小説作品一覧

  • 母です 息子です おかまいなく
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 反抗期の我が子に戸惑っている方には、みんな同じような道を歩いているんだと、そっと抱きしめてもらったような。 そんな風に、共感しながら味わっていただける詩集です。―あとがきより抜粋―
  • 天秤座物語
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一人の英雄を通して「正義とは何か」を問う悲しい運命の物語。
  • しし座物語
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不幸な人々を救うために我が身を投げうつ者こそ英雄と呼ばれるにふさわしいことを語る、英雄ヘラクレスの物語。
  • 四季の歓び
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    1巻385円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 The Pleasures of the Seasons 名句に英訳をそえて 原句の日本語と英訳の句、ふたつの語感から四季の姿が味わえる。 今は世界中で俳句HAIKUがさかんに楽しまれています。 その流れに応えて ていねいに道案内になる格調たかい内容です。
  • さそり座物語
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「愛と恋の本質とは何か」を問う恋物語。
  • かに座物語
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 許されぬ愛により、毒ヘビとばけガニにされた2人。英雄ヘラクレスも登場する物語。
  • かえっておいで
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「かえっておいで」 きっと 野菜だよ/ばあちゃんからの おくりもの/ぼくは/ガムテープを はがして/箱を あけた//ああ いいにおいだ/野菜の すきまに/まっ赤に うれた リンゴが 三つ//かあさんが いった/「リンゴが いなかに/かえっておいでって いってるよ」//じいちゃん ばあちゃん/笑い笑い リンゴを つめたのかな/これは とうさんへ/これは かあさんへ/これは ぼくへ
  • 牡牛座物語
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 愛し合うことの許されない妖精イオと詩人アルディー。2人が本当に愛し合っていることを知った愛の女神はどうするのか。
  • 射手座物語
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「英雄とは何か」真の英雄の意味を語る物語。
  • 花筏 [新装版]
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    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 商業資本から金融資本へと移りゆく昭和初期。「草筏」に続く次代を近江商人の家を中心として商業の変遷を描写。
  • 中小企業相談センター事件簿
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    1巻1,320円 (税込)
    経営コンサルタントの杉山が設立した「中小企業相談センター」は、経営問題以外に経営者の悩み事相談にも当たっていた。次々に舞い込む案件の裏側には、男と女、詐欺などの事件が見え隠れしていた――。内部告発、同族同士の確執、バイオ燃料による第二創業を描く表題の事件簿シリーズ3作ほか、息子に経営を譲った元社長夫婦の悲哀がにじむ「古稀の家」、M&Aに対する思惑の違いを浮き彫りにする「タチバナ商会の終焉」の2作を収録。体験豊かな著者が業界の裏と表をドラマチックに綴る“中小企業小説”。
  • 近江の昔ものがたり
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    滋賀県内各地に残る伝説や伝承70余りを紹介しながら、物語が生まれた背景についても解説。長年湖国の歴史や文化についての調査・研究を続けてきた著者が、わかりやすい文章で筆を進めている。
  • 筏 [新装版]
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    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 徳川末期の経済政策の波に揉まれながら商圏を拡大してゆく近江商人の意気盛んなさまを描写。第9回野間文芸賞受賞。
  • なぜ、北海道はミステリー作家の宝庫なのか?
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 佐々木譲、今野敏、京極夏彦、馳星周、東直己、鳴海章、高城高…。日本ミステリーの一翼を担う北海道出身現役作家から、長谷川海太郎、久生十蘭、水谷準、渡辺温など、戦前の探偵小説草創期を支えた作家まで、北海道には知られざるミステリーの系譜があった! 戦前から戦後、現在につながる、北海道出身ミステリー作家80年の系譜、そして知られざる日本ミステリーとの深き縁(えにし)を、40人の作家論から明らかにする、ミステリー王国・北海道「発見の書」。
  • VS―最強の男たちに愛された姫―
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    セレブが集う“ビル群”に住む高校2年生の杏は、好奇心から危険な街“ファクトリータウン”へ出かけた。そこで出会ったのは同い年の蓮、喧嘩も女遊びも激しいと噂の男。一目で惹かれ合った二人だが、蓮は杏の元カレの弟で――。
  • 九十九神曼荼羅シリーズ デリヘル1 小さなストラップ
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    デリヘルを運ぶおれが一目置いてる新人デリヘル嬢・七瀬。彼女が拾った小さなストラップは「神様の一種」なのだそうだが…。 オリジナルのファンタジー&ホラー作品を配信する電子絵ものがたり「九十九神曼荼羅(つくもがみまんだら)シリーズ」。シリーズ内シリーズ「デリヘル」第1回。
  • 芭蕉百名言
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    風流風雅に生きた芭蕉の、俳諧に関する深く鋭い百の名言を精選。どんな場面で、誰に対して言った言葉なのか、何に記録されているのか。丁寧な解説と的確で平易な現代語訳が、俳句実作者以外にも役に立つ。
  • 決定版 名所で名句
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    地名が季語と同じ働きをすることもある。そんな名句を全国に求め、俳句界の第一人者が名解説。旅先の地名も、住み慣れた場所の地名も、風土と結びついて句を輝かす。地名が効いた名句をたっぷり堪能できる本。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 金子兜太の俳句入門
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    「季語にとらわれない」「生活実感を表す」「主観を吐露する」など、句作の心構えやテクニックを82項目にわたって紹介。俳壇を代表する俳人・金子兜太が、独自の俳句観をストレートに綴る熱意あふれる入門書。
  • 覚えておきたい極めつけの名句1000
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    子規から現代までの名句を、自然・動物・植物・人間・生活・様相・技法などのテーマ別に分類。他に「切れ・切字」「俳句と口語」「新興俳句」「季重なり」「句会の方法」など、実作者必携の知識満載の名句集。
  • 毛並みのいい花嫁
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    女子大生・亜由美が従兄の結婚式へいくと、花嫁はなんと犬! 周囲の目の気にせず、二人は新婚旅行へ。しかし、その先で花嫁は何者かに誘拐されてしまう。亜由美とドン・ファンの名コンビが事件に挑む。
  • 超絶☆絶叫ランド
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    日差しが眩しい、暑い夏の日。遊園地「パラダイス☆ランド」では、アルバイトの少女たちが「若さ爆発!」とばかりに一生懸命働いていた。この日は、遊園地を特集するテレビ取材も入り、レポーターが有名タレントだということもあって彼女たちはいつにも増して、元気に仕事をこなしていた。ところが、そのとき……。耳をつんざく爆発音とともに夜空を強烈な光が走る。全ての者が状況を理解できず唖然とする中、遊園地職員が遊園地の外へ向かう。残されたメンバーは外の様子を見てきた遊園地職員から、しばらく遊園地の外には出られない悲惨な状況だと聞かされる。それならいっそのこと楽しく過ごそうと開き直り、パーティーをして夜を明かすことにするが、パーティーは壮絶なサバイバルの幕開けだった……。

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  • 12星座殺人事件 牡羊座
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    牡羊座の彼がいる人必見! 今宵、あなたが彼に殺されないために。ミステリーと占星術のコラボレーション 雑誌やテレビの星占いではあまり触れられない、占星術のダークサイドに焦点を当て、ミステリー小説と星座解説を一体化。本当は怖い占星術! 12星座の物語の主人公はすべて男性。美容師、刑事、作家、お笑い芸人など様々な職種の男性たちが恋愛のもつれで恋人を殺してしまうという設定で、ちょっとエグい12本の短編小説で構成されています。それぞれの星座には特徴的な性格があるので、殺意や殺し方も千差万別。小説の末尾には占星術家・水谷奏音が執筆した解説があり、それぞれの星座の特徴、なぜそんな殺し方をしたのかが分かります。ミステリー小説を楽しみながら、その星座特有の“殺意”の勉強にもなる一石二鳥の一冊。『12星座殺人事件』の分冊、牡羊座篇です!
  • 12星座殺人事件
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    今宵、あなたが彼に殺されないために! ミステリーと占星術のコラボレーション 雑誌やテレビの星占いではあまり触れられない、占星術のダークサイドに焦点を当て、ミステリー小説と星座解説を一体化。本当は怖い占星術! 12星座の物語の主人公はすべて男性。美容師、刑事、作家、お笑い芸人など様々な職種の男性たちが恋愛のもつれで恋人を殺してしまうという設定で、ちょっとエグい12本の短編小説で構成されています。それぞれの星座には特徴的な性格があるので、殺意や殺し方も千差万別。小説の末尾には占星術家・水谷奏音が執筆した解説があり、それぞれの星座の特徴、なぜそんな殺し方をしたのかが分かります。ミステリー小説を楽しみながら、その星座特有の“殺意”の勉強にもなる一石二鳥の一冊。12星座ごとに分けた、分冊版も同時発売!
  • 魔法使いになりたい?
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    1巻261円 (税込)
    「何もかも魔法で思い通りになれば最高に幸せ!魔法使いになりたい!」 そう願っていた少女ノノは本当に魔法を使える人生を歩むことに。 ノノは次々と魔法を使い、贅沢な生活を手に入れ、自分の容姿も友達も思い通りに変えていく。 最高の幸せをつかむはずだった彼女の運命は?そしてノノが使った最後の魔法は・・・。

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  • 飛鳥の怨霊の首
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    日本版ハッブル宇宙望遠鏡を目指す「飛鳥」プロジェクトの若きリーダー、天文学者の刈谷天空は、専門外の領域で「天武天皇は唐の天文学者に操られていた」と発言、物議を醸していた。その刈谷が、遷都千三百年でにぎわう奈良の南、明日香村にある「入鹿の首塚」の前で自殺! 第一発見者である英光大学古代史研究会のメンバーは、刈谷のキトラ古墳にまつわる禁断の研究資料を発見した!
  • 五月巡歴
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    突然舞い込んだ「メーデー事件第二審の証人として法廷に出て頂きたくお願い申し上げる次第であります」との手紙。20年前の己れの遠い過去の甦りに、怯えを隠せぬ男の、同時に捲き込まれる現勤務先での一就業規則違反事件。昭和27年、高揚するメーデーのデモ隊に加わって、皇居前広場に乱入し逮捕された者、逃げ惑った学生らのその後の時間の重みと心の傷の襞を鮮烈に追う長篇力作。
  • マリクロ連載文庫 寒椿(1)
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    生花店を営む山川椿には思いを寄せる男性がいた。その人は雪華流四代目家元、大河原正嗣。華道界の異端児との再会で、椿は思わぬ事態に巻き込まれていく。亡き祖母と母の為、雪華流の為、家元の婚約者になった椿。二人はお互いの気持ちを隠したまま、偽りの関係を続けていく。やがて敵対するライバルの悪行を暴いた二人は、募る思いを打ち明け……椿との年の差に悩む家元と、父親のせいで男性不信になった椿の純愛物語。

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  • マリクロ連載文庫 花びらを描く女(1)
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    都代子をモデルにした彫像を恩師が彫っている。出来上がりつつある「木の女」を目にすると都代子の心は揺れる。誰も入れたくない部屋で、都代子は独り、絵を描き続ける。彼女は、子供の時から、周りの人達と打ち解けられない。孤独を感じ、人間関係を厭う。また、肉体と意識が調和せず、引き裂かれるような感覚に苦しみ、憩うことができない。都代子は、出口を見出すことができるのだろうか。

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  • マリクロ連載文庫 星のさらさら(1)
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    昔々、田舎のムラで行われていた星祭。少女は水辺の小屋で聖なる棚機ツ女(たなばたつめ)として機を織る。それを守るのは、彼女が慕う無口な幼馴染の少年。祭りの七日間、少女はある賭けと祈りを胸に愛しい人を想いながら機を織る。目に見えないものを信仰するムラの人々。医者の一族の少年は「穢れた一族の者」と後ろ指を差されているため、ムラの思想を心から嫌悪していた。少女の一途な想いは少年の閉ざされた心を救うことはできるのか──。

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  • マリクロ連載文庫 Be lit up!(1)
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    真面目が取り柄の高校2年生・南田日代(ひよ)は、同級生の少年・陰山無月(むつき)に「彼専属の保健委員」とされ、彼が怪我をすれば手当てをするという奇妙な関係を続けていた。どうして私なの?と疑問や不満を覚えたり、何故か胸が高鳴る自分に戸惑う……ものの、無月の明るい笑顔が見られるだけで幸せになってしまう日代。そんなあたたかな二人の関係も無月に告白する少女の出現などにより、やがて変化が訪れる──

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  • マリクロ連載文庫 愛は哀しみよりもなお深く 完全版(1)
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    画家志望の僕は、年上の女性・典子に養われて、絵を描いて暮している。典子は新進気鋭のクリエイター。ある日、僕は西岡祐子、さつきの親子と出会う。二人はこの世の者とは思えないほど美しく、瓜二つの母と子に僕は魅せられる。祐子とさつき、それに典子と僕の関係が、四人の人生を変えていく。3人の女をモチーフに絵を描き続ける僕の、美に囚われた人生はどう変わっていくのだろう。彼女たちの未来はどうなっていくのだろうか。

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  • 技巧的生活
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    恋に酔う少女であった葉子は、酒場に勤めてゆみ子と名を変えた時から変貌しはじめた。男を商品として、あたかも無機物であるかのごとく見ようとする酒場の女たちの、言わば技巧的な生き方。――自分もそれに徹しようとするのだが、どうしてもロマンティックな感情を捨てきれない、ゆみ子の眼を通して、酒場の女たちのさまざまな生態、微妙な心理、孤独な姿を見事に活写した長編。
  • 雨

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    「行方不明の旦那様」にうり二つと、羽前国平畠藩の紅花問屋の当主にまつり上げられた金物拾いの浮浪者徳。莫大な財産と美貌の新妻を目のあたりにして、本物の当主になりおおすべく、色と欲との二股かけた必死のお芝居の始まり。東北弁もマスターし、邪魔者は消して、大願成就と思いきや……。根なし草の主人公を襲うどんでん返しの運命。
  • 浅草鳥越あずま床
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    下町浅草鳥越に、生れ育って六十年、幼なじみの六人の、いずれ劣らぬ老悪童、寄ればたちまち持ち上がる、思いもかけぬ珍事件。色と欲には目もくらみ、甘い話に乗せられて、いつも騙されコケにされ、それでも懲りないくじけない。恥も喜びも分ちあい、清く正しく生きて……いるかどうかは知らないが、情あふれるこの男たち、笑ってやって下さい、しめて八編連作滑稽譚。
  • 道元の冒険
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    お互いの夢の中の存在である禁欲の仏教者道元と現代の色情狂患者。夢の二重構造をみごとに劇化しつつ、日本の精神風土を痛烈に笑いとばした表題作。人間に頼るよりも自由気ままに生きようと放浪する野良猫たちが、自分たちの楽園を築くまでとその行きつくさきを描く『十一ぴきのネコ』――ことばのもつ生命力を十二分に駆使して、日本語に新しい響きを甦らせた抱腹絶倒の喜劇2編。
  • 表裏源内蛙合戦
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    迸る才知と野心を、時代の制約の中で徒らに空転させる江戸の一大奇人平賀源内の夢と挫折の生涯を、色と欲の渦巻く風俗の中に浮び上らせる表題作。ストリッパーの半生記に仕立てた吃音治療劇に仮託して、現代日本の社会と精神を徹頭徹尾、洒落のめした『日本人のへそ』。洒落に地口に語呂合せ、言葉遊びの爆撃で、笑いのうちに時代と人間の核心を衝く井上戯曲の原点を示す二大喜劇集。
  • 俳句は魅了する詩型
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    俳句の可能性、普遍性を追求し、作り手と読み手の異同、俳句の師弟関係、なぜ文語なのか等、俳句の魅力と奥深さを伝える一書。
  • 新版 里山歳時記
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    里山は日本の原風景!俳句の季語を手がかりに、著者が田んぼのまわりで考えたことは、自国自給の季節のものが食べられるようにという、一見平凡だが大事なことばかり。蛇笏賞受賞作家による心洗われる俳句エッセイ。
  • 森のたまご
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私にとって詩を書くということは、“今、この瞬間としっかり向き合う”ということです。心がふと立ち止まったり、揺さぶられたりした出来事や出会いを忘れない為に、言葉に紡いでいく作業です。それは感動したことだったり、嬉しいこと、悲しみ、怒りだったりもします。もし自分の心を動かす何かがその中にあったとしたら、それとしっかりと向き合いたいと思うのです。つらい時に詩を書いて、気持ちが楽になったことも何度もありました。―あとがきより抜粋―
  • はたけの詩
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「こんなはたけ ひろいはたけ なければいいのに!」と、つかれておこったりもしましたけれど、あのはたけにころころしていたおはなしが、二十ねんたって「はたけの詩」になりました。―あとがきより抜粋―
  • なのにそのとき
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    1巻550円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 29篇収録の北原悠子詩集。 いつの頃からか、すべての思いを手放し、心静かに待っていると、求めていた言葉が遥かな高みから私のもとに降りてくるようになりました。  送り届けられた言葉を書き写すこと――詩を書くとはそういうことなのだと分かった時から、いつメッセージが降ろされてもいいように、日々魂を耕すことが私の大切な仕事になりました。  そうして生まれた作品たちは、私に自分をみつめ、人生を肯定し、人を愛しそして祈ることを教えてくれました。(著者、あとがきより抜粋)
  • 仲なおり
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この詩集は、私の心のアルバムです。毎日のくらしの中での感動や喜び、悲しみ、それにさまざまな思いが、ひとつずつの詩になって、私の生きる支えになりました。詩集の中で、お好きな詩が見つかりましたら、どうぞ声に出して読んでみて下さい。それは、詩にとって一番幸せなことですから。小さい方には、少しむずかしい所やよくわからない事があっても、あまり、急いでわかろうとしないで下さい。わからない事、未知の部分をたくさん持つことは、あなたの人生を豊かで楽しいものにするでしょう。今、私の手をはなれ、ひとり立ちした詩集が、あなた方のともだちになり、話し相手になれたら、それは、どんなにかすばらしいことでしょう。―あとがきより抜粋―
  • 地球がすきだ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「地球」 地球がすきだ/山と海を/抱いているから 山がすきだ/朝日と夕日を/おんぶするから 海がすきだ/雲と風を/いつも呼ぶから 地球がすきだ/花と虹を/開かせるから
  • かげろうのなか
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私は、信州の周りを山に囲まれた小さな城下町で育ちました。秒刻みで変わっていく都会とは異なり、そこは今も自然に恵まれ、四季の変化に富んだところです。絶好の遊び場であった城跡の城跡の石垣――。クワガタを見つけたヤナギの木――。大人になった今でも、そこに立つと、あの時の姿や笑い声、誰かを呼ぶ声を聞くことができます。また、その時こころの動きまでが、あたかも、つい先程の事のように思い出されるのです。それは、喜びや感動であったり、あるいは戸惑いや不安であったりもします。そんな時の思いやこころの動きなどを、こうして一冊の詩集にまとめあげることができました。)―あとがきより抜粋―
  • あなたがいるから
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 愛することと花の在り様は、とてもよく似ているような気がします。散ったあとも、心のなかにいつまでも咲き続けるところまで。わたしの愛が、大切な人の胸に花びらのように降りつもればいいと思います。―あとがきより抜粋―
  • 遙かなレクイエム-赤い勲章・鈴の音-
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    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦争に向かう時代の中、岡山県津山市を舞台にただひらすらまっすぐに生きた少年たちの苦悩と哀歓の記憶。第2回吉備の国文学賞最優秀賞受賞作品『赤い勲章』(『海燕』1994年2月号掲載)。続編『鈴の音』を収録。
  • 祝祭の町
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    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第2回「岡山・吉備の国文学賞」最優秀受賞作家が、昭和10年前後の岡山市西大寺の町を舞台に、幼年期から少年期へ移りゆく日々をたどった追憶の物語。
  • 落花 蜃気楼 霊薬十二神丹
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    闊達自在、卓抜典雅な文章で貫ぬかれた揺るぎない批評眼、飛翔する想像力。世相を鋭く風刺し、幻想的世界と現実とが交錯する石川文学中期作品群7篇。──かつて東北の鄙びた温泉場で、俄に腹痛におそわれた〈わたし〉が、土地に伝わる丸薬でそれを治した話に始まる「霊薬十二神丹」ほか、「落花」「近松」「今はむかし」「蜃気楼」「かくしごと」「狐の生肝」を収録。
  • ゆう女始末 おまえの敵はおまえだ
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    九州の僻地の医院に嫁した古い箏歌を口ずさむ老女の話「越天楽」、黄金の鶏を求め竹林に分け入り片目片足を失った竹細工人の話「金鶏」、ロシヤ帝国皇太子ニコラスの負傷事件により自決した魚問屋に働く女の話「ゆう女始末」の奇談3篇と、理想の虚しさを鋭く風刺した著者初の戯曲・芸術祭主催公演「おまえの敵はおまえだ」、「一目見て憎め」の戯曲2篇を収録。
  • 紋章
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    自意識の分裂に悩み戸惑う知識人の久内と、狂気のような熱情をこめて醸造技術の発明に没頭する一途な男雁金。ふたりの対照的な成り行きに、近代の合理的な人間認識と"日本精神というもの"との相剋を見る。漱石、芥川以来の「西欧的近代と向き合う人間」というテーマを内包しつつ、"第四人称"の「私」という独自のスタイルで物語る。晩年の『旅愁』へと向う前の著者中頃の代表的長篇小説。
  • 春高楼の
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    心震わす熱き青春はここに在り!! 恋に友情に学問に体当たりで生きる青年を"清水流"笑いと情熱で描く長編。青春とはなんだ!? 希望に燃えて上京し、東京帝国大学の門を叩いた1人の青年が、恋に、友情に、学問に、まっすぐぶつかって得た新鮮な驚きを描く会心の青春小説。人生とはかくも熱き興奮に溢れていたか、と清水流の笑いと涙と諧謔で想い起こさせてくれる長編快作。もう青春に理屈はいらない。(講談社文庫)
  • 寂夜
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    1巻1,672円 (税込)
    無自覚には生きられぬ「人」を描いた傑作集。独自の筆致から絞り出される文学世界で読者を魅了する芥川賞作家の、原点から今日までを通覧。「繊光」「大蛇」「焦熱」「運河」に、書き下ろしを加えた作品集。
  • 風の絵本
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    色のあわい日常生活を、風のように流されていく郁子。ふと郁子は日常をぬけ出して旅に出る。いわば<風の絵本>のヒロインである。彼女の目の前に次々とあらわれるのは、時間のひだにかくされていたいくつかの思い出――。知的女性のゆれる心理を、実験的な手法と新鮮な矜情とで描いた秀作。その他二編収録。
  • 影 裸婦変相 喜寿童女
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    三品財閥の女婿である外交官の鳥栖庄五は役所の機密書類を密かに持ち帰る途中、秘密探偵社の一団に誘拐される――社会機構を痛烈に風刺した「影」をはじめ、幻想的世界と現実とが妖しく交錯する「裸婦変相」、喜寿を迎えた名妓お花が11歳の幼女に変貌する奇談「喜寿童女」ほか、「ほととぎす」「大徳寺」など、鋭い批評眼と絶妙な文体で描かれた中期作品群より7篇を収録。
  • 黄金伝説 雪のイヴ
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    常に時代と対峙し、辛辣な批判精神と強烈な抵抗精神で戦い続けた著者の、文学的出発期の作品「鬼火」「ある午後の風景」「長助の災難」「桑の木の話」。行方不明の女を捜し彷徨することで生を繋ぐ"わたし"が、娼婦となった女と再会――敗戦後の混乱を鋭く凝視し絶望を再生に転化させる新たな出発を示した「黄金伝説」、他に「無尽灯」「雅歌」「雪のイヴ」など収録10篇。
  • 荒魂
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    荒ぶる魂、生まれながらにして、生と死を抱え持つ佐太。この存在を無気味な背景に展開される"変革"の劇。精神の逼塞の根に仕掛けられた爆薬のような強烈な"発条"。初期世界からの独自な精神の運動を持続し続けた、石川淳の『白頭吟』から『狂風記』の間を繁ぐ白眉の長篇。
  • 青葉の翳り 阿川弘之自選短篇集
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    戦時中に青春を過した主人公は、学徒動員で海軍に入隊。戦友の多くが死んでいったなかで、現在も生きているのはほんの偶然の結果だという感覚に支配されている。戦後社会との違和に直面しながらも、生活者として中年にいたった現在を描く代表作「青葉の翳り」。他に「霊三題」「鱸とおこぜ」「野藤」「スパニエル幻想」「空港風景」「さくらの寺」と短篇的趣向の名品を収録。
  • 愛の挨拶 馬車 純粋小説論
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    人間存在の危うさと脆さを衝く小説「マルクスの審判」、"国語との不逞極まる血戦"が生んだ新感覚派小説の「頭ならびに腹」とそれらを支える文芸評論「新感覚論」、1幕もの戯曲「幸福を計る機械」および「愛の挨拶」、新心理主義小説「機械」と、その後の評論「純粋小説論」等。昭和の文学の常に最前衛として時代に斬り込み時代と格闘した作家の初期・中期短篇、戯曲、評論を1冊に集成。
  • おっちゃんのめっちゃ泣ける話(一)
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    1~9巻275円 (税込)
    最愛の姉ちゃんが危篤に陥った。病院に駆けつけた私は意識不明の姉に思い出の数々を語りかける。すると姉が……、『姉ちゃんの死』。家を出て行方不明になった父と残された母の思い。そして母の死。母の死を知った父は、通夜、葬式と、母の遺体の側で寄り添うように座り続けた……、『父を想う』他。
  • 33ブックス7 十年後
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    1巻550円 (税込)
    向井槇の恋愛短篇集。フィクション3作品を掲載。

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  • 人間キノコ
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    1巻261円 (税込)
    自分の身代わりとなって交通事故に逢い、植物人間となってしまった都築卓也を助けるため、はるかチベットまで秘薬を捜しに行く医学生の森村翔太。しかし、そこに待ち構えていたものは・・・ 奇才、只野馬骨が描く波瀾万丈のSFアドベンチャー。

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  • 逆転法廷 有罪率99%の壁
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    会社社長の殺人容疑で起訴された青年は、社長の娘との結婚問題がこじれていて動機十分、事件当夜のアリバイもなし。殺人現場の応接机からは彼の指紋まで検出されていた。しかし、弁護士朝日岳之助は青年の無実を信じた。冤罪を憎む白髪の老弁護士の破天荒な法廷闘争が始まった! 白熱の社会派法廷ミステリー。(講談社文庫)
  • 9.11と9条 【小田実全集】
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    1巻1,540円 (税込)
    民主主義と自由に、「正義の戦争」はないという平和主義が結合した戦後日本の繁栄は、世界中で好感をもたれた。が、「9.11」以後、平和主義より戦争のできる国をめざす動きが顕著になってきた。歴史の新たな分岐点に立ち、過去と現代の戦争を再考。1961年から2006年まで書かれた平和にかかわる認識と思考を著者自身が精選、集大成した平和論集。博物館の陳列物のような回顧文集ではない。今日の平和の危機をすでに見透し、積極的平和構築への回路を示した、永遠平和の言葉。
  • 夜のコント・冬のコント
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    1巻660円 (税込)
    嫌煙運動は苛烈を極め、喫煙者は全国で迫害を受け始めた。男は最後の一人になるまで喫煙することを誓うのだが……。スラップスティックの傑作「最後の喫煙者」。人気のない悪役俳優の怒りをコミカルに捉えた「夜のコント」。規則に縛られたレストランのボーイの狂気を描く「冬のコント」。数学教育に革命的な叡智を見せる「『聖(セント)ジェームス病院』を歌う猫」等、疾風怒濤の全18編。
  • 歌と饒舌の戦記
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    1巻660円 (税込)
    冬の納沙布岬で、森下義和以下GRTテレビ「突然おじゃま虫」のスタッフが流氷づたいにアルコールをねだりにくるソ連兵を待ちかまえていると、なんと、ソ連正規軍が上陸を開始。またたくまに北海道は占領されるが、奇怪なことに在日米軍はもぬけのカラ!―思想も、宗教も、国家の目標ひとつない、金満日本の虚妄を戦争シミュレーションと「饒舌」で痛罵したスラプスティック大作。
  • Mon Dico*愛の動詞 : 左子真由美詩集
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    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界は氷結した「名詞」ではなく、熱い愛の「動詞」である。この詩集の中には風が吹いている。ことばの果てからの風である。びゅんびゅんと音がする。それはおだやかな風ばかりではない。ことばには羽根がはえている。そして、たったひとつの光源を見失うことはない。このことばの鳥に乗ってみよう。
  • 断崖、あるいは岬、そして地層 : 尾崎まこと詩集
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    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 尾崎の詩の速度のある直截性は誰にも似ていない―尾崎においては、さよなら、とも言わずに修辞の時代が完全に終わっている。しかし、修辞の問題ではなく本質論として、尾崎の詩は隠喩的ではなく換喩的である。すなわち、相同性や差異が問題なのでなくて、いかに異なっていようと分かちがたく結ばれていることが問題なのである。生と死と、現実と夢と、男と女と、ことばとモノと…彼の詩の根本的な痛みと官能はここから来ている。だから彼のことばは直接、心の深部に触れてくるのだ。
  • 青鞜ブルーストッキング
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    1巻880円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 《 short poem × photo 》十七文字で刻む、新しいshort poem 「青踏や誘われしまま途中下車」 ―古代、季節のなかで、星と星の出会いが星座と神話を生みだした。いま、人と人、人と風景の出会いが生みだす、十七文字の星座と物語― 「京の町袴で駆ける春一番/家遠く二人して追ふ蛍かな/届かぬは川向こうの紅葉かな/木枯らしや自説を曲げぬ漢あり」
  • カメラ・オブスキュラ : 尾崎まこと詩集
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    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 われ‐それの享楽のため、時代と散文が放棄した、"われ‐なんじ"の根源語を回復する途方もない試みに、一行一行が圧倒的な筆力をもって応えている。新しい抒情へ、詩のルネサンス。
  • あんびじぶる : 左子真由美詩集
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    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これらは26の光の手紙である。この詩集はとりわけ易しい言葉を選んで綴られている。しかし、平易な言葉たちが、私たちの心に引き起こす複雑で連続的な化学反応のようなものを説明することは難しい。そして最後には、何故、これほどまでにきっぱりと単純に、私たちの心を打つのか? 彼女の言葉が、とても寒い国を通り抜けて届けられたことに思いを馳せざるを得ない。(帯文より)
  • 愛の手帖 : 左子真由美詩集
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    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 carnet d'amour ―誰かを愛したら、そっと開いてみてください。手帖のように、あなたのそばに置いて―恋をしている大人と恋を忘れた大人へ あなたのひつじさんはどこに? 「宣言*デクララシオン よるのそらには/たくさんのせいざがあって/みようとするひとにだけ/はてしないものがたりを/くりひろげてくれるものです/それは/みようとしなければ/えいえんにみえない/ただのくらやみにすぎなかったのですが/どうしてだったのか/ひつじさんと/もういっぴきのひつじさんは/であうまえから/いつもおなじように/せいざをみていました/もしかしたら/くらやみだったのかもしれませんが/であったあとも/よるのそらに/おくられてゆく/ふしぎなものがたりに/むちゅうになってしまいました/そして/にひきのひつじさんは/せんげんしたのでした/そのくらやみに/ちからのかぎり/あたらしいせいざをえがいてみようと」
  • 福永武彦を語る 2009-2012
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    読み継ぐべき21世紀の福永文学。16人の読み手による徹底討議。
  • 象牙の塔の人々 山口春樹詩集
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    1巻880円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生命化学の優れた研究者でもある著者が、ポエジーを通して発見した人間社会の縮図。注目の第一詩集。小野十三郎賞特別奨励賞受賞。
  • 雲の映る道 高階杞一詩集
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    1巻825円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おさえられたかなしみと、ねじれた時空。眠れない夜に、詩が立ち上がる。2004~2008年の作品を収録。
  • 天沼に咲いている
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    1巻550円 (税込)
    この詩集には、千軒もの(たくさんの家が連なる風景)の詩ばかり集めてみました。(作者)
  • フランス小説の扉
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    19世紀の極めつきの名作から20世紀の逸品、そして現在まで、小説の読みどころ、味わい方を語る。トゥーサンやジャン・ルノワールの名翻訳家による「フランス小説美味礼讃」。

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  • 布の歳時記
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    もんぺスタイルの人気俳人が、着物の素材としてだけではなく、生活全般にわたる布への愛着とこだわりを、みずからの半生と重ね合わせてつづる、清らかな俳句エッセイ。

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  • ニルスの旅 -スウェーデン初等地理読本-
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    1901年、後のノーベル賞作家 セルマ・ラーゲレーヴのもとに地理の教科書執筆の依頼が舞い込む。伝統的スウェーデンと発展しつつあるスウェーデン。子供たちに祖国を知らしめることは喫緊の課題であった。ラーゲレーヴは快諾して、スウェーデン各地の地理・歴史・伝統文化を童話風に説き起こした。児童文学の形を採った大人の書。原典スウェーデン語。
  • 棕梠の葉とバラの花 -独居老女悲話-
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    1976年度スウェーデン文学振興会小説大賞受賞作品。不動産取引業のヨニー・オスカーションは友人の電気器具商から依頼を受けて、3月末のある土曜日、過疎地の森の中の一軒家にテレビ用延長コードを届けに行く。行ってみるとそこには全身麻痺の老婆が独りベッドに横たわっている。一目見たときオスカーションは「なんとしてもこの老婆を昇天させてやらねばなるまい」と考えた。原典スウェーデン語。
  • ギスリのサガ
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    一族はよんどころない事情からノルウェーを後にして、アイスランドに移住する。964年ギスリは殺人の罪で身の安全を保証しないという≪法益剥奪者-アウトロウー-≫として追放刑をうけ、978年宿敵ボルグ一族に惨殺されるまでの14年間の逃避行を描く。原典古典アイスランド語。
  • カレワラ タリナ
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    1966年マルッティ・ハーヴィオは「カレワラ物語」と称する散文物語を編纂した。本書はマルッティ・ハーヴィオ作「カレワラ物語」に準処した翻訳であり、韻文叙事詩「カレワラ」(小泉 保 訳、岩波文庫)への導入の書でもある。原典フィンランド語。
  • アマリア
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    フィンランドの片田舎のとある広大な干拓地を4人兄弟の末娘として相続したアマリアは年下で身持ちの悪い作男のターヴィと結婚、一子をもうける。やがて夫は兵隊にとられ、戦死する。アマリアは再婚もせず女手一つで息子を成人させ、家庭を持たせると、首都ヘルシンキに向けて独り旅立つ。フィンランド版『女の一生』。原典フィンランド語。
  • 赤毛のエイリークの末裔たち-米大陸のアイスランド人入植者-
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    19世紀半ばに赤毛のエイリークの末裔たちが新天地を求めて、アメリカ大陸に移住した。このアイスランド人入植者たちにスポットライトを当てて、その苦難と涙の足跡を照射しながら、北海の孤島アイスランドそのものをも手際よく鳥瞰させるアイスランド文化入門の書。原典は英語。
  • 話し言葉で読める「方丈記」
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    1巻520円 (税込)
    日本人なら一度は読んでおきたい古典文学がある。『源氏物語』『枕草子』『奥の細道』など。それに、冒頭の「行く河の流れはたえずして、しかももとの水にあらず」の有名な一節で始まる、鴨長明の『方丈記』だ。冒頭部分は知っていても、現在の文庫本に直して数十ページしかないこの短い名随筆を、いったいどれほどの日本人が読んでいるだろう。古語の難しさ、文法の難しさのまえに、ほとんど読まれていないのが実際のところだろう。ならばいっそのこと、もし我々が普段使っている現代語で、鴨長明が『方丈記』を書いたなら、きっとこんな具合に書いただろうという、大胆な発想で「リライト」(?)したのが、本書である。読みやすさはいうまでもないが、長尾剛さんが設定した鴨長明の性格を反映した文章は、まさに傑作。「訳」ではなく「リライト」といった意味をご理解いただけると思う。無常観を述べた『方丈記」だが、それが実感できる画期的一冊。

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  • 銀河を、木の葉のボートで
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    1巻528円 (税込)
    自分ではどうにもならないできごとに見舞われたとき、ひとが見る景色はどう変わってゆくのか――。2001年の米国同時多発テロを機に、胸の中に芽生えた様々な想いを、ニューヨーク在住の著者が大切に綴った7つの物語。誰の身にも起こりうる人生の転機と、ささやかな奇跡を優しく掬いとった短編集。
  • 闘病詩集
    -
    1巻471円 (税込)
    生きる力、折れそうになる心、人の痛みを感じることができる優しさなど人間が持っている本質を感じる詩集であり、生きることとはどういうことか、人生とはどうあるべきか感じさせてくれる1冊となっています。
  • 桃の花
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    1巻178円 (税込)
    短編ながらも登場人物にそれぞれ奥深さがあり、物語に入り込みやすい小説。
  • 影絵の女たち
    -
    1巻330円 (税込)
    明治末年に起きた「長野正善寺行李詰婦人死体事件」が下敷きです。 この事件は、旧浅草黒船町(現駒形町)で発生の、愛人に惚れ込んだ亭主が女房を殺害し、せめて亡骸を菩提寺に葬ってやろうと死体の身元を偽装して送ったことに端を発しました。 現代の世で、同地に先祖代々居住の男と同棲の熟女、偶然出会った少年時代の家庭教師で熟女ヘルスマッサージ師が生まれ変わりのような運命を辿りました。

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  • あすかの妖花
    -
    1巻330円 (税込)
    【前編~黒姫の巻~】 大学テニス同好会の夏合宿で、一行は信濃黒姫高原の民宿にいた。キャプテンの大起雄太の肉体をめぐって額田貴美子と大田姫子が激しく奪い合いをするが、やや押され気味の姫子は夜間に貴美子の部屋を直撃し、二人は口を塞ぎ合ってオンナ同士の魅力比べ合戦をした。他にレズッ気のある若菜や姫子の妹の讃良が絡み、個性的な男子メンバーもいて、舞台は長野善光寺の戒壇めぐり、戸隠高原と歴史伝説の地を巡って、学生達のまぶしい青春模様が展開する。 【後編~万葉姫の巻~】 「テニス同好会」の女子大生は「歴女の会」でもあり、奈良飛鳥の額田貴美子の実家の旅館を拠点に万葉の旅をした。大田姫子は、自分と似た名前の大田皇女の悲しい運命に同情したが、自分にも悲劇が待っているとはまだ知る由もない。野天風呂での若い女達の華やかな生態、貴美子と姫子は互いにお腹の出具合を盗み見合っていた。大起雄太は、姫子の忘れ形見の子を苛める我が子可愛さの後妻讃良をいつしか嫌い、貴美子とレイプ魔の間に生まれた美しい少女に心惹かれていた。

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  • 紅葉の死美人屋敷
    -
    1巻330円 (税込)
    鬼山刑事課長は都心から多摩の田舎警察に転勤になり出世レースから脱落したと自覚した。 赴任先に難事件「紅葉屋敷女性死体遺棄事件」が時効を控えて捜査に焦燥感を持った。ベテラン刑事と若手の刑事に専従捜査をさせたが埒があかず、自分も内密に霊能者によるオカルト捜査をしたが無駄だった。 そんな中、死体の第一発見者の老人が、アル中による妄想から被害者が自分の娘だと信じ込み、秘儀で娘の魂を火葬して弔うと物騒なことを言うので、監視警戒させたが地獄絵の結末が待っていた。

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  • 誰か教えて ステキな恋人をゲットする方法
    -
    1巻330円 (税込)
    みんなどうやってつきあうの?ピンチの時ってどうしてる?そしてどうやって結ばれたの?興味ある恋愛のシーンが満載。 みんなが知りたい色んなケースを疑似体験してお勉強。
  • 赤いキズナの物語
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    タイプの違う作家の恋愛小説短編集。「月光」マイマイ「空とぶクジラ」林郷 明「人間の性」嶋 大河「泣きぼくろの女は幸せになれない?」 砂原美都の4話を収録。それぞれの赤いキズナの物語。
  • 雪女
    -
    1巻110円 (税込)
    雪女とは美しい雪の妖怪。 茂作老人と18歳の巳之吉は大吹雪に逢い茂作は雪女に殺されてしまう。 巳之吉は助かるが「誰にも言ってはいけない」と約束してしまう。 破れば殺されるのだが……小泉八雲の名作。
  • ろくろ首
    -
    1巻110円 (税込)
    ろくろ首とは夜になると首が伸びて人などを襲い、血を吸ったり人を食べてしまう妖怪。昔、剛胆な武者が出家して僧侶となり諸国を行脚に出かけた。山奥に誘い込んだのが、ろくろ首だった。小泉八雲の名作。
  • 税務署長の冒険
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    1巻110円 (税込)
    他の村からやってきた税務署長は、密造酒を調べていくうちに村ぐるみだということが解ってきた。潜入捜査をする税務署長の活躍を描く。明治32年に出された「濁酒密造禁止令」では自家製が飲めなくなり、高い酒を買わなければならない農民達に同情した作品。読みやすくするため現代の言葉に近づけました。宮沢賢治の名作。
  • ツェねずみ
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    1巻110円 (税込)
    宮沢賢治の童話。 ツェねずみはいたちから、金平糖のありかを教えてもらう。しかし行ってみると、すでに蟻が大勢たかって運び出しており、ツェは手に入れ損ねる。いたちの元へ駆け込み、「私のような弱いものをだますなんて!償ってください、償ってください」と喚きたたて、いたちが集めた金平糖をよこどりしてしまう。動物仲間から総スカンを食ったツェは、とうとうねずみ捕りとつきあい始めるのだが……読みやすくするため現代の言葉に近づけました。
  • 猫の事務所
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    1巻110円 (税込)
    宮沢賢治の童話。 軽便鉄道の停車場のちかくに、猫の第六事務所は猫の歴史と地理をしらべるところ。四番書記のかま猫は同僚たちからのいじめにあう。最初は黒猫の事務長はかばっていたのだが…… いじめのむなしさや周囲との孤立を描いた現代にも通じるお話。読みやすくするため現代の言葉に近づけました。
  • 風の又三郎
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    1巻110円 (税込)
    小さな小学校に、ある風の強い日、不思議な少年が転校してくる。みんなは風の精、風の又三郎ではないかと思います。子供たちの親しみと恐れの気持を生き生きと描く。宮沢賢治の名作。読みやすくするため現代の言葉に近づけました。
  • 死水
    値引きあり
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    俺の川で何かが起ころうとしている!? 宮城県の伊豆沼で発見された男の変死体、それが始まりだった。早瀬は仙台郊外の幽川でリバー・キーパー(川の管理人)を務めていたが、ある日1匹のブラックバスを釣り上げたことから、環境破壊を企てる悪意の存在を知る。そして川のオーナー大道寺の失踪や放火事件が起こり!? 乱歩賞作家によるアウトドア・サスペンス。(講談社文庫)

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