杉井光のレビュー一覧
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読むのが止まらなくなり次の展開がどうなるのかというワクワク感が堪らない。
内容はようやく結成されたバンドが初ライブをするため、そこを目指して一波乱も二波乱もある今作。前作でのテーマが『自分はどこに居たいのか』だったのならば、今回は『どうして自分はここに居るのか』だったのではないかと思う。ハーレム性の強い作品なら登場キャラごとにメイン巻があり前巻で目立っていたキャラが脇に回ってしまうという事があると思うのだけれど、この作品では一巻に引き続き直巳と真冬の関係がメインとなっている。
思い返せば前巻で作った絆はかなり脆い面があったのだからフォロー的な意味合いでもこういう話を持ってくるのは巧いと思 -
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突如人が消え、その人の存在はすべて消えてしまう。
そんな世界で、自分だけが消えた人を憶えている。
消えてしまっても、何事もなかったかのように
話もつじつまも合っていく。
誰も不審に思わない世界で、自分だけが
消えた人を憶えていられたら…。
何だかこう、叫びたいのに叫べない状態?
そこに一人増えた存在は一体なんなのか。
拒絶されているようで、拒絶されない自分。
不思議な女の子、という存在です。
結局最後には…なのですが、そんな存在よりも
周囲にいた人が消えていく様が、やるせないです。
すべてから消えてしまった方が苦しくないのか
忘れてしまったから苦しいのか。
記憶も思い出も何もないけれど
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Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆3.5
体育祭の次は文化祭!ということで今回の事件は2本立て。
学校の七不思議騒動と演劇部の騒動。
七不思議の方はしっくりこなかったけど、演劇部の方の顛末は結構好みでした。
しかし薫くんはかなり頼もしくなったね。皆を引っ張って、黒さも健在、遂には下ネタまで・・・
「そうですよね。ぼくには女子アナは無理ですよね。女子のアナがないから」
君そんなキャラじゃなかったでしょ!www
でもそろそろ会長との勝負をして欲しいなぁというのが本音。
ずっと匂わせてるけど結局まだ何も起こってないしねw次巻ではようやく直接対決になりそうだけど果たしてどうなるか。
作中でも言われてるけどどう勝敗着 -
Posted by ブクログ
愛の物語ではなく、呪われた愛からの解放の物語といった方が、たぶん適切なのではないかと感じました。
太平洋に浮かぶ小さな島に、同性愛であれ、近親愛であれ、不倫愛であれ、結婚式が挙げられる教会がありました。2人が本当に愛し合っていると神が認めれば、教会の奥にある扉が開くと言い伝えられています。
この島を訪れた2組の男女が、この物語の主役です。一方は父と娘で、もう一方は姉と弟です。父は藤岡学といい、周囲の人びとに「先生」と呼ばれている小説家です。娘は藤岡咲希といい、先生とその愛人の間に生まれた娘でした。父は、愛など少しも信じてはいませんが、娘に引きずられるようにこの島にやってきます。父は教会の神 -
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Posted by ブクログ
クラスに馴染めず不登校気味になっていた主人公がある日、学校の生徒丸ごと砂漠でおぞましい「天使」を殺すゲームに飛ばされ、コマンダーとなる。ゲームの具合と日常生活での未咲や薫子先輩達との交流、ゲームに関する謎解きとその時々のトピックをもたせ飽きさせない。残酷なのにどこか夢のようで実感のないゲームの世界と、クラスメイトや生徒会役員らとの交流が増え孤立から抜け出し、日常生活と並立してゲーム世界の謎を追っていく。そう、あくまで「並立して」であり、可及的速やかに、ではない。物語のいろいろなもののスピードがちょうど良い。
真実は救いがなく、救いがないからこそ未咲は救われた。下手に煽られることなく程良い具合で