あらすじ
記念すべきデビュー作を完全収録!
初の単行本&唯一の描き下ろし作「UTOPIA 最後の世界大戦」(1953年)が、総2色ページを完全再現してついにお目見え!
そして長らく総本数が不明だった幻の初連載&漫画家デビュー作「天使の玉ちゃん」(1951年)全26本を初収録でカップリングする、ファン必携の超記念巻!
解説/藤子不二雄A。
感情タグBEST3
興味深い
藤子不二雄作品で、かなり有名です。
昔はプレミア価格で読む事さえ出来なかったのに。
今や電子書籍で読めるのは嬉しいです。
内容的には、令和の時代に読んでも感慨深い作品です。
Posted by ブクログ
この時代に、あの年齢で、よくぞここまでの物語を描いた、とただただ驚愕する作品。
藤子不二雄の天才が最も鮮やかに刻印された作品と言っていいかもしれない、とまで思う。
藤子不二雄さんらしい温かさをこの最初期作品からも感じ取ることが出来て、手塚先生をめっちゃ意識しているのは絵からしてこの作品読んだら誰もがそう思うかと。
Posted by ブクログ
☆3.5「天使の玉ちゃん」は秀作
すごいね。天使の玉ちゃんはデビュー作にして、レベルが高い4コママンガだった。オチがひとつひとつはっきりしてゐて、おもしろい。惜しいのは未完なことだけど。
「UTOPIA」の方は、現代の目線から見ると、亜流・手塚治虫以外のなにものでもないし、まあかう言っちゃなんだけど、あまり読みやすいものでもない。
ただ、オチはさすがに意想外のもので、凝らしてある。といふべきか。
全集版は、藤子が所有してゐた本をスキャンしたものだ。
なほ、その前に小学館から出た復刻版UTOPIAは、松本零士が所有してたもので、「なんでも鑑定団」にも登場してゐる。そちらはスキャンして、白い筋の折り目が本についてしまったといふ。
手塚治虫感
初期の藤子先生はかなり話も絵柄も手塚治虫感があって、強い影響を感じました。でもテーマというか、話のトーンは独特なものがある。
Posted by ブクログ
ずいぶん昔に書かれたものみたい。私はこういう世界観をもった藤子・F・不二雄がやはり好き。
この本はF氏が描いたものだけど、あとがき(?)はA氏が書いている。
最後は違う道を選んだ二人だけれども、その絆はやっぱり固かったに違いないと思えるいい文章でした。