感情タグBEST3
確かにBL漫画なんですけど、まるで文学小説を読んだかのような読後感でした。
早寝電灯さんの作品は考えさせられるものが多いですね。読み返すことで新たな発見が得られるので、ぜひ読み返してみて欲しいです!
未読の方に簡単に説明すると「前世」で途切れてしまった〝彼らの物語〟を再び現代で〝彼ら〟が紡ぎ...続きを読む出す...といったお話です。「前世」の〝彼ら〟と現代の〝彼ら〟は確かに別人なんですけどね。もう一度巡りあえてよかった。
切なさもありますが、ハッピーエンドなので安心して読めます!
東洋人だからか、それとも無意識に仏教的発想が精神に染み込んでいるのかわからないが、
生まれ変わりとか前世とか、すんなり受け入れてしまう自分がいる。
昔聞いた流行歌で、「生まれ変わって、君がどんな姿に変わっていても、
僕はきっとまた君を見つけられる」ってのがあったな。
ふたりはお互いを見つけら...続きを読むれたんだろう。切ない。でも幸せ。羨ましい。
えっちシーンは要らないと思ったけど、BL漫画だからしょうがないかというのもあるし、
それが二人の前世で結実しなかった思いの結果だったとして納得することにしよう。
そうそう、別れるときはきちんと「さよなら」を言わないといけない。
二人の場合、「さよなら」の挨拶「また明日」は「また会おう」という意味だったけど、
良くも悪くも「さよなら」を言ってもらえないと、次の一歩が踏み出せない。
見失ったものを探すことが許されたのか許されないのかわからなくて、
その場に心が取り残されてしまうんだよ。
「また明日」、ううん、これからはずっと一緒。
もう別れないから「さよなら」は要らない。
映像化して欲しいです。
例えば岩井俊二さん、とか。
静謐な世界感に、気持ちが一気に持っていかれます。何なのでしょうか。絵とストーリー、バランスが良く、漫画としての破綻がどこにも感じられません。
素晴らしい作者様です。ありがとうございます。
今作は、幕間の紙飛行機が水先案内人のよう...続きを読むに、浮上したり着床したり、それが読む側の気持ちへの思い遣りのように感じられ、やはりじんわり来ました。
他の作品も、頂きます。
惹き込まれる話。前世の記憶に自身が乗っ取られ?(自分の語彙力のなさが恨めしい)、今世の自分を失いかける。実際に起きてしまいそうなほど自然な展開でした。やはり思いの強さは生きる強さなのだろうと思います。世代を経て結ばれる愛にこれからも幸あれ。
引き込まれてしまいました。感じの良い2人の青年、共に教師。なぜか懐かしくなる小説に心が囚われ、その作者が同僚だと知る。まるで前世からの知り合いのようにお互いの波長が合う。何だか不思議な優しさに包まれた作品です。集英社のBLなんですね。
先生の作品はちょっと難解なんですよね〜。初見一読では分からない事の方が多くて。でも、何度か読み返して理解するとものすごく深い話で癖になります。なので、お試しだけで止めるのはもったいないです。お試しは、絵の好みをはかるくらいの参考にしたほうがいいです。
このお話も、タイムリープのようでそうではなくて...続きを読む、魂の入れ替わりのようでそうではなくて。
過去の2人の結末を曖昧にしてくれたのはよかったです。やっぱり辛いから。今世の2人は子孫ではなく、魂を受け継いだ人たちと考えるべきでしょうね。石丸くんは子孫。理解して、誰かと語り合いたい作品です。
ファンタジーの軽い転生もの以外、転生ものはあまり読んだことが無かったのですが、雰囲気に惹かれ購入。
自己のゆらぎ、転生前の記憶の思い出し方など、不自然なところがない繊細な描写が多く、大切に大切にしたいお話でした。
この作者さんの作品はもう1つ持っていますが、どちらも切なく優しく、読後温かい気持ちにな...続きを読むる良い作品でした。
早寝電灯先生らしいというか、ノスタルジックな不思議なお話でした。
映画にでもなりそうな雰囲気のあるストーリー。前世の記憶を思い出してしまう2人の教師と繋がっている現在。
早寝電灯先生って癖になる作家さんだなー。
学校の先生同士のお話。
表題作のみです。
BLはBLなんだけど、キレイなお話でした。
2人の前世の記憶が蘇って、っていう話なんですが、すごく切なくて泣けました。
読後、暖かくなるお話でした。
シンプルに面白いです。暖かみのある絵柄とちょっと不思議な設定がとてもあっています。上質な小説を読んでいるような気分になります。
早寝電灯先生の作品は、独特な世界観があって絵の雰囲気もすごく合ってて、とても好きな作家さんです!他の作品に比べてセリフというか字が多いけど、ストーリーよかった〜
感動系のマンガを探しててこの作者さんの所にたどりつきました。
前世が関わってくるストーリーで単純に思い出してくっつくとか思っていたけどもっと深かった!思い返すと色んな所に伏線が張り巡らされててすごい!
春になったらの所で泣いてしまいましたよ…
読めて良かったと思えた作品でした!
ファンタジーですが、しっかりしていて違和感なく読めました。フィクションだと分かっているのに、ちょっとぞわっとしたり、話しの構成がとても上手です。
Posted by ブクログ 2017年12月01日
良かった。前世ものだけど、過去の彼らと今を生きる自分たちが別々の人間だというのを、雰囲気に流さずしっかりと描いてあった。その上で、主人公たちが今の相手に少しずつ惹かれていく描写がちゃんとあって、無理なく話に没頭させられた。前世での彼らの最期を、はっきり描かず匂わせているところも良い。あくまでも主人公...続きを読むは今の彼らだと。
ドラマチックな題材に対して、地に足がついた作風。それでも訴えかけるシーンの素晴らしさ。この後も楽しみな作家さんだ。
単純な「前世で密かに想い合っていた」という話ではなくて、大切なメッセージを持ちつつ前世をうまく組み込んであるお話でした。
柔らかな画と穏やかな現世での話にやや重い前世が交錯して、また穏やかな日常に戻っていく過程がすごく良かったです。
長すぎず短すぎず全体的なテンポもすごく好みで、最後の卒業式のとこ...続きを読むろの生徒とのやりとりやゆったりとした空気感が良かったです。
あと話と話の合間に描かれたものも出てきて、こういう装丁?もすごく好きです。
1週間ほど前に投稿されたレビューにすごく共感できて、後から何かを書いたところで蛇足かと思いましたが、レビューの数が増えることで早寝電灯さんの新しい作品に出会えたらと願って書きました。
Posted by ブクログ 2017年10月27日
転生BL
最近、泣けるモノ読みたいな〜と思っていましたので、購入。
前作の「半壊の花」にて稲穂の道を読んだ際、早寝電灯さんは暖かみと涙を誘うような物語が上手で、素晴らしいなと思っていました。
今回は、それが前面に出ており、表題作で一冊でしたので、話も丁寧且つ素晴らしいものでした。
生徒との話も...続きを読む綺麗に描かれており、加古さんが可愛かったなぁと思いました。
転生モノは難しい話のも多いのですが、早寝電灯さんの描くこのストーリーは、さっぱりというわけでもないのにわかりやすくて読みやすかったです。
途中、反転(読むとわかります)するシーンでも、主人公の心情を交えながらも、春沖くんと八尋先生の心情、変化を写していて、見ていてドキドキしました。
後日談では、互いの呼び方や話し方が変わっていて、互いに理解しあい、共生しあうというのが読み取れて、ほんわかと暖かくなりました。
シリアスも交えながら、人のあたたかさ、運命を描いていて、読み終えた後も「あ〜よかった…」と余韻が残りました。
(読み終わったら、ぜひ表紙と表紙裏の絵を見比べてほしいです^_^)
この本で、本格的に早寝電灯さんの本を買い続けよう!!!!と思いました。
こちらも作者さんらしい作風だなと思うと同時にあれ?なんか絵が…?というかいつもより入り込みにくいな〜と思ったら四年も前の作品でした。初めてがsee you later,mermaid で、特に意識したわけではないのですが新しいものから購入していたようで、比べると話の引き込み方や人物の絵とか空気感とか...続きを読むめっちゃ進化してるな!って感じました。なので少し物足りなさがあったんだなと思います。でもお話の構成は面白かったです。
転生にこんな解釈があったとは…作者様の発想が素晴らしいです。台詞と雰囲気を噛みしめながらゆったり読める作風が癖になりすっかり作家買いするようになってしまいました。丸々表題作です。
他にも数作持ってますが修正が黒線だったのが意外でした…。
切ないような、悲しいような不思議な雰囲気で、ちょっと理解するの難しかったけど、優しいお話でした。続きも読みたいです。
前世物は初めてだったので、難しいところがあるかと思いきや、二人の気持ちの揺らぎや感情の復帰が丁寧にかかれたストーリーです、引き込まれて行きました。ハピエンですが、この先の二人も見てみたいです。
試し読み増量版だけしか読んでいないけれども、独特の世界観だなって思いました。試し読み増量版だけでは、まだあんまり恋と生きって感じではないです。
まだお試しで読んだだけですが、なんだか小説を読んでいるような、謎解きをしていくような内容です。とても興味深いし、面白いと思うのですが、ちょっと活字が多くて大変でした。