あらすじ
火神の子として生きる高校生、るな。
かつて火神の子であり、鍼灸院を経営する祖母、「おばば」と一緒に暮らしている。
鍼灸院では火神の子であるるなの血が入ったモグサを使い、「自己実現」を売っている。いわゆる信者ビジネスである。
るなは「宗教の人」としてクラスでいじめられるが、唯一の理解者であるスバルとは良い友人関係を築いている。
ある日、るながいじめられているところをクラスの人気者、ケンショーが助けてくれる。
その出来事をきっかけにふたりは距離を縮め、るなはケンショーに恋をしてしまう。
だが、神の子であるるなに恋は許されない。
るなは、ケンショーを「ビジネス」に取り込むことを決意する。
『アマゾネス・キス』『魔術師A』の奇才、意志強ナツ子、待望の最新作!
何も考えず、とにかく読んでみてください。
読めば必ず、気付かぬうちにるなの魅力に取り込まれていることでしょう。
感情タグBEST3
るな
るなの冴えないのにどこか惹かれるところがスゴいです……
信者ビジネスの危うさとハマっていく人の心理が伝わってきて目が離せなくなります……
匿名
1〜3巻
1〜3巻一気に読みました!
お試し増量で読み、不気味な感じに惹かれ全巻買いましたが、まだ完結しておらず、続きが楽しみです。
「信者ビジネス」と書いてありましたが、宗教、ネットワークビジネス、ねずみ講、投げ銭、ホスト…などなどなるほどたしかにどれも信者ビジネスだなぁと。
勉強になるし、各登場人物の人生が気になります。
また、どうやって逮捕に繋がるのか?
まだ全然明かされないので最後まで読みたいです!
おもしろい
主人公は神の子である…と物語が始まるが、そこは刑務所の中。神の子なのに冴えない地味な外見で刑務所にいる?高校生のときはいじめが原因?現在から過去へと話が流れる、気になって仕方のない漫画。
気付薬
本質を捉えると汎用がきく。
意志強せんせいの作品を読むと感じる。
もはや映画やんか、とも思うけど、漫画なんだよ。文学でもなく漫画での表現。
カルト、信者ビジネス、情報商材という現代の急増する闇を舞台に
ただ告発するでなく、ひとの底知れなさ、人間と人間が交わること、思いもかけないひとの思いや流れいわゆる運命といえるもの、
それらがかけあわされ生まれることに対し、欺瞞なく貫く目で芸術に高めてる。
意志強作品の前には、まったくの信者でいるしかできない。
Posted by ブクログ
特別な力を持つ神の子としてふるまいつつ、そのことで金儲けすることを宗教ビジネスと言い切る女子高生るな。次第に洗脳されていく同級生が新たなビジネスを始めるなど、ずっと違和感がつきまとう、気持ち悪いのに読みたくなってしまう独特過ぎる世界観がすごい。思ってたのと全然違う方向ばっかりに進んでいって、このままどこに連れていかれるんだろうと不安感と期待感が入り混じる。
教祖様?の一代記なのか……
冒頭、どうやら主人公は監獄に入っていて、接見中みたいですので、何かをやらかしたのでしょうね。それを回想するように、学校の場面から始まり、どうやら主人公はお灸の名人らしい、というくらいまでしか分かりませんが、ちょっと続きが気になりますね。