遠い日の戦争

遠い日の戦争

作者名 :
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作品内容

終戦の詔勅が下った昭和20年8月15日、福岡の西部軍司令部の防空情報主任・清原琢也は、米兵捕虜を処刑した。無差別空襲により家族を失った日本人すべての意志の代行であるとも彼には思えた。だが、敗戦はすべての価値観を逆転させた。戦犯として断罪され、日本人の恥と罵られる中、暗く怯えに満ちた戦後の逃亡の日々が始まる――。戦争犯罪を問い、戦後日本の歪みを抉る力作長編。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2013年06月07日
コンテンツ形式
XMDF
サイズ(目安)
1MB

遠い日の戦争 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2016年09月15日

    吉村昭の作品は本当に外れない。
    こぎみ良いテンポとそれでいて非常に重苦しい雰囲気が絶妙に交わり独特の作風を際立たせている。
    戦争を反省するための学びの本にもなれば、思想的な部分では、ある種の戦犯への同情的な心理を呼び起こすことで国家主義的な情念も駆り立てられうるため、読者側の心情もかなり複雑になり、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    戦後の日本の混乱がよくわかる。
    主人公は戦犯の対象になってしまい、
    絞首刑から逃れるために、逃亡生活をする。

    それが長くなるにつれ、精神を消耗していき
    はじめは何の迷いもなく選択したことだったが
    これが本当に正しかったのか、と彼は自分に問い続けていく。

    戦後のあまり語られない日本の様子に
    驚くと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    終戦を境に激変してゆく日本の歪みと矛盾。価値観の変わった現在においても日本人の深層には敗戦と、戦争犯罪へのさまざまな苦い思いが横たわるのだろう。大いに考えさせられた。

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    Posted by ブクログ 2018年05月04日

    戦争に勝てば英雄。
    負ければ戦争犯罪容疑者。
    そして、敗戦後、数年して空気が一変して戦争被害者へ。
    戦争とは、何なのか。
    戦争の為に国民を洗脳し、戦わせる。
    国と国が争って、負ければ個人へ責任を擦り付ける。
    こんなことがまかり通っていいのだろうか。
    こんなことに青春を奪われた若者が可哀想だ。

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    Posted by ブクログ 2017年04月03日

    海と毒薬のB面というか(亜流という意味ではなく)、戦争犯罪人のひとつの形。
    海と毒薬ほどテーマに奥深さが無いことが、逆に作品を何故書かれなくてはならなかったのか?を感じる。

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    Posted by ブクログ 2015年11月28日

    無差別な空襲から怒りを覚え米捕虜を処刑。官憲から逃亡生活に入る。雰囲気で裁かれ、時の流れで変わる判決、運で転ぶ人生に冷めた境地に達する。2015.11.28

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    Posted by ブクログ 2014年08月26日

    戦犯を主人公にしたストーリー。正義に対する考え方が深くて面白い。人間の信念についても考えさせられる。特にラストがすごくよく、自分の腹に落ちる佳作だと思う。

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    Posted by ブクログ 2013年07月17日

    終戦と後のいわゆる戦争犯罪(人)に対して考えさせられる小説。
    主人公は終戦後、B29の搭乗員を処刑することに加わり、その事で戦後追われる身になる。B29の搭乗員は当時の国際条約に違反して民間人を大量虐殺した事で、日本軍部は処刑を決定し、国際社会にも宣言していた。戦後それらが戦争犯罪となるが、勝者が敗...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    太平洋戦争終了間際に捕虜となったアメリカ兵を処刑した主人公。

    主人公は、空襲や原爆で大勢の日本人を殺されたうらみ、それを晴らす代表者としての気持ちで捕虜を殺害した。

    しかし、待っていたのは戦後の日本人の意識の変換であり、警察からの厳しい逃亡生活だった…。

    こうも意識の変化が行われるものか...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年07月16日

    戦前ばかりを特別視する人がいる。

    でも、「正義」の顔が代わっただけで、結局同じなんじゃないか、と思う。
    そうそう人間の性質など変わらないのだ。

    もし私が戦直後を経験したら、何も信じないと思う。
    世の中すべてを斜めに見て、綺麗なことも汚いことも、「ばかじゃないの」と笑っているような気がする。

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