杉井光のレビュー一覧
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あの男が戻ってきた・・・。四代目率いる不良少年チーム・平坂組の、もう一人の創設者、平坂。折しも四代目は音楽イベントの運営に乗り出し、夏休み中の僕もその手伝いに駆り出される。しかし平坂の指示で動く不良たちが次々に妨害工作をしかけ、やがて平坂組との全面対決に突入する。四代目は平坂との間になにがあったのかも語らず、僕らの協力を突っぱね、かつての友とひとりで戦おうとする。「四代目は間違っている。ぼくは今、探偵の禁を犯す」――ニート探偵アリスがえぐり出す、五年前の悲劇の真実とは?
かなり長いスパンで読み終えた作品ですが、なんか気持ち的にも長かった・・・。ラノベとは思えない毎度の重さですが、今回は四代目 -
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杉井光さんのメディアワークス文庫2冊目。
たまたま書店で見かけたのですが、文庫版の表紙が友風子さんだったので即買い。
この透明水彩が大好きなんです。
内容としては……ちょっとわかりにくいところもありました。この雰囲気が好きなので、苦にはなりませんでしたが……。
わたしの勉強不足なのですね。精進します。
不思議な世界観。
ただゆっくりと進んでゆく物語。
ライトノベルのように熱いバトル展開なんて、もちろんなし。
しんみりと心に溶け込んでくる描写。
主人公の心の内。
物語として大きく盛り上がるところはありませんでした。
ゆっくり坂を登るように、少しづつ見えてくる真実。
ヒロインの -
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世界の終わり。
人間の消滅。
誰もが忘れてしまうはずの、消えてしまった人のことを、ただ一人僕だけは覚えている。
けど、ある日急にクラスメイトが増えている?
この少女は、いったい?
私の好きなイラストレーターさんが描いた表紙。
あらすじに惹かれて購入。
前半くらいは★4評価だったけど、最後の方★2くらいになってきて、
平均で評価★3にしました。
最初はぐいぐい話しにひき込まれた。先生。カメラ屋さん。デジタルじゃないカメラでとる写真。暗室。自分でする現像。二人で聞くラジオ。良かった。
けど、読み終わってみて、なんだかよくわかんないこともいっぱいあった。想像でカバーしろということでしょうか…も -
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“「生徒会、きらいになっちゃったんですか?」
いきなり直球。僕は咳き込みそうになる。
「……い、いえ?べつにそういうわけじゃ」
「だって、ここのところちっとも顔を出してくださらないし」
「僕がいてもやることないので……」
「そんなことありませんわ。いてくださるだけで生徒会室が華やぎますもの」
ぬいぐるみでも置いとけよ。
「狐徹もあれでけっこうなさみしがりやなのです。ひかげさんが来てくださらないと」
「会長は、すぐに飽きるんじゃないですか。僕なんて」
「私は飽きたりしませんから!」
美園先輩はいきなり僕の両手を握って顔を寄せてくる。どきりとして後ずさり、トネリコの幹に後頭部をぶつけてしまう。
「 -
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ネタバレ大学の先生にすすめられて読んだライトノベル。正直な感想、思っていたよりは面白くなかった。
主人公が終始鬱々としているところが読んでいてつらかったです。ひとりひとりのキャラクター性が濃すぎて何度かおいていかれそうになりました……。
最も納得がいかなかったのは彩夏の死の真相。
ラストの屋上のシーンでは若干心動かされましたが、死ぬことによる解決という手段はどうなのでしょう。罪の意識に耐えられず自殺という手段をとりましたが、個人的には死んで償うよりも生きて償う方がよっぽど覚悟のいることだと思います。
そこは薬によるバッドトリップということで仕方がないのでしょうか?
シリーズを読むかどうかは迷うとこ