杉井光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かったが、裏切りや、その後の展開が突飛に感じた。
繋がっているパイロット達に全くばれないで計画を実行できるものなのだろうか?
娘をさっくり兵器に組み込んでしまう様な親なんですか!というのもなんかいきなりだったし。
明らかに日本はアメリカと中国に分割されて戦争しているようなのだが、中国の手先になった日本人が、民主主義万歳!と叫びつつ突撃するのだろうか?
二重に納得出来ない気が。
まあ、日本だと書いてあった訳では無いし、他も国名が直接出ている訳では無いのだから、逃げようは幾らでも有るのだろうが、なんせ皇国で靖国だからなぁ。。。
逆に、個々の人間像は相変わらず巧みに描かれている。
ヒロイン -
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Posted by ブクログ
前巻の希望の続きを観たくて読み始めたんだけど……
お話的にはまったく新たな依頼。
今度は”ヤ”の付く人が出てくるかなりやばい事件だ。
文章も、作者の語り口も、物語の展開も、
違和感なく、かなり達者で、読ませる。のだけど……
この物語は何かが足りない。
物語的にはいろいろ追い詰められて、
どうにもならなくなって、
そこから、逆転していく展開。
だから、ラストでは、一種の爽快感があっていいはずなのに、
この物語にはそれがない。
ただ、ほっとした安堵感はある。
たぶん、主人公の性格が問題なんだろうなあ。
ちょっと後ろ向きすぎるのだ。
それがこの物語の重苦しさを作っている。
けれど、それさえも -
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Posted by ブクログ
主人公のヘタレ具合に終始いらだちを感じつつも、なんとか読み進め最後のライブではまとまりを見せていました。
主人公像としては正直都合がいいなという部分が多々あって、あまり気持ちのよいものではないのですが、それでも一進一退を繰り返してでもなんとか先に進もうという登場人物たちの気持ちは伝わってきました。
ジャンル的な部分の表現は、自分が素人だからということもあるのですが、ちょっと分かりづらい部分もありましたね。曲を流れで説明してるところとか。それは仕方がないのですが、もう少しストンと落ちてくる書き口でもよかったかなと。
やきもちしつつも読み進めてしまうこの感覚は、この作者の特徴なのかもしれませ