杉井光のレビュー一覧
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アリスの探偵事務所に、メオという少女がたずねてきます。父親代わりの草壁昌也(くさかべ・まさや)という男にボストン・バッグを託されたという彼女は、その後すがたを消した父親をさがしてほしいとアリスに依頼します。ボストン・バッグには二億円の現金が詰められており、アリスの調査によって草壁と闇社会とのつながりをうかがわせる事実が次々に発覚します。ボストン・バッグの金は、草壁が会社から横領したものではないかという疑いをいだく鳴海は、真実に近づいていくことによってかかえ込まざるをえない、アリスの苦しみに直面します。
テツ先輩、ヒロさん、少佐のニート軍団によるライトノベルらしいコミカルな掛け合いがおもしろく -
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無気力高校生の藤島鳴海(ふじしま・なるみ)は、同級生の彩夏(あやか)に声をかけられ、彼女がアルバイトをしているラーメン屋を訪れます。「ラーメンはなまる」の若き女店主ミンさんと、店にたむろするテツ先輩、ヒロさん、少佐といったニートたちと交流をかさねていきます。
そんななか鳴海は、彩夏の兄のトシさんの背後に不穏な影が見え隠れすることに気づきます。彼が、「エンジェル・フィックス」という、最近になって若者のあいだで広まっている薬物にかかわりをもっているらしいのです。さらに彩夏の身にたいへんな出来事が起こり、その理由を知りたいと願う鳴海は、ミンさんとおなじ建物に暮らす「ニート探偵」を名乗るアリスという -
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周囲の運命を食らって生き延びる烙印を持った主人公。
ある戦場で、ふたつ名を持つ少女と出会った。
こんな烙印が自分にあったら、これは辛すぎますが
死にたくはない、という現実。
そんな自分を必要としてくれるというか
必要かもしれない相手に出会ったのは
幸せなような、違うような…。
今までの生活を考えると、いや、前歴があるからこその
怖さがありますが。
まさかな所と繋がっている少女と、その妹の…婚約者?
妹の性格はどっちだ? と思ったのですが
ごく普通でした。
いや、普通の血筋じゃないですけれど。
これどう収拾つけるのか、と思っていたら
そんな所に落ちがくるとは。
このまま、どうなるのでしょう -
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昔やっていた仕事が、ツテをたどってやってきた。
ストーカー事件のはずが、どんどんと深みに…というか
問題が山積みに、状態?
そもそも本屋の店長、昔何してたんです? と
聞かずにはいられない前職(?)です。
仲間は出てくるのですが、それだけで説明一切なし。
なくてもまったく問題なく読めました。
どういう感じに仕事してたのか、という謎は増えましたが。
いやでもまさかの展開でした。
偽っている、のはともかくとして、まさかふたつも、で。
自分の金ではないので、溺れてしまうと
大変どころじゃない騒ぎになるんだな、と。
子供は親を選べませんが、切り捨てる事はできます。
心情的にできれば、ですけれど。 -
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【あらすじ】
「六月になったら、わたしは消えるから」転校生にしてピアノの天才・真冬は言い放った。彼女は人を寄せ付けずピアノも弾かず、空き教室にこもってエレキギターの超速弾きばかりするようになる。そんな真冬に憤慨する男子が一人。大音量でCDを聴くためにその教室を無断使用していたナオは、ベースで真冬を“ぶっとばす”ことにより、占拠された教室の奪還をめざす。民俗音楽研究部なる部活の創設を目論む自称革命家の先輩・神楽坂響子とナオの幼なじみ・千晶も絡みつつ、ナオと真冬の関係は接近していくが、真冬には隠された秘密があって――。恋と革命と音楽が織りなすボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー。
【感想】 -
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読むのが止まらなくなり次の展開がどうなるのかというワクワク感が堪らない。
内容はようやく結成されたバンドが初ライブをするため、そこを目指して一波乱も二波乱もある今作。前作でのテーマが『自分はどこに居たいのか』だったのならば、今回は『どうして自分はここに居るのか』だったのではないかと思う。ハーレム性の強い作品なら登場キャラごとにメイン巻があり前巻で目立っていたキャラが脇に回ってしまうという事があると思うのだけれど、この作品では一巻に引き続き直巳と真冬の関係がメインとなっている。
思い返せば前巻で作った絆はかなり脆い面があったのだからフォロー的な意味合いでもこういう話を持ってくるのは巧いと思 -
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突如人が消え、その人の存在はすべて消えてしまう。
そんな世界で、自分だけが消えた人を憶えている。
消えてしまっても、何事もなかったかのように
話もつじつまも合っていく。
誰も不審に思わない世界で、自分だけが
消えた人を憶えていられたら…。
何だかこう、叫びたいのに叫べない状態?
そこに一人増えた存在は一体なんなのか。
拒絶されているようで、拒絶されない自分。
不思議な女の子、という存在です。
結局最後には…なのですが、そんな存在よりも
周囲にいた人が消えていく様が、やるせないです。
すべてから消えてしまった方が苦しくないのか
忘れてしまったから苦しいのか。
記憶も思い出も何もないけれど