ネコジャン・イヌダヨヴィッチさんのレビュー一覧
レビュアー
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そんな下手ではない
作者さんは卑下されていますが、背景画がテキトーなだけで人物画は下手ではないと思います。むしろワンパンマンの原作より上手いかも。
構図や明暗の使い方も良いですし、1巻の引きもいい。
ただ最初に「それ、必要か……?」という、親友に好きな人をとられるNTR展開があり、それが物語を無駄に複雑にしてしまってる印象があります。
寝取られた憧れの女子マネである高橋先輩も、後半はほぼ出てこないし、元全日本選手の息子という「二世の苦悩」要素だけで物語は充分成り立つはず。
本家の「送球ボーイズ」はこの要素を排しているので読みやすく、英断だと思います。 -
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ありそうでなかった無表情系!
ハイスペックポンコツという謎に新しい属性の主人公、貴一郎に仕えるメイドの岸さん。無表情で若干の塩対応ながら、肝心なところでは表情以外の要素や行動で彼女の感情を表現している。
ツイッター漫画にありがちな、強面に見せかけてすぐ簡単に赤面する即落ちインスタント・チョロインとは一線を画しています。
貴一郎のズレててバカだけど憎めないところも好印象。エロ美しい秘書の松浦さんに、ちょっとアレな方のメイドのゆいぽむなど、脇を固めるキャラも良い味出してます。空気読めない犬のマックスも可愛い。
最後のおまけマンガが何やら不穏で続きが気になります! -
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超ハイクオリティSFサスペンス
久々に出会えた超ハイクオリティなSFサスペンスです!技術革新によって主人公が職を失う様は、まるで町のカメラ屋さんやツ○ヤの栄枯盛衰のようでかなりのリアリティ。そして立体映像やカラーの使いどころもセンスが溢れてます。ヒロインの鳩ちゃんも可愛い。
未来の世界観を無理なく読者に浸透させる技術も天才的です。謎が謎を呼ぶ展開のため最初は面食らうかも知れませんが、主人公と同じくアタフタしている内に徐々に謎が解けていき快感に変わります。読んで損はなし!!
個人的には鳩たかとと間違えられて取り囲まれ、満更でもない対応してた人がツボでした笑 -
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エロそうでエロくない少しエロい
「エロそうでエロくない、少しエロい漫画」。
これが惰性67パーセントを言い表す全てといっても過言ではないでしょう。
元エ○同人作家にして美大卒の紙魚丸大先生が超美麗画力で描く超くだらないエロコメディ。
絶妙に居そうなガード緩めでガサツな女子大生たちと微妙に紳士な男子たち(主に伊東)が繰り広げるグダグダコントは、そんなに超美味くもないのにいつの間にか食いきってしまう、節分の豆撒き用の豆くらいクセになります。やたらと出てくるウンチクや無駄な知能戦も良い。
巻が進むにつれて女子陣の赤面率が上がり益々可愛くなっていきます。
人生に疲れた方やシリアス漫画を読み疲れた人にオススメのコメディです。 -
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謎多き野宮……
1巻から読み返してみると、意外と野宮に謎が多いことに気づきます。
バイク事故がきっかけで部活(バスケ)を辞めたのかと思いきや、担任の先生や野宮自身の発言から違うことが分かる。
つまり時系列的には、
野宮バスケ辞める→
夏美をナンパしてバイク事故→
学校も辞める
となっているのが、肝心のバスケを辞めた理由が判明していない。高橋による部内のイジメかな?と思いきや、高橋に蹴りを入れたり全く恐れていない様子や野宮自身の性格からも、その可能性は薄く感じる。最新刊あたりでようやく明かされ始めた野宮の過去や家庭事情。ボールを指の上で回転させてるあたり、夏美もバスケしてたっぽいし、謎は深まる。
刊行ペースから -
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環ちゃんがイイ子
今まで感覚的で有耶無耶だった概念、「ファッションセンスがイイって何??」と感じていたファッションに疎い人にこそ読んで欲しい作品。
テーパードジーンズやモノトーン、ボトムスと靴の色を合わせると脚が長く見える事など、感覚ではなく論理的に解説してくれるのが良いです。
あと妹の環ちゃんがイイ子すぎる。
普通の妹という生命体は、兄のことを「なぁ?」とか「おい!」としか呼ばず、名前や「お兄ちゃん」どと呼ばれる事はまずない。まして成人後も一緒に住み、家事をしてくれることなど……
とにかくリーズナブルかつ論理的で実践的なファッション理論が学べる良書です。 -
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もう絶対好きじゃん……
陰キャ同士が陽キャになる為にバトルする話。
共感性羞恥でこっちの心が痛むほどの見事な陰キャ描写は秀逸。
しかし聡明な読者はお気づきだろうが、陰キャ女子とはいえ隣の席の可愛い女の子と毎日喋って絡んでる時点で、主人公の吉田はもはや陰キャの風上にも置けぬ奴である。
人に話しかけようとする度にモジモジして赤面する時雨さんはマジ可愛い。お◯ぱいも大きい。日本中の真性陰キャたちは「吉田マジ◯ね」と願ってやまないだろう。つーか絶対もう吉田は時雨のこと好きじゃん……。
そう……これは陰キャが陽キャになる事を目指すコメディではなく、陰キャ男女がイチャりながらも陰キャカップルになるまでを描く「ラブコメ」なのである -
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バカにしてたけど……
このマンガを見るまで正直、「毎年トレンドが変わるとか何やねん?てかパリコレの服とか奇抜すぎて意味不明」とファッション業界を心の中ではバカにしてましたが、これを読んで考えが変わりました。
ビジネスとしての激しい闘いもさることながら、そこには服を作る側の想いやコンセプトがある。シャネルが「男性に良く思われるの為の女性服」から「女性の為の女性服」を創ったように、社会をも変化させる力を持っている。
そして環境や才能に恵まれない絶望的状況に抗い続ける、応援したくなる主人公たち!
第一話の演出には痺れました!
ファッションに興味ない人ほどぜひ読んでほしい。そんな作品です! -
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港浦カスとエイジ
「タント」で亜城木夢叶を迷走させたA級大戦犯、港浦カスがそのカスぶりを遺憾なく発揮する巻です。
高浜さんが「正義の三肩」でヒットを出したことで調子をこき、「+ナチュラル」を急降下させ岩瀬を自殺未遂寸前まで追い詰め、挙げ句に実力ある元連載作家の持込を年齢だけで差別し取り逃がす愚行。高浜さんのヒットも本人の努力の部分がデカいだろうに、港浦カスは何かというと自身を過信します。
もはや初登場時からは見る影もないくらい作画もテキトーになってますし、「こんな編集いたら嫌だな」の日本代表に定着しつつあります。
エイジの終わらせ方がカッコよかっただけに、残念ぶりが目立つ。吉田・ダブル服部・山久など有能編集や、
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