杉井光のレビュー一覧
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ネタバレ
リメイクorリミックス?
会話のテンポの良さと面白さで全巻一気読みした。1巻のあとがきにもあったが旧作のさよならピアノソナタに酷似している。旧作から時間が経って読者層も一巡したからわからないだろう、とでも思ったのだろうか?
主人公の立ち位置、バンド構成、学祭でクラシックを挟む等々…偶然数ヶ月前にさよならピアノソナタを読んだばかりだったので記憶に新しく気になってしまった。違うのは主人公が女装するくらい。これなら旧作を改訂すれば良いのでは?
それに鈍感系もここまで来るとねえ。
最初にも書いた通り会話は良い。音楽教師のその後も気になるし所々にひっかけが有るのもよく出来ている。とはいえ主人公の楽器パートやバンド構成を変えるなりすれば全く違った作品として読めたかもしれないが、これではやはりリメイクとしか思えない。楽園ノイズしか知らない人にさよならピアノソナタを読んだ感想を聞いてみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ絵からずっとほのぼの系感動系だと勘違いしておりました……!
流石岸田メル。きっと可愛い女の子絵師なんだろうなぁ
学校に上手く馴染めない主人公を引っ張っていく彩香と、彩香のバイト先に居着いている頼れるニートたち
と、薬物の話でびっくりするほど物騒な話だった。
ボクっ娘ニート美少女探偵アリスが最初の方はあまり出番が少なく、どちらかと言うと彩香にフォーカスが当てられていた時点で嫌な予感がしていたが、クスリと育てているポピーが同時期にでてきた時点で全部が繋がってしまい、絶対に死ぬじゃん…と確信しながら読みました。
ただ、その後の展開は想像がつかないもので読み応えがあって好きだった。 -
Posted by ブクログ
原作者の杉井光先生がコメントで述べている通り、各場面において真琴達はこのような表情をしていたのかと感嘆してしまうシーンばかり
そういった表情を中心として、コミカライズでは原作で見えなかった部分が見えてくるものだったかな
それは冒頭部分から顕著。原作では5巻になるまでどのような見た目か判然としていなかった真琴の姉の登場に始まり、女装した真琴の姿、動画投稿によって変わりゆく真琴の日常など所狭しと描かれていくね
特に絵的な違いを最も感じたのは美沙緒の存在感かな
原作小説でも真琴に様々な音楽少女との出逢いを導いた彼女。他にもPCにかじり付いていた真琴の音楽を現実の世界に昇華させた存在でも有る
だからその時点で真琴にとって世界を一変させるような存在である点は自明だったのだけど、こうして漫画の形で描かれた事で、もっと単純に年上で美人な女性と近距離で接する事で味わってしまった感覚も透けて見えるかのようだったよ
ただ、本作のメインとなるのは美沙緒よりも音楽少女との触れ合い
まず一人目として登場するのは凛子。初対面の印象が悪かっただけにすぐ罵詈雑言の対応、冷淡な視線とマイナススタート
なのにテンポ良く進む真琴との漫才トークはつい笑ってしまうね
真琴を驚嘆させる程の技量を持ちながら、音楽系の学校ではなく普通の学校で燻って…
そんな彼女に真琴が望むのはコンクールへの復帰ではなく、自分の聴きたい音楽を思う存分響かせて欲しいだけ
その為にはただ「弾いてくれ」といってピアノを弾いてくれるわけがない。コンクールから離れてしまった凛子の内面に近づいて、その上で彼女が音を奏でたくなる場を用意する必要がある
そうして差し出された凛子を倒す為の音表現が良いね
一切の雑音が排された音を聴いた凛子が雑音有る世界の音楽を美しいと理解し、その音の中に真琴の音を受け容れる
二人のセッション、その後の遣り取りは関係性の変化というよりも音世界の変化を感じられたな
6話にて登場する詩月の話が本格的に描かれるのは次巻からか
あの見た目の女の子がドラムを叩いている時点でギャップが有ったけど、こうして絵になると花を活けるかのような雰囲気でドラムを叩く姿は強烈ですな……