NHK出版作品一覧

  • わが母 最後のたたかい 介護3000日の真実
    -
    貴重な在宅介護の記録、 そして“母と息子の戦後史”を描く あるテレビ・ディレクターが認知症の母親の介護をしながら、その様子を撮影し続けた。本書は、その膨大な映像記録を、ディレクター自ら紐解きながら綴る、壮絶なノンフィクション。著者の筆致は、母の晩年の時間のみならず、戦争体験へと遡り、知られざる一つの戦後史を紡ぎ出していく……。大きな反響を呼んだNHKスペシャルの全貌が明らかに! [内容] プロローグ 第1章 遺されたメモ帳 第2章 母の戦争~満州での日々 第3章 遠隔介護 第4章 踏み切った同居 第5章 ゴールデン・フェスティバル 第6章 半歩前進一歩後退 第7章 別れの時 あとがき 母の年表
  • 和食のABC教えます
    -
    卵焼きや肉じゃが、きんぴらはもちろん、酢の物やみそあえ、天つゆに鍋料理まで! 基本調味料でできる、簡単和食をそろえました。調味料の比率早見表で、応用可能なレシピが満載! すぐに作れるうれしいアイディアがたくさん詰まっています。 【レシピの例】いわしの煮つけ/鶏の照り焼き/えびと野菜の天ぷら/揚げだし豆腐/里芋と油揚げの煮物/なすの煮びたし/太巻き/豆腐のごまみそ田楽/いわしのつみれ鍋/おせちの基本レッスン ほか ■ご注意ください■ カラーコンテンツです。モノクロ端末などでは読みづらい場合があります。

    試し読み

    フォロー
  • わたし、お月さま
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ひとりぼっちでさびしがりやのお月さま。 むかし自分を訪ねてきたことのある宇宙飛行士さんに会うために、地球へ飛んでいくことにしました。 お月さまは世界中を回って、あこがれの人を探し続けます。 そうしているうちに、人間たちはお月さまが輝いていたときのことを忘れてしまったようでした。 でも本当は、みんなお月さまが夜空に戻ってくることを強く願っていたのです。
  • わたしの好きな季語
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    96の季語から広がる、懐かしくて不思議で、ときに切ない俳句的日常。 俳人でもある著者による初めての「季語」にまつわるエッセー集。散歩道で出会った椿事、庭木に集う鳥や虫の生態、旬の食材でやる晩酌の楽しみ、ほろ苦い人づきあいの思い出、ちょっとホラーな幻想的体験など、色彩豊かな川上弘美ワールドを満喫しながら、季語の奥深さを体感できる96篇。名句の紹介も。 「蛙の目借時」「小鳥網」「牛祭」「木の葉髪」「東コート」。それまで見たことも聞いたこともなかった奇妙な言葉が歳時記には載っていて、まるで宝箱を掘り出したトレジャーハンターの気分になったものでした。(中略)それまで、ガラスケースの中のアンティークのように眺めてきたいくつもの季語を、自分の俳句にはじめて使ってみた時の気持ちは、今でもよく覚えています。百年も二百年も前につくられた繊細な細工の首飾りを、そっと自分の首にかけてみたような、どきどきする心地でした(本文より)。 ●春  日永/海苔/北窓開く/絵踏/田螺/雪間/春の風邪/ものの芽/わかめ/針供養/すかんぽ/目刺/朝寝/木蓮/飯蛸/馬刀/躑躅/落とし角/春菊/入学/花/春愁 ●夏  薄暑/鯉幟/そらまめ/豆飯/競馬/アカシアの花/新茶/てんとう虫/更衣/鯖/黴/こうもり/ががんぼ/蚯蚓/業平忌/木耳/李/半夏生/団扇/雷鳥/夏館/漆掻/雷/青鬼灯  ●秋  天の川/西瓜/枝豆/水引の花/生姜/残暑/つくつくぼうし/燈籠/墓参/瓢/月/良夜/朝顔の種/新米/案山子/鈴虫/夜長妻/濁酒/柿/秋の空/蟷螂/小鳥/きのこ狩/文化の日/花野 ●冬  時雨/神の留守/落葉/大根/切干/たくわん/銀杏落葉/冬鷗/河豚/枯枝/ストーブ/炬燵/冬羽織/おでん/鳰/蠟梅/つらら/探梅/春隣 ●新年 飾/去年今年/歌留多/福寿草/初鴉/七草
  • 私の文学史 なぜ俺はこんな人間になったのか?
    3.9
    パンク歌手から芥川賞作家、そして唯一無二の文人へ。町田康、はじめての自分語り! 独特な文体・語法と奇想天外な物語で幅広い読者を有し、多数のヒット作を発表してきた作家・町田康。一度読んだらやみつきになる、あの唯一無二の文学世界は、いかにして生まれ、進化してきたのか。町田ファンならずとも、文芸ファンなら誰もが気になる謎について、作家自らが内面を「暴露」する注目の一冊。本書では、人生初の試みという「自分語り」を幼少期から還暦を迎えた現在まで、好きだった本や作家、自身の作品解説といった文学世界はもちろん、影響を受けた民謡・浪曲・落語・ロックなどの芸能世界も取り込みながら、徹頭徹尾、町田ワールドを全開していく。 【目次】 本との出会い 夢中になった作家たち 歌手デビュー 詩人として 小説家の誕生 創作の背景 作家が読む文学 芸能の影響 エッセイのおもしろさ なぜ古典に惹かれるか 古典の現代語訳に挑む これからの日本文学
  • わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと
    4.6
    25キロの用水路を拓き、65万人の命をつないだ医師は、何を語ったのか 2019年12月4日、アフガニスタンで銃撃され亡くなられた医師・中村哲さん。本書は、中村さんが出演したNHK「ラジオ深夜便」の6番組より、インタビューに答えるその肉声を忠実に再現するものです。ハンセン病根絶計画から、空爆下の診療所開設と水源確保事業、そして用水路開通まで。「長年の活動の原動力は何でしょうか?」という問いに対して、中村さんは自らを、宮沢賢治の童話の主人公「セロ弾きのゴーシュ」にたとえました。本書には、本人が執筆したらおそらく触れなかったと思われる感慨や本音が随所に表れています。自身について多くを語らなかった医師・中村哲の心の内を知ることのできる貴重な証言の記録です。 【目次】第一章 ハンセン病根絶を目指して (1996年2月22日 中村哲49歳)/第二章 もの言わぬ民の命を (2002年2月16日 中村哲55歳)/第三章 アリの這う如く (2004年6月5日 中村哲57歳)/第四章 命の水 (2005年8月20日 中村哲58歳)/第五章 難民と真珠の水 (2006年9月16日 中村哲60歳)/第六章 開通した命の用水路 (2009年12月5日 中村哲63歳)
  • わたしを宇宙に連れてって―無重力生活への挑戦
    4.0
    宇宙には人間が生きるために必要なものが何もない。「空気、重力、生鮮食品、あったかいシャワー、プライバシー、ビール…」人間は何にどれだけ耐えられるのか? 無重力空間で健康は保てるのか? 一般人が宇宙に行くことは実現可能か? 口の堅い宇宙開発研究ラボの扉をこじ開けた、渾身の体あたりルポルタージュ。

    試し読み

    フォロー
  • 渡辺明の 勝利の格言ジャッジメント 玉 金 銀 歩の巻
    -
    1巻1,210円 (税込)
    Eテレ『将棋フォーカス』で好評を博した講座「渡辺流 勝利の格言ジャッジメント」(2015年10月~2016年3月放送)の放送テキストに加筆・再構成して単行本化。将棋の格言は数多いが、昔と今とでは感覚・考え方が違うことも多い。将棋界の第一人者が、現代的な視点から歯切れよく判断を下す。各巻50余の格言を収載。将棋ファン必見の書!
  • 渡辺明の 勝利の格言ジャッジメント 飛 角 桂 香 歩の巻
    -
    1巻1,210円 (税込)
    Eテレ『将棋フォーカス』で好評を博した講座「渡辺流 勝利の格言ジャッジメント」(2015年10月~2016年3月放送)の放送テキストに加筆・再構成して単行本化。将棋の格言は数多いが、昔と今とでは感覚・考え方が違うことも多い。将棋界の第一人者が、現代的な視点から歯切れよく判断を下す。各巻50余の格言を収載。将棋ファン必見の書!
  • ワタナベマキのいまどき乾物料理
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 乾物で、こんなおかずができるんだ! 家族も大満足の、ボリューム&豊かな味わい 従来の乾物料理に物足りなさを感じていた方に朗報! 人気料理研究家・ワタナベマキさんが日々つくり続けてきた乾物料理は、「切り干し大根の春巻き」「高野豆腐のから揚げ」「ひじきとごぼうの梅煮」など、大人にも子供にも喜ばれるものばかり。ヘルシーで栄養豊富、保存しやすく、思いのほか扱いやすい「乾物」は、肉や魚や野菜をプラスして食べ応えのあるボリュームおかずとしても、あともう1品!の副菜としても大活躍します。切り干し大根、ひじき、干ししいたけ、切り昆布、高野豆腐、車麩、干しえび、春雨、きくらげ、かんぴょう、大豆、ドライトマトの、いまどきレシピ60品を収載!
  • ワタナベマキの梅料理
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いつものひと皿が梅干しで変わる! マキさんが愛するシンプル梅料理 ナチュラルなライフスタイルと、そこから生み出されるセンスあふれる料理で人気のワタナベマキさん。熱烈な梅loverで、季節になると梅を漬け、ご飯のお供に、梅料理にと、日々「梅干しのある食卓」を実践しています。 本書では、マキさんにとって「“さしすせそ”と同格」という梅干しの、万能調味料としての実力にフォーカス。梅干しを使うことで新たな魅力が引き出された定番料理や、梅干しだけで味が決まるシンプルレシピ、味わいを深める組み合わせの法則などを紐解きます。もちろん、マキさんオリジナルの梅干しの漬け方も掲載。梅干し料理のパーフェクトブックです。 ■主な内容 ◎うちで人気のベスト10 ◎私の梅仕事 ◎梅料理の法則 ◎梅で毎日!おかずと麺 ◎1年じゅうの梅ご飯 《コラム》 梅ってすごい! わが家の梅ライフ 元気がない日は梅養生 梅醤で一杯! お茶の時間に
  • ワタナベマキのサッと蒸し、ほっこり蒸し
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フライパンでサッと、せいろでじっくり&ほっこり。「蒸す」からおいしいレシピ集! TV「きょうの料理」で人気の料理研究家・ワタナベマキさんが新提案。フライパンに食材と調味料を入れて“サッと”蒸せば、手間をかけずに気のきいた一品のでき上がり。湯気の上がったせいろでじっくり蒸す“ほっこり”温かな料理は、おもてなしにもピッタリ。 蒸し料理は少ない油でつくれて、軽くてヘルシー。ゆで汁にうまみが流れ出ないので、素材の味が活きる! 旬の食材をとり入れた日々のおかずから、おやつやハレの日の料理まで、多彩に活躍すること間違いなしの、新しい蒸し料理レシピ55品を収載しています。 【内容】 まえがき 基本の蒸し方――フライパンでサッと蒸し/せいろ&フライパンでほっこり蒸し <うちで人気のベスト10>  蒸し鶏のレモンしょうがだれ/れんこんシューマイ/長芋の明太子蒸し/大根と鶏ひき肉の重ね蒸し ほか <秋冬の旬を蒸す>  たまねぎの丸ごと包み蒸し/厚切り大根のオイル蒸し/さつまいもの梅蒸し/れんこんと牛肉の豆板ジャン蒸し/大根と豚肉の黒酢オイスター蒸し ほか <蒸し鶏が便利!>  フライパン蒸し鶏/ささ身の塩こうじ蒸し <春夏の旬を蒸す>  丸ごとピーマンのオリーブ蒸し/アスパラの桜えび蒸し/そら豆の茶碗蒸し/なすの肉巻き蒸し/キャベツと豚肉の梅蒸し ほか [コラム]せいろがあれば…… <おやつも蒸して>  蒸しフルーツ/蒸しパン/豆乳プリン
  • 割合で覚える野菜の和食
    -
    野菜をたっぷり食べるには、和食がいちばん! ロングセラー第2弾発売! 大好評『割合で覚える和の基本』第2弾のテーマは「野菜」。簡単な調味料の法則「割合」さえ覚えれば、レシピを見なくてもおいしい野菜おかずを作ることができる。新しい「割合」も続々と登場し、主菜から副菜、汁物やご飯まで、野菜たっぷりシンプル和食を紹介。「割合」で、一生ものの料理力が身につく一冊。 [内容] 第1章 煮物の割合 第2章 酢の物の割合 第3章 おひたし・あえ物の割合 第4章 ご飯・汁物の割合 第5章 鍋物の割合
  • 割合で覚える和の基本
    4.5
    和食の味付けって、こんなに簡単だったんだ! 調味料やだしをシンプルな割合で合わせるだけで、ピタリと味がきまります。 ―料理レシピ本大賞 in Japan 2014 入賞作品 料理って、不思議なもんです。 いろんな調味料を入れればうまくなる、めんどうな手間をかけるほどうまくなる、とは限らない。 特に家庭料理では、いらんもんは入れない、余計なことはせんでもいい。 和食の味つけは難しいと思われがちですが、実はごくシンプルな「割合」でできているのです。 単純明解なこの「割合」さえ覚えれば、定番のおかずは万全。あれこれ悩んでいたのが嘘のように、ピタリと味が決まるはずです。 (著者 村田吉弘) [目次] 味の基本は1:1 1:1:1でバリエーション 1:1:8で煮物上手 1:1:10で乾物上手 旬の煮物は1:1:15 どんぶりはだしをきかせて7:5:3 ご飯物のおいしい割合 汁物のおいしい割合 つゆも手づくり1:1:7と1:1:5 割合早見表
  • 「わろてんか」を商いにした街 大阪
    -
    明治後期から昭和にかけて、大阪の街は工業都市として大きな変容を迎えた。地方から流入してきた労働者層を観客とすべく、落語・色物・漫才と笑いの質や方法を変えながら、吉本や松竹がいかにして、お笑いをビジネスとして成り立たせていったのか、その時代状況を紹介。
  • 音声DL BOOK 高田智子の 大人の学びなおし英会話 2026年 冬号
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新年から気持ちも新たに! もう一度、英語を始めてみませんか 「大人の学びなおし」に特化した内容だから、いつからはじめてもOK!中学英語を思い出しながら、もう一度楽しく英語に触れられる。「英語が話せたらいいのに」という気持ちを、「英語でコミュニケーションがとれた!」「もっと英語で話したい!」に変えていけるシリーズ。   英語はずっと気になっていたけれど、どこから手を付けていいかわからない…そんな「学びなおし」の方にぴったりの1冊。著者は、NHK「基礎英語2」元講師の高田智子先生。丁寧な解説でわかりやすく楽しく英語を身に着けられるカリキュラムが魅力。  本書は3パートに分かれているので、「1か月で1パート」で3か月かけてもいいし、「1か月で3パート」を3回繰り返してもOK。無料音声がついているので、いつでも好きなときに、ネイティブの発音を聞いて自分のペースで学習できる。 【内容】 Part1 Lesson 46 不確かであると言う(電話の会話) I wonder + 間接疑問文 Lesson 47 義務について言う(飛行機の中で) have to do Lesson 48 情報を求める(同僚の昇進) wh-疑問文 When/Where/Why ...? Lesson 49 誘ったり提案したりする(買い物に誘う) Do you want to do?/Would you like to do? Lesson 50 知っているかどうかたずねる(空港で荷物を引き取る)Do you know + 間接疑問文 Part2 Lesson 51 依頼する(賃貸物件を探す) Could/Would you do ...? Lesson 52 申し出る(買い物の計画) Shall I do ...? Lesson 53 残念な気持ちを伝える(上司の退職) find A+B Lesson 54 感心する/ほめる(博物館のガイド付きツアー) 感嘆文 Lesson 55 ものごとを説明する[どんなものか説明する](レストランのメニュー) 関係代名詞 that(主格) Part3 Lesson 56 申し出る(宝石店で) Let me do Lesson 57 自信をもって言う(恋人についての相談) I’m sure (that) + 文 Lesson 58 日常の出来事について話す(植物園の観光) 知覚動詞+名詞+doing Lesson 59 意思を伝える(レストランで) I / We will do Lesson 60 お礼を言う(落とし物をしたとき) It’s kind of you to do
  • 羽柴秀長と藤堂高虎
    NEW
    -
    「補佐役」から見た秀吉の軍事・外交 中国攻めに始まる数々の合戦から毛利・徳川との外交、中国・九州の平定まで。常に兄・秀吉の「名代」として奔走した羽柴秀長と、秀長の腹心として最前線に立った藤堂高虎。天下取りの実働部隊として、彼らはいかに羽柴政権を支えたのか。「賢弟」と「世渡り上手」のイメージにとどまらない実像とは。大河ドラマ「豊臣兄弟!」の時代考証者による最新研究!
  • 中国TikTok民俗学 スマホからはじまる珍神探訪
    NEW
    -
    これがSNS時代のフィールドワーク術だ! 中国は宗教大国だった!? 奇っ怪な神々が跋扈する中国各地のディープな信仰世界を、TikTokを駆使した「お手軽フィールドワーク」で活写する前代未聞の民俗学ルポルタージュ。福建在住の異色の民俗学者が描き出す、知られざる中国の素顔に刮目せよ! 驚きの取材写真180点超もフルカラーで一挙収載!
  • 嵐の中で踊れ
    12/25入荷
    -
    “誰もが誰かの、台風の目。スリリングで笑えて、変てこで温かな嵐の一夜。”   一穂ミチ氏、共鳴! 「最高なことは、最悪のときに起きるのかもしれない」 もしも自分にとって「いちばん会いたくなかった人」に再会してしまったら――嵐を前に避難所に偶然集った中高生や大人たち。そこで期せずして再会したそれぞれの“黒歴史”の相手。湧き起こる恋心、後悔、秘密、恥、宙ぶらりんの夢。そして、漆黒の過去との決着……。 時に不条理で、時に甘酸っぱい運命に翻弄されながらも、本気で笑って、泣いて、もがく大人や若者たちの様をエモーショナルに描く、一気読み必至のエンタメ青春群像小説! 【あらすじ】 好きな同級生に素直になれない男子高校生の厳(ごん)。夫婦関係に埋めがたい溝を感じる詩伊(しい)。女性に不自由したことはないが忘れられない元カノがいる山内(やまうち)。妻子にとある女性との情事を隠している真面目な銀行員の日出樹(ひでき)。見た目のコンプレックスで人前でマスクを外せない女子中学生の小梅(こうめ)。大切なものを探すため故郷へ戻ってきた亜揮(あき)。 嵐が近づき、期せずして同じ避難所へ集まった彼らが再会したのは、それぞれの「いちばん会いたくなかった相手」。夜の嵐に閉じ込められた体育館で、本来交わるはずのなかった人々の間に新たな化学反応が生まれ、過去との決着を求めて止まっていた時計の針が動き出す。誰もが、愛する人を求める心や捨てたい感情、秘密を抱え、もがいている。果たして嵐がもたらすのは、災厄か、それとも僥倖か――。

    試し読み

    フォロー

最近チェックした作品からのおすすめ