杉井光のレビュー一覧
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本屋で見かけたときに、まず表紙に惹かれ、そのあとあらすじに惹かれて買いました。
原因はわからないが、人が死ぬと皆の記憶から消え、その人がいたという証拠になりうるものも消え、死ななくてもある日突然人が消え忘れ去られてしまう、という状況に世界がなっている話です。そんな中で、主人公は例外的に消えた人の記憶を忘れません。そしてある日、今まではいなかったはずの水島奈月という少女がクラスにいることに気づきます。二人でラジオを聞いたりしているうちに、主人公は奈月の正体にすこしずつ近づいていきます。
終始儚く切ない雰囲気で緩やかに話が進んでいきます。終わりの方はもうちょっと盛り上がったほうが良かったとも -
Posted by ブクログ
ネタバレギターが兵器になったり、右腕が甲冑になったりと能力バトルの物語とは。
音楽をどのように表現するかが大切なのだなと感じた作品。
また、1巻目ということで、主人公がどういう風にそれを理解するのかといったもの。
そして、ラストで名前が出るシーン。
『ファウスト』かぁというところでなるほどなと。
シラーがいなくなった部分は、歴史を知らなかったのであれでしたが
なかなか疑いというフラグが生きていたと思います。
キャラクターの特徴を出すという意味で、特徴あるキャラが多いですね。
そうやって、性格というのを押し出すのかとふむふむと勉強。
情景と心理描写、そして比喩。
そういうふうにするんだと、勉強。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ生徒会探偵のもとには今日も難事件が舞い込む.
中古教科書詐欺事件.
女子中学生盗撮事件.
文化祭実行委員会の委員長選挙.
などなど.
そして新ヒロインの登場ですよ.
なんと朱鷺子さんを姉に持ち,生徒会詐欺師のファンだというそうで.
女の子みたいな男の子ブームはまだ続くのでしょうか.
やっぱコレはアレじゃないかな.
Y染色体がどんどん破壊されてってる影響じゃないかな.
普通は破損しても隣合う染色体同士で補修できるんだけど
Yは対になってないから壊れるだけだという.
その影響がラノベ業界にも….
…それはないか.
あとは,なんだろう.
生徒会の皆さんの過去に纏わる話が少々.
面白かったよ. -
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ついにナポレオンが登場しました。肖像画とかあるので同じなのかなと思いきや、全然違う絵でした。相変わらず岸田メル先生の描くイラストは男女ともにイケメンすぎます(笑)
話の流れとしては、同作者の『神様のメモ帳』に非常に通ずるものが多く、読んでいて「あれ?このキャラ達の性格、神メモのあいつらじゃん」、「この展開前に同じようなもの読んだことあるぞ」など非常によく似た流れでした。同じ作者だから仕方がないのかもしれませんが、個人的希望としてはあまりキャラの性格や話の流れなどはあくまで楽聖少女だけのものを追及していってほしいというものがありました。
しかしながら、話の構成は悪くはないので、神様のメモ帳を楽 -
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杉井光の新作。
とはいえ、あとがきにも書かれているように、杉井光が音楽を題材にとった作品はこれで二作目である(自分の知っている限り。不勉強ですみません)。
話はかなり重厚なもの。あとがきで「時間を要した」と述べられている通り、19世紀の音楽や情勢について丁寧に、そして大胆なアレンジを加えた物語になっている。
ただし、その脚本の重厚さが災いしたのか、ライトノベルの体にする際に、話が大幅に切られている。
くどくどとその時代的な話をされるのもまたつまらないが、これはどう考えても、語られなかった部分が多いように思われる。
続編に期待……と言いたいところだが、杉井光は色んなレーベルで作品を掛け持ちして -
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ネタバレ2億円の話.
これを読んでて驚愕の事実を知った.
というか今まで勘違いしてたようだ.
彩夏死んでねぇじゃん.
なんだよちくしょう.
前回のアレは弔い合戦じゃなかったのかよ.
と,勝手に勘違いして勝手にショックを受けたわけですよ.
そうかー,絶命はしてなかったかー.
でもなー,今までずっと一巻で出てきていい感じになったおにゃのこが
自殺するという,なんだかセンセーショナルなイメージを持ってたのが….
ぐぬぬ.
まぁいいや.
そんなわけで今回は2億円の入ったバッグを娘に預けて行方を眩ませた男を探す話.
探偵助手くんが大活躍しますよ.