とても、とても良かった。
今年もちるちるBLアワードの結果が発表されましたね…!最近はもう作家さん買いしかできていなくて、新規はちるちるアワードから前年の作品をチェック→ためしよみ→購入の流れになりつつあります。おすすめに投票してくださる皆様ほんとうにありがとうございます…(冒険しろ腐女子)
唯
...続きを読む一無二で大切だからこそ、'終わりのある'「恋愛」関係になりたくない航と、何よりも彼を愛しているからこそずっと側にいたいと願う湊…就職を機に'同居'を解消したかれらが、離れていたなかで互いの気持ちを自覚し、'同棲'するまでの過程を丹念に描いた本作…!
志摩くん(スキップとローファー)も思い悩む恋人<友達問題、これは…同性の壁問題を乗り越えた我々(?)の前に新たに提示されたプロブレム…(???)友達とヤれるか?!問題(?)とかとは何か違うんですよね…何か…(何の話?)
湊が航の恋愛感をレンズフィルターとして、自分の中に落とし込んでいく描写がとても良い。フィルター、濾過、強めたり弱めたりもする…なるほど…
ただグラデーションなだけなのに、区別できるようなものではきっとないはずなのに、なんだか気持ちが切り替わってしまった気がして、、航が思い悩む姿に共感。でもそう感じている航だからこそ、「うん」と快諾して笑う顔はもう…本当に幸せそうで、彼の中で何かが切り替わり、そしてやわらかく変化したことを感じて。でも彼らしく、それまで押さえていた色を出してくるあたりが!あの!これだからBLは…良い…(ラプュタを再生してください)
名付けもとても良くて、変化をおそれながらもそれを受け入れていく彼を航、凪いでいるようで感情的な、関係を決して離さないようにと行動する彼を湊…お互いがお互いを補い合っているかれらが、波を、海風を受けながら気持ちを確かめ合い、手を繋ぎあうラストは本当に良かったです。
きっとこれからもっとどんどん、素敵な作品が増えてくる…やっぱり本屋さんには月に最低一回はいかなくちゃ〜♫