ブーゲンビリアさんのレビュー一覧

ほんのり

「あわい」 両方の意味がしっとり伝わってきます。
BL未満のお話。でも「これからのふたり」を切実に
願う必要もないというか。
そんなところも淡くて素敵なお話です。

真実

男同志の恋愛の真実が描かれているのかもしれない。
甘いだけでなく、抱えたものの重さとともに生きていかなくてはいけない二人。
ハッピーエンドながら、どこか陰鬱な空気のある作品がそう感じさせるのか。
確かに「未来」の選択肢は確かに狭いかもしれないけれど、満たされる思いがあれば光が射すのだろう思った。メンタルが強めのときに読むことをおすすめ。でも読後は、じんわりと幸せな気持ちになる。

優しい

作者さんの描かれる人物はいつも、優しく温かく、弱さを隠す鎧をつけたような強さがあると思う。応援したくなる。「ジェンダーらしさ」に囚われ、傷つけ傷つけられ、鎧をまとったふたり。「かわいい」から対極の硬派な自分を演じてきた柏木さんが、もっと生きやすく変わっていくのをこれからも応援したい。続編＆森くんのスピンオフ希望。

ピュア

ひじき先生を知るきっかけとなった話。以来大ファンです。外見のせいで心に深く傷を負った青年と一見いい加減に見られがちだけど、心と体に深い傷を抱えた男。傷の舐め合いでなく、支え合い愛しあうお話です。何度も読み返しています。

前世の記憶

惹き込まれる話。前世の記憶に自身が乗っ取られ?(自分の語彙力のなさが恨めしい)、今世の自分を失いかける。実際に起きてしまいそうなほど自然な展開でした。やはり思いの強さは生きる強さなのだろうと思います。世代を経て結ばれる愛にこれからも幸あれ。

超訳

タイトル通りの超訳だが、とてもわかり易い。作品ごとの解説もとても良かった。ざっとあらすじをさらうには最適の一冊。現代文の授業が苦手な中高生にもオススメ。文豪ストレイドッグスが好きな人には、さらに親しみやすいのではないかと思う。

上品な

作家さんの作品はどれもハズレがない。イラストを書かれている作品も含め、本当にオススメです。この作品は、言葉が綺麗。昭和20年代の設定でしょうか。もう少し後なのかもしれませんね。戦後の復興とともに、再び小説を楽しみ始めた頃。最後の猫視点が大好きでした。

可愛い二人

言葉で伝えるのは難しいけれど、大切ですね。生活が一緒になっていると、特に伝えないものだし。爽やかハイスペが、お家では真逆…何処かで読んだことのある設定だなと思いつつ、しっかり引き込まれました。万さん最高!これからの二人のモダモダとヨウちゃんの成功を楽しみにしています。

キレイ

他の方のコメントにありますが、いいコばっかりで癒やされます。でも、最近の高校生って、、と思ってしまいかなり困惑😖これからの二人にも末永く幸あれ。

今も昔も。。

面白い　超訳だからこその楽しみ、おかしみが溢れた一冊。万葉の時代から、いやもっとずっと前から、ヒトは変わらないのだなと。これなら、古典に興味のない生徒達も楽しめそうだけど、授業にも受験にも取り上げられないだろうことが残念。

古典の楽しさを実感

古典＝苦手　こんなイメージしか持てない人にこそ手にとって欲しい。現役中高生はもちろん、あと10点欲しいと思っている切羽詰まった受験生にも、ちょっとした雑談が苦手な大人達にも、読み方次第で　身になる　一冊だと思います。

吸い込まれそう

目がきれい。思いは通じたけれど、家族とのこと、将来、友人、これから乗り越えていく壁は多そう。成長していく二人を応援したいので、続編希望です。冬知らずの花にこめている思いが伝わり難かった。お母さんへの贖罪なのか。これからの季節への思いなのか。自分の読解力の低さを反省。

穏やかな日常

甘い二人。結ばれて、でも高校生にしては?高校生だから?エチ度高い。好きな人ができると、雰囲気や仕草は変わるんでしょうね。これからの二人にもまた会いたいです。

共振とは

試し読みをして購入へ。レビューは試し読みに間違って書いてしまったのですが、本当にオススメの作品です。人間にはわからない周波数で会話するクジラたち。その中でどの個体とも疎通できない５２ヘルツのクジラのお話が大好きで、オマージュなのかと思ったのですが、そうではないのかな。そのお話を読んだことのない方でも充分心に届くお話です。疲れた心にじんわりと響くので、これから何度も読み返すと思います。

５２ヘルツのクジラ

だれとも共振できない、だれともわかり合えない、そんな生き方を続けられるほど、望み続けられるほど強い人はいるのでしょうか。５２ヘルツのクジラのお話は大好きで、でもその本を知らない人でも十分わかるお話です。心情を丁寧に繊細に綴る作者さんの素敵な作品にまた出会えたことに感謝です。心の疲れたときに何度も読み返したいです。

すれ違いカップル

作者さん買いでしたが、読んで良かった。ビジネスカップル?いえいえ甘々二組のお話でした。好きだから不安になることを分かち合える、応援してもらえる、現実でもこれ程嬉しいことはないでしょう。多様性が声高に叫ばれる中にあっても、やはり不安は消せないもの。末永くお幸せに。続編読みたいです。

幸せの形

ウノハナ先生の作品、とても好きです。自分に自身が持てず、控えめな性格ながら努力を惜しまない。そんな受けとは対照的な明るく華やかな攻め。二人の心が寄り添っていく様子にキュンキュンします。そして、受けが長年片思いだった友人。彼が今後どうなっていくのだろう。本気の幸せを見つけられるのかな。続編かスピンオフで、彼の今後も知りたいです。また、仕事で自立した二人にも会いたいです。

ギャップが最高

SATシリーズ、まだ続いて欲しい。他のシリーズも大好きですが、この臨場感は他にはないと思います。いつも映画のようにシーンが浮かびます。今回もなんというか。壮絶でした。満足度高すぎてため息しか出ません。もちろん壮絶な現場にも、こんな人間模様が…と、こちらも大満足でした。初々しい二人の後日談、寮の面々、続きが読みたいです。

じんわり

日常が少し変わって、愛しさも再認識して。春へと向かう季節とともに、二人の毎日も続いていく。陽射しのように暖かな、温かな二人に出逢えて幸せでした。でも、日常が戻ると、やっぱりその嬉しさはじんわり感じない。それがまた、嬉しく、微笑ましい。

誰かと囲む食卓

何度も読み返したくなる作品です。血縁者との辛い別れと過去のせいで、人とご飯を食べることが苦手になってしまった優しい人。つらい過去を恨むのでもなく、ただひとり抱えて生きていた。そんな中で出会った、ある思いを抱える大学生。お互いに求め、救われ、絆がうまれていく物語。大学生の弟クンとパパさんも最高です。自分の中の寂しさを分け合える存在に出会えて良かった。たくさんの人の心に届く作品だと思います。

ショートストーリー

予想はしていたけれど、切ない。短いストーリーで想像の余白がある分、明るさが切なさを際立たせ、全く物足りなさを感じなかった。

最後までハラハラ

ＢＬというよりサスペンスを読んでいるようでした。ちょっとした衝突から仲良くなった幼なじみ二組の高校生四人。不可解で不幸な事故で、残された三人の人生に大きな影が落ちたまま時は過ぎて、大人になり同窓会で再会し、誰も口にしてこなかったあの事故についてそれぞれが語り始めます。三人それぞれの視点で構成された章立てで、事故の真相はなかなか明らかになりません。高校時代のきらきらした思い出が瑞々しく描かれるほどに、謎は深まっていくようで。甘さもサスペンス要素も少しずつ物足りない気はしましたが、面白かったです。犯人？以外がどうなったのかも気になります。

本当の優しさ

結婚して、愛息の「ひろ」を大切に育てている愛と奈央。この世界が本当に実現したら、私はどう接するだろう。男性同士が子どもを育て、家族として生活することを、私もやはり過剰に応援してしまうかもしれないと思いました。「褒められすぎると違和感がある」「普通って何」本当に胸に刺さる言葉でした。ＢＬというだけでなく、万事に共通して、はっとさせられることが多くありました。自己肯定感を育むことは、一朝一夕ではできないこと。間違いながらも、向き合い、丁寧に進んでいく二人の姿に勇気をたくさんもらいました。ひろ…泣くとわかって、あの作文…大物になること間違いなし！もっと成長したひろと円熟？した愛＆奈央に会えることを楽...続きを読むしみにしています。

癒やし癒やされ育んでいく

自分の本心と向き合うこと、誰かに甘えること、自分を認めてもらうこと。どれもとても勇気のいることで、大人になればなるほど、それは難しいことです。両親と姉夫婦を事故で失い、残された甥っ子と海辺の街で新しく生活することになった勇一。甘えることができず、小さな胸にたくさんの後悔と悲しさを閉じ込めている歩。そんな二人を見ながら、幼い頃の自分を重ね、愛されることにも愛することにも不器用になってしまった陵。元ホストで人を傷つけることでしか自分を保てなくなって、そんな自分が苦しくてたまらない陵を、温かくじんわり溶かしていく勇一。勇一を好きになることで、歩から勇一を奪ってしまうと恐れ、陵が二人のそばからいなくな...続きを読むる決意をする場面には、胸が締め付けられます。…陵の独占欲全開も卵焼きもたくさんのお惣菜もごちそうさまでした。

癒やされました

かわいい。かわいすぎる。ほっこりがすぎます。短いお話ですが、大満足でした。天使ちゅんたが眩し過ぎる。高人さんの柔らかい笑顔が尊すぎる。読めてよかった。

温かい世界

障碍を持つ家族や恋人を取り巻く環境は、想像以上に繊細なのでしょう。うわべだけの共感や憐憫は、障碍を持つ人々を傷つけることだと気付かされました。自分がいることで大切な人を傷つけてしまうかもしれないということはどれほど恐ろしいことなのか。でも、強い愛と温かい世界が二人を包んでくれてよかった、これからの二人がすっと温かいものでありますように。

よかった～

美しい物語。繊細で臆病な２人を応援せずにいられません。幸せなため息が出るような爽やかな読後感です。心にフタをしたピアニストと自分の心にフィルターをかけた花屋でアルバイトをする大学生。アフターストーリーも、ショートストーリーもどちらも最高。何度も読み返したくなると思います。好きな作家さんが増えました。映像化されたものが観たくなります。

幸せオーラ。

うまくいかないときほど卑屈になるのも、ネガティブオーラ全開で被害妄想に浸るのも、自己完結してしまいがち。
誰にでも弱さや苦手意識があることに目が向けられたことで、まーくんさんの世界が広がったのかなあ。人との出会いって大事。と感じました。好きだった前作の二人もたくさん登場したし、皆幸せになったし、心がぽわんと、温かくなりました。
前作未読の方にも充分楽しめると思います。
ここに登場する作品たちがすっごく読んでみたいです！

甘々、幸せ。

たくさんの辛い思いや冷たい言動にも負けず、強く優しく生きてきたなおとさん。回を重ねるたびに絆も愛情も強くなっていく葉月くん。雪ばあばもステキすぎる。しずくちゃん最高。みなと愛らしすぎる。周囲と、依存ではなく信頼でつながっているなおとさんだからこそ今があるんだなと。悪人が誰も出てこない今回のお話は、とっても幸せな気持ちになりました。ありがとうございます。りんちゃんに幸あれ！
続きを楽しみにしています。

初めて経験するＢＬストーリー

どことなく不安の付き纏う、陰の濃いストーリー。幸せをシンプルに享受出来ない、胸騒ぎが全体を覆うような、かといって陰鬱過ぎない。心がざわざわします。下巻も読んでから再読すると、日常全てが伏線になっていて。他の方々も書かれていますが、上下巻一気読みをおすすめします。そして表紙チェック後の再読を是非。心のエネルギーがかなり消耗されますが、何度も読みたくなります。

しんどい…

心がえぐられるような展開。じわじわと真実に近づきながら、気付きながら、目を背けようと必死になることで幸せを保とうとする福太と、真実を突き付けることで周りに愛され続けて欲しいと願い、福太の幸せを望む葵兄ちゃん。どちらの思いも辛すぎて、しんどすぎて。最後の展開はどんな理由があっても、福太は許されるべきではない。失った福太の心が戻った先があの結果なのか。しんどい。

読んで良かった

ひつじの鍵のスピンオフだとレビューにあり、そちらが未読だったのと、『long hello』にも載っていなかったので、気になりながらもそのまま読まずにいました。が、読んで良かった。『ひつじ〜』より好き。年の差とか色々気になり素直になれないのはよくあるパターンながら、本当に心から幸せを願いたい二人でした。和楽さんの手腕も相俟って、群はすごく有名になるのかな～、すれ違いも起きるかな～、と、二人の後日談も熱望です。その時は、羊と一色さんも登場してほしい。習作何番になっているのでしょう。。

陽だまりのようなほっこり

もだもだが可愛すぎます。キュンキュンしました。結構ハードな環境なのに、空気があたたかすぎる。背中を押してくれる友達にも感謝ですね。ラブラブな日常になるのか、まだまだガマンガマンの日々が続くのか…ふたりのその後を想像するだけで幸せになります。タイトルの通り、一日中思いやりの尽きない二人に幸あれ。

気になる～

え？？終わり？？が本当の感想。だから−☆。あとがきにありますが、担当さんのおっしゃるとおり。まだエピローグなんだと思いたい。自分の気持ちに向き合うのは勇気のいることですね。ゼロから始まるその先に、どんな展開があるのだろう。その後の三人に期待しています。

甘々な二人

不遜極まれりな態度、相変わらずの北嶋節。登サンもなんだかんだいいながら、応援してくれている辺りがいい人です。きっと北嶋節に呆れながらも憎みきれない人なのでしょうね。牧田さんに甘やかされる乙女北嶋とのギャップがむず痒い。もっとたくさん二人のエピソードを期待しています。

最高です！

この二人にまた会えて嬉しいです。大好きな木下先生の手にかかると、キュン度が半端ないです。良太郎さんには報告したのかな。二人の幸せを見守り続けてくれていることと思うけれど、彼の幸せも心から願っています。

臆病者の恋愛

明るくて素直な大学生と臆病で自信のない店主のお話。ゲイである自分に罪悪感を感じて、過去の恋愛でも辛い経験をしているから一歩が踏み出せず。固まってしまった心を溶かすように一心に向き合ってくる大学生に、一時は幸せを感じるけれど、夏の間の期間限定だからと、また自分にブレーキをかけてしまう。焦れったい心の揺れが切ない。二人の幸せを見守りたいです。家族も友達も温かい。

想いをこめた手料理

誰かのために、丁寧にまっすぐな心をこめて料理する。その料理を、一人で食べるより二人で食べるおいしさに気付きながら恋が育まれていくお話。臆病でどこか一歩引いた感じの攻めと明るく素直で生真面目な受け。温かい周りの人たち。きっとこれからも気遣って遠慮したり、すれ違うこともありながら二人で過ごしていくのでしょう。濱崎君にも幸せになってほしいので、スピンオフ＋続編を読みたいです。方言や風景も懐かしくて最高でした。

切ない

せっかく殻から出られたと思ったのに、『苑』の中に新しい種が見つかったと思ったのに。明のない場所では新しい種は育たないのかな。これが二人の未来なら切ないけれど、強く生きていてくれそう。『ラブ』へ直行します。

お幸せに

いつもながら、一穂ミチ先生のお話に出てくる人物たちの名前には感動します。自分を殻で護り、狭い場所から決して出ないように生きている受けと人望や様々なものに恵まれ、明かりを内側から放ち続けるような攻め。幼なじみの二人の未来が柔らかいものでありますように。幸せを願わずにいられない。城戸さんと小山さんがいて良かった!

もっと早く読めばよかった

一穂ミチ先生の作品は、どれも大好きな作品ばかりなのですが、これを後回しにしていたなんて。「さみしさ」なのがまた…しっくりきます。寂しい世界に漂う淋しいひと。独りぼっち。めぐり逢い。縁。繋がり。これからは明るく暖かく整理整頓された互いの居場所と、温かく少し塩辛い食事、甘々な絆に包まれていくのでしょうね。この作品の世界観が伝えきれない自分にがっかりしますが、本当に読んで良かった。

ジェットコースターみたい

ゆるふわな始まりだったので、寝る前に少しだけと読み始めたら、ジェットコースターみたいな展開に、最後まで一気読み。でももう少し、感情移入できる余地が欲しかったので−1✩。それぞれが悩みながら、暗く重くなりすぎなくて良かった。こんな未来がすぐそこにありそうな、手の届きそうなファンタジーでした。この作品の未来はきっと明るく紡がれていくこと間違いなし。スピンオフ、読みたいです。

ニコニコ〜

いや、ニヤニヤがとまりませんでした。先輩、実はヒナのこと本当に大好きでたまらないんですね。口は悪いけど。ヒナちゃんの挙動がかわいくて、たまらないんだろうな。この作品に出てくる『美人店長』堀さんは、温かく穏やかにヒナ✕先輩を見守る…先輩のヤキモチ対象のいいお兄さん的立場。彼の心の内と葛藤を描いた『眠り王子にキスを』を読んだ後だったから余計にじんわり。最後のSSも二人が幸せそうで、よかったです。

爽やか

ちょっと重い感情を背負った受け。自然と温かな環境の中で浄化されていき、初恋の相手ともう一度恋に落ちていく様子を応援せずにはいられない。大好きなお話でした。無骨で一途な攻め。待ち遠しかった再会は、互いのすれ違いこそあれ、必然。ふたりの性格も周りにも、自然にも、癒やされると同時に考えさせられる部分もあり。美しい心が美しい自然を守り、その美しさに人はまた救われるんだろうなと。二人のその後、ずっと応援したいし、最高に爽やかな気持ちになった！

きれい

全体を包むきれいな自然。風景。それと相対するような喪失感。そんな世界で少年から大人になる多感な時期に、こんなに深く相手を愛せるなんて。気持ちを伝える方法はまだまだ未熟な二人だけど、きっと誰より深く清らかな愛情を互いに注ぎ続けるのでしょうね。子どもだから、環境に大きく左右されるのは仕方ない…それもわかっているからこそのもどかしさ。乗り越えて、大人になった二人にまた会いたいです。

雪解け水のように澄んでいる

一穂ミチ先生の作品は好きで色々と読んでいくうちに、いつも高評価で紹介されていてすごく気になっていました。読んでよかった。続編も全ておすすめです。出会いが印象的。子ども以上大人未満の多感な時期の高校生と抱えるものの大きさに潰れそうになっている大人。お互いに凍った心を温めあって、雪解けを迎えていくようなお話でした。作中に出てくる本もとってもいいアクセント。思わず読み返しました。

読後感、最高です

昂大くん、ステキ。幸せになってくれて本当に良かった。環境が人格を形成するのだろうけれど、よく擦れずに頑張ってきたんだな～。強い人ってこういう人を指すんでしょうね。えんちゃん、実は色々悩んでたんじゃないかな。一緒にいたい思いは、えんちゃんのほうが強かったんですね。意気地なし(笑)。ふたりの周りにも素敵な人がたくさん！父もすずちゃんも八代母ちゃんも。読後感、最高です。

続編待っていました

大人の恋。甘いです。好きで好きでたまらない二人でも、すれ違いは起きるもの。お互いに恋愛や結婚を経ているからこそ気付けたんですね。良かったーー。これからも末永くラブなお二人でありますように。

スピンオフ

『雪よ林檎の香のごとく』が大好きで、嵐さんも素敵だったからと手に取りました。栫さんはやっぱり苦手。読んでいて辛くなりました。〔好き〕って色々あるんだな。と。嵐さんにいつか、元のような笑顔が戻ることを願わずにいられないです。

重い…けれど、救いもある

あとがきに『黒成分多め』とあるように、攻めも受けも抱えているものが重すぎて、しんどくなります。読んでいて、息継ぎを忘れて苦しくなるような。でも、出逢えて良かったふたりだなと、応援したくなるような。苦しかった先に見える光がふたりにとって、もう曇ることのないように願うばかりです。程よい距離感の地域の住人たちも、ふたりにとって安らぎになりますように。おじいちゃんになっても縁側で西瓜の種飛ばししていて欲しいです。明日がお休みという日に読まれることをお勧めします。。