6

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    真琴の葛藤がすごく上手く描写されていて、読んでる私も苦しくなった。
    不思議と時間があったり、余裕があるときの方がうまくいかない事が私も多くあるので真琴の苦悩が理解出来てすごく共感の多い巻だった。
    相変わらずの音楽に関する描写はすごくて、新歓で披露する曲に関して特に聞き直したくらい笑
    やっぱりあのバンドはすごいな〜

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    2023年05月10日
  • この恋が壊れるまで夏が終わらない(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    タイトルがとても好きなので手に取りました。読み終わったあとに気がついたのですが、神様のメモ帳の作者様だったのですね。

    ある夏の日、恋をした相手が死体で発見され助けるためにタイムリープを繰り返すおはなしです。私だったらそうそうに心折れて、廃人になる気がします。なので、最後まで粘った主人公を尊敬しますが、後半は「だよね」と言った感じと好きになれなかった…。

    それでも序盤から中盤はどんどん引き込まれて、ページをめくる手が止まりませんでした。面白かった〜!

    夏って暑くて早く終わって欲しいけれど、終わったら寂しいよねって思う読後感でした( 伝わるかな )

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    2023年01月30日
  • この恋が壊れるまで夏が終わらない(新潮文庫nex)

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    死んだ先輩を救うために何度もタイムリープを繰り返す青春もの。
    と言う作品のあらすじを見た時、作者にしては珍しく流行りの設定に手を出したなあと思ったのだけど、よく考えたら、いつもヘタレな青年がいろんな事に後悔している作者の作品と、これほど合う設定もないなと思った。
    そして時間巻き戻しという反則技を手にしてもやっぱり作者の主人公は作者の主人公であって、格好良く全てを解決したりしないのだ。
    いやむしろ、それだからこそ絶望的な現実に押し潰されそうになって、それでも最後には僅かな希望が残るーーーまごう事なき作者の刻印が押された物語だった。
    実に杉井光らしい。いや、好きですよ。

    先輩の死の真相は個人的に

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    2022年09月15日
  • 楽園ノイズ5

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    バレンタインデーに受け取った想いを返すホワイトデー、甘酸っぱいイベントも音楽バカの真琴に掛かれば素っ気ないイベントになってしまうのでは…?という懸念を他所に予想以上のホワイトデーが描かれていたような
    一方で女の子達と向き合うイベントは真琴にとって自身の構成要素に音楽以外のどのようなものが含まれているか捉え直す機会となったのかな


    ホワイトデーに何を送れば良いのか、そして何故姉の偽装恋人なんてしなければならないのか。音楽バカにとって余計な悩み事となる冒頭のエピソード
    出掛け先でバンドメンバーに遭遇してしまうなんてラブコメとして定番展開の中で見えてくるのはホワイトデーに何を返すかという悩み事が近

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    2022年08月15日
  • 終わる世界のアルバム

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    ネタバレ

     消えていく人の事を自分1人だけ記憶し続けているのは辛いだろうなと思います。

     周りが消えた人の事を認識していなくて、親しい人が居なくなって哀しむ事すら出来ない。忘れていないからこそ哀しいけれど、それを共有出来る相手も居ない。主人公のそんな感情が伝わってくる様でした。

     恭子さんや奈月が消えて、哀しむのを我慢せず表に出す様になってるのが良かったのかは分からないですが、忘れられない苦痛が少しでも薄れれば良いと思います。

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    2022年08月03日
  • さよならピアノソナタ3

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    文化祭で、これから演奏する!というところで終わる。

    合唱祭で、上級生を差し置いて一年生の時から優勝するほどだから、響子も凄いけど、優勝は逃せど2位になったのだから、編曲したり、指揮者としてみんなをまとめたり、ナオも十分すぎる才能だと思う。

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    2022年07月14日
  • この恋が壊れるまで夏が終わらない(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    設定としてはそこそこありそうなループものと推理ものの組み合わせという感じだが、とてもよく組み立てられていて一気に読んでしまった。
    ある程度先の展開は読めるところはあったが、最後の仕掛けはそうきたかというところがあり、その直前の先輩との最後のやりとり含めてとても読後感が良かった。

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    2022年05月10日
  • 楽園ノイズ4

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    作曲家が消えたとしても音楽は消えないと云った趣旨が描かれた前巻、続く今巻はならば残り続ける音楽に対して奏でる音楽家や演奏家はいつまで音楽に付き合い続けられるのかと云った趣旨が描かれていたような

    この巻において、真琴の人間性を表す言葉として、「人間やめるか音楽やめるか選ばせたらお前は一秒も迷わず人間やめるだろうな」なんて失礼な発言が登場する。他にも「あんたはそっちの国の人なんだよ」なんてぼかしながらも真琴という人間を表した発言も有る
    真琴は命の危機に瀕したとしても音楽を続けていそうなイメージが有る。そんな真琴にとって本人の意志ではない理由で音楽の才能があるのに音楽を辞めようとする人間を放置して

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    2022年03月27日
  • 神様のメモ帳

    事業内容はニート探偵!

    探偵事業を営む、自称ニート探偵のお話。ニート探偵である少女とそれらを囲む人々の群像劇が好きな人には好きな雰囲気。ほのぼのもするしハラハラもする、丁度いい緩急のあるストーリーだと思います。個性豊かなキャラクターも読んでいてかなり面白いです!イメージ近い作品だと「デュラララ」とか「池袋ウエストゲートパーク」ですね!

    #ほのぼの #切ない #ドキドキハラハラ

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    2021年12月15日
  • 神様のメモ帳

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    部屋に引きこもるニート探偵アリス、社会から外れた所にいる人たち、学校に馴染めない僕。普通と違う人たちが普通にいる世界。巻き込まれた事件。絶望に包まれながら希望へと進む物語。
    時代的なものも感じるが、普遍的な想いに心動かされる。

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    2021年12月01日
  • 楽園ノイズ3

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    前巻が少女達にとってPNOが楽園であると示すエピソードになったなら、今巻はその楽園を作った真琴にとってPNOは楽園足り得るのか?という点を描いていたような
    そう思えば、演奏面において真琴より秀でた伽耶の登場は真琴がバンドに居続ける事は正しいのか?と問うと共に、楽園に居ると選ぶのであれば何を楽園の外に置き去りにしなければならないかを問い掛けているかのようだったよ


    真琴が新メンバー候補・伽耶のプレイングを耳にして心が揺さぶられる、なんてのは前巻でも似たような展開が有ったけど、今回はまた別種のものだったかな
    キョウコの時は真琴の立ち位置が乗っ取られるかのような感覚だった。でも、伽耶は真琴とは異な

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    2021年10月05日
  • 楽園ノイズ2

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    同じテーマ性の作品なのだから『さよならピアノソナタ』要素を何らかの形で出してくるかもと思っていたけど、まさかこういう形でお出しされるとは!


    第1巻では音楽を通して少女達と楽園を築き上げる工程が描かれた。続く2巻では楽園外での環境が少女達にどう影響するか、その際に真琴が築いた楽園はどのような助けとなるのかという点が描かれたような

    一度ピアノを挫折してしまった凛子だから、バンドを通して復活できたならピアノの道に戻そうとする動きがあるのは当然。そのような揺り戻しに対し真琴達は他人故に凛子の家庭問題に首を突っ込むのは難しい。詩月の時は音楽を通して華道の腕前を上達させる事で親の束縛を黙らせたけど、

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    2021年07月11日
  • 楽園ノイズ

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    杉井光先生の作品を読むのはこれで2度目。というか、『さよならピアノソナタ』以来
    あらすじや表紙にどこか『さよならピアノソナタ』っぽさを感じてしまってどうにも読まずには居られなかったよ
    そして内容はあの懐かしい熱量を彷彿とさせる要素を含みつつ、現代における若者達の音楽の楽しみ方を上手く作品に落とし込んだ作品に思えたよ


    鬱屈とした想いを懐きつつも音楽に向き合わざるを得ない幾人もの少女達に寄り添う事になったのが本作の主人公・村瀬真琴
    凛子達が持つ音楽の才能が非常に判りやすく華美であるのに対して、真琴の才能は控えめであり陰に籠もるかのよう。この控えめというのは才能が無いという意味ではなく、一見して

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    2021年06月26日
  • 神様のメモ帳

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    全9巻完結。
    ハードボイルド的ライトノベル。麻薬、ヤクザ、賭け事等々、暴力と犯罪を描いて、他のライトノベルとはかけ離れて、汚い現実社会を読者に味わわせた。それでいて愉快な仲間たちのコミカルな会話が笑わせてくれた。楽しい作品でした。
    麻雀のシーンとか作者の特色が現れていると思った。

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    2021年11月29日
  • 恋してるひまがあるならガチャ回せ!

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    杉井作品には珍しい?喋りまくるハイテンション主人公だがネガティブ後ろ向きマンなのは変わらずで、いいキャラになっていた気がする。スマホゲーに絡めた台詞やギャグも良く機能してて面白かった。
    あとがきの出だしはちょっとやられた。10年か。

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    2020年12月01日
  • 楽園ノイズ

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    音楽×女子高生
    全体的に駆け足で進んだ印象だったけれど、杉井光らしい人の心の歪みを描くのがさすがだった。

    凛子のキャラがいまいち定まってないのと、相変わらず鈍感主人公だったのは残念。

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    2020年08月10日
  • 生徒会探偵キリカS1

    購入済み

    復活(?)おめでとうございます

    このラノベは前作からかなり好きでしたので、この再開は本当に嬉しいです。ただ今巻はそれを差し置いても気になる所がありました。
    今巻も色々事件が起こりキリカが捜査し解決するのですが、犯人の動機がかなりショボいです。とある事件簿みないな長年の因習とか強い恨みなどとは言いませんが、使ったトリックの大きさにしては動機が薄っぺらい印象です。ただまあ、待望の再開一作目ということで★+1です。

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    2019年12月13日
  • 神様のメモ帳8

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    このシリーズでは一番面白かった。
    単に麻雀の話題が出てきたから、ということもあり得るが、それだけではないだろう。

    軽めの文体、重苦しい出来事、ほとんどどうでもいいかもしれないことの描写の細かさ、ストーリーの構成は、きちんと「小説」のレベルだ。というか時々話が重すぎて「ぜんぜんライトじゃないよね、これ」と思う。

    続き物だから、これまでの話(17巻)を読んでいないと、うまく受け取れない場面も多々あるだろうが、その点を差し置いても完成度は高いと思う。

    エンターテイメントの部分と、小説のコアの部分。これからの物語作家はそのバランスを見つけないといけないのだろうと思う。

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    2018年10月09日
  • 東池袋ストレイキャッツ

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    ネタバレ

    前回まで読んでいたデュラララshと同じ池袋繋がり。 向こうでは一種の魔境みたいに見える池袋もこちらはミュージシャンを夢見る若者が集う音楽の町に様変わり。 うじうじした少年にツンな女の子といういつも通りの組み合わせの杉井さんの作品。 音楽関係の作品は「さようならピアノソナタ」「楽聖少女」に続いて三シリーズ目だけどこれは続編はなさそう。 どの作品でも色々な音楽の話題、楽器やバンド、曲などを使って話を展開していて面白い。 個人的にはキースの退場が結構早かったなと思っていたらあとがきの掲載順の話をみて納得できた。

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    2018年07月10日