作品一覧

  • 世界から青空がなくなる日 自然を操作するテクノロジーと人新世の未来
    4.0
    成層圏にダイヤモンドをまいて、太陽光を反射し地球を冷やす ――その結果、私たちは青空を失うことになるかもしれない   人間はこれまでに自然を思いのままにしようとした結果、環境を破壊してきた。 そして今、気候変動や生物多様性の危機を解決するため、 最新のテクノロジーを駆使し、さらなるコントロールを試みようとしている。 ・川に電気を流し外来種のコイを操る「電気バリア」 ・温暖化の海を耐え抜くサンゴをつくりだす「進化アシスト」 ・毒を分泌するオオヒキガエルを無毒化する「遺伝子ドライブ」 ・大気中のCO2を回収して石に変える「DAC装置」 ・空にダイヤモンドをまいて地球を冷やす「ソーラー・ジオエンジニアリング」 こうした技術は自然を救う希望か、それとも絶望か? 『6度目の大絶滅』でピュリッツァー賞を受賞した作家による、待望の最新作。 全米各紙誌絶賛!! ウェインライト賞 ライティング部門最終候補 ワシントン・ポスト紙 年間最優秀書籍10冊  タイム紙、エスクァイア誌、パブリッシャーズ・ウィークリー 年間最優秀書籍に選出

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  • 6度目の大絶滅
    4.1
    1巻2,090円 (税込)
    私たちは、いま、 “6度目の大絶滅”の只中にいる! 地球ではこれまで5度の大量絶滅が起きている。 隕石衝突、火山活動、氷河期到来など、いずれも突然の大規模な自然災害で多くの種が消滅した。 そして現在、サンゴ類の1/3、淡水産貝類の1/3、サメやエイの1/3、哺乳類の1/4、爬虫類の1/5、鳥類の1/6、植物の1/2がこの世から姿を消そうとしている。恐竜時代には1000年に1種だった絶滅が、いま、毎年推定4万種のペースで人知れず進行しているのだ。このままでは、2050年には種の半分が消えてしまうかもしれない。世界各地でいったい何が起きているのか? そして原因は何なのか? 絶滅の最前線で、歯止めをかけようとする研究者たちの時間との闘いが熱く繰り広げられている。 『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』2014年ベストブック10冊に選ばれた話題作。福岡伸一氏推薦。 [内容] 第1章 パナマの黄金のカエル 第2章 マストドンの臼歯 第3章 最初にペンギンと呼ばれた鳥 第4章 古代海洋の覇者 第5章 人新世へようこそ 第6章 われらをめぐる海 第7章 海洋の酸性化 第8章 アンデス山脈の樹林帯 第9章 乾燥地の島 第10章 新パンゲア大陸 第11章 サイの超音波診断 第12章 狂気の遺伝子 第13章 羽をもつもの

ユーザーレビュー

  • 世界から青空がなくなる日 自然を操作するテクノロジーと人新世の未来

    Posted by ブクログ

    目次
    【第1部】川を下って
    第1章 シカゴ川とアジアン・カープ
    第2章 ミシシッピ川と沈みゆく土地

    【第2部】野生の世界へ
    第3章 砂漠に生息する小さな魚
    第4章 死にゆくサンゴ礁
    第5章 CRISPRは人を神に変えたのか?

    【第3部】空の上で
    第6章 二酸化炭素を石に変える
    第7章 ソーラー・ジオエンジニアリング
    第8章 過去に例のない世界の、過去に例のない気候

    0
    2024年05月09日
  • 6度目の大絶滅

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    絶滅という概念ができるまでや、現在絶滅に瀕している種のストーリーを眺めながら、人の手によって現在起きれいる変化を実感することができた。
    人の移動によって引き起こされる変化を止める事ができるのか?保護した生態系は果たして自然と言うことができるのか、とても考えさせられる内容だった

    0
    2023年11月05日
  • 6度目の大絶滅

    Posted by ブクログ

    地球上に「生命」が現れてから約40億年もの間に、さまざまな種が生まれては絶滅していった。
    現代の私たちは地層や化石などの研究によって過去に5回の大規模な絶滅(ビッグファイブ)があったことを知っている。
    (ウィキペディアの地質時代、大量絶滅を参照)
    過去の大絶滅では当時に存在した種のうち70〜90%が失われたといわれている。私たちにいちばん馴染みがあるのが白亜紀末の大絶滅で、当時地上で大繁栄していた恐竜類が隕石の落下による影響で一斉に絶滅したことは有名だ。

    そして、今現在、6度目の大量絶滅が進行中で、その主な原因が私たち「ヒト」である、という事がこの本のテーマである。
    私たちヒト(現生人類)

    0
    2019年03月21日
  • 6度目の大絶滅

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ある人類学者は「ヒトは六度目の大絶滅の原因であるのみならず、その犠牲者にもなるかもしれない」と警告する。遠い将来、ヒトではない或る地球上の生き物が、このような人類という生き物がいたと振り返るときが訪れるのであろうか。生命の絶滅も地球の消滅も、気の遠くなるような未来には必ずやってくるのは間違いのないことなのであります。

    0
    2015年07月04日
  • 世界から青空がなくなる日 自然を操作するテクノロジーと人新世の未来

    Posted by ブクログ

    『未来省』を読んでジオエンジニアリングに少し興味が出た。河川コントロールに始まる自然への人間のコントロール、その成果と副作用(コントロールのコントロール)、率直なトーンで淡々と描いている。

    0
    2025年12月04日

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