あさんのレビュー一覧
レビュアー
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気持ちはわかるが
説明したらいいのになぁ、と思います。
わたしは不機嫌で相手をどうにか動かそうとしたり、不機嫌で相手に察知させようとする動きは、なるべくしないようにしてます。
自分がされたくないからです。
子どものことは本当に本当に本当に大変ではあるけど、
同じ「大変」なことなら、
無言で怒りに変えて行く「大変」の受け止め方ではなく、
「大変」だけど、それ一緒にせおっていこうねー!と、なんでも言っていく方が、少なくとも「大変」を請け負う両者や家族の気持ちは変わるんじゃないかな、と思います。
そんな綺麗にはいかないのも分かりますが、
ホントはもっとおおらかでもいいのに、
細かくしてるのは -
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はっきり言って
素晴らし過ぎる。
断片的なまま、
でも自分ですら自分の事もそんな程度の把握しかできていないのかもしれない。
あえて深掘りせず、
下手に冗長に詳細に描くよりも、
印象的。
パチンコのシーン、女学生たちの旅や手紙のシーンなんかは、小津作品を彷彿とさせる。
人の数だけロマンと思い出がある。
そして、当事者も誰も去ってしまっても、
その時間があった事は決して消えない。その時間は永遠に存在してる。
娘さんが、指のことを聞かないと決めるところ。素晴らしい。
市民ケーンかのよう。
指はさながら、薔薇のつぼみ。
1人の人を暴くことはできない。
人の主観は -
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星5
美津子の歪みは確実に継がれている。
虐待の遺産。
幼少期、子どもの頃の体験は人格形成に影響する。
(でもこの言い方、被害者ばかりがあまりに不公平過ぎて事実だとしても大嫌いだ)
(かつての被害者、が、大人になり、加害者になるなんて、救いがなさ過ぎて)
(影響しても、人によっては、最後のセリフ「うそだよ」まで乗り越えてる人もいる。と、信じたい)(本当に負の輪廻から抜け出た人もいると信じたい)
虐待やDV、特に密室でのパワーバランスを利用した卑怯な所業。すべて、恥を知れ。
用務員さんにバレた時の詭弁や開き直りこそが美津子の本性。
いくら追い込まれていたとしても、
子供を -
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率直に書きます
最初絵柄が古いなと思いつつも、広告で興味を持ち無料試し読みで旦那にイライラしながらも見事にハマって一気に全巻読破。
購入したので率直な感想です。
ところどころダサすぎて爆笑してしまいました。
序盤のファッションセンスがない真琴の酷さも凄いですが、前半ハイライトのキモノウェディングドレスショーの真琴のドレスは半端じゃないです。マジで目ん玉ひん剥きました。
なんと言っても一番笑えたのは、◯ッセンの撮影でサングラスとブレスレットを同時に見せる、「クイッ」ですね。
マジで久しぶりに死ぬほど笑いました。
これから先ちょっとくらいの哀しみもあれで乗り越えられると思います。ありがとうござ -
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社会がどう受け取るか
前にも書いている人が居るが、二部構成の二部からの視点や作者あとがきを見て、社会へのメッセージが明らかですね。
真面目なのに、思いもよらぬ事や本人の責任ではない事(リストラや持病、離婚)、そして本人が周りに頼る性質でなく、またあまり他者と関わりが深くなければ、一気に「普通」からこぼれ落ちてしまう。誰でも。本人に重大な過失がなくても命に直結する。
もしかしたら過去に実際にあったのかもしれない。誰にも知られる事もなく。
もちろん、行政へ頼る事は本人がまず助けを求めて声をあげなければ分かりようもないですが、
声を上げてもなお失われる命もある。役所に追い返されてそのまま餓死をしてしまったケースな -
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重なる
ウチも一般より父が飲み過ぎる方だった。
朝起きると冷蔵庫の前に時折、吐瀉物。平日は毎日飲むから寝た後にしか帰宅しない、わたしの登校時間はまだ寝ていて、週末は昼過ぎまで寝ているし、起きてもほぼ会話などした事はなかった。お互いに話す事はなかった。
父が酔って帰宅し、何か温めようとしたらしく、そのまま火が消え、ガスだけ漏れ、
明け方まだ小学生だった弟がトイレに起きて気づき、兄弟で急いで家中の窓を開けた事もあった。そんな中も、父は食台で突っ伏して寝たまま。その日何故かたまたま母はおらず実家に行っていた。思い返せば母が実家に一人で泊まったなんてあれっきりだったかもしれない。
ガス漏れ未遂事件はも -
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すごく好き
「物語る」「見る」ということのちから。
名越は最後まで己にしか興味がなく(でも、みんな結局そうだと思う。それをどこかで手打ちにして折り合いをつけて生きているんだと思う)、
全てが嘘に囲まれた反動で、一切の嘘や折り合いをつける事が出来なくなり、
人とコミットしても、結局全てに「本当の自分」を求め、俺は何故?俺は何?という自意識への執着に囚われた。見えるもの全てに己がうつるのは当然な流れだと思う。
途中の、虚言癖をやめ(ざるをえなかっ)た辺りは重要な分岐点だったように感じる。
一旦嘘で固められた豪華な自分をやめ、中途半端な場所に居ながら落ち切ることもできない。嘘で固められた自分をやめ -
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凄く面白い。
実際年いってからああいうハマり方したら大変だよね…(現実だと事件案件になりかねない)
結局自分を立て直すには、振り回されない自分しかないのよね。。真逆のタイプだろうが優しかろうが、そもそも外に期待しちゃう事が苦しみのもとになっちゃう。芯となる自分を立て直して外に期待?しない事が、実は一番近道で、そうやってブレない自分が、孤独や傷を共に乗り換えた自分自身が、一番自分の味方になってくれて寄り添ってくれる…
だけど、それでも人の優しさは確かに力にもなるもんね。。頼りたくなるね。。
そして、身体の相性が合ってしまうと離れにくい…理屈じゃない…><
凪ちゃん心配す><
でも、コ -
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おもしろい
難しい言葉でなく鈴木さんの言葉で、わかりやすく、そして身の丈以上の表現はせず書いていて、クズの誠実さを感じました。変に結論めいたこと言わないのも、ほんとに誠実だと思ってます。
すごく、おもしろかったです。
印象に残ってるポイントは、人間は、感情。という主張。これは心底同意します。セールスでもビジネスでも礼を欠く人、信頼できない人は成功できないと思いますが、根底は、人間は結局感情のいきものなんだと思ってます。
バラエティは台本があったとしても間、テンポ、声の大きさ、相手との流れ、空気、アドリブ、そのアドリブが流れに即しているか、もしくはそのアドリブからがらりと流れが変わって更に爆発しても共 -
ネタバレ 購入済み
それぞれの人にそれぞれの理があるとはいえ、
優しくないひとにだけは、なりたくない。
(優しくない人は、自分が優しくないことに気づかず自身を優しいと信じて疑わず、そしてそんな人ほど、いい人顔やサバサバものわかりのいい顔をアピールしている)
法律をやぶってなくても、ひとをめちゃくちゃに切り裂いてきた人たちは、世の中にくさるほどいる。
特定の誰かとつるむときだけ性格が変わるひと、昨日までと態度が変わるひと、
心ない言葉。
他人は混乱のもと。
普通にならなきゃ、と自分を追い込むほど、普通になれずギクシャクしてしまう。
それよりも、自分らしくいれるほうが、自然にいられるはずなのに、悪