山口透析鉄さんのレビュー一覧

背景等の説明は出てきましたが…

前半は主人公のマサト君の回想(2巻にもありました)と、置かれている状況の背景等の解説パートが関係者からあったりで、その辺は良かったのですが、後半、ジンメンとジュウメン、が出て錯綜するようになってからあたりはどうもイマイチで、ただ、ラスト近くでゾウのハナヨと会話する部分は良かったですね。
続きも気になるのでサンデーうぇぶりで続きを読みたいですが、優先順位は低そうですね。

引き続きパニックホラーもので

人面魚や人面犬とかが作者の発想の元の1つなのでしょうね。
作品の内容からすると岩明均氏の「寄生獣的」なテーマもありそうですが、今のところ、作中のセリフにあるように、ちょっとB級ホラー感が強いです。
ヒトが他の動物に使われるような関係になっていますね。
主人公が昔から好きだったゾウのハナヨが動物側のリーダー格なのでしょうね。
いつでもどこでも卑怯な輩って出ますし、政治の無策も洋の東西を問わず一緒なのかも、と思うところもありますね。

元ネタは人面犬とかですかね？

サンデーうぇぶりの宣伝だけ見ていた作品です。
富士サファリパークとおぼしき動物園のゾウなどと親しい主人公が久し振りに動物園を再訪したところ、園長以下の異変に気付き、やがて人面付きと化した各種哺乳類が暴れて人を殺戮するパニックに巻き込まれて……といったホラーものでしたね。
巻末のおまけ4コマとかでだいぶ雰囲気はやわらないではいますが、基本的に不条理なホラーもので、主人公の飼っている柴犬もあっさり噛み殺されたりですが、まだまだ謎だらけですね。
作画正直もうひとつですが、ホラーものには合っているかも、とも思います。

性転換するコメディ作品ですが

できる妹が如何にもマッドサイエンティストっぽい男→女と体が変わる薬をニート兄の種物に混ぜて勃発する各種騒動が描かれる作品で、絵柄や作風はおおむね可愛らしいですね。
とはいえ、当然ながら各種生理現象は避け得ず、その辺の戸惑いはあったりして。
最初は同人誌からスタートした作品のようですが、これはこれで良いので、続巻もけっこう出ているようですね。さもありなんとは思いますね。

エリンは獣医学部へと進学し…

エリンとジョウンの過去が交錯し、ジョウンの教育者としての能力の高さが判明しますね。教え子にはなまじ公平に接していたので出来の悪い息子持ちの高級官僚に疎んじられ……まぁ学校組織とかには如何にもありそうなエピソードは、原作者の経験とも関連していたのかもしれません。
エリンは勉強し続けて亡き母のようにもなりたいとの思いが強くなり、王獣の面倒をみるべく、寄宿舎付きの学校へと入りますね。
良質な作品ですね。TVアニメは配信されていないようですが、見てみたくなりますし、原作も然りですね。

王獣がカッコよくてイイですし…

やはりだんだんと作品世界が広がりますね。ミツバチの生態等は現実世界とさほど差がないようです。主人公、とても好奇心旺盛で聡明っぽいですね。
巻末には原作者とまんが担当者の対談等も再録されているのが良いです。
王国の警備兵や、王族その他も出てきますし、森の中で遭遇する王獣も良いですね。
良質で丁寧な作品ですね。

東洋風ファンタジーの幕開けで

龍のいる世界で、霧の民、その他、水田に恵まれている中央の国と、そことは異なる辺境よりの土地と。良い舞台ですね。
原作者の作品も未読なのですが、丁寧な作画に惹き込まれますね。主人公の女の子も過酷な運命に翻弄されそうで、母は命を賭してでも守るべきものは守ったらしいのですが、詳細はまだ見えませんね。
もう少し読み進めば一定、見えてくるのでしょうね。

ポンコツ猫神様を愛でていれば…

この著者の作品は割と好きで、この作品も、古書でセットを購入済みです。久し振りに1巻だけ再読しました。
灰色の猫・ゆきち君が逃げだして、沙耶さん、探しにきた廃神社で猫神様と遭遇しますが、どうも本体は尻尾部分のようですよね。
あまり大した能力もない神様？なので、ちょっと頼りないのですが。まぁゆるい作品なので、これで良いのだろうと思います。
友人の雪子さんや、黒髪で霊感ゼロの葵さん等も含めた1話8頁くらいのショートコメディ集で間に4コマ作品も入っていて、気楽に読めますし、私は割と好きですね。

馴れ初め話や映画館デートやら

だんだん親密度も上がっているので、この巻では2人で映画館に行く話がメインでしたね。もっとくっついて歩ければいいのにね。
初々しくて良いです。
きっかけというか、久保さんがなぜ白石君が気になるようになったのか？その辺も出てくるのが良かったですねー。

可愛い世界

主人公・白石君の弟さん、誠太君も、お兄さん同様、可愛いですね。ちょっと歳が離れているので、間に弟さんが入っていると子どもを連れているかのようです。
絵柄も作風も、ふんわりと可愛らしいですね。
お花見もあり、進級してクラス替えもあってもお2人は同じクラスで、少しずつ時間が経過していますね。

クッキー作りに奮闘したり……

バレンタインデーのイベントでクッキーが上手く作れず四苦八苦したり、でお姉さんの明菜さんがさりげなくアドバイスしてくれるのとか、もうテッパンですね。
もうこういうのはベタで良いんだと思います。
教室でちょっとしたかくれんぼをするのは、確かに花澤香菜さんの声で聞いてみたいですねー。

ちょっと高木さんタイプの……

付かず離れずなお2人さんの出てくる日常生活の連作集といったところですよね。久保さんがふんわりとして良い娘さんですね。だんだん絵柄も良くなってきていますので、なるほど人気が出てTVアニメになっても不思議ではなさそうですね。
どれくらい独自色が出せるか？でしょうね。

こういうのは嫌いではありません

筋金入りの箱入り娘、不知火零さんが1つ上の先輩男子にあれこれ質問してくる、というだけの連作集といった感じで、これはもう、これで良いのではないでしょうか？
如何にもきららっぽい作品でしょうが、ちゃんと読ませる作品にはなっていますしね。
最初は不知火さん、そうとは知らずにちょっとエッチな質問を聞いてくるので、主人公の叔母でもある保健室の養護教諭に説明を丸投げしたり、まぁありがちなコメディタッチなのも、良いと思います。
続きも読みたくなりますね、全3巻みたいですしね。

私はとても気に入っている作品で

この巻は風紀委員の新たな面々が登場してきて、皆クセが強いというか、ちょっとポンコツっぽいです。男の娘っぽい芦本君も、目がヤンデレっぽくなっいおますしね。
すぐ盗聴器等、仕掛けたがりますし。
あと出てくるのがいわゆる脳筋娘っぽい藤護さんと、すぐ怖がる、見た目は子どもの裁原委員長とか。
夜長君の「たすくかんり」Tシャツ、私は好きですよ^ ^;;
何だかんだと眠方さん、服を買う名目でお買い物デート等も楽しんでいますしね。夜長君のパフェとかをちゃっかりつまみ食いしていますし、イチャコラしていますね。
お見舞い話とかも、もうテッパンですよね。
終盤、眠方さんの大事などろぼうスカーフが盗まれ、夜長君と一緒...続きを読むに奪還作戦を実行するのがもうカップルそのものでしたね。
まぁ可愛いらしい作品なので、私はかなり好きですよ。

不思議な作品世界で良いかと

大今良時さんの作品とかを彷彿とさせる始まりですね。文字も辛うじて伝わってはいるものの、人類は滅亡寸前っぽい作品世界のようですし。
タガメっぽい獲物も出てくる辺りにも惹かれますね。
TVアニメが先にある作品のまんがみたいですので、配信でそちらを見てから判断したいですね。冒頭50ページの試読では分からないことだらけですしね。

台湾ツーリング案内ですね

台湾も未訪問ですので、こういう内容は純粋に興味深いですね。2輪も乗りませんので、知らない作品世界に触れるのは良いです。
途中まで読んで、ちょっと放置しておりました。
いわゆる観光案内的な内容にもなっていて、それはそれで良いです。
日本のメーカーの現地工場から新たなメーカーが出てきて、といった現象、他でもあるでしょうね。

如何にもヤングチャンピオン…

作品の予備知識もなく、読み始めました。画力はいわゆる劇画の流れなのでしょうね。原作本も読んでみても良いのですが、どこまで気に入るか。
題材自体には正直あまり興味はありませんが、作品そのものは悪くはない出来でしょうね。秋田書店の作品っぽいのは間違いないと思います。

辛い現実と社会性の欠如と

母親が典型的な統合失調症では、子どもはなす術もないでしょうね。
個人でできることには限界がありますからね。
で、今の学校という世間レベルの前近代的な組織に埋もれて何ら疑問を感じていない大人では、こういう家庭をどうこう援助する、はあり得ないでしょうし……家族幻想を未だ振りまく反社会的カルトも連想しますね。
父親の問題等もあるのでしょうが、やはりやるせないです。

アクションものとして良いのです

殺人マシーンと化した双子ちゃんも、結局はあっさり倒されてしまい、ロックの嘆きもその通りだろうとは思いますね。大元って政治の問題に起因していたり、ですよね。(チャウシェスクも実際はそれほどの大物でもなかったとも聞きますが)
後半は元日本人？タケナカ／ロックお2人に関わるお話でしたが、ちょっと正直、分かりにくい部分もありましたね。

世界をまたにかけつつも……

レヴィさんとロックの間にも齟齬があるままではありますね。
前半の潜水艦でのエピソード等より、巻末の双子が出てくるエピソードとかの方が読み応えはありましたね。
ただ、うーん、ちょっと台詞回しが硬いですかね、翻訳調というか。
国際謀略ものというよりは、アクションもの、なのでしょうね。

アクションものとして良いですね

やはりロベルタさんが良いですかね。
犯罪もので冒険小説とかにもなりそうな題材で、適度にコミカルでもあり、ロック、も如何にも、といった感じですね。レアアース絡みとかでは現実に色々とありますしね。
作画等は良いのですが、作品の内容そのものは様子見ですかね。

競技かるたの名作でしょうね

私も中学生時に、百人一首大会が学校であるので、電車通学中に頑張って暗記はしましたが、競技かるたの練習まではしていませんでしたね。
短期間で暗記しただけですので、もう覚えていませんしね。
冒頭は競技かるたの最高峰だったようですが、本編はことの発端から始まり、主人公の千早さんが級友とかと一緒に競技かるたを始めるあたりがまさに王道のスポーツまんがでしたね。
現実にも名人を14連覇された西郷直樹さんみたいな猛者もいますので、記憶力だけの勝負でもないと聞きますね。

不思議な共同生活ものですね

主人公の男の子が通学の事情でおじの家に居候するのですが、ここがある種のシェアハウスになっていて、ちょっと奇妙な同居人がいますね。
中でも最初に関わりを持つ榊さんと主人公は因縁浅からぬものがあって、過去を振り返ればドロドロしそうなものではあるんですが、絵柄や作風、軽妙な会話などでもそういう雰囲気にはさせていませんね。
どういうところに着地する作品なのでしょうかね。

ちょっと不思議な作品ですね

これも冒頭50ページくらいしか読めていませんのであまり判断は出来ませんが、メインのお2人、どうなっていくのでしょうね？
門司君がちょっとトボけた男の子ですね。
冒頭に出てきた妙な魔法少女？も気になりますね。

ごあいさつ、は読めました

田島列島さんの名前は手塚治虫文化賞新生賞に出ていたので、試し読みしてみました。
ここで読めたのは冒頭の「ごあいさつ」くらいでしたね。淡々とした描写で、どうやら同居している姉が不倫でややこしいことになっている、といっただけの話ですね。
スズムシのエピソードが何か印象には残りましたね。

試合をしながら成長して……

作中、あっという間に1年が経過して、再び夏の大会で、主人公の丸尾君、だいぶ良くなっていますね。
(週刊連載で描いていますので、作者の画力も向上しつつありますね)
ストロークが武器の相手には前に出てのボレーショットも使ったりですね。
ナッちゃんの試合も、もう少し読みたかったですね。
TVアニメもあるみたいなので、そちらもチェックしてみますかね？

初試合とか……

丸尾君、非常に努力家で、動体視力等も良いようですね。目が良いのは羨ましいですね。
基礎的な反復練習をしていたのでリターンはできるものの、サーブはやはり初心者でしかないので、試合、粘りつつも負けてしまうのは致し方ないのでしょうが、指導者からしたら原石、ですよね。
部活動のテニス部なら既に散々、描かれてきているので、作者は地域クラブの話にされたのでしょうね。

王道のスポーツマンガですねー

子どもの頃、習い事の一環でテニスも週一回、練習していましたので、ちょっとそれを思い出しましたね。
主人公、ノートをまた随分ときちんと取っていて、偉いですね。ノートって大学の講義では取るべきでしょうが、中高とかはそういう授業ってあまりありませんでしたからね。
テニスの練習でも几帳面にノートを取り、ウィリアムズ姉妹もしていたという壁打ちをきっちりこなし、悪くはない出だしでしたね。

とりあえず現状維持ですね

時系列は行ったり来たりで、作者、どこまできっちり考慮して描かれているか分かりませんが、基本、お2人の関係性ってあまり変わらないんですよね。それはこの後もそうですからね。
猫をなでたがる西片君とかも大概に可愛らしいです。
カードゲームのイカサマ等も高木さんには全く通用しませんねー。
薄着の高木さんが一緒に自転車に乗って、髪をなびかせたりしれいるのも良かったですね。
この作品、たぶん担任が田辺先生って、最初の方は決まっていませんよね。

作者の他作品とリンクしています

だんだん面白くなってきていますね。高木さん、そうは見えませんが、西片君がかなりお好きなのが読者には見えますしね。
逆上がり回で高木さんが「えっち」という表情も絶妙でした。
3人娘の尾行、あっさりまかれてしまい、やはり彼女たちも高木さんには敵わないんでしょうね。
この作品では時系列が割とバラバラに出てきて、そこは西片・高木さんたちの関係性、基本ずっと高木さんが強いからなのでしょうね。
巻末おまけの話とかも、作者の他作品に出てきた子どもですよ。

高木さんの表情等がだんだん……

絵柄が1巻より可愛らしい方に進化して、寸詰まりでより可愛らしい姿になってきていますね。
(作者も以前、作品冒頭1話を今のタッチで描き直したのをTwitterに投稿されていました)
神社でも雨宿りでは制服が濡れたので、代わりに体操服を着ますが、なぜか上だけ交換して着るのがちょっとエッチですね。高木さんは黒のキャミソールでしたし。
高木さんのからかい技、手を替え品を替えで、アイディアが尽きたらやめると作者氏、発言されていましたが……

タイトルと第1話に全て集約され

文字通り、からかい上手な高木さんのお話で、私はこの作品はexcitenewsというニュースアプリのレビュー記事で興味を持ち、1・2巻を一緒に書店で予約して買いました。
付かず離れずでも女性優位っぽい関係のお2人、という話、山本崇一朗氏のこの作品で広く知られるようになったのでしょうね。
高木さんは右隣りの西片君にちょっかいを出してからかい、西片君は何とかして反撃しようとしても、高木さん鉄壁の防護力の前にいつもホゾを噛む思いをして「高木さんめぇ」となりますね。
基本そういうお話です。

練習試合と瞑想講座とか

三星学園との練習試合は無事勝利し、三橋君は旧チームメイトとも和解できて良かったですね。試合では阿部君の「クソレフト」が作中屈指？の名台詞のような^_^;
モモカン(やはり主人公の高校野球部監督をああいう女性にしたのもこの作品の大きな魅力ですね)は試合でいい場面があるとすぐ赤面して「いいわ〜」とゾクゾクするのがエッチで怪しからんですね。顔、はこの巻のラストに出てくる本格派の左腕投手と一緒らしいですが。
瞑想とリラックス等のシガポ講座、この時期は顧問の志賀先生の出番が多いです。

やはり画期的な野球まんがでした

この作品は旧友が勧めてくれて、読みました。野球まんがでメンタルトレーニングをきっちり取り上げたのはこの作品が初でしょうね。野球まんがの質を不可逆的に変えた傑作の1つだったと思います。
1巻を改めて読み返すと、モモカンはいきなり尻バットを決めたり、自力金剛輪(これはまた後にも出てくる)を繰り出したりと、意外に暴力的？で、初登場時のマネジ千代ちゃんもなんかアンニュイな雰囲気だったりで、だんだん変わった部分がありますね。
顧問のシガポ講座、特に序盤は多くて、普通に勉強になります。
三橋君と因縁ある三星学園との練習試合も始まりますね。

メインの方でも進展が……

ちょっと登場人物が一回りして、最初の時田君と陶子さんとかに戻ってきましたね。
ただ、そこに小林さんの娘さん(高校生)のエピソードや、元夫なども出てきていて、この辺は登場人物の出し入れが上手く決まっていたというところでした。
元キャバクラ嬢でもあった芹沢さんも幸せになって欲しいですね。
まぁそんなに難しい作品でもなく、ドロドロしている訳でもなく、続きを読みたくなる作品ですね。

大人の青春群像劇ですね

人間関係がもつれるというほどの展開でもなく、ただ登場して焦点が当たる人物がだんだん変わっていく群像劇になっているのが良いですね。
ちょっと奥手な男女メインっぽい作品になっているのが良いのかも知れません。
読んでいても、それぞれの事情を抱えて生きている実感がありましたね。

これはこれでよいですね

登場人物がゆるく繋がっている連作集といった趣きで、恋愛ものなのでしょうが、作者が登場人物に与えている視点や内面等が丁寧にできているので、読んでいてスッと入ってきますね。
まぁ色々と男女関係でこじらせたり、結婚に失敗したりしている登場人物が出てくるのですが、描き方のバランスが良いのでしょうね。

グリフィス救出作戦ですが

拷問の果てで身体は既にボロボロという異常の状態にまで陥っていて、これからどうなるのでしょうね。
追手もかなりの手練れですが、そこは正に狂戦士(英語でバーサーカー、ベルセルクのこと)のようになったガンツたちの活躍で突破はしますね。
王は耄碌したような惨状(典型的な老害)ですが、姫、は非常に気丈で、そこは対比的に描かれていたのでしょうね。
ここまで一気読みし、ダークな世界観に惹かれる良作でした。
なるほどこれで未完では、残念すぎるでしょうね。

再会と契りとか

ガンツがいなくなり、グリフィスは色々あって王の不興をかい、地下牢で拷問の憂き目に。ガンツはキャスカと再会し、鷹の団に舞い戻ったかたちでしょうかね。
2人が結ばれる場面もかなり良かったですね。

凱旋と陰謀と旅立ちと

凱旋後は休戦も達成できて、100年戦争も一定、決着はついたようです。この辺は英仏の歴史などをモデルにしているのでしょうね。
宮廷内の陰謀も出てきますが、まぁあまり敵ではなくて、ガンツ・グリフィスは安泰といったところですが、ガンツはグリフィスは予定通り、グリフィスの許を去りますね。
グリフィスは信長や秀吉みたいな感じでしょうか。
三浦健太郎さん、割と少女漫画もお好きなのでしょうね、とふと思った8巻でした。

戦闘等の場面が続きますね

前半はキャスカとガンツの決死行で、宮本武蔵の決闘みたいになっていましたね。
それに対しての後半は、要塞攻略の戦で、この辺は本格的な時代物で、例によってモブシーンがものすごいです。
この巻末より作画陣や担当編集者名がクレジットされるようになっていますね。

宮廷内のゴタゴタとキャスカと

グリフィス一行の出世を妬むのも当然のように出てきて、暗殺未遂事件、そしてそれに対する暗殺司令事件(巻き込まれ死者も発生)等々の発生する巻でしたね。
グリフィス一行と共にしているキャスカの過去話も良かったですね。

不穏な話が続きますね……

若い頃のエピソードの続きで、グリフィスも危ういところで助かるような相手(不死のゾッド)も不穏なセリフばかり残していきましたね。べへリッドって古のシリアの言葉で「悪魔」の意味らしいのですが、これを持っていると……というのが作品の序盤から出てきていますので、キーアイテムではあるのでしょうね。
その後のガッツの様子は作品冒頭にも出てきていましたので、ダークファンタジーの名に相応しいようなストーリー展開があるのでしょうね。

引き続き前日譚ですね

傭兵仲間から追われ、何とか生き延びつつもまた過酷な運命に弄ばれ、ただグリフィスの一団と合流したのは大きかったのでしょうね。
戦闘時の見開きモブシーンもかなり見応えがありますね。
やはりだてに売れていませんし、長く続いていませんね。

伯爵との件は一定決着します

異次元の扉が開いてゴッドハンドが現れるところの背景は、エッシャーが得意とした不可能図形のモチーフが使われていて、ああなるほどと思いましたね。
生贄の話からすると、伯爵、異教徒のまぐわいに走っていた妻は捧げられても、まだ娘までは捧げられるほど人外には堕ちきっていなかったのでしょうね。
とはいえテレジア(伯爵の娘)からも悪魔呼ばわりされるガッツ、どうなるのでしょうね。
画面がいよいよすさまじいですね。遡って幼少期の話も出てくる3巻でした。

悪霊と化した領主の伯爵

恐怖政治で邪教との名目で斬首を繰り返す領主との戦いがこの巻では進みますね。
妻を異教徒に惨殺されてから、おかしくなった、と軟禁状態の実の娘にお供のエルフは教わりますが……この難関の打開策、果たしてどうなるのでしょうね。
この描き込み、やはり尋常ではありませんね。

一大巨編の始まりですね

烙印、の話もいずれ出てくるのでしょうが、ガッツ、それにしても異様に強いですね。
作者没後も作画等は進んでいる作品で、評判は聞いていますので、安心して読み進められますね。
とはいえ、主人公を取り巻く諸事情がまだ見えないので、様子見ではありますね。
それにしても、この濃密な作画の手間、ホント相当なものがあるでしょうね。

王道の歴史ものですね

子どもの頃、英国ロンドンに5年程住んでいましたので、この時期の英国の歴史等は概ね、大雑把な知識くらいはありますね。
主人公、手品やチェスが得意な少年ですし、十分に聡明なのでしょうね。
ヘンリー8世の傍若無人さ、梅毒由来では？といった話も聞きますね。実際、それ故に正常な判断力が途中からなくなって……というものです。
この巻では最後の方にエリザベス1世となる赤ん坊が生まれるところまでなので、お話が動くのはまだまだ先でしょうね。
巻末にはちゃんとチェスの棋譜等も載っていたのは良かったです。

上野さんマッドサイエンティスト

上野さん、傍目には田中君が大好きで、何とか必死に気付いてもらおうと、突拍子もない画期的な発明品を毎度持ち出してくるのですが、いかんせん、お相手が鈍感しすぎて空回りばかりでちょっと不憫ですね。
出てくる道具はドラえもん的な道具ばかりで良いですよ。
ギャグマンガとしても、かなり良い出来なのではないでしょうか？

引き続き龍を探していますね

前半は青龍のエピソードで、地震・落石で洞窟に埋まってしまったところから何とか抜け出し、新たな名前もきちんと与えられて一行に加わって……アオと呼ばれているリスが可愛らしかったですね。
後半になると港町のエピソードで、緑龍、けっこう奔放っぽいですね。
暗殺された先代の王(ヨナさんの実父)、果たして本当に暗愚だったのか、この辺もいずれもう少し出てきそうでしたね。