杉井光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『神様のメモ帳』や『さよならピアノソナタ』等で
人気の作家・杉井光氏の新作品ですね。
メモ帳は最初は買っていましたが、内容が幾分暗いので
私の好みとは合いませんでした。
その後の物語がどうなったのかは分らないのですが、
死がただ暗いだけで救いが薄いのが苦手。
暗さそのものが嫌いという訳ではなく、要は見せ方ですね。
そう言う訳で杉井作品は何となく手を伸ばさなかったのですが、
この度創刊となった講談社ラノベ文庫で杉井氏も新作を出しました。
そのイラストに携わったのがぽんかん⑧氏で所謂ジャケ買い?(*^ω^*)
正直言って女の子の絵はどれも同じ顔かなと思うのですが、
その顔が可愛いのでいっか、と。一寸セルフィに出来そうな絵柄ですね。
物語は生徒数8000人規模の大学園に、
優秀な姉と比べられるのが嫌で 寮に入り家から逃げる事で
この高校に入学した主人公日影を中心としたものです。
余り他人と関わらずにいる日影・・・・最近この手の主人公が多いな(^◇^;)
ですが実際には姉への劣等感から自分に自信を持てず、
自分を知らない状況の様です。
その名前からして姉のひなたと相反する
負のイメージと思い込んでいるのですが、
実際には話の途中に姉から「影には日の光の意味も
含まれた良い名である」と教えられ
日影も少し変化を見せるようになっていくのですが、
それは過程での一コマ。
物語は日影がとある切欠で生徒会に所属する
会計・キリカを訪れる事となり、
その後寮で部費の盗難事件が発生し、
その犯人として日影が責められたところ、
生徒会でキリカのもう一つの肩書きである探偵として
日影の窮地は救われ日影は恩返しの気持ちから
生徒会で活動の手伝いを行う事になります。
生徒会に入ってからの日影の立場は『子羊はまよわない』の
ナルタマ少年と似ていますね。
キリカが真実を見つけ出してくるのに対し、日影がそれを足掛かりに
人間関係の解決を図るべく奇抜な発想を繰り広げるという。
この巻最後のエピソードではキリカを溺愛する父親が
キリカの転校を進めようとし、
父に抗えないキリカが諦めて逃げようと仕掛けたところを
日影が大胆なアイディアで生徒会の自立と
キリカの転校を阻む一手に打って出ます。
この辺りの這い上がろうとするキャラの描写のバランスの良さは
杉井作品を敬遠していた私にもとても楽しめ、
これからも期待が出来る楽しい作品だと感じました。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなかなか良かったよ.
まさかあんなことになるなんて….
話の開始直後に登場する女の子をヒロイン風味だと思いながら読んでたら
序盤の終わりくらいに「飛び降りた死体」で登場しちゃうんだもんなぁ….
ニート(NEET):Not in Education, Employment or Traning
雇用されておらず,教育課程中でも職業訓練中でもない.
ということで,雇用されてなければニートなんだね.
ということは,経営者はNEETで良いのかな?
雇用される側じゃなくて雇用する側だから.
「ドクターペッパー推し」なのも好感が持てるね.
そう,ドクターペッパーは選ばし者の知的飲料なのだよ.
フゥーッハッハッハッハッハ. -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
赤道直下に浮かぶ小さな島。そこでは、あらゆる愛が許され、結婚式を挙げることができる。――二人が、本当に愛し合っている限り。
常夏の楽園で結びつけられる、いくつもの、狂おしく痛ましい愛の物語。
お互いの間の愛の存在証明、不在証明を巡る話なのですが、、杉井光ということもあり、ミステリじみた要素もありました。いわゆる叙述トリックを使ってるのですが、3重のトリックになっていてなかなか面白かったです。読み直すと面白いタイプの叙述トリックですね。
しかし、ミステリ的な要素の登場によって、最初思っていた愛を巡る物語から、ずれてしまった為(意図的にずらした)消化不良を感じたのも事実です。
愛というのが何なのか僕にはわからない、傷つけ、傷つけられ、それでも一緒にいる覚悟でしょうか。
杉井光の書く今までのラノベとは少し違うかなという感じ、ラノベ文学の中間みたいなところにある小説だと思います。
杉井光は例え話が上手いね!
文章から少し村上春樹っぽさを感じたり感じなかったり・・・ -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本が2分されて戦争を行なっている時代で、世界中の桜が数本を残して一斉に枯れてしまった。残された桜に選ばれた主人公等が皇国側の兵士として、エリアルフォースという桜の花びらのような飛行機に乗って戦う。
桜に選ばれた人たちは意識を共有している。
二巻に続いていくのだけど、一巻は仲間として戦ってたエリアルフォースの開発者の娘が、敵に捕らえられた父に会いに行って、父に人体改造されて、敵になり、主人公が殺すことで解放されて終わりみたいな話。
エヴァンゲリオンのような構成だと感じた。内省的な主人公が外の世界に触れて、様々なことを感じるようになるけど、不条理な現実から全てを捨てて逃げようとして、でも逃げ切れなくて現実に戻ってきて・・・という感じ。