ソーニャ文庫作品一覧

  • 新月の契り
    3.3
    俺のこの熱を忘れるな。 隣国の王の策略により両親と国を失ったロッカラーナは、 敵国に媚びて生き延びるよりも、王女としての死を望んでいた。 だが願いは叶わず、王弟アルマンスールに屈辱的な方法で純潔を奪われ、側女とされてしまう。 彼への殺意をあらわにするロッカラーナ。 だが彼はなぜかその様子に安堵の表情を浮かべ、短剣まで渡してきて……。 その後、着飾らせるばかりでまるで手を出してこない彼を訝しむロッカラーナだが、 新月の夜、彼の心の傷を知り――。
  • 強面騎士は心配性
    4.3
    「頼む、お前を護らせてくれ!!」 運悪く殺人現場に遭遇した酒場の娘ハイネ。 危ういところを救ってくれたのは、店の常連客で元騎士のカイルだった。 その容貌は人が避けて歩くほどに凶悪。 だが彼の優しさを知るハイネはずっと彼を慕っていた。 犯人が捕まるまで彼に護衛されることになったハイネだが、事件の恐怖から度々パニックに陥ってしまう。 そんな彼女を優しく抱きしめるカイル。 その触れ合いは二人の熱を高めてゆき、激しい一夜を過ごすことになるのだが――!?
  • 軍服の衝動
    4.4
    ごめんね、今から君を奪うよ。 夜会で媚薬を盛られた侯爵令嬢のライザは、危ういところで別の男性に助けられ、そのまま一夜をともにしてしまう。媚薬の影響でその「恩人」が誰なのか思い出せないライザだったが、彼との夜が情熱的で幸せだった感覚は残っていた。そんなある日、王妃候補にライザの名が内々にあがる。候補から外れたい彼女は「恩人」を探して恋人のふりをしてもらうことを思いつき、軍の情報局の局長フェリクスに協力を求めるのだが、彼はある条件を出してきて――。
  • 背徳の恋鎖
    3.9
    俺は君にしか欲情しない。 幼い頃に火事で家族を亡くしたアリーシャは、血の繋がらない叔父のクレイに育てられ、溺愛されてきた。紳士的で容姿端麗な彼。だが、その結婚生活は破綻続きなことが、アリーシャには気がかりだった。そんなある日、アリーシャは叔父の秘密を知ってしまう。実は、彼は女性に欲情できず、それが原因で離婚を繰り返していたのだ。大切な叔父を救いたいと願うアリーシャだが、彼の巧みな言葉に乗せられて淫らな「治療」の手伝いをすることになり……。
  • 軍神の涙
    2.7
    おまえを奪い返しにきた。 隣国の王弟と再婚することになった母とともに故国を離れたアシュリーは、その隣国でたった一人、塔に軟禁されてしまう。 彼女の心の拠り所は、意地悪で優しい従兄のジェイドと過ごした、故国での懐かしい日々。 だがある日、城に突然火の手があがる。 混乱に乗じて塔を抜け出したアシュリーが目にしたものは、横たわる母と、血に塗れた剣を握る禍々しいジェイドの姿。 彼はアシュリーに「城の者たちを助けたいなら純潔を捧げろ」と言ってくるのだが……。
  • 匣庭の恋人
    3.0
    ずっと君に触れたかった。 十八年ごとに島を襲う謎の病。それは、かつて島で恋人を殺された男の呪いと言われている。織江は、その呪いを鎮めるための生贄として育てられた。だが儀式の直前、祭司の家の長男・君彦によって連れ去られる。彼は、次から次へと女に手を出す性質ゆえに、祭司の資格を剥奪されたと噂されていた。織江はその彼に小屋に閉じ込められ、乱暴に純潔を奪われるのだが……。「ぼくを憎め」と言いながら、切なそうに何度も身体を重ねてくる彼の真意は?
  • 王太子の運命の鞭
    3.6
    僕は君にぶたれたいんだ!! 王太子ラヴィークは興奮していた。鞭を操る男爵令嬢レナの姿を見て、彼女こそが運命の人だと確信したからだ。彼はすぐさまレナと結婚し、期待に胸を膨らませて彼女を寝室へ連れていく。一方、レナは混乱していた。突然、国の英雄である王太子に「ぶってくれないか」と懇願され、瞬く間に結婚させられていたからだ。レナに人をぶつ趣味は無い。誤解を解こうとするが聞いてもらえず、追い詰められたレナは泣きそうになってしまうのだが……。
  • マフィアの愛は獣のように
    3.5
    【ソーニャ文庫のメルマガ会員限定で公開している番外編を特別に収録!】 おまえは今から、俺の情婦だ。 兄の借金のせいで望まぬ結婚をすることになったセシリータ。そんな彼女の前に、初恋の人イサークが現れる。三年前、セシリータに裏切られたと誤解したまま、戦地で亡くなったはずの彼は、アルゼンチンでマフィアのボスになっていた。再会を喜ぶセシリータだが、彼は憎しみの眼差しを向け、彼女を連れ去り陵辱し続ける。だがある日、病に倒れたセシリータのうわごとから、三年前の真実と彼女の一途な想いに気づき――。
  • 致死量の恋情
    3.8
    君への愛が、僕を殺す。 辺境伯の娘アマーリエは、初恋の人エリクをずっと想い続けていた。幼いころに出会い、家族同然に育った彼は、ある日、謎の病に倒れたアマーリエを救うため、どこからか特効薬を持ち帰ったあとで突然姿を消したのだ。それから六年、彼女の前にエリクとそっくりな騎士コンラートが現れる。彼をエリクだと確信して詰め寄るアマーリエだが、彼は迷惑そうに否定すると「よほど男が欲しいのですね」と嘲り、淫らなキスを仕掛けてきて……。
  • 狂鬼の愛し子
    4.1
    迎えにきたよ、俺の白菊。 長雨から都を救うため、生贄として捧げられることになった白菊は、「矢科の鬼」と呼ばれる恐ろしい山賊・莉汪に攫われてしまう。意識のない間に凌辱され、目を覚ました後も執拗に迫ってくる莉汪。「つかまえた」と、嬉しそうに笑いながら好意を押しつけ、当然のように身体を繋げてくる。その真意が掴めないまま、白菊は怒りと恐怖を覚えながらも少しずつ莉汪と言葉を交わすようになり……。やがて白菊は彼との過去を思い出すのだが――。
  • 旦那様は溺愛依存症
    4.3
    もっとあなたに与えたいのです。 子爵令嬢のティアは、美貌の侯爵リクハルトにとつぜん求婚される。初対面でいきなりキスされて思わず引っぱたいたら、なぜか猛烈に好かれてしまったのだ。彼の策にはまり結婚することになったティアだが、毎夜情熱的に求められ、しだいにほだされていく。けれど、彼からの贈り物が日に日に高額になっていくのが気になって……。なぜかリクハルトは贈り物をすることでしか、ティアを繋ぎとめていられないと思っているようで!?
  • 闇に飼われた王子
    4.0
    君は、この暗闇を照らす光。 「今日も君が大好きだ!」幼い頃に一目惚れされて以来、王子カイルから何度も求愛されてきた子爵令嬢エマ。優しく朗らかな彼とゆっくり愛を育て、やがて心も体も結ばれる。だがその翌日から急に彼と会えなくなり、彼の放蕩三昧な噂まで耳にして……。1年ぶりに再会した彼は、享楽的で横暴――まるで別人のように変わってしまっていた。茫然自失のまま連れ込まれたカイルの自室でエマが見たものは、おぞましい真実だった──!?
  • 蜜惑の首飾り
    3.5
    君はもう、私のものだ。 没落した伯爵家の令嬢ユーリアは、ある日、初恋の青年エリアスと再会する。成長した彼は侯爵家を継ぎ、軍人としても名を馳せていた。そんなエリアスが突然求婚してきて……? でも、自分では彼に釣り合わない。断るユーリアだったが、彼から贈られた首飾りをつけたとたん、不思議な感覚にとらわれる。「それをつけている限り、君は私の言いなりだよ」首飾りの力に支配されたユーリアは、情熱的に抱かれ、身も心も蕩かされていき――。
  • 年下王子の恋の策略
    3.0
    逃げないで、素直になってよ。 複雑な生い立ちのセルマは、年老いた貴族との政略結婚を若くして受け入れ、男女の行為を知らぬまま過ごしてきた。その夫も亡くなり、王妃の勧めで王宮の侍女として働いていたところ、第一王子のライナスが熱烈に迫ってきて……。抗いきれずに一夜を過ごし、弟のように思っていた彼を一人の男性として意識し始めてしまう。けれど、一度結婚した身では王子の相手にふさわしくない。離れなければと逃げるセルマだが、ライナスは執拗に追いかけてきて――?
  • 荊の束縛
    3.0
    苦しみも悦びも、僕が教えてあげる。 幼い頃、母の再婚をきっかけに子爵家の養女となったレティシア。自分を溺愛してくれる美しくて優しい義兄フェリクスに心酔する彼女は、深夜、彼から与えられる濃密な口づけも、ほのかな罪悪感とともに受け入れていた。だがその秘密の触れ合いは次第に過激になっていき、ついには純潔をも奪われて……。血のつながりがないとはいえ兄妹での交わりは許されない。しかしある日、二人の禁忌の関係が思いもよらぬ人物によって暴露され――!
  • みせもの淫戯
    4.3
    貴女を絶対に、救ってみせる。 困窮する実家を救うため、子爵令嬢の小夜子は新興の商家・東雲家の長男と結婚することに。だが迎えた初夜、夫から「別の男に抱かれるのを見せろ」と命じられ、義弟となった甲斐に純潔を散らされてしまう。夫の目の前で甲斐に繰り返し身体を開かれ、淫らに弄ばれる日々。しかし閨以外での甲斐は、不器用ながらも小夜子をいたわってくれて……。夜とは違う甲斐の優しい一面を知るたびに、彼に惹かれる気持ちは大きくなっていき――。
  • 限界突破の溺愛
    4.1
    俺は君を甘やかしたい!!!! 兄の借金のせいで娼館に売られた子爵令嬢のアンは、客をとる直前、侯爵のレナードから突然熱烈なプロポーズをされる。アンよりも20歳近く年上の彼は、亡き父の友人でアンの初恋の人。だが数年前、彼のとある秘密を知り、告白する前に失恋していた。同情からの結婚は耐えられないと断るアンだが、レナードは彼女を連れ去って……。強引ながらも甘い愛撫に蕩かされ、純潔を奪われるアン。目が覚めたときには軟禁されていて――!?
  • おじさまの悪だくみ
    3.4
    俺好みの、いい女になったな。 「20歳まで独身でいたら、俺が貰い受ける」当時14歳だった咲子は22歳年上の忍介にそう言われ、恋文を突き返された。それから6年、咲子20歳の誕生日。彼は約束を果たしに来たと言い、咲子に求婚。思いが叶った喜びの中で迎えた初夜だが、終わりの見えない交わりに咲子は疲れ切ってしまう。銀行の頭取で美丈夫の彼が独身だった理由――それは、彼が絶倫すぎるからだった!? さらに、彼には他にも秘密があるようで……。
  • 二人だけの牢獄
    4.0
    一緒に壊れましょう。 王女フィオーナは、宰相アルヴァンの作り出す甘い牢獄に囚われていた。彼は己を国に留めるための条件として、フィオーナの身体を要求したのだ。国王が病に倒れた今、彼がいないと国は立ち行かない。初恋の彼からの脅迫に絶望しながらも、彼に身を捧げる決意をしたフィオーナ。アルヴァンはそんな彼女の純潔を奪い、愉悦の笑みを浮かべながら、毎夜のごとく抱き潰す。だがある日、フィオーナの婚約者候補として他国の王子が現れて――!?
  • 氷の略奪者
    3.0
    兄さんには渡さない。 親の決めた婚約者からたびたび凌辱されていた子爵令嬢ヴィクトリア。公爵である彼から実家へ資金援助を受けているヴィクトリアは、誰にも相談できないまま、彼の淫らな命令に従い、何年も尽くしてきた。「彼は愛し方を知らないだけ」そう自分に言い聞かせて耐えるが、ある日、彼の弟マティアスから「洗脳を解いてあげる」と突然キスをされ、心が揺らぐ。優しいマティアスの強引な愛情に癒やされていくヴィクトリアだったが……。
  • 薔薇は偽りの花嫁
    3.8
    俺の妻になる覚悟はできたか? 由緒ある伯爵家の令嬢フローラは、父の借金が原因で、野蛮な実業家セオドアに嫁ぐことに。だが、彼はフローラの姉との結婚を望んでいた。姉の身代わりであることに悩み、愛されることはないと思っていたフローラだったが、セオドアは余裕の表情で彼女を翻弄し、執拗に抱いてくる。強引で情熱的、それでいて優しい――そんな彼に次第に惹かれていくフローラ。しかし、ある夜をきっかけにセオドアはフローラを抱かなくなって……?
  • 執事の狂愛
    4.0
    私はあなたの一部になりたい。 貴族令嬢マチルダには、密かに思いを寄せる男性がいた。幼い頃、とある事故から身を挺して救ってくれた執事のキースだ。既に婚約者が決められていたマチルダは、家のために結婚を受け入れようとするが、ある日、その婚約者であるヴィンセントから理不尽な暴力をふるわれてしまう。助けに入ったキースは、駆け落ちを決意。お互いの気持ちを伝えあった二人は深く結ばれるのだが――。二人を憎むヴィンセントに居場所を知られてしまい……!
  • 愛玩王子と姫さま
    2.8
    ねえ、僕を可愛がってよ。 成人を迎えると同時に女王となり、結婚を急かされていたアリシュ。恋愛は諦めていたが、大好きな絵本に出てくる騎士に密かに憧れてもいた。そんな彼女の前に騎士とそっくりな理想の男性イヴェルが現れる。異国の王子だという彼は、アリシュのことを「姫さま」と呼び、「ペットにしてください」と言ってきて……。自由奔放な彼は、夜の寝所に窓から侵入し、アリシュにも無遠慮に触れてくる。強引な彼に身も心も蕩かされていくアリシュだが……!?
  • 水底の花嫁
    4.3
    今度こそ、結ばれよう。 事故で記憶を失ったニアは、優しい老夫婦に助けられ、貧しくも穏やかに暮らしていた。だがある日、突然訪れた子爵アレクセイに「君は私の妻セシリアだ」と告げられ、彼の屋敷へと連れて行かれてしまう。戸惑いつつも夫婦として暮らすなか、離れていた時間を埋めるように愛を注ぐアレクセイに、心も身体も満たされていく。しかし、その想いに応えたいセシリアが記憶を取り戻そうとすると、彼は「今のままでいい」と苦しげな表情を浮かべて――?
  • 黒紳士の誘惑
    3.0
    1巻682円 (税込)
    欲しいんだろう? 本当は。 伯爵令嬢リリィローズは、ある日、音信不通の父が多額の借金をしていたことを知る。そこへ隣国の資本家ノーランが現れ、救いの手を差し伸べてきた。その柔らかな物腰に気を許して彼を頼るが、態度が急変。いじわるな命令をされ、淫らな服を着るよう要求されて…。渋々従うリリィローズだが、めげない彼女を愉快そうに眺めるノーランとの距離は次第に縮まっていき…。そして、ひょんなことから彼と情熱的な一夜を過ごすことに!?
  • 子連れ貴族のお世話係
    3.2
    夜は、君を独り占め。 貧しい家計を助けるため仕事を探していたリンは、迷子の男の子ルイスと出会う。彼の父親として現れたのは、大貴族のライアンだった! 「ルイスを捨てた妻の代わりに、母親役をしてほしい」とライアンに頼まれたリン。自分に懐いてくるルイスがかわいく、喜んで引き受けたものの、ライアンの要求は次第に大胆になってくる。「私の妻としてもふるまって」と、キスされ、抱き締められ、戸惑う隙にベッドに押し倒されて――。
  • 獣―けだもの―
    4.1
    いい匂いだな、欲情する。 隣国の酒宴で襲われかけたエミーネ姫は、その国の皇子クライシュに助けられる。2メートル以上の長身に鋭い眼光、無骨ながらも優しい彼に惹かれるエミーネ。 だが直後、皇子は何人もの女性を侍らせたままエミーネに求婚してきた。そのぞんざいな態度に幻滅し「大国の妃は務まらない」と断るが、 まるで諦める様子のない皇子からの求婚は続き…。やがて、彼の罠にはまったエミーネは、無理やり純潔を奪われてしまうのだが――。 野獣な皇子の溺愛執着ラブ!!
  • 軍服の渇愛
    4.0
    俺はあなたに飢えている。 伯爵令嬢エルティシアの思い人は、国の英雄で堅物な軍人グレイシス。振り向いて欲しくて必死だが、子ども扱いされるばかりで取り合ってもらえない。だがある日、年の離れた貴族に嫁ぐよう父親に言い渡されてしまい…。思いつめた彼女は、真夜中、屋敷を抜け出し彼のもとへ向かう。しかしそこにはなぜか、媚薬を飲まされ苦悶する彼の姿が!「俺を鎮めてください、その身体で」果てのない彼の欲望を受け止めようとするエルティシアだったが――!?
  • 初恋の爪痕
    4.3
    傷つけたいのはおまえだけ。 幼い頃、一度の出会いで互いに淡い恋心を抱いたユリアネとゲルハルト。だが成長し侯爵位を継いだゲルハルトは、ユリアネが初恋の少女だと気づかぬまま“ある因縁”によって彼女に恨みを抱いていた。その彼に突然さらわれ、城に監禁されたユリアネ。ゲルハルトを慕い続けていた彼女は、彼の鬱屈した欲望を受けとめ、淫らな仕打ちに耐え続ける。一方、何度快楽を教えても清らかさを失わないユリアネに、頑なだったゲルハルトの心は揺らぎ始め……?
  • 服従のくちづけ
    2.0
    ご褒美に、快楽をあげよう。 事故により両親と兄を亡くした伯爵令嬢ルーシアは、叔父に家を追い出され途方にくれていたところを、青年子爵アイザックに助けられる。彼と出会ったのは2年前の王宮舞踏会。優しく紳士的なアイザックに初めての恋をした。だが今、彼はかつてと異なる冷たい瞳で「服従を誓え」と要求してきて――? 恋心を忘れられないまま、昼夜を問わず執拗に身体を弄ばれ、胸が張り裂けそうになるルーシア。でも、彼のその行動にはとある理由があって……?
  • 気高き皇子の愛しき奴隷
    3.4
    今は抱かれていればいい。 「おまえのすべてを私に捧げろ、ならば願いを聞いてやる」敵国の皇子アスラーンに国民と家族の救済を訴えた王女エヴァンテは、彼の出した条件に従い奴隷エヴァとして彼に仕えることに。約束を守ってくれた彼に感謝し心酔するエヴァは、無垢な身体を捧げ、熱く求められることに喜びを感じていた。だが、信頼の気持ちを伝えるたびに彼の顔には苦悩が滲む。その苦しみを癒したいエヴァだったが、彼の隠していたある残酷な真実を知り――!?
  • 蜜牢の海
    3.0
    どこまでも共に沈もう。 婚約者を亡くした瑠璃子のもとに現れたのは、小田切伯爵家の鈴一郎と春隆の兄弟。二人は瑠璃子の従兄弟で、兄のような存在でもあった。そんな彼らから、同時に結婚を申し込まれて……? どちらかを選べない瑠璃子に、鈴一郎と春隆は三人で交わる背徳の関係を提案する。息もつかせぬほどの愛撫、ささやかれる情熱的な愛の言葉――。繰り返される彼らとの淫蕩な時間は、無垢だった瑠璃子の心に変化をもたらし、やがて官能の海へと溺れさせてゆく。
  • 鬼の戀
    4.2
    もう…戻れない。 生まれた時からずっと見ている。それだけでよかった。触れられなくても、本当の姿を見せられなくても。会わなければ、きっといつまでも一緒にいられるのだから。なのにお前は来てしまった。この鬼を祀る呪われた村に。血と罪に塗れたおぞましい欲望の供物になるとも知らず……! ああ今日も狂気に染まる。もう戻れない。お前を喰らってしまいたい――! 地獄の果ては極楽か、さらなる地獄か。さだめに抗う優しい鬼の純愛怪奇譚。
  • 変態侯爵の理想の奥様
    4.5
    早く…早く子供がつくりたい! 端正な顔つきに堂々たる立ち姿、領民たちからの信望もあつい、男盛りの侯爵・デミオンの妻に選ばれた、子爵令嬢アンジェリーナ。田舎貴族で若くもない私をなぜ…? 訝りながら迎えた初夜だが、声が嗄れるほど執拗に求められ、その情熱にほだされていく。しかし翌日、領地の子供たちにうっとりとした眼差しを向ける侯爵に遭遇し…。そこで明かされた驚きの秘密。侯爵が今まで独り身だった理由――それは彼の偏った嗜好のせいだった!
  • 皇帝陛下は逃がさない
    3.1
    もっと君を可愛がりたい。 小国の末姫シシーナのもとに突然届いた結婚の申込み。相手はなんと、冷血で残虐と噂される大国の皇帝レオハルト。攫われるように彼のもとへ嫁いだシシーナだったが、豪華な鳥籠に閉じ込められて……!? どうして私をこんなところに? 理由を聞こうとしてもはぐらかされ、甘い言葉と執拗な愛撫で彼の手管に呑まれてしまう。身体だけじゃなくて心も通じ合いたいのに――。そう悩んでいた矢先、とある事件に巻き込まれ……?
  • 臆病な支配者
    3.8
    あなたなど壊れてしまえばいい。 「私を覚えていますか」かつての恋人セルジュの言葉にリディアは歓喜した。子爵令嬢と庭師。身分違いの許されざる恋に、二人は五年前、駆け落ちを決意した。だがその途中、海難事故に遭い、彼はリディアとの記憶を失ってしまう。最愛の人に突き放され、逃げるように彼のもとを去ったリディア。……私を思い出してくれたの? 再会の喜びのまま情熱的に結ばれる二人。しかしそれは、実業家となったセルジュがある復讐のために仕掛けた罠だった!?
  • ためらいの代償
    3.7
    愛という名の甘美な罰。 身寄りのないマリアは、国でも指折りの資産家であるハインツのもとへ嫁ぐことに。二十歳以上も年の離れた彼に快楽を教え込まれ、甘やかされ、妻として精一杯尽くすマリア。しかし、ハインツの息子マクシミリアンが初恋の青年だとわかり……。許されない想いを押し隠すマリアだったが、やがてハインツに気づかれてしまう。夫からの淫らなお仕置き、息子からの情熱的な求愛。二人の独占欲に絡めとられたマリアは、身動きがとれなくなって――?
  • 鍵のあいた鳥籠
    3.2
    かわいそうに、こんな僕に囚われて。 男爵令嬢ミレイアには、幼い頃から兄のように慕う存在があった。それは九歳年上の侯爵家嫡男エイドリック。しかし二年前、その彼に無理やり純潔を奪われてからというもの、彼女は男性に対して恐怖心を抱くようになっていた。人を避け、屋敷に閉じこもる日々……。そんな中、留学していた彼が領地に戻ってきた。何事もなかったかのようにふるまう彼に困惑するミレイア。だが二人きりになった途端、彼は「兄」の仮面を脱ぎ捨てて――。
  • つまさきに甘い罠
    3.5
    僕はきみを愛しすぎている。 戦争で国を失った王女クレアは、奴隷市場で謎の青年に買われることに。彼の正体はなんと、敵国の王子シルヴァだった。ドレスを脱ぐように命令され、執拗な愛撫に蕩かされていく身体。強引な情事でクレアを翻弄するシルヴァだが、普段の彼はとても紳士で優しくて……。私のことを奴隷だと言いながら、どうして大事に扱うの? 困惑するクレアに、なぜかシルヴァはきつい靴を履かせ、不敵に微笑んできて――?
  • ゆりかごの秘めごと
    2.8
    この腕の中で啼いていろ。 家が破産し、親に売られた伯爵令嬢のリリーは、彼女を買った若き実業家レオンハルトから愛人になるよう命じられ、純潔を奪われてしまう。しかし昼夜を分かたず繰り返される交合は、従順な人形として育てられたリリーに変化をもたらしていく。普段は鋭いレオンハルトの眼差しが情欲に濡れることに喜びを覚え、彼の不器用な優しさに惹かれていくリリー。ところが、二人の甘い生活は、とある人物によって引き裂かれ――!?
  • 悪魔の献身
    3.7
    私のすべてはあなたのために。 財産を失い、下街の孤児院で働いていたハリエットは、初対面のはずの侯爵、セス・マスグレーヴの容貌を見て言葉を失った。見間違えるはずが無い。彼は三年前、ハリエットの前から突然姿を消し、行方知れずになっていた婚約者、ヴィンセントその人だ。なぜ名前が違うの? 爵位はどうやって…? 戸惑うハリエットをベッドに縛りつけ、熱い眼差しを向けてくるヴィンセント。彼を信じきれない心とは裏腹に、執拗な愛撫で身体は蕩かされていくのだが――!?
  • 咎の楽園
    3.4
    穢して、ただの女にしてあげる。 傷付けてでも貴女が欲しい――。閉ざされた島、そこに建つ教会で、聖女として決められた役割をこなすだけだったルーチェの日常は、年下の若き伯爵フォリーに抱かれた夜から一変する。十三年振りに再会した彼に無理やり純潔を奪われ、快楽を教えられ、聖女の資格は失われた。そのうえ気絶している間に、島の外に連れ出され……。逃げることを許されず、狂おしいまでにフォリーに求められ、ルーチェの心は乱されていくのだが――。
  • 龍王の寵花
    3.8
    両親を早くに亡くし、王城で働く兄と二人きりで生きてきた蓮花。しかしある日、兄が王に毒を盛ったと疑われ共に捕らえられてしまう。兄を信じて庇う蓮花は、王である真龍に「兄の命を救いたければ、俺に一生を捧げろ」と後宮に閉じ込められ……。冷酷な真龍に服従を強いられ、蹂躙される日々。だが、蓮花を支配しようとする彼の胸には消えることのない悲しみが隠されていた。真龍の傷ついた心を知って、寄り添いたいと思い始める蓮花だったが――。
  • 紳士達の愛玩
    3.6
    両親が心中し、借金を抱え途方に暮れていたロレッタ。高級娼館で売りに出される彼女を救ったのは、かつてロレッタに異様な執着を見せ、甘美な悦びを教えたバークリー伯爵家の兄弟、ノアとロイだった。久々に再会した彼らは、意地悪だった過去から一変、ロレッタを気遣い、優しく接してきて――。幼い頃からの習慣で、彼らの命令に逆らえないロレッタは、しだいに快楽の深みに堕ちていく。それが周到な罠と知らず……。
  • 秘密の取引
    3.5
    準男爵の娘リンゼイには、秘密があった。それは、ゴードン・リューという男の名前で作家活動をしていること。しかしある日、女性と見紛う美貌の貴族レナルドに正体を知られてしまい…。リンゼイは、意味ありげに微笑む彼から、ある取引を持ちかけられる。その内容は、しばらく婚約者のふりをしてほしいというものだった…!さらには「恋愛描写がうまくなるよう、本当の男女の関係がどういうものか教えてあげる」と囁かれ――!?
  • 愛の種
    2.8
    他国から神聖視される飛鳥族の姫として大事に育てられてきた沙良は、病気の弟の治療を条件に大国ガーディアルの王であるシルフィードと結婚する。年上の優しい彼を兄のように慕う沙良だったが、国での彼は、冷血な王として臣下や民たちから恐れられていた。そのうえ沙良の血筋を利用しようとしていると聞かされて……。沙良の不安を打ち消すように、愛の言葉を囁くシルフィード。彼の愛撫に蕩かされていく沙良だったが――。
  • 蜜夜語り
    3.7
    今宵のことは二人だけの秘密… 両親の死後、困窮する家を守ろうと、宮家の姫でありながら女房の仕事を手伝う鈴音。見かねた女房は、鈴音の亡き母と縁のある大納言家に助けを求めていた。使者として現れたのは、絵物語から出てきたような雅な男・朔夜。大納言の従者という彼は、探るような目で鈴音を見つめ、唇まで奪ってきて――。どこか陰のある朔夜にいつしか惹かれていく鈴音。しかし彼にはある目的が……。
  • 妄執の恋
    3.8
    誰にも触らせてないよな? 侯爵家の嫡男で騎士団に所属するエリアスには、三年前までの記憶がない。しかし任務で赴いた田舎町で、とある娘を目にした途端、なぜか涙が流れ出す。俺は彼女を知っている? 過去を知りたいエリアスは、ラナと名乗るその娘に話を聞こうとするが、彼女は強張った顔でエリアスを拒絶する。そんな中エリアスは、自分が血まみれで苦しむ夢と、彼女と幸せな一夜を過ごす夢を見て……。 三年前、いったい何が――?
  • 執愛の鎖
    3.6
    兄であるサディアス王子に密かな恋心を抱くアシュリーは、他国の王子との結婚を間近に控え、憂鬱な日々を過ごしていた。そんなある日のこと。 サディアスから、王家に伝わる秘密の儀式を知らされる。それは、初夜を不安に思う花嫁のために、王族の者が閨事の手ほどきをするというもので…。 兄を信じ、言われるがまま純潔を捧げるアシュリー。しかしそこにはサディアスの仄暗い思惑が潜んでいて――。
  • 逃げそこね
    3.6
    乗馬が大好きな子爵令嬢マリアンナは、名門貴族のレオナルドに「馬にまたがる田舎者」と揶揄され、社交界から爪はじきにされてしまう。 傷つき、王都から逃げるようにして故郷へ帰るが、何故かそこにレオナルドが現れ、結婚を強要される。 あんな仕打ちをしておきながら、どういうつもり? 涙を堪えて睨みつけるマリアンナを恍惚の表情で見つめるレオナルド。 逃げようとするマリアンナだが、捕えられ、無理やり身体を開かれてしまい――。
  • 旦那さまの異常な愛情
    3.9
    側室としての十年間、王から一度も愛されず、忘れ去られた存在としてひっそり暮らしていたジャニス。後宮解散の際に次の嫁ぎ先を告げられるのだが…なんとお相手は、十歳年下の才気溢れる青年子爵マリスだった。公爵家嫡男で社交界の寵児である彼がなぜ私と――?裏があるに違いないと訝しむが、問うたびに押し倒されてうやむやにされてしまう。そんなある日、マリスと王が過去にとある取引きをしていたことを知り――。
  • 僕の可愛いセレーナ
    3.9
    何重もの鎖で閉ざされた部屋の中、毎夜のごとく嬲られ、快楽に溺れていく身体。セレーナは囚われていた。仔犬のように無邪気で、飢えた獣のように危険な夫・ライアンに…。美貌の伯爵ライアンに見初められた町娘のセレーナは、身分差を乗り越えて結婚することに。隙あらばじゃれつき、愛の言葉を囁いてくるライアン。しかし幸せな結婚生活は、ある出来事をきっかけに歪んでいき――?
  • 煉獄の恋
    3.8
    幼い頃、山火事で両親を失い男爵家の養女となったマリーは、男爵の息子で、大火の中から自分を救い出してくれたアドリアンを本当の兄のように慕っていた。しかし社交界デビューをした日の帰り道、彼に突然唇を奪われてしまう。さらに、「他の男に触れさせた罰」と、淫らな行為はエスカレートしていって…。そんな中、マリーは不穏な噂を耳にする。過去の山火事を起こした犯人は、ほかでもないアドリアンであるのだと――。
  • 白の呪縛
    4.2
    耳を塞ぎたくなるような水音、激しい息づかい、時折漏れる甘い声…。二人の間から生まれるその音は、生者のいない城内に虚しく響く。国を滅ぼされ、ただ一人残された姫・美濃は、絶対的な力を持つ神子・多摩に囚われ純潔を奪われる。人の感情がわからず、愛し方など知らない多摩は、美濃にただ欲望を刻みつけることしかできない。美濃の全てが欲しいのに、なぜかいつも何かが足りない。答えが出ぬまま美濃を求め続ける多摩だったが…。
  • 寵愛の枷
    4.0
    元首の座に就く者を一心に敬愛してきた純真無垢な細工師ルーカは、戒律により、若き元首アルトゥーロへ嫁ぐことに。毎夜、執拗に愛されて彼しか見えなくなっていくルーカ。だが、抱かれるたびに両手の自由を奪われること、そしてそれに安堵する彼の姿が気がかりだった。清廉でありながらどこか壊れそうな彼を気遣うルーカは、ある日、自分がいることでアルトゥーロの立場が危うくなると知り、苦渋の決断をするのだが…。
  • 影の花嫁
    3.9
    母と二人で慎ましく生きてきた八重は、ある日突然見知らぬ男たちに攫われてしまう。彼女を連れ去ったのは、異能の力で政財界を牛耳る九鬼家の当主・龍月だった―。「お前は、俺の子を孕むための器だ」と、龍月に無垢な体を無理やり開かれ、軟禁された部屋で毎晩のように欲望を注ぎ込まれる日々。だが、冷酷な言動の裏にある龍月の孤独に気づきはじめ…。本当の彼を知るたびに、いつしか八重の心は囚われていき―。
  • 奪われた婚約
    3.5
    睨まれるとぞくぞくして、君を支配したくなる――。伯爵令嬢のスティラは、いつも自分だけをいじめてくる幼なじみ、伯爵子息のフレイと衝突してばかり。ある日、スティラは公爵から求婚される。名家との良縁に喜ぶスティラだが、それを知ったフレイに突然純潔を奪われて――。処女でないとばらされたくないよね? と微笑みながら脅し、何度も体を求めてくるフレイ。怯えるスティラだったが、彼の行動の裏にある事情を知って……?
  • 君と初めて恋をする
    4.1
    容姿端麗、文武両道、“完璧人間”と評判の伯爵令息クラウス。だが彼には一つだけ、ひた隠しにしている秘密があった。それは、彼がいまだ童貞であること。そんなある日。泥酔した翌朝目覚めると、男爵令嬢のアイルがなぜか裸で横たわっていた!「これは事後か? 事後なのか?」動揺する彼にアイルは微笑む。「下手でした」と。さらに自分が練習相手になると言い出して…。恋を知らない純情貴族とワケアリ小悪魔令嬢のすれ違いラブコメディ!
  • 断罪の微笑
    4.1
    双子の妹マレイカの身代わりとして焼け落ちる城に一人残った王女ライラ。そんな彼女の前に、反乱軍の将で、かつてこの国に捕虜として囚われていた亡国の王子カリーファが現れる。過去、マレイカに虐げられた彼は、恥辱の恨みを晴らすため、別人と知らぬままライラに呪詛を施し薄暗い地下室で陵辱し続ける。しかしある日、ライラこそが過去の凄惨な日々を支えてくれた初恋の人だったと知り―。謀略に歪まされた純愛の行方は……
  • 甘いおしおきを君に
    3.6
    とある事情から、幼馴染みであるルーファスの妻となった花屋の娘ユーリ。都会で医術を学び立派な医者となって戻ってきた彼がなぜ私と結婚を!? 「あなたはただ、私の欲を満たしてくれればそれでいい」そう言い放ち、ところ構わず毎日のようにユーリを貪るルーファス。彼にとって私は体だけの存在? 現状に胸を痛めながらも彼の役に立ちたいと奮闘するユーリだが、ある日、彼から禁じられていたことをしてしまって……
  • 償いの調べ
    3.7
    壊して、めちゃめちゃにして、そばにとどめて、従属させたい―。伯爵令嬢シルフィスは、辺境伯アルベルトに仄暗い劣情を叩きつけられる。彼はシルフィスの初恋の人。そして、亡き姉の婚約者だった人。姉の死の原因を作った罪に苛まれ、修道院に身を寄せ償いの日々を送っていたシルフィスの前にアルベルトは突然現れた。シルフィスを連れ去りその純潔を奪い、「償いに、私の子を孕め」と執拗に己を刻み込む彼の目的は…?
  • 淫惑の箱庭
    3.5
    アルクシアの王女リリアーヌは、隣国ネブライアの王ルチアーノとの結婚を間近に控え、穏やかな日々を送っていた。しかしある日、野蛮といわれる国、キニシスの皇帝レオンに自国を滅ぼされ、強引に体を奪われてしまう。傲慢なレオンを憎みながらも、一方では優しい手に違和感を抱くリリアーヌ。体を重ねるごとに、彼の真実に近づいていって…。
  • 令嬢は花籠に囚われる
    3.0
    両親をなくし、叔父の策略によって財産を奪われてしまったエリタは、身ひとつで繁華街をさまよっていたところを高級娼館で働く青年・セスに助けられる。 優しく紳士的なセスに恋心を抱き始めるエリタだったが、エリタのとある発言がきっかけでセスの態度が豹変してしまい…… 詰られ、快楽に翻弄されるエリタ。ひどいことをされているのは自分のはずなのに、ふと辛そうな表情をするセスが気になって――。
  • 仮面の求愛
    3.9
    第一王子のジェラルドから突然求愛された公爵令嬢のフィリナ。しかし彼女には他に想い人がいた。いつも白い仮面で素顔を隠している寡黙な青年レヴァンだ。 だがジェラルドから、レヴァンは第三王子で、他国の姫と近々婚約予定であると聞かされて……。さらに数日後、フィリナは何者かによって攫われてしまう。犯人は――レヴァン!? フィリナを古城に閉じ込め、組み敷いて純潔を散らす彼の真意は……?
  • 秘された遊戯
    4.0
    三年前、領地と家族を一度に失った青年ヴァレリーは、きっかけとなる事件を引き起こしたジャルハラール伯爵を憎み、復讐を心に誓っていた。 そんなある日、伯爵の開く仮面舞踏会に潜りこんだ彼は、男たちに襲われかけていた美しい少女を助け、心惹かれる。偶然にも彼女は伯爵の愛娘シルビアだった。 複雑な思いを抱えながらも、彼女を復讐に利用すると決めたヴァレリーは、結婚を控えた彼女に甘く淫らな誘いをかけるのだが――。
  • 王子様の猫
    4.3
    幼いころ、記憶をなくして森でさまよっていたところを、王子サミュエルに拾われた少女リル。サミュエルは、そんな彼女を猫として飼い始め、溺愛するようになる。森の奥深く、訪れる者のほとんどいない離宮で、いつしかふたりは互いの身体に溺れるようになるのだが…。リルの過去を知る者の出現で、優しかった王子の様子が豹変し―。
  • 侯爵様と私の攻防
    3.7
    姉の誕生パーティの夜、とつぜん夜這いをされた伯爵令嬢のアデリシア。相手はなんと、容姿端麗、文武両道、若くして侯爵位を継いだジェイラント!?これは何かの間違いに違いない! そもそも、浮き名が絶えない侯爵様なんて絶対に嫌!なんとか逃れようとするアデリシアだが、ジェイラントは執拗に迫ってきて―。
  • 虜囚
    4.2
    両親のとつぜんの死により、公爵位を継いだラルフ。清らかな心を持つ姉シャーリーに異常な執着心を抱いていた彼は、両親に邪魔されないふたりだけの日々を満喫していた。シャーリーとラルフには血の繋がりはない。いつか彼女にその真実を告げて結婚し、ずっとふたりで生きていくと決めていた。それなのに、シャーリーに恋人ができたと知らされて―。『監禁』と同じ物語を弟のラルフ視点で描く、sideB。
  • 監禁
    3.8
    とつぜんの事故で両親を失ったシャーリー。残った家族は、甘えたがりの双子の弟ラルフただひとり。亡き両親のかわりに弟を守ろうと決意するシャーリーだったが、彼に恋人ができたという噂を耳にして、ひどく動揺してしまう。許されないとわかっているのに、彼への想いは膨らんでいき、ついには淫らな夢に囚われるようになるのだが…。これは本当に夢?それとも―。『虜囚』と同じ物語を姉のシャーリー視点で描く、sideA。
  • ヤンデレ王子は変わり者令嬢を決して逃がさない
    5/14入荷
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    「僕の頭の中は、君のことだけだよ。十年前からずっと」 辺境伯令嬢ジゼルは社交界に興味がなく、生き物を育てることが好きな変わり者。彼女の唯一の友達は金色トカゲのレミー。ある日、辺境伯家に突然アルフォンス王太子が来訪し、とんでもないことを言い出した。トカゲのレミーが実は第二王子レオナルドが魔法の力で変身した姿なのだと――。トカゲのレミーは美麗な王子レオナルドへと変貌しジゼルに求婚! ジゼルは十年も騙されていたことに怒り拒絶するが、粘着質のレオナルドが諦めるわけもなく……。 特異な魔法を操る粘着王子×生物学者を目指す小動物系令嬢、執着一途な拗らせ初恋ロマンス! 【目次】 プロローグ 第一章 親友の正体 第二章 ジゼルとレミーとレオナルド 第三章 謝罪と弁解、そして執念 第四章 身勝手な好意 第五章 暴走する心 第六章 新たな関係 第七章 彼の思惑 第八章 夕焼けの涙 第九章 二人の父親 第十章 それぞれの決意 第十一章 あなたのためなら 第十二章 偏執的で一途な愛の行方 エピローグ あとがき

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  • 鏡張り貴公子は清貧の乙女を淫らに愛したい
    5/14入荷
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    「……覚悟して? 私に愛され尽くす覚悟を」 天使のごとく麗しい貴公子エルベルトは、幼い頃に誘拐されたトラウマで鏡を手放せない。 寝室や浴室を総鏡張りにしている彼には『変態性癖を持つナルシスト』という不名誉な二つ名があった。 ある日、エルベルトは教会で可憐な乙女ジルダと出会い恋に落ちる。 実はジルダも彼に好意を抱いていたが、身分差と、ある秘密を抱えているため求婚を受け入れることができない。 けれど、エルベルトの情熱に絆されたジルダは一度だけ関係を持ってしまい……。 鏡を手放せない美貌の貴公子×清貧だけど淫魔の少女、身分差かつ種族差(?)ありの両片想いロマンス。 【目次】 1 麗しの貴公子と清貧の乙女 2 鏡の間 3 魅了 4 宿願成就 5 真実 あとがき

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