壊して、めちゃめちゃにして、そばにとどめて、従属させたい―。伯爵令嬢シルフィスは、辺境伯アルベルトに仄暗い劣情を叩きつけられる。彼はシルフィスの初恋の人。そして、亡き姉の婚約者だった人。姉の死の原因を作った罪に苛まれ、修道院に身を寄せ償いの日々を送っていたシルフィスの前にアルベルトは突然現れた。シルフィスを連れ去りその純潔を奪い、「償いに、私の子を孕め」と執拗に己を刻み込む彼の目的は…?
Posted by ブクログ 2014年01月01日
なんちゃってヒストリカル。
両親と姉を1年前に亡くした伯爵令嬢のシルフィス・コリンソン17歳と、姉の婚約者だったアルベルト・ディーステル辺境伯27歳。
姉の代わりに子供を産むんだと無理やり体を奪われるシルフィス。
言葉足らずからすれ違ってる二人で、よくあるパターンと、好きな作者なのにガッカリ、ヒロイ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月27日
歪んだ愛がテーマのソーニャ文庫ですが、途中まではアルベルトにそれほど歪んだ愛は感じられず、普通に読んでましたが、最後のエピローグで、やっぱりソーニャ文庫と納得しました。
姉レオノーラを自分のせいで亡くしたと罪の意識で修道院に逃げたシルフィス。そんな彼女を強引に連れ戻したアルベルト。
姉の死の真相...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月26日
色んなレビューで「ラストのエピソードに驚いた」とか「最後のひと言が凄い」とか書いてあったので、ラストを見たい願望に耐えつつ、最後まで読み終わりました(笑)
読み終わって「なるほど」と思いました。
ネタバレになるので敢えてここでは書きませんが、これぞソーニャ文庫だな、という感じでラストを締めくくってく...続きを読む