吉村昭の作品一覧
「吉村昭」の「破船」「高熱隧道」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「吉村昭」の「破船」「高熱隧道」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
私立東京開成中学校卒。1958年『密会』でデビュー。『星への旅』で第2回太宰治賞、『深海の使者』により第34回文藝春秋読者賞を受賞。『ポーツマスの旗』、『最後の仇討』などがTVドラマ化された。その他作品に『戦艦武蔵』、『ふぉん・しいほるとの娘』、『破獄』などがある。
Posted by ブクログ
大規模工事について、ふと興味を持ち手に取る。
200ページ程の内容で、割とすぐに読み終わる。
戦前の黒部第三発電所工事にまつわる灼熱の掘削作業についての物語。
100度を上回る熱を発する岩壁の中、黙々と掘削が進められ、坑夫が犠牲になっていく。
物語は彼らを指導する技師の目線で描かれていた。
作業日誌のように、作業の進捗と起きた出来事を中心に語られていく。
人の手が加わることを拒むような黒部峡谷の自然が、数多の試練を課してくる。
起きている出来事が現代の基準とは大きく異なる。
社会にとっての人命の軽さ、家族にとっては現代と同じく重い家族の命、太平洋戦争直前の緊迫感、行政組織の歪さ。それが説得