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-男性教師がうるさい保護者を性奴隷に変えたその方法とは…「先生泣かせの女」、好きな女子の母親に誘惑されて性交の悦びを知った少年に施された性戯「ガールフレンドの母」、取引先の社長に、妻を寝取って欲しいと言われた営業マンの体験談「くすぐったがり」他、主婦でありながら家の外の男性に身体を開き、束の間牝としての本性をさらけ出す人妻たちの姿。全9編を収録。 *この電子書籍は「小説新撰 2012年12月号」を分冊し電子化したものです。*収録作品:「ガールフレンドの母」(北山悦史)、「くすぐったがり」(友成純一)、「人妻ナルシスト」(逆巻四郎)、「先生泣かせの女」(三山路人)、「熟女痴女」(久我範彦)、「按摩上手」(宮本猛夫)、「略奪!不倫妻」(榛名市郎)、「縄と媚薬の淫戯で大悶絶」~坂下春香の場合~、「ビーナスのお尻」(読者体験私小説・吉本興志)。
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-魅力的で淫らな妻の友人に誘惑されて交わりを持った男が味わった未体験の快楽「妻の友人は蜜の味」、憧れの美人妻を手中にした男が見た、意外な彼女の性癖とは?「奥様の舐め犬」等、熟れ頃の人妻たちが見せる快楽と性悦の姿を描いた読み切り官能小説9編を収録。幼げな印象すらする貞淑妻に隠された淫靡な姿が官能を刺激する。 *この電子書籍は「小説新撰 2011年10月号」を分冊し電子化したものです。 *収録作品:「罪なき不倫」(広山義慶)、「誤配された性具」(逆巻四郎)、「菊と縄の風景」(三山路人)、「危険な人妻」(よしのよしお)、「ミニスカ熟女」(久我範彦)、「妻の友人は蜜の味」(宮本猛夫)、「奥様の舐め犬」(榛名市郎)、「母の愛人」(読者体験私小説・森彩子)、「眩しすぎた夏」(読者体験私小説・三上雄二)。
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-酔いつぶれた人妻の肉体を味わい尽くす悪徳上司の姿を描く「憧れの長身美女」、37歳の人妻教師の熟しきった肉体の魅力に溺れていく男子生徒の熱い性欲の迸りを活写した「人妻教師」、不倫相手に施された性の調教によって、秘められていた自分の性癖に目覚めていく人妻は…「女調教師」等、どうしようもなく性の魅力に溺れていってしまう妻たちの性体験がありありと現出する傑作官能小説8編を収録。 *この電子書籍は「小説新撰 2011年12月号」を分冊し電子化したものです。*収録作品:「叔母さんとの秘密」(北山悦史)、「女調教師」(逆巻四郎)、「淫乱スイッチ」(三山路人)、「可愛い嫁の正体」(よしのよしお)、「人妻教師」(久我範彦)、「奥様の秘め所」(宮本猛夫)、「憧れの長身美女」(榛名市郎)、「パンティ売りの倒錯悦楽~塚田幸子の場合~」(読者体験私小説)。
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-有り余る資産を使って商売女から素人妻までを食いものにする男の末路とは? 近所の美人妻に悪戯電話をかける高校生は、ついには電話だけでは物足りなくなり…、貞淑妻が夫以外の男に尻穴を捧げることになった経緯とは…。人妻の気持ちの隙間につけこんで熟しきった肉体を貪るおとこたちの姿と、あられもなく乱れていく人妻たちを描き出す官能小説作品集。全9編を収録。*収録作品:「堕落と破滅の男道」(友成純一)、「男をお尻に招く時」(逆巻四郎)、「奉仕する男」(三山路人)、「不倫の残像」(よしのよしお)、「悪戯電話」(久我範彦)、「乱交パーティー」(宮本猛夫)、「恥じらいの報酬」(榛名市郎)、「秘密の穴場」(読者体験私小説・池端隆二)、「刺激を求めて凌辱プレイ~綾瀬初美の場合」。
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-隣家の美人妻に届けられた宅配物の中身とは…、調査員が見つけた不倫妻の性癖…、別居妻が昼下がりにする相談ごとの内容とは…。うららかな午後の時間帯にとめどない性欲を開放する人妻たちの姿を描く「Digital小説新撰」シリーズ第9弾! 男を求める人妻たちの性事情を官能小説の名手たちが描き出す全9編を収録。*収録作品:「美人妻の奇妙な不倫」(広山義慶)、「淫靡な届け物」(北山悦史)、「妹の亭主は蜜の味」(丸茂ジュン)、「奥様のレオタード」(三山路人)、「別居妻の性事情」(よしのよしお)、「操りやすい男」(東条綾)、「令夫人の好奇心」(逆巻四郎)、「乳吸い老人」(真木勇作)、「緊縛で知った真実の性悦~桜田恵里香の場合」。
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-隣の奥さんが憎い! 優雅な隣人を妬む欲求不満妻のどす黒い奸計とエスカレートしていく情欲…。熟女の発情期を描いた官能短編等、オール読切り8編収録。※この電子書籍は「小説新撰 2014年6月号」を分冊し電子化したものです。※収録作品:「美肉の担保」(三山路人)、「四十後家の本音」(高 竜也)、「刺激的なお勤め」(逆巻四朗)、「色呆け未亡人」(よしのよしお)、「女は皆スケベ」(久我範彦)、「恐るべき淫乱妻」(宮本猛夫)、「淫乱を呼ぶ男」(榛名市郎)、「最強の勃起薬」(友成純一)。
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-瀕死の夫の前で手籠めにされ自害した妻の恨みを晴らす男の姿を描く「凌辱の孤剣」、結婚詐欺師だと知りつつも、彼女の白い太腿の魅力に抗えず金を貢ぎ続ける男の味わう快楽とは…「白い太腿の誘惑」、宇宙船が不時着した惑星には、凶暴で淫らな美女がいた!「禁断の惑星の女王」ほか、意外な設定ながらたまらないエロスを感じさせる傑作官能小説8編を収録。 *この電子書籍は「新風小説 2011年5月号」を分冊し電子化したものです。*収録作品:「叔父宅での三カ月」(北山悦史)、「白い太腿の誘惑」(戸塚文明)、「M氏の淫らな私生活」(福富太郎)、「凌辱の孤剣」(二階堂修一郎)、「霊感詐欺師の女」(西山夏海)、「禁断の惑星の女王」(國沢京平)、「究極の手淫」(友成純一)、「悪趣味な性戯」(読者体験私小説・長谷川昌寛)。
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-SMに憧れる令夫人の、植木職人とのアバンチュール「荒淫の午後」、叔母と互いの性器を舐め合う甥の快楽「舐め合う叔母と甥」他、他人には言えない淫らで変質的なSEXに溺れる人妻の姿を描く読み切り官能小説8編を収録。 *この電子書籍は「小説新撰 2012年6月号」を分冊し電子化したものです。*収録作品:「禁じられた領域」(高竜也)、「荒淫の午後」(逆巻四郎)、「淫靡な悩み相談」(よしのよしお)、「舐め合う叔母と甥」(久我範彦)、「被虐願望」(丸茂ジュン)、「女と女の急所責め」(野ノ梅まるみ)、「爛れた性欲の果て」(友成純一)、「フェロモン体験」(読者投稿小説・斉藤哲也)。
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-貞淑な母や妻として暮らす人妻たちがふとした弾みで堕ちた官能の世界を、官能小説の名手たちが描き出す「Digital小説新撰」シリーズ第5弾! 麗しい夫人、倦怠期の人妻、母親と娘など、どこにでもいる、普通に暮らしていた人妻に施されるめくるめく性の刺激に、恥じらいながらも乱れていき、快楽の虜となっていく。全8作品、大ボリュームの読み切り作品を収録。*収録作品:「美人妻の悪癖」(北山悦史)、「令夫人の別の顔」(広山義慶)、「気になる股間」(丸茂ジュン)、「スワッピング物語」(三山路人)、「大いなる墓標」(松浦多聞)、「Fカップコンプレックス」(東条綾)、「母は娘の前で」(逆巻四郎)、「クアラルンプールの小悪魔」(読者投稿私小説・高橋裕)。
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-2億円の宝くじ当選が変えた、不倫関係に溺れる女の人生「宝くじを当てた女」、自分の理想の女になって性奉仕してくれる夢のようなダッチワイフを与えられた男の性生活「夢のダッチワイフ」、決して性器にペニスを受け入れず、尻穴に精液を放出されることを望む嫁の事情とは? 「嫁のなる木」ほか、SFからミステリー、時代小説の設定までも取り込んだ新感覚官能小説作品8篇を収録。*収録作品:「淫溺生活」(広山義慶)、「香しき女狐」(福富太郎)、「『くノ一』肉変化」(二階堂修一郎)、「爛れる本能」(戸塚文明)、「宝くじを当てた女」(西山夏海)、「嫁のなる木」(國沢京平)、「夢のダッチワイフ」(友成純一)、「巨根冥利の初体験」(読者体験私小説・近藤庸介)。
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-バラエティ溢れる作品群と、従来の官能小説にはない設定で新たな官能小説の境地を開く「Digital新風小説」第9弾! 童貞時代に戻って憧れの同級生の処女を奪った男の生活に変化が? 訪れた村の女の体を報酬にして戦国の世を渡り歩く剣豪の夜の生活、早逝した妻と瓜二つの家政婦が目の前に現れ、それとともに毎夜見るようになった妻との性夢が現実に…。エロスと新鮮な驚きが融合したエンターテインメント官能小説8編を収録! *収録作品:「自慰狂い」(北山悦史)、「帰ってきた妻」(広山義慶)、「キャバレー『萬華城』」(福富太郎)、「女房たちの夜合戦」(二階堂修一郎)、「狂おしい夜」(戸塚文明)、「快楽の果て」(西山夏海)、「初体験をもう一度」(國沢京平)、「熟女ナースの柔肌」(読者体験私小説・上杉慎次)。
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-妻が夫の不倫を手引きする理由は? 夫とは違う男性器の虜になってしまった人妻の末路は…。人妻たちが、熟した身体で貪欲に快感を貪るさまを、女流官能小説家らが、女性ならではの視点で描き出す作品を含む8編を収録した、「Digital小説新撰」シリーズ第8弾! *収録作品:「痴女のごとく」(月野ゆん)、「妻が取り持つ不倫」(よしのよしお)、「巨根物語」(橘かの子)、「セクハラ三人戯」(宮本猛夫)、「一番天国に近い所」(野ノ梅まるみ)、「恥じらいパンティ」(榛名市郎)、「羞恥責め」(友成純一)、「変態老人に下着を売る私」(読者投稿私小説・榎本朝子)、「魅惑のハイヒール」(読者投稿私小説・伊原雅也)。
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-無臭のSEXではなく、思う存分男の匂いを嗅ぎながら交わりたい主婦の夢がかなう時「性の神髄」、自転車旅行を一緒にすることになった三十路妻の汗に発情する男の旅行記「旅は道連れ」、男の性器が発する臭いを求めて男を漁る人妻の姿「神秘なる男の急所」をはじめ、人妻がいやおうなしに交わりを求めたくなってしまう性衝動と直結した匂いに纏わる性愛物語を9編収録。 *この電子書籍は「小説新撰 2012年2月号」を分冊し電子化したものです。*収録作品:「雨の日の誘惑」(野ノ梅まるみ)、「性の神髄」(丸茂ジュン)、「匂い女」(三山路人)、「旅は道連れ」(よしのよしお)、「洗濯屋の密かな悦楽」(宮本猛夫)、「ルームサービス」(榛名市郎)、「オルガスムス臭」(友成純一)、「略奪好みの女の刺激~増田茜の場合~」(読者体験私小説)、「羞恥のパンティ」(読者体験私小説・林田英一)。
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-抗いたいのに、抗えない、女性たちの瞳が淫らな色に染まるとき、快楽への期待に濡れそぼる時に立ち昇る人妻の牝臭がリアリティを持って描き出される「Digital新風小説」シリーズの第7弾。肛門を責められて新たな快感に目覚める人妻の姿を描く「お尻はやめて!」、得意客で立場が上のはずのセレブに猛然と襲いかかった美容師の性器にあられもなく蹂躙されていく人妻の姿を描く「淫辱のアクメ」他、全8編を収録。*収録作品:「余命半年の淫女」(北山悦史)、「お尻はやめて!」(西山夏海)、「女社長の罪と罰」(岡江多紀)、「大奥マル秘怨み花」(二階堂修一郎)、「美しくも怖い義母」(戸塚文明)、「淫辱のアクメ」(東条綾)、「乙姫様の誘惑」(藤野章二郎)、「義母の熟れ肌」(読者体験私小説・神谷信彦)。
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-美しき息子の嫁は、妻と死別した夫の父親を誘惑し、日夜交わるほどの性欲の持ち主だった…「息子の嫁の性欲」、不倫の証拠写真をネタに、憎き女上司の肉体を貪った社員が辿った顛末とは…「人妻上司の処世術」、バツイチ熟女の性欲の餌食にされて思い知った悦楽の後の奈落とは…「近所の淫乱女」他、女性の身体に息づく果てしない官能の欲求が発散される姿を、気鋭の官能作家が鋭く描き出す!読み切り官能小説8編を収録。 *この電子書籍は「新風小説 2013年5月号」を分冊し電子化したものです。*収録作品:「近所の淫乱女」(北山悦史)、「息子の嫁の性欲」(戸塚文明)、「人妻上司の処世術」(青沼優作)、「乗客は変態夫婦」(西山夏海)、「けだもの家族」(榛名市郎)、「思い出詐欺」(福富太郎)、「天下分け目の夜」(二階堂修一郎)、「熟女、三人寄れば…」(友成純一)。
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-男を踏み台にしてセレブ生活を満喫してきた美人妻が40歳にして堕ちた性の罠「夫の交換時期」、闇の女体市場で美人妻を買い、嬲る快楽に溺れた男が快楽と引き換えに支払った代償とは?「二匹の女奴隷」、親友を慰み物にするサドの女上司に恥辱を与えた男の体験「お仕置き悶え」他、男たちから受ける高慢な振る舞いの代償としての肉体責めに脆くもプライドを崩壊させてしまう女たちの姿を描く官能小説8編を収録。 *この電子書籍は「新風小説 2012年9月号」を分冊し電子化したものです。*収録作品:「女社長の熱い膣」(友成純一)、「淫らな聖女」(岡江多紀)、「夫の交換時期」(夢野月花)、「スキャンダラス」(橘かの子)、「恥辱の私刑」(姫村鮎美)、「お仕置き悶え」(西山夏海)、「二匹の女奴隷」(青沼優作)、「M性の開眼」(読者投稿小説・中沢綾)。
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-娼妓宇宙船ヴァニスで繰りひろげられる、凄絶な官能SFバイオレンス! パトリシアとメアリアンの唇が、ニールの首筋、胸、腹、下腹、内腿……唾液のねっとりとした感触をたたえて忙しく這いまわる。薬の効果で、その刺激が、ジリジリと痛いくらいの快感を伝えてくる。「あら、ニール、もうこんなになって……この二時間で、三回目よ」……だが、やってもやっても物足りず、陰茎はそそり立って飢えを表現する。やらなければ。ヴァニスの滞在時間は、一週間。あとまた何年も、単純な肉体労働と女房という定食を味わわなければならない。陰茎がすり切れ、血が吹き出すまでやりまくらなければ……。 名作SF「宇宙船ヴァニスの歌」シリーズ1~4巻が、合本版として登場! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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-魔界都市〈新宿〉の地下に広がる闇の世界〈アンダーG(グラウンド)〉。宗教団体の巣窟と化した地下クラブで、敏腕ガイド・趙雷光(ちょうらいこう)は、客の美女3人を拉致されてしまった。趙の依頼に加え、〈新宿〉一の人捜し屋から電話を受けたナンバーワンガイド・外道棒八(とみちぼうはち)は、総重量150キロの重武装に身を固め、単身救出行に挑む! 妖物、死霊が渦巻く地下世界。外道が繰り出す最終兵器とは!?
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-廃炭鉱に潜む異形の者たちが、ついに人間界に牙を剥く! 科学者の人体実験により、霊的存在へと作り変えられてしまった少女・樹夢。彼女の意識に導かれるかのように、魔物や魔性を持った人間が次々と集まり、やがて魔族の拠点を作り上げていった…。現代文明の転覆を目論む魔族と、彼らを殲滅せんとする人間。福岡県の廃炭鉱を舞台に繰り広げられる、凄絶な戦いの行方は!? 鬼才・友成純一が描く衝撃の異形ホラー、「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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-ナチ・オカルト班がトランシルヴァニアに見たものは!? ルーマニア・トランシルヴァニア地方の小さな村、ゲスプレングベルク。村に入った日本の学術調査隊は、森の奥で、錆びついた二輛の戦車を発見した。ナチ・ドイツ軍のものと思しきその戦車は、いかなる理由でそんな森の奥に残されたのか。 しかし、奇妙な発見と時を同じくして、村では、全身の血を抜かれた娘の死体が発見されていた。戦車との関係は、そして村人が恐れる“吸血鬼伝説”とは…? ナチと吸血鬼が全面対決するオカルト伝奇アクション。「電子版あとがき」を追加収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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-親友の仇でもある殺人犯を追跡していた賞金稼ぎのジグルは、同じ賞金首を狙う大男と出会った。その男こそ世にも名高い賞金稼ぎ“誅殺者グラート”だった。この出会いはジグルの心の奥にある何かをゆり動かした。彼はグラートを追ってドランマクラ王国へ向かう。折しもドランマクラでは、吸血樹の精にうつつをぬかす国王と王妃が対立、国を二分して血の雨が降ろうとしていた。そして、人間たちの争いをよそに地中では、山のように巨大な蝉ウィドラが、千年の眠りからめざめつつあった。第2回ファンタジーロマン大賞入賞作品。※この商品にはイラストが収録されていません。
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-人工的に造られた倫敦(ロンドン)で切り裂きジャックを追う 1888年8月31日、イースト・エンドの片隅の路上で女が喉をかききられて、死んだ。ロンドンを恐怖の底につきおとす切り裂きジャックの兇行のはじまりだった。 ……そして、2105年、気象コントロール衛星の誤動作から、世界は海水で満たされていた。だが、ひとりの男の妄執は、逆流するテームズ河を塞き止め、歴史そのままのロンドンを創りあげた。 煉瓦造りの町並みにけぶるガス灯、道をゆく二輪馬車、街角で声をはりあげる靴磨きの少年や新聞売りたち、19世紀末のロンドンそっくりの街。そしてまた、切り裂きジャックもあらたな兇行を繰り返す! ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
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-【電子版限定・未発表続編収録】ノブナガ、始皇帝、ナポレオン…。様々な群雄が割拠する土地〈EL〉。〈ヒト〉はその〈EL〉の中でもっとも弱い生物であった。〈ヒト〉の間には、青い星に乗った三つ目の神が〈ヒト〉を災厄から救う、という言い伝えがあった――。リュリは〈ヒト〉の少女。水を汲みに家を出た彼女は、夜空を走る大きな二つの火球を目撃する。家族に知らせようと家路を急ぐリュリだったが、目の前にノブナガ軍の侍が現れ…。〈EL〉の歴史が大きく変わろうとしていた! 官能の香り漂う異世界大河ロマン。※本電子書籍には未発表の続編が収録されています。また、イラストは収録されていません。
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3.3件=牛から生まれ、人間の言葉を話すとされている。死ぬときに何か予言し、必ずその予言は当たると言われている。 奈良県葛城山山中で男女が遭難。発見された女性の遺体には獣に食い荒らされた痕跡があった。死体のまわりには牛のものと考えられる足跡があった。奈良県警の村口刑事は不可解な状況を不審に思う。 2ヶ月後、岡山県の山間部で、偶然件の誕生を目撃した大学生・美波大輔は何者かに追われる身に。彼は岡山での出来事を忘れようとするが、1週間後、件の予言通り現首相が急逝し、再び岡山を訪れる。 予言する牛の背後には「みさき教」という新興宗教団体の影が。明らかになった入信者の名前は明治以降の大物政治家や総理経験者財界人の名前が並んでいた。 戦前から日本の中枢を動かしていたのは件の予言だったのか!?
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-この天気の好い、空気の清々しい五月の昼日中に、蔵を抜け出すことにまんまと成功した治子は、それは御機嫌だった。ニコニコと、満面に笑みを浮かべていた。目だけが興奮し切って、ギラギラした輝きを湛えている。その脂ぎった目は、タミ子なんか全然見ていなかった。「まあ、可愛い赤ちゃんやねえ」食い入るように、背中の赤ん坊を見つめている。(「蔵の中の鬼女」より) 鬼才・友成純一による電子オリジナル短編集。雑誌「小説CLUB」に掲載された「白昼の幽霊」「変質者たち」など、計6本を収録。巻末には「電子版あとがき」を収録。 *蔵の中の鬼女 *白昼の幽霊 *妖精の王者 *ありふれた手記 *夢見る権利 *変質者たち ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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-世界に復讐を誓い、泣き続ける黒髪の魔女……彼女の存在を消し去らんと政府は刺客を放つ! 超能力者だけの社会を作る。もはや、程度の低い人間ごときの入り込む余地のない、連中に妨害されることのない社会を作る。それが、レーニの夢だった。研究所を脱走したレーニは、政府の特別高等調査室から次々と派遣されるエージェントに命を狙われるが、その超人的なパワーで迎え撃つ。彼らの手足をねじ切り、脳味噌を爆砕し、臓物と血飛沫を辺りに撒き散らして業火で焼き尽くす…。東京、ロンドン、プラハなど世界を舞台に繰り広げられる超能力少女の戦い。 かつて雑誌『小説CLUB』(現在は廃刊)に連載されていた幻の怪奇ホラー・アクションが電子オリジナル作品として復活! 続編の『闇の王国』とともに、これまで一度も紙の単行本としてはまとめられていない。「電子版あとがき」を収録。
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5.0超能力を秘めた少女と少年の逃避行、その結末は…? ある夏の日。「乗っていかない?」車の中から声をかけたのは万智子。声をかけられた少年は、風に身をまかせる風来坊。それ以上は相手について何も訊かず、自分について何も語らない、そんな2人の旅が始まる。 2人はそれぞれ別の何者かに追われていた。その追手からの攻撃や、訪れる土地で出会う奇妙な現象に、目に見えない不思議な力で対処していく万智子。自分の理解を超えた力を持つ万智子に、少年は次第に惹かれていく…。果てしなく続く道を、2人を乗せた甲虫(ビートル)が疾走する。 『風の名はアムネジア』『インベーダー・サマー』などに連なるロードムービー風青春小説。 ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
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-殺せ、犯せ、破壊せよ! 首都圏に無政府革命勃発! 朝のラッシュで混雑する高田馬場駅構内に、突如十数輌の自衛隊・歩兵戦闘車が出現、ホームに溢れる通勤客に向かって発砲した。同時刻、首都圏の数ヵ所でも、自衛隊が武装蜂起、民間人の大量虐殺を開始し、首都圏は大パニックに陥った。獣の凌辱、血の殺戮、そして果てしなき破壊…。民間人のみならず、自衛隊同士でも殺し合いは行われ、首都圏はしだいにその姿を廃墟と化していく。自衛隊の目的はいったい何なのか。スローガンに揚げられた“限りない自由”とは? 超近代都市を舞台に繰り広げられる狂気の戦闘を描く、長篇スプラッタパニック小説の問題作。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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3.4たこ焼きvs串カツ B級グルメ大阪の陣! 「この世のものならざる」大阪のおばはん・蘇我家馬子が大阪の町の片隅で営む「こなもん」料理専門店「馬子屋」。この店にやってくるのは、人生のさまざまな問題を抱えた客ばかり。しかし、抜群に「うまい!」こなもん料理を食べ、馬子の愛の一喝とアドバイスのおかげで解決していく。大阪再生のため奮闘する若き市長・櫛田勝男も「馬子屋」で舌鼓を打ちながら市が抱える問題を次々解決していくが、そんな友好的関係から一転、市長選挙で意見対立、大阪を二分する事態に。いったい何が!? ゆるキャラ・コナモンも登場。思わず「うまい!」と唸る爆笑B級グルメエンターテインメント。
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-恐怖、興奮、驚嘆、感動! バリ島で暮らす作家/映画評論家・友成純一が、現地のDVDやシネコンで見まくった、インドネシア映画ワンダーランド。 美女が突如血まみれの化け物に変貌! 死に装束に包まれた腐乱した幽霊が跳びはねながら襲来! 片脚を斬られて惨殺された女看護師が処女の血を浴びて復活! 残虐かつ荒唐無稽なホラー映画を中心に、息もつかせぬアクション活劇からみずみずしい青春ストーリー、感涙のイスラム教大河ドラマまで、インドネシア映画の豊饒の海を友成純一が泳ぎまくる! パワーと刺激に満ちた知られざるインドネシア製映画の世界を、現地バリ島から報告する、唯一無二のガイド。 友成純一長編エッセイ第4弾!【電子オリジナル版】
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-蒐集家、獣人、魔地図、お化け屋敷……「異形」の恐怖に心が粟立つ 風の音を聴くたびに、私はあの家と親子のことを憶い出す。 風は鬱蒼たる森と黒土の大地を渡らねばならない。 そして、冷たい寂蓼の調べを奏でながらも、そこに生きる数々の生命のきざはしの声を運ばなくてはならない。 あの親子は、今も達者でいるだろうか。(「さいはての家」より) 妖かしの名匠が贈る絶品奇譚集。「異形コレクション」で連載された12本の短篇と、単行本のための書き下ろし1本を収録。 ・思いつづけろ ・通行人役 ・筆致 ・さいはての家 ・6分の1 ・蒐集男爵の話 ・ニッケル・オデオン ・嫁ぐ娘へ ・開かずの間 ・二流 ・残された地図 ・二階の家族 ・“幽剣抄” さらば、一刀流 ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
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-快楽としての殺人遊戯に夜な夜な徘徊する男二人、狂気と戦慄に満ちた世界 アルバイトを点々とする吉岡と優秀な自動車セールスマンの譲は、殺人という共通の趣味で結ばれていた。譲がセールスマンという立場を巧みに利用して、恰好の獲物を見つけるたびに、二人は完全犯罪を重ねていた。そんな折、暴力亭主から逃げ出した譲の妹が助けを求めて二人の部屋に転がり込んできた。三人の奇妙な共同生活が始まったのである。 かつてSM雑誌上において別名義で連載していた幻のバイオレンス小説を発掘! グロテスクかつ猟奇的な作風はそのままに、不気味な世界観が構築されている。「電子版あとがき」を収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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-血が飛沫き、肉が弾ける超常空間に挑む特別工作隊! 世田谷の高級住宅街を、突如連続通り魔が襲った。犯人は〈キング・キラー〉。7人の男女を素手で惨殺したキラーは、高層マンション〈シャトー成城〉にたてこもった。マンションを警備する警備会社は、重武装の特別工作隊(コマンド)を送り込み、人質救出にむかう。凶悪犯罪が爆発的に増えた首都圏では、珍しくもない事件で終わるはずだった。だが、コマンドが潜入したマンションの内部は、壁が溶け爛れ、天井から人間の体液が流れる異空間と化していたのだ…。血が飛沫き、人間が内臓から弾け飛ぶ! つぎつぎと起こる超現象を前に、人肉地獄の戦闘が今、火ぶたを切った! 鬼才が書下ろす長篇スプラッタ・アクション。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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-〈新宿〉を巡る観光バスが国際的テロ組織に乗っ取られた。要求は南米小国の元大統領の身柄。彼は、全世界を消滅させかねない奇怪な能力を持っていたのだ。新宿ナンバーワンガイド・外道棒八(とみちぼうはち)は魔界都市に潜む元大統領の捜索に走る。だが、米軍、南米の革命分子らもその身柄の確保に躍起になっていた。事件はドクター・メフィストをも巻き込み、混迷を極めてゆく――。
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4.0優れた忍びを探していた霧隠才蔵は、天賦の才を持つ猿飛佐助を見いだした。才蔵が仕える真田幸村は、忍びとしての佐助を評価し、自らの配下に加える。関ヶ原の後、紀州九度山に配流されていた幸村は、密かに徳川家康への爪を研いでおり、忍びの者を九度山に集めていたのだ。佐助の他、筧十蔵、根津甚八、三好清海、望月六郎ら腕利きの忍びも集結した。服部半蔵党は、蘇りの術を駆使して真田の忍びを翻弄。佐助は、天地に張りめぐらされた鋼の糸を自在に渡って、敵斬殺をもくろみ、九度山は凄絶な闘争の場と化す。一方、徳川家康の目的は、真田家の有する奇怪な技術であった。真田は密かに、闇の一族より、連射する鉄砲などの技術を授けられていたのだ。真田と徳川の暗闘、真田十勇士と服部党の死闘の行く末はいかに――。関ヶ原後から大坂冬の陣へ、史実と伝奇が交錯する戦国活劇。
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4.5西暦二一九二年、すべての死者が復活する「最後の審判」により、人類は宇宙へとその版図を求めた。イエス・キリストらとともに対異星人戦の最前線に投入された桃屋ピンクは、神のあまりにも残酷な意志に触れる。もはや伝説のワイドスクリーン・バロック第1部
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-「あらゆる武道からかち得るもの。――本来、学んだ方々にしか理解できない何かでありながら、それは、情報としてのみ知る術のない私たちを、いつの世も激しく魅きつける。恐らくは、人間の善き部分に寄与するがゆえに」(「あとがき」)より。 伝奇バイオレンスの第一人者である著者が、自ら古武道家を訪ね、その奥義を体当たりでルポした。
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-中堅商社で係長として働く藤井行雄は、三十歳、独身。ひたすら真面目で、出世コースに乗った企業戦士だと見られていた。だがその実態は、満員電車の中で痴漢を働き、夜な夜な街を徘徊して下着泥棒を繰り返す、正真正銘の変態である。彼の夢は、同じ会社で働く同僚であり部下でもある美女・秋山恵美を徹底的にいたぶり、虐め抜いて犯すことだ。ある日、藤井は変態趣味のタガが外れて、殺人を犯してしまう。警察の目を潜り抜けた彼は、やがて鬼畜の本性を徐々に現してゆく……。 人間の欲望と醜さを極限まで描いた官能バイオレンス・サスペンス。完全未発表の電子オリジナル作品。「電子版あとがき」を追加収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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5.0世界の薄皮を一枚剥げば、異形のものどもが蠢いている 「風邪ひくぞ。連れてってやるよ、家はどこ?」 私はいらついて少年の肩をゆすった。こっちも遭難しそうなのだ。 やっと小さな……紫色の唇が開いた。 「道に迷っちゃった……木下くん家へ行く途中だったの」 「君の家はどこ? 名前は?」 答える代わりに、少年はふり向いた。それまでの反応の鈍さからは想像もできない迅速な身のこなしだった。 「来る!」 短い叫びが私の耳に灼きついた。小さな身体は私のかたわらをすり抜け、通りの反対側へと水を跳ねとばしつつ走り去った。雨のせいでよく見えなかったが、横町でもあるらしい。 追いかけながら、異常だ、と思った。巻き込まれるのは真っ平だ。 私のやってきたのとは反対側の奥から、足音と人影が近づいてきた。(「雨の町」より) 現実の向こうに息づく怪異幻想の誘惑。怪奇SFホラーの第一人者が1年半にわたり「異形コレクションシリーズ」に書き下ろした10篇を、本人の解説と共に収録。 ・貢ぎもの ・雨の町 ・姉が教えてくれた ・断頭台? ・水の記憶 ・ちょっと奇妙な ・去り行く君に ・欠損 ・指ごこち ・踏み切り近くの無人駅に下りる子供たちと、老人 ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
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3.7「これは、わたしが小学校の、高学年だった頃の話です」――少女が雑誌に寄稿した、ある家族を襲った不気味な怪異の記録。悪化していく一方の父の怪我、何者かに乗っ取られ不気味な笑い声をあげる妹。そして親類たちの死。霊能者“マツシタサヤ”によって怪異は鎮められ、記録は締めくくられる。だが、この投稿を皮切りに、マツシタサヤを巡る不可解な記録が世に溢れはじめ……(澤村伊智「サヤさん」)。 同窓会をきっかけに、故郷の実家に泊まることになった「私」。すでに実家には誰も住んでおらず、何も無い家に過ぎないはずなのに、「私」以外の何者かの気配が段々と濃くなっていく。居間にたたずむ邪悪な笑みをたたえた阿弥陀如来像、座敷の布団の中で蠢くモノ、そして――。忌まわしい記憶とともに、何かが迫ってくる(三津田信三「何も無い家」) ホラー界の巨星、三津田信三が、屈指のホラー小説の名手七人それぞれに相応しいテーマで「自分が最も怖いと思う怪談を」と依頼して編まれた戦慄のアンソロジー。
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-夢だ。ただの夢だ。人間など、いるはずがない。声など、聞こえるはずがない。馬鹿げているとは思ったが、忍び泣きがあまりに深刻なので、恩田は大真面目に問い掛けていた。……しくしく、しくしく、しくしく……忍び泣きの裏から、かすかに言葉が聞こえた。優しい、か細い、女の声だった。「……迎えに来て……迎えに来て……迎えに来て……」(「死の影を追って」より) 鬼才・友成純一による電子オリジナル短編集。雑誌「SFアドベンチャー」に3回にわたって掲載された連作短編「死の影を追って」~「鏡の魔術」~「黄昏の荒野にて」、その続編「孤島の魔姉妹」(完全未発表作品)など、計7本を収録。巻末には「電子版あとがき」を収録。 *泡沫の夢 *恐竜のいる風景 *お伽の島にて *死の影を追って *鏡の魔術 *黄昏の荒野にて *孤島の魔姉妹 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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-渦巻く血臭に混じる異形の臭い…人狼が闇夜から現れた 常識外れの事件の解決屋であるおれは、ふとした縁で知り合ったアイドル古城里沙から、奇妙な手紙を受けとった。義母のシビルが人間ではない、怖いというのだ。絢爛たる熟女シビルに妖しの匂いを感じたおれは、古城家の別荘へ向かうが、里沙はすでに石と化していた。シビルは告げた……これはリリスの仕業だと。 吸血鬼一族と闘う盲目の美青年リリスが軽井沢に現れ、リリスを狙う奇怪な刺客「四聖者」が出現。そして人狼がおれに襲いかかり、別荘地は妖闘の巷に! 傑作吸血鬼浪漫シリーズ、その第2弾が電子で復刊! 文庫版ではカットされたノベルス版挿し絵をすべて収録、さらに文庫版カバーで使用されたカラーイラストも収録した、まさに完全版。 ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
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3.3シャーロック・ホームズとアルセーヌ・ルパン――ミステリ史に名を刻む両巨頭の知られざる冒険譚「「スマトラの大ネズミ」事件」と「mとd」。大石内蔵助が率いる赤穂浪士の討ちいりのさなか、雪の降り積もる吉良邸で起きた密室殺人「忠臣蔵の密室」。実はシャーロキアンだったアドルフ・ヒトラーがナチス・ドイツの戦局を左右しかねない事件に挑む「名探偵ヒトラー」。日本を訪れたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が“怪談”の数々を解き明かす「八雲が来た理由」――在非在の著名人たちが名探偵となって競演する全五編。異才が虚実を織り交ぜ纏めあげた、奇想天外な本格ミステリ短編集。/解説=北原尚彦
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3.0〈魔界都市〉新宿で最強の人間兵器24人が、米軍の超人戦士3人によって殺戮された。彼らに立ちはだかるのは、永き眠りより覚醒した柴城三郎。彼は、呪いと宿命に支配されたアッシャー家によって開発された不死身の心霊兵士であった。超人戦士対心霊兵士の対決に、“凍らせ屋”屍刑四郎(かばねけいしろう)刑事やドクター・メフィストも絡み、新宿の地は騒乱の極地に達していく。
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-肉を裂く処刑の饗宴! とどまるところを知らず暴走する地獄絵図 シュバルツバルトのどす黒い森。そこは半獣人の群盗どもの棲家となっていた。その中に〈疾風(はやて)〉と名乗る一団があった。首領の名はグラーフ。容貌魁偉(ようぼうかいい)にして凶暴極まりないこの男は、実は名門刑吏アングスト家の後継者たる道を捨てた身であった。そして、その弟フランツ。彼は悪魔と恐れられる死刑執行人として君臨していた。ある日彼は、兄グラーフの持ち去った印章を求めて修業遍歴に出る。2人を結ぶ運命の糸は……。 実在した死刑執行人フランツ・シュミットをモデルした長篇グロテスク・サスペンス小説。前作以上に凄まじい拷問スプラッタシーン、究極の鬼畜変態の狂宴がひたすら続く。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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4.0相も変わらずの天才的なテナーサックスの演奏と、鮮やかな推理を披露するいっぽうで、世事にはうとい永見緋太郎だが、クインテットを活動休止にして、海外で原点を見つめ直すという唐島に同行することになった。ニューヨークを皮切りに、シカゴ、そしてジャズの聖地ニューオリンズで永見と唐島が出合った不思議な出来事。あこがれのミュージシャンが遺した楽器を手に入れた唐島を襲った災難、ニューヨークで管楽器の盗難事件に巻き込まれた永見が見いだした真相など、全7編を収録。ジャズと不思議に満ちた、日本推理作家協会賞受賞シリーズ第3弾。/解説=法月綸太郎
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-ロンドン、東京、福岡、それぞれ映画文化の格差にビックリ! 心の奥深くに焼き付いている怪獣映画の思い出、『独立愚連隊』『スプレンドール』『壁の中に誰かがいる』といった古今東西の傑作・怪作・珍作映画の数々、押井守を巡って言いたい放題、ハリウッド映画から透けて見えるアメリカの悪口も好き勝手に書き散らす。1987年~1992年まで『キネマ旬報』に連載されたエッセイを中心に採録、驚きと興奮のシネマ・ワールド。電子版あとがきを追加収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1985年『肉の儀式』で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を執筆。『漂流家族』『殺人の勧め』『爛れ』『暴虐の痴図』『蔵の中の鬼女』『邪神の呼び声』『死の影を追って』『黒の女王』『闇の王国』『髑髏町の魔道師』『怪物団』『色魔』など電子オリジナル作品も多数発表している。映画評論、特にホラー/スプラッターの分野で活躍し、各映画誌に寄稿している。
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